占い師・真木あかりのブログ

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2022年11月24日、いて座新月。響き合うようにして起こる、拡大と始まりのとき。

2022年11月24日、いて座で新月が起こります。いて座にはすでに水星と金星が入り、ぴったりと重なっています。そのすぐ近くで新月が巡ってくるわけで、ここ最近続いていた「さそり座での惑星集中」がもたらしていたしっとりとした重量感が、すうっと消えて楽になってくる人は多いでしょう。集中から拡散へ、物事は移ろっていきます。

同じ24日、うお座では木星が逆行を終え、本来持ち味をふたたび取り戻す流れに入ります。木星は、1846年に海王星が発見されるまでは、うお座の支配星でした。この位置で本来の輝きを取り戻したということは、「幸運と拡大の星」という意味合いが非常にストレートに活きてくると考えていいでしょう。加えて、新月が起こるいて座の支配星は木星です。木星の「幸運と拡大」、そして新月が持つ「始まり」の意味合いは、それぞれが響き合いながら、私たちを希望のあるスタートラインにつかせてくれるのです。

 

さて、惑星は角度によってもそのポテンシャルが強調されます。ただ、今回新月が起こるいて座と、木星が順行になるうお座は決して、滞ることなくうまくいく「イージーアスペクト」の関係ではありません。摩擦や緊張を表す、90度の角度なのです。「ハードアスペクト」と呼ばれる関係です。ただ、自分の力で逆境を超えていこうとするとき、この90度の角度はただの「凶の角度」などではありません。現状に停滞感を覚えている人などは、力強い転機にしていけるはずです。

「自分の力で逆境を超えていこうとするとき」と、先程書きました。木星というのは「幸運と拡大」の意味合いを持つラッキースターですが、決して「何もしなくてもいいことが起こる」という星ではありません。自分が行動することでチャンスが「拡大」し、得られる「幸運」が多くなる、というのが木星のカギです。木星のポテンシャルが発揮しやすい時期だけに、ちょっとした危機と思えるような場面も、乗り越える価値のある過程と思える人は多いでしょう。

 

ちなみに、この新月において何かをばっさりと「捨てる」という意思が固まる人もいます。今までこだわってきたことが、急にどうでも良くなる人もいるだろうと思います。もしそうしたことに関心が向かったなら、「大丈夫」と自分を後押ししてみませんか。捨てるのは、いけないことじゃないです。変わるのは、飽きたからではないはずです。とらわれから離れたあと、目指したい世界をしっかり視野に入れましょう。それが、この新月を活かすポイントになります。

 

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

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巻末にて毎月占いを連載させていただいている「SPUR」ですが、2023年1月号の付録「占いワンダーランド」にて西野七瀬さんと対談させていただきました。12星座別の2023年運勢も書き下ろしておりますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

ちなみに毎度おなじみの2023年上半期運勢本、12月上旬に出ます…!表紙がとてもかわいいので、書影が出たらまたお知らせいたします。

 

 

(近況)

夫とちょっと良いおそば屋さんに行ったのです。ええ、夫というのは生まれついてのド理系で、占いには1ミリも関心を持たずに来たあの夫です。「宇宙からのメッセージ」という言葉を何かの雑誌で見て「ガンマ線のことかな?」とのたまったあの夫であります。

さて夫は舞茸とあわび天ざる、私は天ざるを注文しました。つめたく繊細なおそばも、甘みをおさえたつゆも美味しいこと!そして何より、はかなげなほどに薄い天ぷらの衣には心奪われました。お店を出ても、みちみち「美味しかったね」と言い合うほど。

私「しいたけが良かったな」
夫「そうなんだ。自分のよりも?」
私「うん?肉厚でジューシーでよかったよ」
夫「えっ」
私「えっ」
夫「占い……ではなくて?」

しいたけさんちゃうわ

聖闘士星矢』の知識で占星術に理解を示そうとした結婚1年目、『ジョジョの奇妙な冒険』の知識でタロットに理解を示そうとした2年目。3年目にしてしいたけ占いを認知したようで、ちょっと感動しました笑。

自分が興味がないからといって、決してけなしたりはしないのが夫の美徳のひとつです。「自分は興味がないが、この人にとってはとても価値があるものなのだろう」と想像を巡らせ尊重することができる彼の存在は、私にとって幸福のひとつとなっています。

そんな我々のいい夫婦の日は、私=徹夜で仕事、夫=激務後気絶という感じでした。大丈夫なのか俺たちは。まあいいんですけどね。