占い師・真木あかりのブログ

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2023年7月18日、かに座新月。パワフルな「はじまり」の日。意志の埒外のことを、目指したっていい。

2023年7月18日、かに座で新月が起こり……ました。ここ数年、毎回新月の前日までの更新を目指しているのですが、今回は新月が終わり果ててからの更新となってしまいました、反省です。連休の3日間書き続けていた原稿が、まったく終わらなかったためです。新月だって終わっているというのに俺ときたら(意味不明の結びつけ)

さて今回の新月ですが、月を支配星とするかに座で起こるということで、いつもよりもビビッドな「スタート」のタイミングと考えていいだろうと思います。加えて、冥王星オポジション天王星と調停・海王星と調停というトランスサタニアン祭りでもあり、なかなかに濃厚なものを感じさせます。天下一品とか、スープストックの「オマール海老のビスク」を思わせるような……おなかすいたな……

私の空腹はどうでもいいのですが、トランスサタニアンは「時代」や「世代」を司る星々です。個人の運勢を見るときは「思いもよらないこと」などを示します。意志でどうにかできるのは土星までで、そこから外の星は埒外。アンコントローラブルですし、どうにもできないけれど、それでも「想像以上のミラクルだってあっていい」と考えることが可能だと思います。

かに座の新月という「まずは目の前のことから初めてこ」的な新月に、こうしたトランスサタニアンが総出で絡んでいくのは、なんだかとてもおもしろい気がします。私たちアタマで物事を考えることができる動物ですが、夢見ることとか自由とか、抜本的な変化とか、そういうミラクル──意志の埒外のことを目指したっていいんですよね。もちろん、私はバリバリの現実主義というか都合のいいプラグマティストなわけですが、「そういうの(ミラクル)もアリとしてみる」ことでできる行動というものも、あるのだろうと思います。そうすることで、自分の力ではどうにもならないことを目の前にしても、自分らしくサバイブできたりするんじゃないのかねと思う新月です。

今週23日には太陽はしし座に移動し、そのしし座に長期滞在中の金星は逆行をスタートします。こうした、何もかも目まぐるしく過ぎていく夏の日々を前にするとつい太宰治の「ただ、いっさいは過ぎていきます」という言葉を思い出して胸が締め付けられるような気分になるのですが、過ぎ去っていく日々もできるだけ、味わっていけたらいいですよね。今年の夏も、7月の新月も、目の前の時間も、今だけのものですから。

どなたにとってもよい新月でありますように(終わっていますが)。

 

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例の暗いエッセイも更新されています。

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(どうでもいい近況)

例の暗いエッセイで論破マン(注:やたら論破に持ち込む男)たちのことを書いたのですが、小池(仮名)の本名がどうしても思い出せず、結局今でも思い出せていません。「お前は一生、葛西の愛人宅でラーメン食ってろ」としか思わないので、思い出せないままでいいか。他にもいろいろと強豪揃いで、山下真司の鼻から下を貧相にした感じの論破マンはライターでした。忙しかったし不快だったので誘いを断ったら「俺の焼肉が食えないのか」というメッセージが来て、ちょうどそのとき食べていた昼食のおにぎりを噴きましたよね。「噴飯もの」という言葉を見るたびに「なんて大げさな表現なんだろう」と思っていたのですが、そのとき「これが噴飯か」と思い知ったものです。どんなことでも経験ですね。