占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2024年7月6日、蟹座新月。優しさと厳しさを考える。自分のためにも、人のためにも。

2024年7月6日、AM8時少し前にかに座で新月が起こります。月はかに座の支配星ですから、いつも以上に新月が意味する「スタート」という意味合いがピュアに、ストレートに後押しされるでしょう。

月は感情や情緒、本能的な欲求、安心したいという気持ちを意味する星。感情というのは絶えず揺れ動いて自分自身でもつかみにくいことがありますが、その振り幅が少し大きくなる人は多いのかもしれません。感情に振り回されてしまっては大変ですが、大きくなる、よく動くようになるというのは「可視化しやすい」という側面もありますね。街中でじっと立っている人のことは気に留めることはなくとも、急に反復横跳びを始めた人がいれば「なんだあれは」と見てしまう。なんならその人が着ているTシャツの柄や顔立ちまでも記憶に刻まれてしまうかもしれない。そういうものです──と、スンッといった感じで書いてしまいましたが相変わらず例えに神秘性がないですね……もっとこう知性と品性にあふれ(以下300文字略)。

新月のときは、心や体調が揺れやすくなる人が多いのです。そして今回は、普段の新月以上にそうした傾向が強いかもしれません。でも、大丈夫。月は「内なる子ども」です。カッコつけずに、抑えずに、「悲しいものは悲しい」「わからないものは不安」「心配事はただただ怖い」でいいんだろうと思います。大事なのは、感情に振り回されて破滅的なアクションに結び付けずにいること。生まれた感情を「今はこう感じているんだね」と自分に呼びかけるようにして理解して、自分が安心できるほうにつなげていくことなのだろうと思います。ごはんを食べて、しっかり寝て、明日につなげていく。ただ、心を抱えて生きていく。そんなふうにやっていくのもいいのかなと思います。

 

新月については、いつものようにJ'aDoRe JUN ONLINEさまで書かせていただいているので、ご覧になってみてください。

www.junonline.jp

家族や”身内”と呼べるような親しい人との間柄について、新たにやってみたいことがある人はこの新月に「さいしょの一歩」を踏み出してみるといいでしょう。住まいに関することも、この新月のテーマです。

新月の近くには愛と調和の星・金星があり、またうお座に滞在している土星(逆行中)と調和の角度を取ってもいます。そばにいる人と、上手に調和していくためには単に「甘える」「甘えさせてあげる」ばかりでは足りないのかもしれません──きっと、そんなことはあなたも十分わかっておいでですよね。優しさが人をスポイルすることもあるし、厳しさが人を育てることもあります。その人のためにどれだけ心を尽くしても「だる」の2文字しか返ってこなかったりもします。でも、縁があるから私たちは頑張りたいのです。この新月では、そうした優しさと厳しさの「ちょうどいいライン」を見極めやすいのかなと思います。

とはいえ、前述の通り感情、感性が鋭敏になりやすいタイミングでもあります。あまり自分を追い込んでも得るものは少ないですから、まずは「自分にやさしく」をやっていきましょう。暑いですし、体にもやさしくしましょうね。

どなたにとっても、良い新月になりますように。

 

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13作目となる今回は、「情報」がポイントとなる木星ふたご座期を受けて、『真木あかりの”使う”星占い 2024年下半期』と方向転換を行いました。総合運に仕事運、恋愛運、金運と項目を細分化し、星の動きをより実生活で活かしやすいよう、ポイントを3つ列挙しています。目標に落とし込んでいただけるよう、特典のシートもおつけしました。ぜひご参考にしていただけたらと思います。12星座全部入り(特典5つ)と、星座ごとの分冊版(特典1つ)があります。

 

<近況>

2019年あたりから原稿を書きすぎて、すっかり仕事部屋引きこもりおじさんと化していたのですが(ヒゲまでも生えそう)、木星が7ハウス(一対一の対人関係の部屋)に入った途端に誘い誘われ、大好きな人たちとの予定が目白押しに。星占いというのは面白いものだなと、改めて感じた次第であります。

一般的に「元気はもらうものじゃない」「やる気は外からやってくわけじゃない」などと言われることもありますが、くれる人っているんです。圧倒的な実力にコンプレックスを煽られるのではなく「自分も頑張ろう」とただただ胸を熱くさせてくれる人っているんですよね。人に恵まれることに感謝しつつ、ずっと昔の自分を思い出したりもするのでした。いろいろあって、人とのつながりを避けていた時期があったのです。暗い沼のほうへ、自分から足を踏み出していくような日々でした。しんどかったね。痛かったね。でも、生きていてよかったって思える日も、ちゃんと来るよ。