占い師・真木あかりのブログ

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2020年6月6日、いて座月食。理想とパートナーシップについて、今考えておきたいこと。

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2020年6月6日、いて座で満月が起こります。この満月は月食で、いつも以上にパワフルなもの。実は、今年は来月、7月5日にも月食があり、それはやぎ座で起こることになっています。ちょうど、みずがめ座に移動した土星がふたたびやぎ座に戻ってもいて、実に印象的です。今回の6月の月食ではいて座にスポットライトが当たった2019年を、次回の月食ではやぎ座にスポットライトが当たった2020年を、それぞれ大きな節目として「満たす」ということをしながら、大きなうねりとなって年末のグレート・コンジャンクション、風の時代のはじまりに向かっていくような、そんな大きな絵が描けるのではないかと思います。

 

さて、6月6日に起こるいて座の月食で向き合うことになる、あるいは思いを巡らせてみると良いのは「理想」と「パートナーシップ」というテーマです。まずは理想について。理想というと、パートナー選びや職業選択、ワークスタイル……と各論に向かうことが多いように思いますが、このタイミングにおいてはもう少し広いことに照準を当てるといいでしょう。「こう生きたい」です。

コロナ禍で欲求を制限したり、ひとりの時間を多く持ったりするなかで、自分は何をしたいと考えているのか、何を大事だと思っているのかということが、改めて浮き彫りになった方は少なくないでしょう。おそらくここ数年、変にストイックになったり「ガンガンやろうぜ!」モードになったりと試行錯誤を繰り返してきた人も多いと思うのですが、そうした試みへの「最終的な答え」がようやく見えてきます。

「ああ、自分はこう生きたかったんだな」と思うようなことがあったなら、ぜひ覚えていらしてください。おそらく今後、社会のなかでどう生きるかというテーマも心に浮かんでくるのですが、社会をとらえるとき、そこに確固たるブレない自分がいなくては、私たちは何かを選択することはできません。この月食のタイミングで自然と胸に浮かび上がる「理想」は、心のなかで決して消えない熾火のように、あなたを支えてくれることになるでしょう。ほんとうに考えたことは、いかなるときもあなたの味方です。

 

もうひとつのテーマは、パートナーシップです。この月食では、人間関係にスポットライトが当たる人がとても多くなるでしょう。ここでの関係性は「みんな」ではなく「あなた」と、ひとりに照準を絞っての人間関係になります。仕事上のパートナーシップ、私生活でのパートナーシップ、今向き合うべき人。今のあなたの状況によって相手というのは多様でしょう。大きな感情のうねりを感じる人が多いと思うのですが、「情」がプラスともなればマイナスともなる、どちらにも転びかねないのが今の厄介なところかもしれません。

自分が、誰を選んで生きていきたいと思うのか。そこにスポットライトが当たるのですが、愛や情熱がガチで心に影響を与えてきます。「愛しているからこうして欲しい」といった感情が強まりすぎれば、今は澱みが生じやすくなるでしょう。「こんなに尽くしているのに」という、期待混じりの執着がこもれば、ヒビが入りやすくなります。そこにはただ純粋に、大切に思うという気持ちだけがあるはずだったのに、少し濁りが生じてしまうのですね。

私とあなたの関係性は、あくまでも「私」と「あなた」。同一視したり、相手にこうなってほしいとコントロールへの欲求を強めたりするのではなく、お互いに個として大切にし合いましょう――そんな気持ちでいることが、人間関係とい複雑な営みを、美しく健やかなものとしてくれるのではないかと思います。きっと誰もがそうしたいと思っていて、でも気持ちが強くなると少し、求めすぎてしまうのですよね。

 

理想とパートナーシップ。どちらもに共通することは、自分以外の誰かのまなざしや変容を前提とした未来ではなく、「自分がどう生きたいのか」ということであるように思います。人として、社会の一員として、環境による制限もあるとして、それでも自分の人生をどう生ききるのか。制限があるからこそクリエイティブになれる、というのはよく言われることです。今は不自由な環境にあるという人も「ならば、こうしよう」という思いを持ってみたいところです。ニーチェ永劫回帰じゃないですけれども。

それでこそ、数年前にあなたが感じたある種の孤独やフラストレーションも、豊かな栄養として自分のために活かしていけるのでしょう。

 

恋愛のお悩みを抱えている人にとっては、25日までは停滞感が強いと思いますので、どうかご無理なさらずに。過去ばかりを振り返ったり、素直になれず理想とは程遠い態度をとってしまったり、そういう時期です。こういうときは自分を責めても、相手を責めてもどうにもなりません。一生懸命悩めば悩むほど解決する、というものでもありません。「そういう時期なのだ」とちょっぴり星のせいにして、感情の高ぶりをセーブする。過去を思い出したら、そういう時期なんだねえと慈しんでやる。どんな自分も自分であり、必然なんだと思います。そう思ってみると、人生というものもいささかしのぎやすくなるかもしれません。

私もけっこう、こんなふうに過去ばかり振り返ったり、しています。まあいろいろありますわな。

 

満月前後は気持ちがデリケートになったり、体調が揺れやすかったりする人も多いものです。月食といういつもよりエネルギッシュな満月ということで、感情・体調のアップダウンがいつも以上に大きく感じられる人もいるかもしれません。無理は禁物です。自分を大切にできるのは自分だけですから、しっかりと自分をいたわって過ごしましょうね。泣きたいのは、感情の器いっぱいまでたくさんのことを感じたということ。疲れたのは、頑張って生きているということ。どちらも、悪いことでは、ありませんから。

 

どなたにとっても、良い月食となりますように。

 

(近況)

Twitterのブックマーク機能をすっかり忘れていて、「どんなの保存してたっけ。占星術の勉強になりそうなツイートとか?」と思って見てみました。すると「画面からキン●マが取れなくなった」(注:●は筆者)というツイートだけが保存されており、膝から崩れ落ちました。思い出してから何日も経っていますがずっとこれで笑っています。過去の俺よ、いったい何を……。(「画面」「キ●タマ」でTwitter検索すると出てくると思います。●はンにしてください)

これからは勉強のためのブックマークをたくさんしていきたいと思いました(キリッ

  

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