2025年1月14日朝、かに座で満月が起こります。2025年最初の満月……というか1月がもう半分終わったの!?!?!?!?!?!?と思ってしまいましたね。私はただ次々と迫りくる締切に必死になっていただけなのに……って私が愕然とするまでのここまでの流れ、おそらく「暴れん坊将軍」で上様が成敗するシーンと同じくらいの様式美ですね。おそらく毎年書いていそうですが、もう記憶がマツケンサンバです(意味不明)。
初手から飛ばしてしまいましたが(理性を)、正気に戻りますとかに座満月です。今回も、VOGUE様にて満月占いを書かせていただいていますので、ぜひご参考にしていただけたらと思います。
かに座の満月を含めて水の星座に5星が集まり、感情にフォーカスが当たりやすいタイミングであることを伺わせます。かに座の満月は家族や親友など”身内”と呼べる人に意識を向かわせ、誰を守り誰を身内とするか、または「もう努力はし尽くした」と意識を向けることを終わりにするか、といったことにスポットライトが当たりやすいのだろうと思います。一方、この満月のすぐそばには逆行中の火星があるのが印象的です。火星は「情熱と闘いの星」ですが、逆行中ということでその熱は内側にこもり、不完全燃焼に陥りやすいのです。自分にとってベストな「燃え方」を、試行錯誤するときでもあるでしょう。
満月によって物事が満ちていくなか、その心情というのはいささか、穏やかなことばかりではないのかもしれません。もう過ぎ去った出来事について「やっぱり、納得がいかない」などとおさめ難い感情が出てくることもあるかもしれません。時間を経たからこそ、正しく怒れることもあります。往生際が悪いのではありません、成長したからです。
でも、決してそんな、ぼうぼうに燃えるばかりの満月ではありません。この満月には、「自由と改革の星」と呼ばれる天王星と、「理想とイマジネーションの星」と呼ばれる海王星が、それぞれ「調停」という調和の角度を取っています。「満ちる」ものは不完全燃焼気味であったり、怒りの再燃を伴ったりするかもしれませんが、「現状を変えていく」「より高い理想に向かっていく」起爆剤とできたなら、それは結果的に良いきっかけにしていけると思うのです。時代の変化が、それを可能にしてくれたりもするのかもしれません。
ハッピーエンドは約束されたものでも、あるかどうかわからないあやふやなものでもありません。起こってしまった有象無象の出来事を「どうハッピーエンドにしていくか」こそが大事なのだと思います。今回の満月は6ハウスで起こることから、そうした「調整」もうまくいきやすいでしょう。そんなふうに、感じています。
どなたにとっても、良い満月となりますように。
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<近況>
春に出る本の執筆が大詰めのところに来ており、毎日がラオウのような気分で過ごしています。本当の意味で「一生使える本」を目指して書いています。また各種お知らせ、楽しみにお待ちいただけると幸いです。