占い師・真木あかりのブログ

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2020年4月23日、おうし座新月。自分が本当に必要なものを確かめ、心と体を満たすとき。

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2020年4月23日、おうし座で新月が起こります。

おうし座の新月というのは、リラックスすることと強い関わりを持っています。五感がきゅっと鋭くなるのです。自分は今、何を欲しているのか。何があれば安心できるのか。他の誰が何と言おうとも、今の自分に必要なもの・場所・コト。そういったものが本能的に、わかるんですね。それによって、快適さや“満たされた感”を自分に与えられるというわけです。

新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるう今、知らず知らずのうちに張り詰めた気持ちになっている方は多いことでしょう。平常心を保って暮らしていても、ニュースを見るたびにじわじわと、不安が心を侵食していく――自分が想像したよりもずっと深く。だからこそこの新月前後では、意識的に「好き」と思えるもの、「心地よい」「嬉しい」「いいな」と感じるものを選択していくといいでしょう。ふわりと緊張感がほどけ、心や体をいたわって自分らしさを取り戻すことにつながるだろうと思います。

そうすることの価値は、今だけ恐怖が和らぐといった鎮静剤的なものではありません。自分を理解し、必要なものを選ぶという行為は、自分の芯や軸といったものをあらためて意識に入れ込むことです。自分に必要なものがわかっていれば、人は多少のことでブレたりはしません。周りがどんな状況になっても、振り回されない。凛として、とるべき行動を選べるようになるのですね。

もちろん人間ですから、ドキッとしたりおののいたり、動揺したりするのは普通のことです。私もしょっちゅう、驚いたりドキがムネムネしたりしています。密を避けるためジョギングしていた深夜。夜闇のなかから全裸で靴だけを履いた人が現れたときは、驚きのあまり口から心臓が3つくらい飛び出しそうになりました。よくよく見たらベージュのニットにベージュのパンツ(注:ズボンのほう)の人だったのですが、いやもう腰が抜けるかと思いましたよね。あと道に茶色いものを落とすのも驚くので、法律で取り締まってほしいです。と目の焦点も話の焦点も盛大にブレた記事になってきましたが、予想もしていないことがあれば人間は簡単に揺れたりブレたりします。にんげんだもの(突然のみつを)。それでも、自分を知っていればいつだって自分を取り戻せる。そのためのベースを、五感レベルで普段から養っておくことが大事なのですね。

おうし座新月前後で、本能が求めるものはどうぞ、忘れないでいてください。人生を楽しみ、安定させ、自分らしく生きていきたいと思ったときに、軸となるもののひとつになります。

 

さて、今回の新月のすぐそばには、改革や方向転換を意味する天王星が輝いています。もはや語るまでもないと思いますが、新型コロナウイルスの影響で私たちの生活は一変しました。おうし座が司るのは「所有」や「財」といったテーマ。かつ、「財」に関しては人から分けてもらうものではなく、自分の手で努力して手に入れるタイプの財を意味し、ひいては仕事とも大きな関わりを持ちます。緊急事態宣言にともない雪崩のように始まったワークスタイルの変革も、この新月で決定的に「変化」し、今後のスタンダードになるのかもしれません。

ちょっと先のお話ですが、2020年12月22日には、インパクトの大きな時代の節目が待ち受けています。グレート・コンジャンクションと呼ばれるものです。詳しくは下半期占いの本(出ます!)や雑誌の下半期占い(出ます!)で書こうと思うのですが、ざっくり申しますと「物質と所有の時代」から「知性とコミュニケーションの時代」へと世の中が変わっていきます。たとえば、出社してみんな揃って仕事!みたいなスタイルは「物質と所有の時代」的、各自無理のない場所からリモートで繋がって仕事!みたいなスタイルは「知性とコミュニケーションの時代」的です。

折しも3月後半から、この「知性とコミュニケーションの時代」の、おためし版のような星回りがスタートしています。上半期いっぱいかけて新たなルールをみんなで模索して、年末あたりから新しい時代に切り替わるという感じです。もしかしてこの新月のあたりが「振り返ってみれば、あのへんが転換点だったねえ」と、あとからみんなで言い合うようなターニングポイントになるのではないかと、思い描いたりしています。

とはいえ、たとえ後になってこの時期を振り返るとしても、「昔のほうがよかったね」的な感傷ではないでしょう。なぜなら、天王星は「自由と改革の星」だからです。その改革は多くの人を驚かせますし、順応するまでは大変です。ただ、同時に自由も手にすることができるのです。これまでは叶わなかった自由を――たとえば、場所や時間の制限を受けることで――感じていくと、この先のとらえ方も少しは、変わってくるのかもしれません。

今はまだ、私たちは未知のウイルスにおびえています。そんななか、誰もがなんとかしようと模索しています。だから明るい未来を無理やり想像しなくても、大丈夫ですけれども。

 

最後になりますが、コロナ禍のさなかに小売や流通の現場でいつも通りに力を尽くしてくださっている皆様、インフラを維持してくださっている皆様、医療の最前線で戦ってくださっている皆様に、心よりお礼申し上げます。五感を満たすというおうし座新月のテーマも、あなたたちがいなければ実現の可能性は低くなってしまうでしょう。いえ、星占い抜きで申し上げます。普段どおりの毎日を送れているのは、あなたがたのおかげです。ありがとうございます。

 

 

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