2022年5月16日、さそり座皆既月食が起こります。月食は「特別な満月」。満月は物事が満ちた段階で「振り返りと調整」を行うタイミングなのですが、その意味合いがよりパワーアップするのが月食です。今回は、日本から観測はできないものの皆既月食となりますので、影響をビビッドに感じる人は多いかもしれません。
今回の月食については、VOGUEで書かせていただきました。ご参考にしていただけますと幸いです。
書きたいことは先に書いたものに全部書いてしまう性分でして、すっかりブログがゼウスにいや違う手薄になってしまうわけですが(なんだこのタイプミスは)、今回の月食、なんとも深いです。さそり座の支配星は冥王星ですが、冥王星発見以前は火星が割り当てられていました。今回は冥王星も火星も、両方がこの月食に調和、つまり満月ならではの緊張感を和らげるサポートをしてくれるんですね。火星がまた、おひつじ座に入ったばかりの木星と良好な配置となっており、強みを発揮しやすい状態です。「いらなくなったこだわりや執着を手放す」ということ、自分が変容することに、あたたかい──いえ、熱いほどの追い風が吹く、そんなタイミングになると思います。
冥王星が絡んでいること、そしてうお座の火星は海王星の近くにありますから、少し先の未来で「気付いたら、変わっていた」「気付いたら、手放せていた」なんて思う人も多いのかもしれません。もしも今、どうしても、何をしてもどうにもできない「手放せないこと」「変われないこと」があったとしても、自分を責める必要なんてまったくないです。大事だからこそ、手放せない。あっさり「終わったこと」にできる気がしない。それでも、この皆既月食の日を起点として、遠い遠い声があなたの無意識に呼びかけるのです。大丈夫だよ、出ておいでよと。こわくないよと。意識のある私たちには、感じ取れないところで。
どなたも、よい月食にしていかれますように。
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(さしたる教訓もない近況)
もはや魔窟 ハッいや違う、仕事部屋が壮絶に散らかっているという話くらいしか書くことがないのですが、なんとかして仕事のスピードを上げないと締切に間に合わないのです。というわけで「ものすごく集中できる本」的な本を買ったのです。賢明な読者の皆様のことです、タイトルをうろ覚えなところからお察しいただけると思うのですが、買ったばかりのこの本が現在、部屋のなかで行方不明になっております。すぐ手に取れる場所に置いたはずなのですが、はて……。私が集中できる日は来るのでしょうか。