占い師・真木あかりのブログ

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2023年6月4日、いて座満月。大きな理想を、熱くしなやかに追い求め続ける。

2023年6月4日、昼過ぎにいて座で満月が起こります。満月は、占星術では「振り返りと調整のとき」ととらえます。ここ半年くらいかけて頑張ってきたことが一定のレベルまで満ち、成果と呼べるようなものが見えてきます。満ちるというのは、良い部分についてもそうでない部分にも働き、いい手応えを得られる人がいれば、中途半端な状態だったり”コレジャナイ感”があったりすることがはっきりしてくる人もいます。大事なのは、ここで結果を出すことだけではありません。ゴールのあとも、人生は続くからです。満足な結果が得られたなら次の一手を考え、残念な結果であれば仕切り直して心機一転やってみたいところです。その「振り返りと調整」のタイミングが、満月なんですね。

 

今回の満月は、いて座で起こります。いて座は旅と冒険、理想の星座です。まだ見ぬ遠い場所を目指すように、わくわくするような冒険の旅に打って出るように、理想を追い求めることがひとつの到達点に至ります。まわりの人が「現実を見たほうがいいよ」などと引き止めても、心のなかで追いかけ続けた理想はあるでしょうか。キレイゴトかもしれない、絵に描いた餅にすぎないのかもしれないと思いつつも、ワクワクすることをやめられなかったことはあるでしょうか。

空に浮かぶ星には、どんなに手を伸ばしたって指先で触れることはできません。でも、だからといって手を下ろし、「どうせムダなんだから、見ても意味はないよ」とうつむいて地面ばかり見ていた状態ではつかめなかったものを、理想はもたらしてくれます。叶うことばかりではなくても、理想を求める効用と言えるでしょう。いて座の満月は、それを思い出させてくれるかもしれません。

 

このいて座満月には「情熱と闘いの星」と呼ばれる火星が、しし座で調和の角度を取っています。誇り高く、常に生を肯定し、仮に自分を損なうようなものが現れたなら徹底抗戦も辞さないムードです。情熱的な行動力をもたらしてくれるはずですが、ともすればアツすぎる、攻撃的なムードを伴いやすい星回りでもあると言えます。ただ、同時に「制限と試練の星」と呼ばれる土星が、火星を抑える位置関係に巡ってもいます。よって火星の凶の部分の意味は抑えられ、「程よく怒る」「怒りを活かす」ことが、しやすいのではないだろうかと思います。

何度か書いてきましたが、私は怒りというものを「大きな悲しみ」だと考えています。あ〜、ちょっと悲しいな。最初はそのくらいのものでも、同じ相手や同じ物事について積もり積もると、怒りに変わる。突然怒髪天を衝く!!ということもあるかもしれませんが、それだって普段から無意識レベルで傷つけられたり、損なわれたりした背景があるのではと思うのです。この満月、理想を求めるなかで悲しみを抱きしめ続けて生きてきた人も、怒りをエネルギーに変えてきた人も、「成長したなあ」と思えるのではないでしょうか。人生という旅、あるいは冒険のなかで、満月がそんな節目になるのだろうと思います。

 

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(近況)

やばい締切オブ・ザ・イヤー2023にノミネート間違いなしのすごくすごい締切が重なりまして、ここ1ヵ月くらいずっと「真木”余裕ゼロ太郎”あかり」状態です。というわけで「原稿を書いた」以外に近況に書けるようなことがねえ、余裕もねえ。おらこんな村いやだ、というわけでこの下半期もガッツリ書き下ろし本が電子で出ます!書き終えることができれb 

とか悠長に書いていたら編集者さんに今度の今度こそ八つ裂きにされそうなので、頑張ります。俺はやるぜ俺はやるぜ