あけましておめでとうございます。本稿を書いているのは1月1日の夜でして、既に満月みを感じつつの執筆になります。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて年明け早々、1月2日にかに座で満月が起こります。この満月はなかなかスケールの大きな配置になっておりまして、さそり座の木星＆火星、うお座の海王星と「グランドトライン」という調和と幸運の三角形を描いています。さらに、天王星が順行に転じるというドラマもあります。今回はこのへんのことを書いてみますね。
まず満月についてですが、かに座満月とグランドトラインを組むさそり座火星とうお座海王星は非常に強い、持ち前の力をいかんなく発揮できるパワフルな場所にいます。さらに太陽＆金星は「カイト」という配置にあり、行動力が刺激されることになっています。「心」と「行動」にスポットライトが当たるときであり、この1月2日前後には
- 目標を決める、そして行動に移す
- つながりたい人に働きかける
というところに意識をしていかれると、星々の後押しを受けやすくなるのではないかと考えています。
目標を決める、そして行動に移す
年明けは1年の目標を立てる人も多い時期ですが、この満月のタイミングで、どうしても叶えたいものが胸に浮かぶ人は多くなることでしょう。可能であればぜひ、さっそく行動に移してみてはいかがでしょうか。大きく心が動かされることについて、実際にガツンと取り組むことで星々の後押しを受けられるときです。「こうなればいいな」と指をくわえて見ているのではなく、「絶対にやるんだ、幸せをつかむんだ」という意思の力を用いることで、自分と運が上手く噛み合っていくときです。
アランは『幸福論』において「幸福でいることには意思の力が働いている」と述べました。（アラン著・村井章子訳『幸福論』日経BP社）たとえ遠い星に手を伸ばすような夢物語であっても、まずは手を伸ばす意思を持つこと。それが、自分の星をつかむことにつながるだろうと思います。
つながりたい人に働きかける
満月というのは心が揺れ動きやすいタイミングですが、今回はいつも以上に「心」、そして大切な人とのつながりに焦点が置かれます。誰に心を許し、誰とつながっていくのか、ということを選び取っていけるタイミングなのです。あなたが真に心を許せる人は誰でしょうか。あなたが心を傾けてあげたい人は誰でしょうか。理解者でいてあげたい／いて欲しい人はいますか。
人はどんなに寄り添っても所詮は点と点であり、真の意味で溶け合うことはできません。どんなに愛していても、1日中考えていても、相手の心などわかりません。そうした本質的な孤独をわかっていてもなお「一緒にいたい」と思う人について、またそう言ってくれる人について、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
そしてできれば、その人と良い関係を築いていくためのアクションを起こしてみると良いだろうと思います。話をする、言葉をかけるといった些細な行動から、自分の心が「雪解け」にも似た体験をなさる方もいらっしゃるかもしれません。
この満月が起こる1月2日、おひつじ座の天王星が順行に転じます。これにより、星占いに使う星すべてが順行！という、なかなかハッピーな状態になるのですね。これまで、「思いをかたちにしたい」「行動を起こしたい」と思いつつ、どうしても一歩踏み出すことができなかったという人も、自分が希求する未来に向かって歩み出す勇気と自信が胸に宿るのではないかと、私は考えています。それはきっと、あなたを何らかのしがらみから解き放ち、自由にしてくれるでしょう。
今回の満月はスーパームーンとのことですが、非常にパワフルな配置で始まる1年というのはひとつの希望であるようにも思えます。あなたにとって、良い満月でありますように。そしてあなたが、自分が望むかたちの幸福に近づける1年にしていけますように。心からそう願っています。
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