占い師・真木あかりのブログ

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2020年9月17日、おとめ座新月。葛藤を打ち破るために、今できることをしよう。苛立ちさえも燃料にして。

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2020年9月17日、おとめ座新月が起こります。毎回毎回、出だしからいきなり脱線すると話題の(注:私の中で)当ブログですが、今回はいきなり本題から入りましょう。ってすごいことのように書いていますがこれよく考えたら当たり前ですね。理由としては心を入れ替え真人間になったから

 

というわけではありませんで、おとめ座新月だからです。新月という「スタート」の意味合いに、おとめ座ならではの論理性、効率性、分析・整理といった意味合いが加わります。四の五の言わず手を動かす、「明日の自分が頑張る」などと言わず今頑張る、といった実行力が重要なタイミングです。また、そうした気持ちでいたならば、ヒントはしっかりと目の前に浮かんでくるという時期でもあります。

 

他の星に目を向けてみると、やぎ座で逆行中の土星が、この新月とトライン(調和)の角度にあります。この土星にはおひつじ座の火星がスクエア(摩擦)の角度にあり、心の葛藤を感じさせる状況となっています。自分がやりたいことと、社会がで求められること。個人としての自分と、社会人としての自分。人によっては、ここ2年半ほどずっと感じていた社会への違和感が、夏あたりから急にぐわっと強くなってきたという人もいるかもしれません。そうした葛藤を「ときが経てば落ち着くだろう」とスルーするのではなく、論理的に、現実的に手を打っていく。今回の新月のテーマはここにあります。

火星と新月はインコンジャンクト(葛藤)の配置です。火星は逆行中であり、「熱がこもる」ような状態になりやすいときです。苛立ちをおぼえたり、やる気が不完全燃焼気味になったりしている人は多いのかもしれません。ただ、このインコンジャンクトは「葛藤」という意味を持ちつつも、活かそうと思えば味方にできる配置でもあります。活かそうと思えるかどうか――きわめて現実的な視線で――が、カギとなってくるはずです。

たとえば今感じている葛藤があるとしましょう。おとめ座新月のエネルギーを活かすなら、思考を整理して現実的な手を打っていくことで、うまいやり口を見つけていけるのかもしれません。それだけで十分ですが、もっというなら「苛立ち」「怒り」すらもエネルギーにしていくと、もっとブーストをきかせられるかもしれません。

 

苛立ちや怒りは、「よくないもの」とされることが多々あります。でも、自分にとってどうでもいいテーマだったなら、そもそも怒りも湧いてこないはずです。大事なものだから、大事なことだから、そうした感情が出てくるんです。苛立ちや怒りというのは、「大きな悲しみ」なんですね。それを、なかったことにしないほうがいい。

とはいえ、苛立ちや怒りをそのままエネルギーにしたらえらいことになります。年末特番・警察24時、こちら池袋駅東口交番上空バババババババババ(ヘリの音)となるとちょっとまずいので、まずは落ち着いておとめ座新月を活かしていきたいところです。怒りを覚えたのはなぜなのか。苛立ちが出てきたのはいつからか。どうしたらなくせるか。自分ができることを、あらゆる面から分析・検討してみるわけですね。そうすることで、このおとめ座新月にジャストフィットするエネルギーにしていけるのです。

もちろん苛立ちや怒りなんてないよ、という方はその調子でOKです。わざわざ燃やす必要はまったくありませんから、平和にやりましょう。

 

今できることをする。ロジカルに、自分がやるべきことを考えて行動に移す。こうやって書き起こしてみると「おとめ座新月のタイミングだけでなく、いつもそうしたほうがよいのでは」と思えたりします。でも私たちの現実は複雑で、心はいつもロジカルではいられなくって、脳は楽をしたがります。そんななかで、ビシッと現実を見せてくれる新月のタイミングなんですね。分析と行動、これはセットで考えていらしてください。きっと、心のなかに抱えたままになっていた葛藤や閉塞感を、力強く打ち破っていけるだろうと、私は思うのです。

 

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

 

ところで終わったと見せかけてまだ書いちゃうんですけど、ただリアルに現実を見るだけでなく、「ほんとうにうまいやり方」を導き出せる人もいるだろうと思います。たとえば言わずと知れた中国最古の兵法書孫子』に出てくる、「囲師必闕」。敵の城を攻める際、完全包囲するのではなく逃げ道を作っておくことで、城を手に入れやすくなるという方策です。完全に包囲してしまうと「もう逃げ道はない。徹底抗戦だ」となる城主も、明らかな逃げ道があれば生き延びんとして逃げていく。結果として、効率よく城が手に入るというわけです。この手法は「常法にこだわらず、事変に臨んで臨機応変にとるべき変わった処置」と、岩波文庫版の『孫子』にはあります。おとめ座というと「完全包囲」のイメージのほうが強いのですが、ここまでで触れた土星も火星も逆行中。となると、こうした変則的な方法も、理にかなっているのであればアリなのかなと思います。

という話をしていたところ、妙に兵法に詳しい夫がすごく嬉しそうに「モンゴル兵は戦場でわざと敵を完全包囲せず、逃げ出したところを後ろから一網打尽にする」「元寇のとき、鎌倉武士はウンコを投げて応戦した」という情報をくれました。うん……すごいね……。何かの参考にしていただけますと幸いです。

 

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