2017年12月4日、ふたご座で満月が起こります。時間的には0:47なので、実質3日から4日にかけてが満月期間と言えそうですね。この満月はいて座の太陽、うお座の海王星とTスクエアというかたちを組むことになり、ここ2年ほどの長いスパンをかけて自分の中に形作られてきたものにスポットライトが当たります。
先日、海王星の順行のときに「目に見えないけれど『ある』ものに目を向けよう」ということを書いたのですが、「目に見えない大切なもの」は、今回のふたご座満月でもう一度、強めに胸に去来するのではないかと読んでいます。愛情や感情、信じること・信じられること、そして夢や理想といったものーーぐわっと不安になるとか、「やっぱり無理!」と混乱するといったように、心が揺さぶられても大丈夫。そういうときだから、と一呼吸おいて自分を見つめてあげれば、ちゃんと落ち着けます。
ただ、そうそう悲観するばかりの星回りでもないのでしょう。ここで満月に絡んでいる海王星、この人はさそり座の木星とトラインという穏やかな調和の角度を取っているんですね。ですから、理性的、理知的なスタンスをとることで、この2年ほどのあなたの道程を「良きもの」にしていけるだろうと、私は考えています。
目に見えないけれど大切なものが、それを体験したことが、自分にとってどういう意味を持っているのか。何をどのような糧と位置づけるのか。今回の満月では、哲学や心理学に触れてみてもいいのかもしれません。書物がヒントを与えてくれるかもしれません。自分の内面だけを見つめ続けるのではなく、そうしたものに触れて解釈を広げてみると良いでしょう。そうすることで「満ちる」という意味を持つ満月が与えてくれるものの意味を、さらにみっちりと満たしてくれるはずです。
じっくりと目に見えないものをつかみに行く、自分のなかで咀嚼するにはうってつけの、星々からの時間の贈り物ーーそんなふうにこの時期をとらえてみては、いかがでしょうか。
どなたにとっても、良い満月になりますように。心からそう願っております。
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幻冬舎plusで連載している「ご縁の法則」、更新されました。12月の恋愛運はこちらから。
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