占い師・真木あかりのブログ

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2024年2月24日、乙女座満月。今日も、ニンゲンをやっていく。今の自分に、できる分だけ。

2024年2月24日、乙女座で満月が起こります。満月というのは「振り返りと調整」のタイミング。VOGUE様で今回も記事を書かせていただいていますので、ぜひご参考にしていただけたらと思います。

www.vogue.co.jp

今回の満月が起こる乙女座は、非常に実務的かつリアリストな星座です。さらに月の対岸にある太陽を囲むようにして、ビジネスの星・水星と制限や試練をもたらす星・土星が並んでいます。ごくごく合理的に、かつ推進力を持って仕事や生活の「振り返り」を行い、「調節」をする。そうした心境・状況に至る方は、とても多いのではないかと思います。ともすれば「お辞儀は直角!」「不合理は死!」「責任感!」などと細かくなりすぎるきらいもある星の配置ではありますが、ここを柔らかく整えてくれるのがおうし座に滞在する希望の星・木星です。厳しくあるのは、何のためか──そもそもを振り返れば、それは健康かつ滞りのない毎日を維持するためであったはずです。そのことに立ち返り、「しっかりやろう」という緊張感をほどよくほぐし、前向きかつ健康的な発想ができる人はきっと多いはずです。木星はゆるくなろうとすればどこまでもゆるくなることもあるのですが、この時期はそれがもたらすリスク的なものにもしっかりと目配りすることができる星回りですから、心地よい緊張感を維持できるのだろうと思います。

 

一方でおとめ座は、「健康」を管理する星座でもあります。心は対岸のうお座の管轄ですが、すでによく知られているように、心と体は密接な関係があります。体調がふるわないせいで気持ちまでも落ち込む……というケースは、枚挙にいとまがありません。ですので、心身にスポットライトが当たると拡大解釈するのもいいでしょう。

 

もともと、満月や新月の時期というのは体調が揺らぐ方も多いのですが、このおとめ座満月ではいつも以上にそうした傾向が強そうです。頑張ろう、と思う気持ちはあるのものの。なかなか頑張りきれない。心身ともにグラグラで、自分らしくない態度を取ってしまいそうになる──そうした自分に気づいたら、「一休み」のサインだと思っておきましょう。頑張れないのは、弱いからじゃないです。グラグラなのは、ダメだからじゃないです。「そういう時期」です。自分を責めたり卑下したりすることにエネルギーを空費したら、自分がかわいそうです。

「そういう時期」なら、ゆっくりいこうじゃないか。そんなふうに占いを使ってみると、ままならないことの多い人生も、いささかしのぎやすくなります。期間としては、24日の満月当日から26日いっぱいくらいまで。もちろん「元気で元気で困っちゃう」という人はそのテンションで世の中を明るく照らしていただきたいのですが、元気になれない人は、ここまで頑張った自分をしっかりねぎらって、動き出せるときを待ちましょう。きっと、よくしていけます。

 

どなたにとっても、よい満月でありますように。

 

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<さしたる教訓のない近況>

テレビに出ました。日テレさんの「ブラックボックス」という番組で「ラッキーアイテムはどうやって選ぶのか?」というテーマ。事前打ち合わせは数え切れないほど、収録は1時間半。どんだけ出ちゃうのかしらと思ったら、実際使われたのは数分……というオチは、テレビとして「あるある」なのでしょうね。もしよろしければ、私のモゴモゴトークをご笑覧ください。友人たちは口を揃えて「ケバブ屋のことしか記憶に残っていない」と言うのですよ。なんでや。それにつけてもおのれのキャラの弱さよ。肉に負けるとは…肉付きはムダにいいのに…(そういう話ではない)

tver.jp

それはそうとラッキーアイテムです。「適当に想像で出してるんじゃないか」とおっしゃる方が少なくないのですが(よく考えたら失礼ですよねw)適当に考えてあれだけのバリエーションをつけるってけっこう大変です。人って根拠がないと、大して考えられません。そもそも、人が願いをこめて手にするかもしれないものを適当に選ぶというのは罰当たりそのもの、言語道断というのが私の考えです。そういうのは、だめです。人も占いも冒涜しています。

私の場合は、西洋占星術なら西洋占星術九星気学なら九星気学と、占術に基づいて出しています。その根拠はというと、西洋占星術でいえば15世紀のフィチーノあたりにさかのぼるのではないかと私は考えます。収録にあたっていろいろ調べたのですが、1970年にananが創刊された当時、すでに占いコーナーはあってラッキーカラーやアイテムが記されていたので、高度成長期の終わり頃にはすでに、こうしたものは一般に広まっていたのだろうなと思います……という歴史のお話はさておき、アイテムにパーソン、スポット、アクション、カラー等と「ラッキー◯◯」はたくさんお出ししているのですが、媒体様から条件を提示されることも多々あります。「1年以内のカブリはNG」とか「◯◯業界なので✗✗の話題は禁止」「◯◯歳以上をターゲットとしたメディアなのでそのつもりで」などは定番ですね。…といっても、私もそのあたりは媒体様ごとに意識はしています。ほか、個人的に違和感があるもの、アルコールなど年齢制限があるもの、ダークなイメージがつきまとうもの、過度に高価なもの、一般的でないものは選ばないなどの配慮もしています。

そして一番は、「幸せになってね」という気持ちで、選んでいます。決してテキトーにやっているわけではないですよ!

……というのを、1時間半ほどアツく語ったのでした。なのにケバブ屋におされてすっかり影が薄く……などという恨み節はさておき、「ちゃんと選んでいるぞ」という言い訳みたいになってしまって恐縮です。きっと占い師さんならみなさん、そういうお気持ちで選んでいるんじゃないかなと思うのですよね。

ラッキーアイテムの効かせ方、向き合い方などはまた、日を改めて。