9月29日、夜におひつじ座で満月が起こります。満月は月と太陽が対面の位置関係となるタイミング──星占いに馴染んでいる方であれば「オポジション」なんて言葉が浮かんでくるでしょうか──であり、お互いが「よく見える」ときです。太陽は意識、月は無意識。おひつじ座とてんびん座を結ぶラインであり、自分が他人にどう見られているか、自分はどうあるべきかをいつも以上に客観的に見ることができている人は多いのかなと思います。
詳しいところはVOGUE様でだいたい書かせていただいたのですが、
今回の満月って、他のどの惑星ともアスペクトを取っていないんですね。太陽は月だけを、月は太陽だけを見ています。もちろんもう少しゆるっと取れば何かしら出てくると思うのですが、スッと孤高の雰囲気を見せています。ピュアでまっすぐで、満月が持つ「物事が満ちる」「満を持して実る」といった空気感が、とても強く出ているのです。
おひつじ座といえば2023年上半期、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が滞在した星座です。このタイミングで頑張ったことが、今になって結果が出る人はとても多いでしょう。そして、「上半期はもう本当にハチャメチャで、ただただ走り続けるしかできなかった」的なことがここに来て形になり「必死なだけで、もう何がなんだかわからない日々だったけど、あれは頑張っていたのか」と、逆算で実感する人もいそうです。
あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ。私たちの毎日は常にイッパイイッパイなのに、新たなオファーが飛び込んできたり、「ここはあの人に頼ろう」と思ったらハシゴを外されたりと、まあハチャメチャです。「こんなのアリ！？」「無理ゲーすぎでは！？」なんてこともあるでしょう。「頑張る」なんて大前提で、自覚すらないこともあると思います。全力で目の前のことにコミットしている人ほど、「あれは、確かに頑張ったのだ」と思えるのは、随分あとになってのことなんですよね。頑張ったのなんて、すっかり忘れてしまうくらいに。
今年の上半期、あなたはどんなふうにお過ごしでしたか。「頑張ってよかった」と思えることが、きっと見つかる満月になると思います。とても見通しの良い、満月ですから。
どなたにとっても、良い満月となりますように。
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私の占い師としてのキャリアは、実は四柱推命がスタートだったのです。師匠について学ばせていただいていた頃からいつも、向こう10年ほどを見渡して「3年後に独立のチャンスが来るからこのへんで会社をやめよう」「今は低迷期だから、勉強に徹しよう。また大学生やるぞ」「このへんで健康運低迷か。じゃあ前年までが勝負だな」などと計画を立てていました。長期スパンで人生を見られるようになると、「やりたいことが常にある」状態になるんですね。そして、それを「この時期がぴったりだから、ここでやろう」となれるんです。迷わなくなりましたし、低迷期も「さあ来い！かわいがってやる」などと思えるようになりました。そうした経験をおすそ分けしたく、企画した本です。
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＜近況＞
最近仕事しかしていなくって、下北沢でトイレを探してさまよった（おしゃれ施設すぎて何度地図を眺めてもトイレがわからなかった）くらいしか面白いことがなかったんですが……と書いて思ったけど全然面白くないな。もう脳の容量も99％くらいが「トイレ」の3文字で埋まったところで人に聞いて事なきを得ました。
最近笑ったのは、夫が仕事でアクスタの話になったそうで、「あんなものを…！？旅行に…！？いったい何を……！？」とはてなマークいっぱいで帰ってきたことです。きっとヤツは喫茶店の仕切板を連想しているんだろうな……と思いましたが、面白いのでそのままにしておきました。後日、正体が判明したそうですが、いかなる偶像崇拝対象も持たない人なので、人型のも「！？」となったとのこと。
