占い師・真木あかりのブログ

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2023年3月22日、おひつじ座新月。まずはスイッチを入れるんだ。これからの自分のために。

2023年3月22日午前2時半すこし前、おひつじ座で新月が起こります。この新月はおひつじ座に入ってすぐ、つまり0度の場所で起こります。春分の翌日、おひつじ座という12星座のトップバッターの、はじまりのポイントで起こる「はじまり」のタイミング、もうなんだか「まず最初の一番目から」みたいな表現で恐縮ですが、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星、コミュニケーションや移動を司る水星も同じおひつじ座で、広がる・動くといったアクションにスポットライトが当たりやすいでしょう。物事がガツンと新しく動く時期、と思っていただくといいのかな、と思います。

もちろん「環境によって動かされる」ばかりでもないでしょう。おひつじ座はあれこれ考えたり、他人と比べたりといった発想が一切ない、本能のままに飛び出していくエネルギーです。そういったピュアな自分の動きと呼び合うようにして、運も集まってくるんですね。この春から新しいことを始めたいと思っていた人は、ひとまず動いてみるといいだろうと思います。とにかく手を動かしてみる。フィールドを広げてみる。当初は手探り状態であっても、そのうち要領がつかめます。必要な情報も集まってくるでしょう。

とはいえ、熟考してから動くのが好きという方もいらっしゃるでしょう。私たちはたいてい、成長する過程で「よく考えてから動きましょう」と教わります。よく考えないで動くと、私のようにバキューンバキューン(思い出される各種バラエティに富んだ黒歴史)というハメになるわけです。ただ、大人になると「とりあえずで動いても支障のないライン」はだいたい見極めがつきますね。情報収集もしやすいときですから「やらない理由探し」をするよりも「できる方法探し」をしたほうがいいのです。

 

なぜここまで「始める」をプッシュするかというと、我々には4月20日、どデカいスタートのタイミング・おひつじ座日食が待ち受けているからです。日食は、新月のグレードアップ版、大きなスタートです。

まずはスイッチを入れる。それが、本番の「すごいスタート」の準備やウォームアップになるかもしれません。ほんのちょっとでもいいんです。元気がなくて動けないなら「まずはスケジュールを引いてみる」とか、「とりあえず参考書を買う」とかでも立派なスタートです。「サルでも覚える英単語」的な本でもOKです。ハードルをむやみに上げず、「とりあえずで動いても支障のないライン」で飛び出してみませんか。

 

ちなみに23日には冥王星移動、25日には火星が7ヵ月ぶりに移動と、何かしら風向きの変化を感じたり、やたら落ち着かない気持ちになるという方も多いかもしれません。これらの星は星座の境目キワキワのところにあっての新月ですから、度数的には冥王星が調和、火星が葛藤を生む角度になっています。この点、新月時点では、サインまたぎでのアスペクトなのであまり気にしなくても大丈夫なのかな、とは思います。ただ太陽とは角度を組むので、23〜25日あたりもまでは自分自身に関すること、意思を持って頑張っていることについては、ちょっと極端な行動に出やすかったり、怒りを爆発させたりといったことになりやすいかもしれません。でも、「そういう時期かも」とわかっていれば、理性を取り戻しやすかったりしますね。もちろん、極端な行動を取ったり怒りにまかせて行動したりすることから始まる、新たな人生というものもありますから。絶対にいけないとは申しません。ただ、誰かや自分を損なうことなく自分を運用させる方法を見極めるのもまた、理性です。うまく折り合いをつけていけると素敵です。

 

どなたにとっても、よい新月となりますように。

 

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(近況)

先日、アイビー茜先生のTwitterスペースにお邪魔して冥王星についてお話しさせていただきました。なんと初スペースで、相変わらず緊張ガチガチトークでしたが、アイビー先生が優しくリードしてくださって私の黒歴史をお話ししまくってしまいました。おかしいな、あのへんのエピソードは抑えめにしておこうと思ったのに……振り切れると極端なほうにいくというのは、アセンダント上のライジングスターが冥王星という生まれのせいでしょうか(違)23日まで録音を残してくださるそうで、よろしければぜひご視聴ください。23日以降に見ちゃった方はスミマセン!

 

そういえばスペースをやりますと周りの方にお話ししたところ、「えっ……ウチが前に打診したときは、トークとか絶ッッッッッッッ対出ないって断り……ましたよね!?」といろいろな編集者さん&ディレクターさんに真顔で聞かれるハメに……。いやその土星が3ハウスに巡っていたのでトークを頑張っていたのです!本当です!と言い訳をしつつ、すみませんすみませんと陳謝して回ったのでした。正直なところまだトークが好きとか得意とまでは言えませんが、3ハウスの土星期で自分なりに頑張った結果、「頑張ればちょっといける」くらいにまでなれたのは良かったかなと思っています。こういった小さな、世の中で特に秀でたというわけではないことも「できた」と思えることで、ぐらつきやすい自信を少し、地上につなぎとめることができるように感じるのでした。