占い師・真木あかりのブログ

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【2020年下半期のポイント③】星々が逆行する夏は、プラスアルファだけを「頑張る」と思わなくて大丈夫

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火星が移動し、土星が戻り、月食が起き……と賑やかだった6月末から7月頭を過ぎて、下半期のセッティングがいい感じに整いました。もうフロアを沸かせる準備はできたぜという感じですね(意味不明)。ひとつ前の月食の記事でも書かせていただいたのですが、上半期以上に2020年の年間テーマに光が当たり、ここ2年間ほど培ってきた力も活かしながら日々を運用していくことになります。2020年年間テーマ、もう前回の記事で書いておりますが、もう一度同じものを載せておきますね。

 

★おひつじ座…仕事や所属している組織における役割、責任、キャリア
★おうし座…高度な勉強、精神的な鍛錬、遠方に赴くこと
★ふたご座…相続、パートナーの収入・資産、ローン、責任ある立場を受け継ぐこと、教わること
★かに座…対人関係、結婚、パートナーシップ、共同でやっていることの責任
★しし座…健康、生活習慣、仕事、自分の役割を果たすこと
おとめ座…恋愛、子ども、投資、クリエイティブワーク
★てんびん座…家族、不動産、拠って立つ場所、居場所(自宅が多いが、会社という人も)
★さそり座…コミュニケーション、基礎的な学び、移動
★いて座…才能、お金、収入アップのための努力
★やぎ座…自分自身のこと、アイデンティティに関すること
みずがめ座…秘密、目に見えないもの、見ないふりをしてきたもの、過去
うお座…友人・仲間、自由、未来に関すること、“みんな”のなかで何をするか

 

これらの年間テーマはやぎ座で7月5日に月食が起こり、木星土星冥王星という星々がバリッと滞在するかたちでスポットライトが当たるのですが、どうしても乗り切れない、なんとなくスッキリしないという方は無理をしなくて構いません。なぜなら木星は9月半ばまで、土星は9月末まで、冥王星は10月頭まで逆行しているのです。たとえば木星土星の意味を合わせて考えると

  • 視野を広げるばかりでなく、広げすぎたもののなかから自分にとって大事なものを選び取っていくといいよ
  • 制限や試練は和らぐので、肩の力を抜いて頑張っていけるよ

ということになるんですね。冥王星は個人の動きにはあまり関係ないだろうと思いますが、もし活かすならば「世の中的に、これまで当たり前だったことがちょっとずつ変わっていくかも。でも、すぐには変わらない。焦らずじっくり見つめて、意識をアップデートしていこうね」という感じです。

年間テーマに降りかかる光というのは確かに強くなっているのです。でも、この夏のあいだは「今の努力にプラスして頑張る」ことだけを、「頑張る」にしなくても大丈夫です。「広げすぎた目標を絞る」のは、敗北でも甘えでもありません。「肩の力を抜いて頑張る」は、サボることではありません。どちらも、星がまっすぐに進んで見える「順行」のときにはできないことであり、今の自分に必要なことなんでよね。プラスアルファだけが頑張るということじゃない。マイナスすることも、ゆっくり歩くこともまた頑張るという好意のうちなのだと覚えておくと、人生はいささかしのぎやすくなるように思います。

こういったことは、私が申し上げるまでもなく、誰もがご存知なのだろうと思います。思うにまかせない状況にあるとき、挫折という言葉が頭に浮かんだとき、考えたことがあるはずです。今以上に何かを積み上げることだけが「頑張る」じゃないのだと。でも、一生懸命に走っているときほど、ちょっと忘れちゃったりしがちです。自分に厳しい頑張り屋さんほど、かつて誰かに言われた「もっと頑張らなくちゃダメだよ」という声が亡霊のように、脳裏に蘇ってしまったりするのです。

でも、そうじゃないんですよね。人生において失敗が学びという一面も持つように、決してマイナスなことではないように、プラスアルファだけがいいことだなんて思わなくて大丈夫です。機械だって使いすぎれば壊れるんですから、人間ならなおさらです。頑張るなかで「これはちょっと辛いな!もしかするともしかしちゃうかもしれないな!!」と思ったら、目標を上げすぎていないか振り返る。肩の力を抜いてみる。そうすることで、この時期に合った頑張り方ができるんですね。それが一番なんじゃないでしょうか。

 

まあ私もガリ勉根性がまだ抜けないというか、毎朝「さ〜今日も1日28時間くらいモリモリ原稿を書くぞ!!」と思っては午後には「もうダメぽ」と思うに至るわけですが、そんなときは五木寛之さんの『百寺巡礼』という本に出てきた言葉を思い出したりします。

胸を張って元気に元気に、ということだけでは、どこかに無理がかかってくる。ため息をつきながら生きていくというのもまた、大事なことなのだと思う。

百寺巡礼 第二巻 北陸 (講談社文庫)

このため息という言葉から「ため息をつくと幸せが逃げる」という言葉を連想する人もいるかなあと思います。これについても私は好きな言葉がありまして、益田ミリさんの『すーちゃん』というマンガに出てくるものです。

ため息ひとつで幸せもひとつ逃げるって誰かが言ってたけど

ため息までガマンしたら窒息するよ

すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)

それからこちら。西炯子さんの『姉の結婚』1巻より。

ため息をつくと幸せがひとつ逃げていくという

別にもういいか

食べ息くらいで逃げる幸せなら逃がしてかまわんわ

姉の結婚(1) (フラワーコミックスα)

誰かが放ったわかったふうな言葉に、さらにため息を増やしてしまわなくてもいい。ため息に飽きたら、きっとそれをどうにかしたくなるから。ため息をつき続けることから、抜け出す力を自分は持っているし、それができるのだと思っていることこそが、大事なのだろうと私は考えています。

 

ああ、またなんだかしんみりしてしまった。下半期の夏はこんな感じです。もちろん「俺はやるぜ俺はやるぜ」という気分の方は、無理やり減速する必要なんてないですよ。そのままアクセル全開ブレーキ禁止で爆走して大丈夫です。でもちょっと折れそうになったときは、「プラスできるアルファはもう全部したんだな」と思ってみると、自分らしい目でこの先を見つめていけるはずです。速いだけが人生じゃないです。どこまで行けるかが、大事なことなのですよね。自分が好きでいられる自分で。

何はともあれ、夏も下半期も始まったばかりです。火星が応援してくれるテーマはエンジンがかかってきたりもしますから、まずはそちらに力を入れてみるというのもアリです。バランスをとりつつ、良い日々にしてまいりましょう。

 

 

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2020年下半期の運勢が本になりました。 

九星気学版の下半期運勢は mi-molletにて公開されています。

mi-mollet.com

雑誌では、CanCamとSPURで掲載されています。

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  • 発売日: 2020/06/23
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CanCam (キャンキャン) 2020年 7月号 [雑誌]

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  • 発売日: 2020/05/23
  • メディア: Kindle
 

なおCanCamについてはこちらでもご覧いただけます。

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