占い師・真木あかりのブログ

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2023年10月29日、牡牛座月食。ほんとうの豊かさを問い直す、今というタイミングにこそ。

2023年10月29日、おうし座で部分月食となります。日本では29日の4時34分頃から5時53分頃にかけて、月のはじっこが少し暗くなる様子がほぼ全国で見られるとのこと。ちょっぴり早起きして、月食と明けていく空の青を眺めてみるのもいいかもしれません。私の場合はその時間まで原稿を書き続けていたほうが確実ですが(やめなさい)日食と月食が起こるこの10月、とにかくずっと眠いんですよね。私にとって今回の月食は「健康」を司る場所で起こるので、もうこれは「いいから寝ろ」のサインなんだと思います。今まで、日食も月食もさほど影響を感じたことはなかったのですが、星回りがクリーンヒットしている感じもしますね。誰ですか「老化ではないのか」と思った人は。まあ郷ひろみの歌が「アチチアチ 吼えてるんだ 老化」と聞こえるくらいにはこの言葉にデリケートにはなっておりますが、そろそろ本題にもど老化。とにかく月食が起こるのです(強引なまとめ)。

 

月食については例によって例のごとくVogue様で書いておりますが、今回の月食は月全体が赤銅色に暗くなるタイプの皆既月食ではなく、一部だけが陰る部分月食です。

www.vogue.co.jp

月食は満月のスペシャル版で、満月が持つ「物事が一定のラインまで到達し、振り返りと調整を行うとき」という意味合いがより強調される形で現れます。満ちきった分、これまでとは異なる自分を受け入れる必要が出てくることもあります。

今回はおうし座で起こるということで、おうし座が持つ「豊かさ」というテーマ、たとえば物質、金銭、所有といったものを振り返り、調整を行う時期と言えるでしょう。すぐ近くにある木星は物事を大きく拡大させる、膨らませる意味合いを持つ星ですが、現在は逆行中。豊かさを巡る価値観を、いつもとは違った角度から再検討する人も多いでしょう。

満月のとき、月の真向かいには太陽が巡ります。今回はおうし座の月に対して、さそり座の太陽です。おうし座は「手に入らないことを恐れる星座」、さそり座は「失うことを恐れる星座」。そして太陽のすぐそばにはコミュニケーションの星・水星と、情熱の星・火星が輝いています。「たくさん持つこと」「失わないこと」ばかりが豊かさだった時代は、すでに終わりました。それは、「ちょうどいい持ち方」「ロスにならない手放し方」といったものに目が向けられている時代の流れにもフィットしているように思います。では現実問題として、自分はどのような「豊かさ」を望んでいるのだろうか。そんなところを、まわりの人とお話してみるのもいいかもしれません。特に、既婚の方は「パートナーと共有する資産のお話」が、あるいは既婚・未婚問わず相続に関するお話が、重要な意味を持つかもしれません。

同じおうし座には改革の星・天王星が滞在しているのですが、こちらも逆行しています。改革とはまた別の、変化球の方向転換があるとも読み取れます。

 

2023年は物価上昇に増税の話題と、日々買い物をするたびに、それこそ売り場の商品に手をのばすたびに生活におけるリアルな「お金」と向き合う毎日です。キレイゴトとしてではない「豊かさ」を考えるには、きっと満月では足りないと思うのは、星に判断を委ねすぎる見方でしょうか。月食だから良かった──今は、きっと。そんなふうに思う、月食前夜です。

どなたにとっても、よい月食となりますように。

 

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<近況>

2ヵ月前、繁忙期がスタートしたときは「10月の終わりになればだいぶ落ち着いているはず」という見通しを立てていたんですよね。で、今28日なんですけど。なんというか……どこを見ても落ち着きらしきものが見えて来ないんですよね。毎日ただ原稿を書くだけの日々だったのに、どこで道を誤ってしまったのでしょうか。俺たちの10月はこれからだ!