占い師・真木あかりのブログ

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2020年7月5日、やぎ座月食。自信をもって歩いていこう。過去の努力は、すべて力に変わるから。

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2020年7月5日、午後イチにやぎ座で月食が起こります。2日にやぎ座に戻ってきた土星、もともとやぎ座に滞在している木星冥王星と合わせて4星とやぎ座がワイワイしていて、なおかつおひつじ座火星、かに座水星・太陽と活動宮が実に賑やか。世の中的に「俺はやるぜ俺はやるぜ」的なムードが少し強めになるのかもしれません。

 

月食は影響力の強い満月で、その光が及ぶ範囲も大きめです。今回の特徴といえば、どなたにとっても「今年の年間テーマ」にスポットライトが当たり、なおかつそれが2年半ほど「ぐぬぬ……」という感じで向き合ってきた課題である、という点ではないでしょうか。

ざっくり申し上げますと、下記のテーマです。

 

★おひつじ座…仕事や所属している組織における役割、責任、キャリア
★おうし座…高度な勉強、精神的な鍛錬、遠方に赴くこと
★ふたご座…相続、パートナーの収入・資産、ローン、責任ある立場を受け継ぐこと、教わること
★かに座…対人関係、結婚、パートナーシップ、共同でやっていることの責任
★しし座…健康、生活習慣、仕事、自分の役割を果たすこと
おとめ座…恋愛、子ども、投資、クリエイティブワーク
★てんびん座…家族、不動産、拠って立つ場所、居場所(自宅が多いが、会社という人も)
★さそり座…コミュニケーション、基礎的な学び、移動
★いて座…才能、お金、収入アップのための努力
★やぎ座…自分自身のこと、アイデンティティに関すること
みずがめ座…秘密、目に見えないもの、見ないふりをしてきたもの、過去
うお座…友人・仲間、自由、未来に関すること、“みんな”のなかで何をするか

 

「これだけでわかるか〜!」という方は 2020年下半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+) などもジャンジャンバリバリ参考にしていただきたいのですが、ここでは月食にフォーカスして書いて参りましょう。

2019年12月あたりから木星はやぎ座に巡り、どなたも上記のテーマに照準が合わせられていました。そもそもこのやぎ座、土星が2017年末からずっとここで粘っていたので、主に上記のテーマは「試練」「制限」として感じられていた人が多いでしょう。2020年3月後半、土星が一旦抜けたことでちょっと肩の荷が下りた方も多かっただろうと思うのですが、7月2日に土星がまた戻ってきました。ちょっと精神が不安定な男みたいな感じですが、これは「逆行」という動きなので心配いりません。

ここから12月17日まで土星はやぎ座に滞在し、2017年末から現在までをほうふつとさせるような圧迫、我慢といったものも感じられるかもしれません。「ああ、またか」と思わせられるような感じです。ただ、月食は「満ちる」とき。ここまで頑張ってきたことが、きちんと実力として発揮できるときでもあるのです。

「ああ、またか」と思う自分は、決して以前の自分と同じではありません。日々は同じところをぐるぐるしているだけのようでいて、人というのは必ず成長しているのです。自分に厳しい人ほど「成長なんてできていない、自分はまだまだだ」とおっしゃるのですが、そうそう自分をナメるものではありません。毎日頑張ってあれこれ考えて、やるべきことをやって、起きたことに対処して生きているわけで、どうやったって成長するのです。まったく変わっていないとしたら、そのほうがすごい。私などは最近どうもいい感じに照明を落としたムーディーな部屋で本を読むのが辛くなってきまして、もしやこれは

…いや!いや違う!そうじゃないから!何を言っているんだ俺は!話が横道にそれたうえにそれ成長でもないから!ゲフンゲフン!えーと(気を取り直して)、まったく変わらないということはないのです。考え方、物事の受け止め方、柔軟性、変わってきていますよね。それは、過去の自分が頑張ったからこそ自分に与えられた、貴重なギフトであろうと思います。

ここから半年、月食は私たちに、その強い光を投げかけ続けてくれます。過去2年半ほど私たちに試練や制限を投げかけ続けてきたテーマを、ただやられたり我慢し続けたりするのではなく、自分の力で“今の自分のベスト”に昇華していくことができるのですね。そうすることで、過去の涙や報われない辛さといったものさえも、「よし」と力強く肯定されていくのかもしれません。

私は最近思うんですけれども、ってさっきの老眼の話じゃないですよ、ええと自己肯定感ってあるじゃないですか。あれって「よし自分を肯定するぞ!」と決意してもなかなかできなくて、でもこうして「頑張ったな、よしよし」と思えるときに少しずつ、森に落ち葉が積もっていくように堆積していくものじゃないだろうかと思うのです。静かに、少しずつ、やむことなく降り積もっていく。そしていつか渾然一体となり、豊かな土として地表を覆っていく。そして植物を守り育て、花や木々が芽吹いていくのです。ここから半年は、「頑張ったな、よしよし」と思いつつ自分のなかに堆積していくものが、たくさんあるのだろうと思います。今がどんなにひよわで頼りない自分のように思えても、頑張った自分は決してなくなることはありません。それがどんなギフトとなって現れるのか、今を懸命に生きながら見ていこうではありませんか。

とはいえ今は、水星が絶賛逆行中です。まるでピンとこないなという方は、12日以降にもう一度、ご自身を振り返る時間を持ってみると「ほうほう」と思えるかもしれません。

 

ちなみに新月・満月というタイミングはお気持ちが揺れやすくなる方が多いのですが、月食のタイミングはさらにそれが顕著です。加えて今は、ちょっと情報に過敏になったり、「何を見ても悲しくなる」などと、アンコントローラブルな受け止め方をしがちになったり、ということも多いのかもしれません。そういうのは頭で考えてどうこうできる問題ではありませんから、ちょっとネットやテレビ、スマホから離れてみるというのも手です。手帳をひらいて今後半年に思いを巡らせたり、おいしい桃でも食べたり、なんて時間を持つと、ちゃんと自分に戻ってこられると思います。無理をすればあとでガタが来るくらいで、いいことなんてありません。穏やかに、ゆるやかに、自分を運用していきましょうね。

どなたにとっても、よい月食の日となりますように。

 

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