占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2025年1月14日、蟹座満月。再燃もまた、未来に向かうエネルギーとなる。

2025年1月14日朝、かに座で満月が起こります。2025年最初の満月……というか1月がもう半分終わったの!?!?!?!?!?!?と思ってしまいましたね。私はただ次々と迫りくる締切に必死になっていただけなのに……って私が愕然とするまでのここまでの流れ、おそらく「暴れん坊将軍」で上様が成敗するシーンと同じくらいの様式美ですね。おそらく毎年書いていそうですが、もう記憶がマツケンサンバです(意味不明)。

初手から飛ばしてしまいましたが(理性を)、正気に戻りますとかに座満月です。今回も、VOGUE様にて満月占いを書かせていただいていますので、ぜひご参考にしていただけたらと思います。

www.vogue.co.jp

かに座の満月を含めて水の星座に5星が集まり、感情にフォーカスが当たりやすいタイミングであることを伺わせます。かに座の満月は家族や親友など”身内”と呼べる人に意識を向かわせ、誰を守り誰を身内とするか、または「もう努力はし尽くした」と意識を向けることを終わりにするか、といったことにスポットライトが当たりやすいのだろうと思います。一方、この満月のすぐそばには逆行中の火星があるのが印象的です。火星は「情熱と闘いの星」ですが、逆行中ということでその熱は内側にこもり、不完全燃焼に陥りやすいのです。自分にとってベストな「燃え方」を、試行錯誤するときでもあるでしょう。

満月によって物事が満ちていくなか、その心情というのはいささか、穏やかなことばかりではないのかもしれません。もう過ぎ去った出来事について「やっぱり、納得がいかない」などとおさめ難い感情が出てくることもあるかもしれません。時間を経たからこそ、正しく怒れることもあります。往生際が悪いのではありません、成長したからです。

でも、決してそんな、ぼうぼうに燃えるばかりの満月ではありません。この満月には、「自由と改革の星」と呼ばれる天王星と、「理想とイマジネーションの星」と呼ばれる海王星が、それぞれ「調停」という調和の角度を取っています。「満ちる」ものは不完全燃焼気味であったり、怒りの再燃を伴ったりするかもしれませんが、「現状を変えていく」「より高い理想に向かっていく」起爆剤とできたなら、それは結果的に良いきっかけにしていけると思うのです。時代の変化が、それを可能にしてくれたりもするのかもしれません。

ハッピーエンドは約束されたものでも、あるかどうかわからないあやふやなものでもありません。起こってしまった有象無象の出来事を「どうハッピーエンドにしていくか」こそが大事なのだと思います。今回の満月は6ハウスで起こることから、そうした「調整」もうまくいきやすいでしょう。そんなふうに、感じています。

どなたにとっても、良い満月となりますように。

 

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2025年上半期本、発売中です!

 

<近況>

春に出る本の執筆が大詰めのところに来ており、毎日がラオウのような気分で過ごしています。本当の意味で「一生使える本」を目指して書いています。また各種お知らせ、楽しみにお待ちいただけると幸いです。

 

2024年12月31日、山羊座新月。2024年と2025年を静かにつなぐ、ブラックムーン。

2024年12月31日、やぎ座で新月が起こります。新月は「スタート」のタイミング。いつものようにJUNさまで記事を書かせていただいていますので、ぜひご参考にしていただけたらと思います。

www.junonline.jp

12月は1日にも新月があり、この31日の新月は2回目です。こうした場合、2度目の新月は「ブラックムーン」などと呼ばれるそうです。前回こうした現象が起こったのは2022年5月のこと。月の公転周期が29.5日のため定期的に起こることなのですが、カレンダー上の区切りの最終日に、新しい年を先取りするかのように新月が起こるというのは、なかなかに象徴的だなと感じます。カレンダーの区切りというのは、暦の上の区切りに過ぎないけれど、私たちの気持ちは大きく切り替わります。一方で運の区切りというのは、カレンダーの区切りとは関係のないところで起こります。新月が起こるやぎ座の支配星は土星ギリシャ神話では、土星はクロノスという時間を司る神様に割り当てられています。どうあがいても時間の量は変わらず、私たちは日々を区切って生きています。でも、運の区切りに着目し、能動的に生きていくこともできて──そんなことを、思わせてくれる新月です。

 

谷川俊太郎さんの『詩の本』という本に、「終わりと始まり」という詩があります。私はこの詩が好きで……一部、引用させてください。

終わりと始まりを辞書は反意語と呼ぶけれど

終わりが終わるとき 始まりはもう始まっている

季節もそうして移り変わっていくのに

それを正確に名指すすべを 言葉は知らない

 

古い年の終わりに 穏やかに枯れていくものたち

新しい年の初めに 生き生きと芽吹くものたち

そのどちらも同じひとつのいのち

切り離してしまえるものは何もないのだ

詩の本

 

今回の新月ホロスコープを見たとき、私が真っ先に連想したのはこの詩でした。

新月は12月31日の7:27に起こり、その影響は1月1日、19:51まで続きます。15:04からはムーンボイドなので、それより前がもっともピュアに新月ムードがあると思うのですが、1年の終わりと始まりをつなぐのがやぎ座新月なのですね。さらにいえば新月の瞬間、新月は他の星々とアスペクトを作らず、ピュアにその「スタート」の意味合いを投げかけてきます。新しくスタートさせたいことがあるなら、ぜひこの年末年始に。特にキャリアに関することは、いい決断ができそうです。きっと、追い風も吹きやすいだろうなと思います。

 

どなたにとっても、良い新月でありますように。

 

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2025年上半期運勢本、発売中です!

今回は

・図解で上半期をつかみ
・恋愛運・仕事運・健康運・金運と項目ごとに
・3つのポイントでおさえ
・毎月の運勢復活

と、さらなる「使える」を意識しました。
占星術用語を使ってカッコよく言いますと「2024年〜2026年までの"時代を統べる”大惑星がすべて移動する、最後の大きなうねりが起こる上半期」となります。まあ占星術師はだいたい毎年「変化の年」と言っているわけですが、3月から5月にかけてはなかなかの激動であるなあと感じています。そのへんのところを読みました。

さらに、12星座全部入り版はいつも「役に立つ(と私が思われる)情報」を特典につけていたのですが、ふと

「”使う”を標榜するなら、役に立つ情報は本文に入れるべきでは!?」

と思い至りまして、今回の特典は役に立たないエッセイにしてみました。編集者さんには何度も「役に立つものを…」と言っていただいたのですが、星座ごとの分冊版のほうにも役に立つ情報を惜しみなく入れています。

このせいで伸び悩んで、本シリーズが打ち切りになったらすみません!でも、本当の意味での”使う”にしてみたかったのです。

そんな思いの詰まった上半期運勢本、

●12星座全部入り ¥660
●星座ごとの分冊版 ¥385

の2種類で、2星座以上読みたいということであれば全部入りがおトクです。
たくさんの方にお読みいただけたら幸いです!

 

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1月1日朝、ラジオに出ます!スタジオより生出演の予定です。8:25頃かなと思います。静岡の方、ぜひ聞いてくださいませ!静岡以外の方でも、Radikoでお聴きいただけます。まあ以前のように、下半期を下半身と読み間違えるようなことはないと思いますが(上半期だし……)噛まないよう気をつけます!

www.at-s.com

 

<近況>

今年も1年間、ブログやXをご覧いただきましてありがとうございました。まあまだ仕事がおさまる気配もないうえに1月1日朝が仕事始めなのですが、こうやって切れ目なく活動させていただけるのも大変ありがたいことだなと思います。これもひとえに読んでくださる皆様のおかげです、改めて感謝申し上げます。

ちなみに「2024年ベストバイ」的なものをXで見て私もやってみたいなと思ったのですが、

  • にんじんしりしり器
  • 雪の宿になぜかドはまり
  • アトリエうかいのフールセック・サレ(お土産用)
  • クレ・ド・ポーボーテのリキッドファンデ
  • JIL SANDERのカンノーロ
  • UN3D.のオールインワン
  • ALEXANDRE DE PARISのボールピン
  • デ・キリコ

といったあたりでしょうか。木星が7ハウスに入り、引きこもり生活から一転して社交の機会が増えました。コロナに加え5年間のスランプでもう本気の引きこもり(なんだそれは)だっただけに装うものをあまり持っておらず、服やコスメを買い足しました。インスタライブに出たら「動いた」「存在していた」などと言われた頃のことがもはや懐かしいですね、人と交流することの大切さと心強さ、ポジティブな効用をたくさん感じた1年でした。四半世紀ぶりに会えた友達もいました。

本もたくさん買ったのですが、正直なところ仕事ばかりで駆け足で読んだものばかりでした。でも新書から小説、詩までよく読んだ1年でした。

来年も、よい1年にしましょうね。

2024年12月15日、双子座満月。過去を振り返り振り返り、満ちていく思いがある。

2024年12月15日、ふたご座で満月が起こります。満月は物事が一定のレベルまで到達し、振り返りと調整を行うタイミング。ふたご座の支配星である水星が対岸のいて座で逆行中の満月ということで、ふたご座が管轄する「情報」や「コミュニケーション」は満ちているようで、混乱のなかにあったりするのだろうと思います。わかり合えた、と思っているけれども、そこには誤解も多い。「完全に理解した」がたいていは思い込みにすぎないように、ひとさじの慎重さが求められるのだろうなと思います。

……といったことを、今月もVOGUEさまにて書かせていただきました。

www.vogue.co.jp

月のそばでは「拡大」の意味合いを持つ木星が逆行しており、やや野放図に物事が拡大していく様子がイメージされます。誤解も多い、勘違いだってある、でもちゃんと満ちていく。逆行は「過去」とも、つながりが深いので、来た道を振り返り振り返りするかのように、満ちて行く人も多いのでしょう。「ああ、あれはそういうことだったのだ」「自分は、こんな扱いを受けていたのだ」と、今だからこそ再確認できることがあるのですね。

これは私がぼんやり生きているせいなのかもしれませんが、人生の多くのことは過ぎ去って長い月日が過ぎてから、ようやくわかったりするように思います。愛されていたことも、ほんとうは愛されてなんかいなかったことも、どんな学びを得られたのかも、学ぶ価値なんてなかったことも。でも、ただ時間を浪費しただけの無為な日々ではなかったと私は信じています。「わかる」ためには、それだけの時間が必要だったということなんですね。

なんだかしんみりしちゃいましたね。恐縮です。ここで一発渾身のジョークでも申し上げたいところですが、先日X社のAI「Grok」に「私の過去の投稿からイメージ画像を生成してください」とお願いしてみたところ、おじさん(しかもいい具合に中年)の画像が出てきたショックからいまだ立ち直れず、一発がなかなか出てまいりません。「おじさん以外でお願いします」と書いたところ、なんということでしょう。別のおじさん(初老)が出てきたではないか。俺のどこがおじさんなんだ、やんのかコラ表へ出ろ←そういうとこやぞ

まあそんなことはどうでもいいのですが(本当にどうでもいい)、理想やイマジネーションを司る海王星が、今回は月ー太陽ラインに90度の角度となり、Tスクエアという強い葛藤を生み出す配置となっています。11月16日のおうし座満月では、海王星は「調停」という、調和の角度をとっていました。豊かなイマジネーションのなか満ちていく前回の満月の”続き”のようにして、自他の区別、アリ・ナシの区別をはっきりつけることの必要性を思い知ることにもなるのかもしれません。VOGUEさまの記事で、私は「ラインオーバーをしない、させない」と書きました。心という見えないものに区切りをつけるのはとても難しいことですが、今だからわかる「過去のこと」が、どこで区切りをつけたらいいのか、教えてくれるのかもしれません。「これでよかった」も「あれはダメだった」も、どんな経験も血肉にしていけます。きっと。

 

どなたにとっても、良い満月でありますように。

 

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集英社「LEE」2025年1月・2月合併号、「花のカレンダー」の開運カラーや花を監修させていただきました。私自身がまだ買えていないので写真がないのですが、美しい花々で癒やされつつ、開運もはかっていただけたらと思います。↓表紙右上の黄色いやつです!

 

<近況>

今年も出ます、2025年上半期運勢本……!あと少しで発売です(ぜいぜい)

 

 

2024年12月1日、射手座新月。道に迷ったら、それは「裏道に詳しくなる」ということ。

2024年12月1日午後、いて座で新月が起こります。12月は新月が2回あって、12月31日はやぎ座新月です。こうしたことはちょいちょい起こる現象で、前回は2022年5月に起こりました。当然ながら毎回、月の始まりのほうと終わりのほうで起こるのですが、12月という「終わり」の月の、最初と最後の日が「はじまり」で、明けて新しい1年がスタートするという配置はなかなか面白いなと感じます。この12月は1年の終わりでありながら、”締め”のムードよりは「大きな始まりのための小さな始まり」のムードをはらむのかもしれませんね。

新月占い、JUNさまで書かせていただいていますので、ぜひご覧になってみてください。

www.junonline.jp

新月といえば「スタート」のタイミングです。いて座で起こる新月ですから、旺盛な好奇心と向学心、飛んでいく矢のごとくまっすぐな「ここではないどこか」への憧れ。楽観と希望に満ちた新しい動きが、ここから始まっていきます。

ただ、同じいて座ではコミュニケーションやビジネスを司る水星が逆行中。楽観に偏りすぎるとハプニングを招いたり、時間間隔がフンワリしたり、「wwwwwwwwwww(笑うしかない状況)」になったりするかもしれません。進展も、どこかモッサリした感じでぱっとしないことが多いでしょう。敢えて地道に、ゆっくりと進む。回り道も楽しんでみる。道に迷ったら「裏道に詳しくなった」と思ってみる。そうした心意気が、この時期だからこそ得られる幸運につながっていくのだろうと思います。

 

そういえば私もいて座なのですが、原稿を書こうと仕事場に行って、鞄を開けるとノートパソコンのみ。キーボードとトラックパッドが入っていませんでした。いやまあノートパソコンがあれば書けるんですが、キーボードを酷使しすぎてMacBookを毎年あの世送りにしていたため、外付けキーボードで原稿を書いていたのです。すまんな儂(わし)のタイピングが北斗百裂拳であるばっかりに……おとっつぁんそれは言わない約束。そんなことはどうでもいいのですが、また破壊王と化してしまうのではと恐れつつ原稿を書きました。あとは「12年に一度の耕運機」と書いたり「嬉しい天界もあるでしょう」と書いたり、それはそれはもう……この時期に本を出すのが恐ろしいです、水星逆行は12月16日まで続きます。ちなみに本(2025年上半期運勢本)が出るのは12月15日です。ヒィー

この新月土星とスクエア、摩擦が生まれる角度を取っています。ストレスやプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、楽観的に使えば楽観性に「程よい慎重さ」として効くのではないかと思っています。苦言、忠告、上司の圧などは恐れすぎず、さりとてスルーもせず、「どうもッス」と前向きに受け止めていくといいのかなと思います。

俺たちの2024年はこれからだ!どなたにとっても、良い新月にしていかれますように。

 

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「SPUR」さまにて、2025年上半期運勢が出ています。今年はシルバニアファミリー!もう写真が癒やしです!

PRADAさまのホリデーシーズンサイトにて、タロット占いを監修させていただきました!恋愛運&仕事運を占ってみてくださいね。物欲注意

sp.harpersbazaar.jp

<近況>

9月からスケジュールが激アツなまま12月になりました。編集者さんとやるかやられるかの状況に……いやそんな物騒な関係ではなく皆さん理知的で気配り上手で私に北斗の拳のイメージを重ねる心優しい方々ばかりなのですが、今年も寿命が300歳くらい縮んだような気がいたします。でも楽しい!こうやって文章を書いている時間がとても嬉しいです。あと1ヵ月、頑張りたいと思います。

2024年11月16日、牡牛座満月。ここでの「調整」はきっと、これから幸福を手にするための革命なのだ。

2024年11月16日、朝方におうし座で満月が起こります。この満月は来年、7年ぶりの移動を控えている天王星とほぼ重なる位置で起こることとなっており、満月の「物事が満ち、振り返りと調整を行う」という意味合いに少なからず影響を与えると見受けられます。このあたりのことは、いつもの通り(ありがたいことです!)VOGUEさまで書かせていただいていますので、ぜひご参考にしてください。

www.vogue.co.jp

天王星は「自由と改革の星」と呼ばれます。方向転換、ブレイクスルー、新しい仕組み、反抗、分離などを引き起こす星です。たとえばおうし座という「所有」を管轄するサインに入った2019年以降、電子決済やリセール市場の急成長、シェアリングエコノミーの盛り上がりなど、金銭や所有に関するブレイクスルー、方向転換がありました。天王星は流行を司る星でもありますが、お財布の流行ががらりと変わりましたね。長財布一強の時代から、現在はコンパクトな三つ折りやフラグメントケースが増えています。

さて、こうした天王星が満月とほぼ重なっていることで、今回の満月は少なからず突発的な動き、モノの手放し、価値観の方向転換を伴う見通しです。ガツッと断捨離をしたくなる人は多いかもしれません。あるいは対人関係において、なんらかの方向転換を選び取る方も多そうです。びっくりするような展開を伴うこともあるでしょう。でも、恐れすぎることはないのだろうと思います。仮に変化が起きたとしましょう。それはきっと、もう「変わらなくては、自分らしく生きていくことはできない」テーマだから、満月という「満ちる」ときに重ねて起こったのだろうと思います。

 

この満月には「イマジネーションの星」と呼ばれる海王星が、「調停」と呼ばれる角度を取っています。この満月前後で驚くような変化が起きたとき、ブレないために大事なのが理想なんだと思います。人生ではときどき、街灯もない夜道をたったひとりで進んでいかなければならないときがあります。心細くても不安でも、右も左もわからなくても。そんなとき、夜空に北極星を見つけて方角を見定めるように、胸に抱いた理想こそが、方向を示してくれるのだろうと思います。

風の時代への完全移行を前に、世代天体と呼ばれる遠い星が土の星座の終わりで静かに輝いているこの時期。変わっていく時代が起こす向かい風に負けずにいるために、あなたの理想をどうぞ大切にしてください。

どなたにとっても、良い満月となりますように。

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ブティック社様『2025年あなたの占い』で、金運アップ術を書かせていただいています!

『sweet特別編集 占いBOOK2025』では水星逆行占いを!

 

ちなみに半期ごとの長文電子書籍、今年も出ます!(ホッ)

 

<近況>

今年も指紋が消える季節がやってきました。5月・6月と、10月〜12月は原稿を書きすぎて指紋がなくなります笑 今なら何をしてもバレな…おまわりさん!この人です!って自分で通報してどうする。まあそれはいいんですが、指紋がないとものがつかめないんですよね。特にカトラリー、フォークやナイフが固定できず、くるくる回ってしまうのが困りものです。でもそれだけ書かせていただけるのは、本当にありがたいことです。物書き志望だった20代の頃、貧乏すぎて線路脇の草を食べながら、喉から手が出るくらい仕事が欲しかった。どんな文章でもいいから書きたかったのです。

さて天王星のお話がちょっと出ました。これまた来年7月7日の天王星移動のときに書くと思うのですが、天王星がソーラーサインハウスシステムで5ハウスに入ったとき、当時の恋人とモメにモメて、別れるの別れないので大騒ぎ(主に私が)になったんですよ。結局、そのあと2年経って私から別れを切り出したのですが、今となってはよかったと思います。当時、私は恋人に依存することしか考えていなかった。守って欲しい、もう不安な人生を送りたくないとばかり思っていました。でもそんなのでうまくいくわけがないんですよ。私は結婚を望んでいたけれど、あのまま結婚しても3回目の離婚をしていたと思います笑

その後いくつかの恋をして、人間として扱ってもらえないような恋ばかりで「守られること」への執着が完全に消えて、「ひとりでも生きていける」と思ったときに今の夫と出会いました。この世の善性をすべて集めたような器の大きな人で、常に私を気にかけてくれています。守って欲しいと胸が痛くなるほど願っていた頃には、こんな幸福な日々が自分の未来にあるとはまったく思っていなかった。天王星が私にもたらした「愛のブレイクスルー」はこれだったのだなと、かつての自分を振り返って思うのでした。だから、何かが離れていってびっくりはしても、恐れすぎないでいてほしいと、自らの経験からも思うのでした。

2024年11月1日、蠍座新月。底を知った人の「再生」のはじまり。

2024年11月1日、21:47にさそり座で新月が起こります。水の星座に惑星が集まるなか、満を持して起こる新月です。トランスサタニアンの星たちが小三角を形成し、火星と冥王星というアグレッシブな星がオポジションとして水星・海王星と協力してカイトを形成するなど空はド派手、熱量高めな印象なのですが、この新月はやけに静か。「試練と制限の星」と呼ばれる土星とトライン、つまり調和の角度をとって深い静けさをたたえています。

新月については、いつものようにJUNさまで書かせていただいていますので、ぜひ参考にしてください。

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さそり座で起こる「スタート」のタイミングそして土星と調和の角度をとっていること。さらに「土台」を管轄する場所で起こることから、本質を深く掘り下げる雰囲気です。

この新月に始まる/始めるものというのは、おそらく他人には決して明かさないような、深層心理に深く根ざしたものがあるのでしょう。失意のズンドコ いやどん底からふたたび這い上がる、「このままむざむざと、やられっ放しでたまるものか」と反撃に出る、むしろここからが本番なのだと言わんばかりの迫力です。

「底」を知った人は、強いです。私は思うのですが、底を知ることで踏ん張る力を獲得できるからではないかと思います。膝をついて崩折れて、全身でそれを知った。だからこそ、立ち上がったときに踏みしめることができるんじゃないでしょうか。ここからが勝負だ、本番だ。弱りきった人も、小さな光が見えてくるのではないかと思います。暗い場所にいる人ほど、その光は見つけやすいのかもしれません。

さそり座の支配星は冥王星で、「死と再生の星」などと呼ばれます。古い自分は死んだとしても、必ず「再生」までがセットです。15年ぶりの移動を目前に控え、火星と真正面から向き合ってバチバチと火花を散らしている冥王星が、新月を通して特別なエネルギーをくれるのかもしれません。

 

……とはいえ、そこまで極限状態で生きている方ばかりでもないですよね。「えっ底とかちょっとわかんないな」「ズンドコってきよしですか?」などと思われた方は恐縮です。そうした場合は「自分の限界に挑戦する」「ものすごく集中できる」「どハマりする」などといった体験が待ち受けているかもしれません。人生のどのフェーズでも、きっと何かしらの「再生」が、新月の先にあるだろうと思います。

どなたにとっても、良い新月でありますように。

 

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実はタロットの本も書いているのですよ!

そのまま使うと占い、ひっくり返して使うとアドバイスが出ます。カードを持っていなくても占える本です。

 

<近況>

毎年この季節はスケジュールが激アツになるのですが、頻繁に「締め切りを忘れていることは確かなのだが、何の締め切りなのかが思い出せない(しかもスケジュールに余裕がない)」という夢を見て飛び起き、\ワー/となってPCに向かう……という奇行に出ます。今年は5年ぶりにスランプを脱して精神状態は良好ですが、やっぱり飛び起きて\ワー/となりました。実際に忘れていたことはないのですが、何かしら強迫観念がはたらいているのでしょうか。

ちなみに「ものすごくいいアイデアを思いつき、もうこれしかない!いける!!と確信する」という素晴らしい夢を見ることもありますが、興奮した馬のような勢いで飛び起きPCの前に直行して書き始めると……もうご想像はついているかと思いますが、まったくもって凡庸かつ軽薄なアイデアなんですよね(笑)これはこれでガッカリするのでした。まあいいんですけどね。

 

2024年10月17日、牡羊座満月。今このときを生きる、自分の力を信じてみたい。

2024年10月17日夜、牡羊座で満月が起こります。12星座のトップバッターである牡羊座で起こる満月、しかもスーパームーンです。満月は物事が一定のレベルまで到達し、振り返りと調整を行うタイミング。勢いがあり、現状はどうあれ前に進むのだ、そのために方向を見定めるのだというストレートな熱意が満ちています。

そのあたりのことを、VOGUEさまで書かせていただいております。ぜひご参考にしていただけたらと思います。

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今回の満月、実に強いなと思うのは、かに座の火星と(少し緩めではありますが)やぎ座の冥王星と、グランドクロスと呼ばれる角度をとっていることです。火星はかに座では少し本来の力を出しにくいのですが、対岸には火星の上位互換の星である冥王星がや輝いています。太陽と月にこの2星が加わり、活動宮がバリバリに活性化することで、前に進みたい人にとっては素晴らしい推進力をもたらしてくれるのだろうと思います。人によっては、もうすぐ15年という長い旅を終える冥王星によって徹底的に行われた自己改革の、「変容の力」を発揮し始める人も、いるのかもしれません。

グランドクロスは星と星がバキバキに向き合う、緊張感の高い星回りです。ただ、牡羊座という勢いのある場所での「物事が満ちるとき」ですから、葛藤や矛盾すら力に変えていけるでしょう。葛藤を抱えるというのは、「まあいいか」で済ませない強さの現れです。矛盾を抱えるのは、自分にとって不都合な真実にも、ちゃんと目を向けている証です。だからこそ、本当に求めるものを見出すことだって、できるはずなんです。

幸いにも、グランドクロスの緊張感を和らげるように、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が満月に「調停」という角度をとってもいます。人生はしんどいことも多いけれど、そればかりじゃない。そんなふうに、この満月の星の配置を見ていて思ったのでした。

どなたも、よい満月にしていかれますように。

 

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2025年の上半期運勢本も出ます!が、ここだけの話、まだ1行も書いていないので(頭の中にはあるんです!本当です!ホントに!実用的な本にしますので、あと少しお待ちください)『星占い入門』を宣伝しておきます。えっ上半期本は大丈夫なのかって!?いやまあハハハ

↑完全にまずいことになっていそうな反応

<近況>

お察しかとは思いますがスケジュールが大変にアツくなっておりまして、今年もこの季節が来たかと戦々恐々としております。それなのに今日、お急ぎ案件の打診をいただき「いや〜アドレナリンが出るスケジュールですねwww」と返信してしまいました。バカバカ!私のバカ!またYOSHIKIの名言「やってやれないことはない やらずにできるわけがない」を写経しながら頑張りたいと思います。しかし子どもの頃は、このくらいの年齢になったら文豪になっているんじゃないかと思っていました。それがどうしたことでしょう、文豪寄りになったのは部屋だけで、強いていうなら酒豪です。違うそうじゃない。今、仕事部屋の坂口安吾度は88%くらいです。もうだめだ。