占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2022年11月24日、いて座新月。響き合うようにして起こる、拡大と始まりのとき。

2022年11月24日、いて座で新月が起こります。いて座にはすでに水星と金星が入り、ぴったりと重なっています。そのすぐ近くで新月が巡ってくるわけで、ここ最近続いていた「さそり座での惑星集中」がもたらしていたしっとりとした重量感が、すうっと消えて楽になってくる人は多いでしょう。集中から拡散へ、物事は移ろっていきます。

同じ24日、うお座では木星が逆行を終え、本来持ち味をふたたび取り戻す流れに入ります。木星は、1846年に海王星が発見されるまでは、うお座の支配星でした。この位置で本来の輝きを取り戻したということは、「幸運と拡大の星」という意味合いが非常にストレートに活きてくると考えていいでしょう。加えて、新月が起こるいて座の支配星は木星です。木星の「幸運と拡大」、そして新月が持つ「始まり」の意味合いは、それぞれが響き合いながら、私たちを希望のあるスタートラインにつかせてくれるのです。

 

さて、惑星は角度によってもそのポテンシャルが強調されます。ただ、今回新月が起こるいて座と、木星が順行になるうお座は決して、滞ることなくうまくいく「イージーアスペクト」の関係ではありません。摩擦や緊張を表す、90度の角度なのです。「ハードアスペクト」と呼ばれる関係です。ただ、自分の力で逆境を超えていこうとするとき、この90度の角度はただの「凶の角度」などではありません。現状に停滞感を覚えている人などは、力強い転機にしていけるはずです。

「自分の力で逆境を超えていこうとするとき」と、先程書きました。木星というのは「幸運と拡大」の意味合いを持つラッキースターですが、決して「何もしなくてもいいことが起こる」という星ではありません。自分が行動することでチャンスが「拡大」し、得られる「幸運」が多くなる、というのが木星のカギです。木星のポテンシャルが発揮しやすい時期だけに、ちょっとした危機と思えるような場面も、乗り越える価値のある過程と思える人は多いでしょう。

 

ちなみに、この新月において何かをばっさりと「捨てる」という意思が固まる人もいます。今までこだわってきたことが、急にどうでも良くなる人もいるだろうと思います。もしそうしたことに関心が向かったなら、「大丈夫」と自分を後押ししてみませんか。捨てるのは、いけないことじゃないです。変わるのは、飽きたからではないはずです。とらわれから離れたあと、目指したい世界をしっかり視野に入れましょう。それが、この新月を活かすポイントになります。

 

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

(宣伝)

巻末にて毎月占いを連載させていただいている「SPUR」ですが、2023年1月号の付録「占いワンダーランド」にて西野七瀬さんと対談させていただきました。12星座別の2023年運勢も書き下ろしておりますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

ちなみに毎度おなじみの2023年上半期運勢本、12月上旬に出ます…!表紙がとてもかわいいので、書影が出たらまたお知らせいたします。

 

 

(近況)

夫とちょっと良いおそば屋さんに行ったのです。ええ、夫というのは生まれついてのド理系で、占いには1ミリも関心を持たずに来たあの夫です。「宇宙からのメッセージ」という言葉を何かの雑誌で見て「ガンマ線のことかな?」とのたまったあの夫であります。

さて夫は舞茸とあわび天ざる、私は天ざるを注文しました。つめたく繊細なおそばも、甘みをおさえたつゆも美味しいこと!そして何より、はかなげなほどに薄い天ぷらの衣には心奪われました。お店を出ても、みちみち「美味しかったね」と言い合うほど。

私「しいたけが良かったな」
夫「そうなんだ。自分のよりも?」
私「うん?肉厚でジューシーでよかったよ」
夫「えっ」
私「えっ」
夫「占い……ではなくて?」

しいたけさんちゃうわ

聖闘士星矢』の知識で占星術に理解を示そうとした結婚1年目、『ジョジョの奇妙な冒険』の知識でタロットに理解を示そうとした2年目。3年目にしてしいたけ占いを認知したようで、ちょっと感動しました笑。

自分が興味がないからといって、決してけなしたりはしないのが夫の美徳のひとつです。「自分は興味がないが、この人にとってはとても価値があるものなのだろう」と想像を巡らせ尊重することができる彼の存在は、私にとって幸福のひとつとなっています。

そんな我々のいい夫婦の日は、私=徹夜で仕事、夫=激務後気絶という感じでした。大丈夫なのか俺たちは。まあいいんですけどね。

2022年11月8日、おうし座皆既月食(満月)。今この時代の「本当の豊かさ」って、なんでしょうね

2022年11月8日の20時頃、おうし座皆既月食が起こります。というか、すでに欠け始めているというのに私はこのブログの2行目を書いております。落ち着け落ち着くんだ俺。まだあわてるような時間じゃない。全部欠けるまでにはアップするぞ(レベルの低い目標)

今回の皆既月食ですが、VOGUE様で記事を書かせていただいておりますので、ぜひご覧ください。

www.vogue.co.jp

こちらに書かせていただいた通り、おうし座の皆既月食です。皆既月食というのは「物事がピークに達し、振り返りと調整を行うタイミング」という満月の強力なバージョン。永遠に上昇し続けるものなど、世の中には存在しませんね。ピークに達したものはまた下り坂に向かい、次の目標を目指してまた頑張っていくことになります。ここでは、ピークに至るまでのやり方とは違ったアプローチが必要になってくるでしょう。満月のときよりもこの部分が強めに出るので、月食のときは物事がピークに達すると同時に安定を欠くという状態がよく起こります。

「安定を欠く」などというと、不安になってしまう方も多いでしょうか。ただ、こういうタイミングではある意味、安定を欠くことが「運の流れに乗れている状態」でもあると私は考えます。不安なときというのは、人はだいたいネガティブな方向に想像をします。私もよく「何もかもを失ったら……」などと考えますよ。でも、まだ起こっていない現実をわざわざリアルに描いて、余計に不安になるのはあまり建設的なことではありませんね。安定を欠くのも、不安なのも既定路線だ。そのうえでひとときの感情に流されず、「今」を見つめる──そんな発想でいると、人生というものはそれなりに、しのぎやすいものになるのではないかと思います。

ちなみにアップダウンを愛する人というのもいます。不安定な状態が「安定」している人にとっては、この時期に起こることなど平常運転なのかもしれません。あるいは、不安定な状態が安定しているフェーズから、また次のフェーズに移っていく──それが、安定に向かう道だったりするのかもしれませんね。

 

さておうし座の皆既月食、おうし座が象徴する「豊かさ」にスポットライトが当たります。今回は「自由と改革の星」と呼ばれる天王星も重なるので、予測不可能な変化が起こることで、今一度モノやお金との付き合い方が変わるという人も多いのかなと思います。また、今回の皆既月食には「制限と試練の星」と呼ばれる土星が「本当の豊かさに目を向けよ」とムードを引き締めているようにも見受けられます。

今、モノやお金、所有などの「豊かさ」が大きく揺らいでいますね。疫病や戦争、気候変動。さまざまな要因が複雑に絡み合うようにして、生活にかかるコストは上昇する一方です。少し前からシェアリングエコノミーが広まり、所有に関する価値観も随分と変わりました。いわゆる「風の時代」への移行で、ニンゲンは物質から自由になったと考えられるのですが、それは「持たなくても暮らせるようになる」と同時に「持つものが限られてくる」というかたちでも、今は過渡期と言えるのかもしれません。

個人レベルでも、モノに対する価値観がバキッと変わる人も多いのではないでしょうか。広告やら流行やらに知らず知らずのうちに影響を受ける現代、それもまあ楽しくはあるのですけれども、限りある資産とスペース、時間と人生を思うとき、ただただシンプルに「自分にとっての豊かさ」を追求できたなら、すごく良い皆既月食になるのではないかと思います。

どなたも、良い皆既月食にしていかれますように。

 

(宣伝)

2023年上半期運勢本、出ます…!12月上旬発売です。

 

(近況)

今回の皆既月食、個人的には「調整」の場所で起こります。ワークライフバランスの調整ですね。もともと天王星が巡って来た頃から、どこかで今の「年中無休・常に平日ダイヤ・深夜営業待ったなし」状態を、パンチのきいたかたちで変えざるを得ないだろうと思っておりました。まあ一番好きなことを仕事にして20年、ずっとこの調子なのでストレスというほどのストレスはありません。しかし寄る年波には勝てず、すり硝子の中年時代をいろんなものが横切るわけですね、Stay with me〜ってKinKi Kidsファンにボコられそうなことを書いておりますが(すみません土下座)、この皆既月食前日に締切がすごくすごいことになり、久々に朝まで執筆コースとなってしまいました。もともと9月から繁忙期に入り、ずっと最低限の睡眠しか取っていないままもう11月。朝のタロット一枚引きを投稿し、気絶するようにして寝たら昼でした。しかしまるで体が動かない。いつの間にかツタンカーメンに転生したかと思いました。

イメージ画像

 

というわけで皆既月食、寝た分の遅れを取り戻さんと月の欠けゆく姿を見ることもなく机に向かっているのですが、「満月・新月の日は前日までに記事を書く」というマイルールも前々回あたりから「当日になんとか」に変わってしまい、今なんて「ジャスト満月までには」です。おのれのだらしなさを猛省、衰えを実感、ああ、ピークはもう過ぎるんだと受容しているところです。

でもまあ、ピークを感じるということは、そこに至るまでにたくさんの方からチャンスをいただいている証拠です。そして、そのチャンスをいただけるのは、日々私が書いたものを読んでくださる皆様がいるからです。改めて、心より感謝申し上げます。これからもお役に立てるものを書いていけるよう、真面目に調整したいと思います。

 

ちなみに先日受けた人間ドックは問題なしでした。身長が1ミリ伸び、体重がすごくすごいことになっていました。医師から言われたのは「これ以上体重を増やさないように」だけでしたね……身が細る思いで執筆に全精力を注ぎ込んできたつもりでしたが、細ったのは気分だったようです(›´ω`‹ )  老兵は死なず、ただ太りゆくのみ。

2022年10月25日、さそり座部分日食。動かしづらいものがあっても、道を行くのだ。

2022年10月25日、さそり座で部分日食が起こります。ヨーロッパや北アフリカでは観測できるようですが、日本からは見られないとのこと。ちなみに占いでは、「見えたほうが運勢に与える影響が強い」と言われたりするのですが、強いからといってイコール良い、とはならないのが人生なんですね。

というわけで部分日食を読み解いていこうというわけなのですが、以下、青字の部分は理屈なので「いらんわ!」という方は飛ばしていただいて大丈夫です。今回の部分日食はさそり座で起こります。さそり座の支配星は現代的には冥王星ですが、伝統的には火星と定義されています。その火星はふたご座に長期滞在しており、サインまたぎではありますが非常に親和性の高い位置関係にあり、この日食に強い影響を与えると考えられます。サインを厳格に守るなら、「知性とコミュニケーションの星」と呼ばれる水星と火星が親和性の高い配置ということで、ガンガン話そ!という雰囲気になりますね。いや〜ややこしくて恐縮です。ちなみにペダンティックといいますか、小難しい文体に惹かれて恋が始まったことがあるのですが、その相手というのが日常会話でやたらフーコーを挟んでくるのがなかなか面白かった(やわらかな表現)ですよね。読みましたよ『監獄の誕生』。いやフーコーより今夜、夕飯いるかどうか聞いてんだけど。野菜炒めと魚とどっちがいいの。まあどうでもいいんですけどね。若かったな俺!そして年上でしたが可愛らしい人でした。ちなみにその次の人もペダンティックな文体に惹かれて付き合い以下略

さて、日食は星占いでは「特別な新月」ととらえます。通常の新月は「はじまり」のタイミングですが、さらに意味合いが強く「まっさらの状態からのリスタート」といった雰囲気でとらえるといいでしょう。人は頑張ったものは、できるだけ活かしたいと考えます。サンクコストが気になってたまらない。でも、それはある意味「過去」にとらわれた発想です。敢えてまっさらにして、リスタートする。それが大事になってくるのが、日食です。

 

今回は新月と金星がタイトに重なることで、愛に関して「よし」と思う人が多いのかもしれません。ただ、月も金星も、さそり座ではそんな本来の持ち味を発揮できません。特に月、飾らない本心からの言葉などは「聞こえない」状態にあります。意志の力だけでは、なんとも動かしづらいものを感じるかもしれません。動かしがたいならば、とりあえず現状維持でいる──心だけは、リスタートにして。そんなやり方もアリだろうと、私は思います。

 

あるいは、他の惑星の力を借りてみる。火星と水星が親和性の高い角度にあるということは、話し合いも成立するということです。キレッキレです。そういうのを利用してみるというのも、賢い選択になるのかなと思います。星は使いよう。巡ってくる敬虔な光を得ながらも、なおかつ”私”として使っていく。それが、星占いの面白いところだと私は思います。

 

どなたも、よい日食にしていかれますように。

 

(宣伝)

監修・執筆したムック本が発売になりました!かわいさがギュウギュウに詰まっています!!いーすとけん。のカード占いや、すみっコぐらしのルーレットうらないはぜひ見ていただきたいです。

 

(近況)

ちょっとシリアスな内容です。ごめんなさい。

実は毎日23時前後に更新している(たまに切羽詰まって北斗の拳になる)「明日の占い」ですが、しばらくコメント欄を閉じさせていただこうかと考えています。私は今まで、この占いにフォロワーさんが寄せてくださるコメントが大好きで、やりとりさせていただくときいつも笑顔で、とてもありがたく励みになっていました。何年も続けて来られたのは、見てくださる皆様のおかげです。インタビューでコメントしたことがあるのですが、「続けられた」のではなく「フォロワーさんが続けさせてくれた」のだと思っています。

ただ、昨今はちょっと、リプライの使い方が変わってきたようです。私の占いはスピリチュアル系の方々のように、リプライするとお相手に気持ちが届くとか、願いを叶えるといったすごいことができません。見てくださるフォロワーさんが、明日をちょっと楽しく生きられたらと思って星を読んでいただけなのです。私が我慢すれば良いのかなと思ってしばらく静観していましたが、まずはしばらくコメント欄をお休みさせていただこうと思うに至りました。

ワガママで恐縮ですが、もしも私に何かお声を聞かせてくださるときは、RTで発信していただけると嬉しいです。大喜利も、いいことがあったよ報告も、誕生日だよ!というお知らせも、どれほど嬉しいことか。コミュニケーションを拒否したいのではない、ということはどうか、お含みおきいただけますと幸いです。

 

2022年10月10日、おひつじ座満月。安定を、行動で打ち破る力。

2022年10月10日、おひつじ座で満月が起こります。こちらの満月については、VOGUE様でまた詳しく書きました……そう、ブログ用にネタを取っておかず、1本の記事に全部投入してしまうのが芸風です(芸なのか)

よろしければこちら、ご覧になってみてください。

www.vogue.co.jp

 

記事中では、どなたにも楽しく読んでいただけるように専門用語をできるだけ避けて書いていますが、ここはブログなのでジャンジャンバリバリいきましょう。やめてよ全然知らないよ!という方、申し訳ありません。そうした方は、私が今日、原稿で「話し合いをしたいと考えている人は」と書こうとして「Hな試合をしたいと考えている人は」とタイプミスをしたというエピソードで和んでいただけたらと思います。Hな試合!し、したい・したくないよりも、どんなものか興味はありますね(あるんかい)。hanashiaiのaが抜けるだけで、こんなことになってしまうなんて……(›´ω`‹ )

 

さて(気を取り直して)この満月はおひつじ座、12星座のトップバッターのサインで起こります。5月中旬に巡ってきた木星も同じサインにあり、5月中旬から頑張ってきたことがある人は、一定の目処が見えてくるだろうと思います。

 

この満月は、風の星座のグランドトラインをズバッと貫くように、いわゆる「カイト」というアスペクトを作ります。火星がちょっと先に行っているので厳密にいえば外れるのですが、ゆるくカイトと見てみたいです。風のグランドトラインは、まずふたご座に「情熱と戦いの星」と呼ばれる火星。そしててんびん座に意志を管轄する太陽が来ます。てんびん座の太陽はフォールという「星の声がよく聞こえない状態」ではありますが、てんびん座の支配星である「愛と美の星」、金星が至近距離にいます。そしてみずがめ座には「制限と試練の星」土星がおり、ともすれば突っ走りがちな火星を程よく抑え、少し弱めの太陽を金星が明るくサポートしています。身軽にでありつつも地に足のついた努力を忘れない、素晴らしいサイクルになっていると思います。

 

そして、ともすれば「安定」にいってしまうこの努力のサイクルを、ずばっと明るい行動力で貫いているのが太陽と月の満月のラインです。これにより、安定した努力のサイクルを自分のための力に変えていく、行動力がそなわると考えていいだろうと私は考えます。木星の「幸運と拡大」という意味合いも加味されて。なんだかとても広がりのある満月と言えるでしょう。

 

もしもこの満月で「全然、望んだ未来じゃない」と思った人は、積み重ねてきたものを振り返ってみると良いだろうと思います。自分らしくない選択はそっと遠ざけて、これからつかみたいものをはっきり見据えて、また自分のために頑張っていけるサイクルに乗っけていけるのがこの満月です。自分の人生なのに「望んだ未来じゃない」と思えてしまうのは、ちょっとしんどいですね。でも、満月のあとも人生は続いていきます。大事なのは、今じゃなくてこれからです。満月は「こっちじゃなくて、こっち」と気づかせてくれるタイミングなのかもしれません。なんてったって、このおひつじ座は2023年上半期のキーとなるサインです。今はだめでも、ここで軌道修正することで来年が変わります。あなたにとって、いい方向に。諦めるなんて早いです。悲しんでいるだけなんてもったいないです。積み重ねていきたいものを、自分なりに考えていけるといいですね。今はそんな勇ましい気分になれない人は、ぜひご自分のペースを大切になさってください。満月だからって「何がなんでもやれ」なんてことはありません。誰にでも、最適なペースというものがあります。それを見つけることのほうが、星よりもずっと大事なことです。

 

どなたにとっても、よい満月となりますように。

 

(宣伝)

監修・執筆したムック本が発売になりました!かわいさがギュウギュウに詰まっています!!いーすとけん。のカード占いや、すみっコぐらしのルーレットうらないはぜひ見ていただきたいです。

 

 

(近況)

満月というのは、積み重ねてきたものが実るタイミングと言われます。私も実りましたよ、積み重ねた膝の疲労が……(›´ω`‹ )

ある朝起きると、どうにも膝が痛いのです。母が膝軟骨がすり減る変形膝関節症で、これは遺伝的要素も強いということで「とうとうワシも本格的な中年か」とうなだれて形成外科に行きました。昔、上司とカラオケに行きKinKi Kidsの「硝子の少年」を「すり硝子の中年」にして歌ってキレられたのが、今更ながら報いとしてこの身に降り掛かったのかもしれないと思いました。自らも「すり硝子の中年」になってわかる上司の気持ち。しかし形成外科の先生はレントゲン写真を前に「うん!軟骨は元気ですね!いっぱいありますよ!!」と断言。軟骨、元気なんだ……そこで蘇ったのが最近、ちょっとハードモードで走り込みをした記憶です。いやその、修羅場続きなので短時間で運動効果を得ようと思ってその……先生には「エッそんなに!?」と驚かれましたが、これからはほどほどにしたいと思います……。

 

 

2022年9月26日、てんびん座新月。顔を上げて、瞳を開けて相手を見つめる力が希望を宿す。

2022年9月26日、てんびん座で新月が起こります。この新月はおひつじ座で逆行中の木星と正反対の位置にあり、対人関係における「希望」を感じさせます。木星が逆行中ですから、その希望はどこか過去の自分が教えてくれるのでしょう。勇気を出して人と向き合ったこと。顔を上げてまっすぐに、人の気持ちと向き合ったこと。新月という「はじまり」のタイミングにおいて、過去のあちこちにいるさまざまな自分が、人と向き合う力を、他人とベストな関係を取り結んでいく力をもたらしてくれるでしょう。

といっても、コミュニケーションを司る水星は現在、逆行中です。物事の流れは依然としてゆっくりですし、表立った動きは感じにくいのかもしれません。ただ、新月はたしかに、「はじまり」を告げます。顔を上げて、瞳を開けて、今向き合うべき人を見つめるタイミングであることに変わりはありません。レスポンスは、すぐにはないかもしれない。それでも、「はじまり」をやっておくことで、希望というものは私たちの胸に宿るのだと思います。

水星が順行に戻るのは、10月2日。続いて11日には、逆行を開始したてんびん座に水星がふたたび戻ってきます。実際に物事が動くのは、10月の上旬になるでしょう。

 

さて、今向き合うべき人を見つめるというのはどういうことでしょうか。たとえば

こういうのを想像した人はいったん落ち着きましょうか……って落ち着くのは俺か!まあいいんですけど、ここまで濃いというか強い感じではなくてですね。いやわかってますよね。

見つめるという言い方をしたのは、先程「この新月はおひつじ座で逆行中の木星と正反対の位置にあり」と書いたためです。これは「アスペクト」という考え方なのですが、アスペクトというのは「見る」という言葉が語源です。そして正反対の位置にあるというのは「よく見える」位置です。相手をまっすぐに見て、判断することができます。当然ながら緊張感は高まりますが、本気で誰かと深い関係を結ぼうとするときに、相手を見つめずにそれが可能となるでしょうか。

おそらく、誰もが何かしら「根は悪い人じゃないから」「我慢することも必要だし、この人のためならそうできるから」と重大な欠点に目をつぶって失敗した経験をお持ちだと思います。私も3億回くらいやりました。関係を続けていくためには、それしかなかった──というのはただの言い訳で、見なかったことというのは全部、自分に降り掛かってきました。関係が続きさえすればと願った希望は、どこにもありませんでした。見つめなくちゃ、いけなかったんですよね。終わってしまうことが怖くても、「今が幸せならいいから」と心のなかで声がしていても。

 

今回の新月には、過去とつながるかたちで希望があります。過去の人間関係で味わった痛みも悔恨も、そしてしっかり見つめたことの喜びといったものも、あなたをきっと応援してくれます。しっかり目を向ける。心も向ける。必要があるなら言葉をかわす──その答えはすぐには返ってこないかもしれないけれど、自分にとって不都合なものから目をそらさないでいる覚悟なんだと思います。相手はパートナーや好きな人はもちろんのこと、一対一で向き合っている人がいればその方です。仕事相手、上司、みなさんそれぞれいらっしゃることでしょう。自分の希望のために、しっかり見つめていきましょう。

 

(宣伝)

LEE様で連載が始まりました!毎週月曜、お昼更新です。

lee.hpplus.jp

SPUR様にて、私の秘密の(?)開運スポットをご紹介しています。spur.hpplus.jp

もう今年も残り100日をきっているわけですが、下半期運勢本も引き続き販売中です。お役立ていただけたら嬉しいです。

 

 

(近況)

松虫あられ先生の『自転車屋さんの高橋くん』のファンミーティングにゲストでお呼びいただき、阿佐ヶ谷ロフトAで2時間ばかりおしゃべりしてきました。私が口下手の緊張しいなのをご存知の方は「大丈夫!?息してる!?」と思われるかもしれませんが、そりゃもうドキがムネムネ、もとい胸がドキドキして気絶するかと思いました。10月6日まで、録画をご覧いただけるようです。私が狂ったように笑っている(しかも松虫先生の危機に)ところをご覧いただけるかと思います、って他に真面目な話もしましたよ!!ええもう私ときたら生まれてこのかた真面目な話しかゲフンゲフン

twitcasting.tv

今回オファーに対して「行く!」と即答したのですが、ひとえに大好きな先生と大好きな漫画だったからです。トーチというサイトで最新から数話が読めるのですが、34話で主人公がこんなことを言うんですね。

 

私はずっと自分がガマンすればなんていうか…

今を平穏に過ごせるってカンチガイしてました

ちゃんと伝えないと…

自分の居場所も大事な人の気持ちも守れないんだって

キミちゃんと離れて気づきました

(『自転車屋さんの高橋くん』34話)

 

伝えること、向き合うこと。登場人物たちが、不器用でも正面からぶつかって、ときには失敗しつつも向き合おうとする。この作品が、私はとても好きです。今回の新月とも、なんだかリンクしているみたいですね。

楽しい会でした。終了後に会いに来てくださった方とお話できたことも、ほんとうにほんとうに嬉しかった。喜びのあまり、つい涙ぐんでしまった私です笑 先生、ご来場いただいた方、そして動画を見てくださった方、ありがとうございました。

to-ti.in

 

2022年9月10日、うお座満月。上半期を振り返り、自分のこれからのための調整を。

2022年9月10日、うお座で満月が起こります。ここ最近、満月のタイミングでVOGUE様で記事を書かせていただいておりまして、書きたいことは全部ここで書いてしまっ(以下略)そう、私は意外とサービス精神旺盛ないて座であります。いて座のサービス精神ってときに、「ファ〜!!!!!!」なんて感じになりがち(私が)、「もう大丈夫だから大人しくしてて」などと言われたりするのですが(私が)、今月もついブログに書くことを残さず全力投球してしまいました。読む側からすると、1本で全部読めたほうがいいですものね。

www.vogue.co.jp

ここですでに書いてしまいましたが、うお座というのは2021年末から2022年5月上旬まで、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が滞在していた場所です。そしておひつじ座から始まる12星座の旅の、フィナーレの場所でもあります。満月は「物事が満ちる」タイミングにして「振り返りと調整」のとき。ちょうどこの日から水星逆行がスタートすることもあり、「はっきりさせる」という感じではありません。白黒つけられるほど単純ではないし、心もびしっといかないんです。無理にやっても、また考え直すことになるでしょう。ふわっとソフトフォーカスで見てあれこれ振り返る……そんなふうに、何が満ちたのか、考えてみるといいだろうと思います。

 

満月の「満ちる」というのは、良いことだけが満ちるわけではありません。「ちょっと自分らしくなかったな〜、努力はしたけど違ったな〜」という日々であれば、ズレたものが「満ちる」ということになります。でも、人はいつもいつもベストな選択ばかりができるわけではありません。そして、ズレたことから学べることって、意外とデカいのです。「これは自分には合わない、もう繰り返さないようにしよう」と身を持って知ったことは、かなりの抑止効果がはたらきます。仮に忘れたとしても「あのとき、合わないって思ったんだったァァァ〜〜〜」と気づけたらいいんです。大事なのは、間違えないことではなく、気付くということ。そして、「振り返りと調整」を、していくことなんですね。

 

今回のうお座満月で「アアア〜」と思ったことは、実は多少、調整がききやすいです。というのも10月末から12月下旬まで、木星はもう一度うお座に戻るからです。あの日のことをふたたびやり直すことは、きっとできないのでしょう。失ったものを取り戻せるかというと、そうとばかりとは限らないのでしょう。それでも私たちは、“あの日”よりは少し成長しているはずです。髪の毛と爪が伸び、笑いじわが増えるように、心も成長します。今だからできる「リトライ」「リカバー」があるはずなのです。だからこの満月で振り返ったことは、10月末からの自分のために、メモっておくと良いです。記憶はどんなに「覚えていよう」と強く願っても、手のひらですくいあげた砂のようにさらさらと、指のあいだからすり抜けていきます。悲しみや痛みが、そんなふうに抜けていったらいいのに。

 

さてブログだけのことも書いておきましょう。今回の満月は、ふたご座で長期滞在している火星と「Tスクエア」という配置になっています。Tの字を描くように、月と太陽と火星があるんですね。批判精神がガチで働きやすい配置です。「あいつが悪い」と犯人探しを始めたり、「時代が悪い」と主語を大きくしたりすると、問題解決の力は少し弱まりやすいように思います。まああいつが悪い場合も、時代が悪い場合もあるんです。ただ、そういう思いが浮かんだときほど、自分の問題に──満ちたものに、ちゃんと目を向けなければいけないのだろうと思います。それは決してあいつや時代から目を背けることではないです。それはまた別の問題として、対峙していけばいい。この満月においては、まずは「自分」なのだろうと思います。「あいつの家のトイレが末代まで詰まりますように」と願うのは、それからです。

 

どなたにとっても、よい満月になりますように。

 

(宣伝)

LEE様で連載が始まりました!12星座×タロットで1週間を乗り切るヒントをご紹介しています。個人的なこだわりとしては、今が元気な人も元気ではない人もそれぞれに、1週間の始まりに「今週はこういう時期か。ならばこうしよう」と、能動的に自分の人生を生きられるように、そんなときにお役立ていただけるものを書きたいと思っています。元気だっていいし元気じゃなくたっていい。でも人生は続いていくから、今は今としてやっていくのですよね。

毎週月曜、お昼に更新です。ぜひご参考にしていただけたら嬉しいです。

lee.hpplus.jp

SPUR様にて、私の秘密の開運スポット……ってインスタやTwitterでも書いたことがありますね、ええと大好きで思い入れのある私的開運スポットと、この秋に訪れると開運につながるスポットをご紹介しています。ただの酒好きが好きなスポットを紹介しているだけの記事に見えるのは気のせいです。ヒック(そういうとこやぞ)

spur.hpplus.jp

もう9月ですが、下半期運勢本も引き続き販売中です。お役立ていただけたら嬉しいです!

 

 

 

(近況)

10年以上ロングヘアです。特に最近ではコロナ禍もあって美容院も控えるようになり、もう四方八方に伸びて(岡田あーみん『お父さんは心配性』に出てきた表現)大変なことになっていたわけですが、本日50cmほども切りました。びっくりするほど頭が軽くなりました。10年前から8kgは体重が増えているのですが、髪の毛の分だったのか〜!ってもうこれ言い訳がきかない感じになっていますね笑

 

体重に関してはローランドさんの発言がすごく好きなんですよ。

私も髪の毛で8kgと思っていましたが、今日から自信が8kgということにしたいと思います。いや〜思ったより増えたな〜自信……(›´ω`‹ )

2022年8月27日、おとめ座新月。自分をいたわり、澄んだ心で現実を見る。

2022年8月27日、おとめ座新月が起こります。今回はちょっと、メンタル面でもフィジカル面でも疲れや不調を感じている方が多いでしょうか。おとめ座が司るテーマのひとつは、心身の健康。折しも夏の疲れが出やすい時期ですから、しんどい方はまず、栄養をとって寝ましょうか。運を活かすにも体力は必要です。それをせずに「さ〜開運するぞ」と思っても、充電せずにスマホを使おうとするようなものです。どんなに素晴らしいアプリも、大事な交流も、まずは充電からですよね。

疲れたのは、頑張った証拠。元気が出ないのは、全力を出し切った証拠。だからこそ、まずはごはんと睡眠なんですね。

 

この新月は、あれこれと「調整」を行うタイミングです。家事にせよ仕事にせよ、増えすぎたタスクは減らすなり、ヘルプを出したりする。やらなくてもいいこと、惰性だけで続けてきたようなことは、思い切ってやめる。そうやって整えて、今後に向かっていくわけですね。

ここまでは毎年やってくるおとめ座新月と変わりないのですが、今回はふたご座に滞在する火星とハードな角度をとっているのがポイントかと思います。おとめ座といえば、批判精神に富んだ星と言われます。これは決してヒステリックに何かを否定して終わる、というものではなく、自分で責任を引き受けてなんとかする、という前提での批判精神です。

そこに「情熱と闘いの星」と呼ばれる火星がハードな角度をとるのです。火星が滞在するふたご座は、「良くないものには毅然と『良くないよ!』とダメ出しをしたい」星座です。はっきりさせることが大事なのです。学生のとき、試験問題やプリントの誤字をあげつらうような人はいなかったでしょうか。ちなみに古典の試験で「古典はコテンコテン」と落書きして呼び出しを食らったのは私ですが──なんてことはどうでもよくて、間違っているものは正さねばいけないのです。

 

このふたご座の火星が、おとめ座新月とハードな角度をとると、「カッときて楯突く」ようなことになりやすいかもしれません。その根底にあるのは「間違っているのはよくない」「ダメならダメと言うべきだ」という澄んだ心なのですが、それがけっこう厳しい言葉で「糾弾」といった印象になりがちです。相手が未熟な精神性の持ち主であれば、一触即発の状態になることもあるでしょう。いくら正しいことでも、澄んだ心からなされる指摘であっても、「なんだこの野郎」から始めれば即アウトレイジとなるわけですね。まあそこから始める人もいないと思いますが表へ出ろ(もう何がなんだか)。

 

申し上げるまでもないことですが、ケンカを売ることが大事なわけではありません。大事なのは、自分も人も、整っていることです。ベストな状態であることです。頭は冴えているわけですから、ちょっと「表現」のほうにも意識を向けていけると、観察力や洞察力も活かされやすいのかなと思います。または、周りの誰かに厳しいことを言われたなら、「やんのかコラ」と応じるよりも「何が、この人にこの言葉を言わせているんだろう?」と考えてみると、相手の思いを汲みやすいのだろうと思います。

きっと誰もが一生懸命なんです。でも、いつもいつも正しい選択ができることばかりでもなくって、人生は続いていきます。そんなときに、「それは違うよ」という声に、ハッと自分の正しさを取り戻すことができる人も、きっといるのでしょうね。

 

愛情を司る金星と、「制限と試練の星」と呼ばれる土星もまた、張り詰めたような角度をとっています。人を愛することを通して、自分を鍛えていく人もいらっしゃるのかもしれません。急がなくて大丈夫。時間をかけて、愛する力を鍛えていくつもりでいるとよさそうです。ただ、もしも直面しているその愛が、あなたらしさを押さえつけるものでしかないのなら、この新月のタイミングで、卒業を考えてみるのもまた、ひとつの道であろうと思います。大事なのは、あなたがあなたとして、すこやかに生きることです。押さえつけて隠されて、笑顔のやり方もしたかったこともわからなくなって生きることではないのですよね。もちろん、「それでもいい。この人と一緒にいたい」と思うのもまた人生です。納得して生きるなら、それはひとつの幸福のあり方でしょう。そのあたりの感情や思考の整理整頓も、しやすいだろうと思います。

どなたにとっても、よい新月でありますように。

 

(宣伝)

下半期の1/3が終わろうとしているのに何を言うかという感じですが、下半期運勢本が出ています。

 

(近況)

私はまったく記憶がないのですが、先日夜中、私がガバリと飛び起き「締切が$%#¥!ムニャ」とわけがわからないことを言ってバタリと寝てしまったそうです。一部始終を目撃した夫は「起こそうかどうか迷ったけど、多分本当に締切がやばかったら本能的に起きると思うのでそのままにした」とのこと。翌朝は普通に起きて仕事をしていたわけですが、何かの締切を忘れているのではないかと思って怖い今日この頃です。ちなみにかなり頻繁に寝言を言ったり笑ったりしているそうで、私は果たして休息できているのでしょうか(知らんがな)