占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2021年12月19日、ふたご座満月+金星逆行開始。振り返りと見直し、そして愛のための「ぐらぐら」。

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2021年12月19日、ふたご座で満月が起こります。満月は「物事が満ちたタイミングでの、振り返りと調整のタイミング」なわけですが、今回の満月は2021年の総括、といった意味合いがある非常に”節目”感の強い日であるように感じます。

満月は太陽と月が真正面からバチッと向き合うことであり、「意思」と「感情」が向き合えばそこそこの緊張感も出るわけですが、今回の満月でそれを和らげる位置に巡っている星が木星です。そう、約1年というロングスパンで私たちに「幸運と拡大」のテーマを与えてくれる木星が絡んだ満月なんですね。木星の次のサイクルが始まるのは12月29日、つまり10日後です。この1年間で得たものや頑張ったことを自分なりに振り返り、見直すことで木星移動に備えることができます。つまり、2022年をより良くするための、心の準備を進めていくことができると言っていいでしょう。

自分を振り返るという行為をするとき、ひとりで「う〜ん」と眉間にシワを寄せる、そんなシーンを想像する人も多いでしょうか。もちろん、自分にとってそれがベストと思われるなら全力で眉間にシワを刻んでいただきたいと思うのですが、今回の満月は「言葉」が理解を助ける、いい味方となります。たとえば身近な人とメッセージをやりとりしたり話したりするのは、満月の話題でなくてもいい刺激をもらえ発見が生まれるでしょう。人と話すことに気が進まないなら、ピンときた本を手にとってみるのもいいかもしれません。誰ですか私が最近『静かなるドン』にクソはまりしたことを思い出したのは。

私がハマった本のことはどうでもいい(本当にどうでもいい)のですが、2021年はどなたにとっても、特別に印象深い年であろうと思います。混乱と病への恐怖に襲われ、経済の落ち込みを経験し、制限だらけの日々のなかで生活スタイルが大きく変化しました。信じるものが食い違い、人間関係に溝ができた人もいるかもしれません。そうしたなかで、誰もが頑張っていらっしゃいました。何を得たか、何を頑張ったかと問われても、具体的にコレとは挙げづらかったり、いまだ無我夢中で考える余裕がない人も多いかもしれません。それでも、自分の肯定できる部分を見つけて言葉にし、振り返ることは大きな価値を生みます。それを胸に抱きしめて、我々は2022年の扉をひらくからです。

 

得たものを振り返るとき、同時に得られなかったことにばかり目が向いてしまうこともあるでしょうか。そんなときは、そこに光る「可能性」を見ていただきたいと思います。できなかったことは、これからできるようになることです。失敗したことは、「成功しないパターンがひとつわかった」という成果です。単なる言葉遊びではありません。そうやって丁寧に可能性を見いだしていくことで、木星の力をうまく借り、運の波に乗って行けたりするのですよね。

 

この満月の日、もうひとつ起こる動きが「金星逆行」です。金星は1年半ごとに、40日ほど「逆行」という動きを見せることになっています。金星といえば「愛と美の星」。それが逆行することで、あなたが自分にとってベストな愛を手に入れる・作っていくための、大事な「迷い」が生まれやすくなります。

この人と一緒にいる私はこれから先、笑顔でいるだろうか。自分が幸せになれる恋愛とは、どういったものか。本当に、この決断に迷いはないか──迷いのかたちは人それぞれでしょう。でも、その迷いはあなたに、他の時期ではとうてい手にすることができない、大事な示唆を与えてくれるに違いありません。パートナーとの間に課題が持ち上がった場合は、乗り越えることで絆をより強くしていけます。2022年1月29日までに「ぐらぐら」を感じたのなら、金星逆行の影響かしらと思ってみるのもいいかもしれません。これは意味があることなんだ。愛を通じて幸せになるための、意味のある「ぐらぐら」なのだと。

こうした逆行期のことをお伝えすると「悪いことが起こるのか、怖い」と思われる方もときどき、いらっしゃいます。でも、そんな単純な話でもないので大丈夫。人によっては何も感じないまま過ぎていきますし、嬉しいことが起こる人もいます。それは生まれ持った星回りや、ここまでの生き方によって千差万別なんですね。悪いことが起こるんだと思いすぎると、物事のネガティブな側面にばかり目が向かい、占いを「呪い」として使ってしまうことになりかねません。怖い言葉を使ってしまってごめんなさい。でも、占いは振り回されるものではなく、「使う」ためのもの。自分が自分の人生を生きていくために、参考にするためのものです。不安になる人は、幸せになろうと一生懸命な方なのだと私は思います。今以上に悪くなりたくないし、少しでも良くしたい。だからこそ、望ましくない可能性が少しでもあるものには、警戒しておきたいのですよね。だからこそ、「そうか、そういう時期なのか。ならばこうしよう」と思ってみることが、きっと力になるだろうと思います。

 

どなたも、よき満月にしていかれますように。

 

(さして得るもののない近況は一番下です)

 

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(近況)

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\俺たちの2021年はこれからだ!/

 

去年からまったく成長してないな…

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いやしかし今年の1年の早さといったら……日々があっという間すぎて、自分が浦島太郎になったのではないかと錯覚したくらいです。奴はまだいいんですよ竜宮城に行き乙姫様にタイやヒラメの舞い踊りですから。私なんて行き先は仕事部屋、zoomの向こうには編集者様の渋面、舞い踊るものは資料やホコリ程度のもので……ウッ目から汗が。もう「うらしまきあかり」に改名するしかないのではないだろうか。まあそれはどうでもいいのですが、今年もこうして上半期運勢本を出させていただけることがとてもありがたいです。これも、読んでくださる皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

というわけでリピートアフターミー、\俺たちの2021年はこれからだ!/

2021年12月4日、いて座皆既日食。闇のあとには、光があるから。

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2021年12月4日、いて座で皆既日食が起こります。今回は南極で観測できるとのこと、壮大な天体ショーが写真などで見られたらいいですね。さて、日食というのは新月スペシャル版。新月が持つ「スタート」という意味がより強調されます。太陽という「自分がエネルギーを向けるもの」がいったん隠される、暗闇になることから「ゼロベースからの再出発」「スイッチを切り、再起動する」といった意味合いで受け取るといいのかなと思います。このキーワードから、何か思い当たることはあるでしょうか。ちょうど気持ちの区切りがつけられそうなことがあるのなら、まさにグッドタイミング。この日食から向こう1ヵ月くらいのあいだに、行動を起こしてみるといいきっかけにしていけます。

日食ということで、人との縁に関するテーマでもあるでしょう。この場合は、

  • お互いに高めあえない関係性になっている場合は、一度再出発することもプラスに
  • 大切にし、大切にされる間柄になれない人とのご縁は、手放していく
  • 過去をきちんと「終わったこと」にして、前を向く
  • 始める前に、まず終わらせる。気持ちの整理をつける

といったあたりが、重要なテーマになると考えます。これは単純に今だけの話ではなく、少なくとも半年スパンで「選んだことと、起こったこと」を見つめ、選択したことを自分になじませていくことになるのでしょう。いて座の日食です。選択の先にはどこまでも広く自由で、現状にとらわれることのない未来が待ち受けているのでしょう。自分だって幸せになっていいんだと、何の根拠もなく思えるようなタイミングも訪れるのでしょう。

 

私は皆既日食を観測したことがないのですが、太陽が完全に隠れた瞬間、あたりは暗くなり気温もスッと下がるのだそうですね。まあそれを教えてくれたのは以前、付き合っていた男でありまして「インドネシアで燃え盛る火を前に踊り狂いながら皆既日食を見るとすごい」という完全にいらない情報も同時にインプットされたわけですが、つい今しがたまで明るい光に満ちていた世界がにわかに暗くなり、ゾッとするような寒さが一瞬にして訪れる――太古の人々が凶兆と考えたのも実によくわかるように思います。ただ、太陽はほどなくして、必ず光を取り戻します。一度「無」になっても、必ず光は見えてくるわけです。

終わりがあるから、始まることもあります。終わらせるから、始められることもあります。この日食を経て何らかを「無」に返す選択をしたとしても、きっと新たな可能性を手にすることになるでしょう。失意のズンドコいや違うどん底にあるとき、人はとてもまた光が見えるようになるなどと信じられないものです。もう一生、暗闇のなかで過ごすのではないかと思ったりもするでしょう。それでも、暗闇の先にある光を信じていいのではないかと、日食のときは思ったりもするのです。

どなたにとっても、よい日食にしていかれますように。

 

(取るに足らない近況は最下部にあります)

 

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(取るに足らない近況)

そろそろ「俺たちの2021年はこれからだ!」とツイートする季節がやってまいりました。まあそれはいいんですが(いいのか)今のマンションに住んで3回目の冬を迎えるわけですが、12月なのに暑いのです。以前のマンションでは、12月になろうものならもう大変でした。吐く息は白く手足はしびれ、暖房をつけているのに来訪した友人たちが全員コートを着始めるという有様。屋外だと言いたいのか。しかし引っ越してみると、急に暖冬になったのだろうかと疑うレベルで今の家が暑い。12月に入ってもまだ夫はTシャツ・短パン・素足で冷房をつけている有様です。暖房は入居して1年目の冬に試運転をしたところ、蒸し煮が2体できあがりそうになったのでそれ以来つけていません。夫は「ほら……うちパソコンがたくさんあるから……排熱で……」と言っていましたが本当か。まあ、かつて貧乏だった頃に寒くて寝られず、ジョギングをして温まったところで即寝るということをやっていたので、暖かいのは幸せなことではありますが。今ですか?もちろん半袖&裸足です。

2021年11月19日、おうし座月食。満ち足りた気持ちにさせてくれるものの変化や揺らぎ。

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2021年11月19日、おうし座で月食が起こります。日本全国で見られる部分月食とのことで、晴れてくれることを願うばかりですね。占星術的には、月食は心が大きく揺らぐ、急激に変革を起こすといった意味合いを持ちます。特別な満月として「大きく満ちる」一方で、調整すべきひずみもまた大きく出るときなのですね。

国立天文台のサイトによれば欠け始めは16時ちょっと過ぎで、欠けた状態で出る月出帯食となるとのこと。18時を少し過ぎたあたりで最大の欠けとなり、20時前には終わります。おうし座は不動宮の星座で対岸の太陽はさそり座、そしてTスクエアを組むのはみずがめ座木星と、不動宮にポイントが置かれた星回りとも言えるでしょう。今回起こる「揺らぎ」や「変革」の原因というのは、もしかするとずっと前から変わらずにあった何か、なのかもしれません。また、誰かに指摘されなければ気づかないほど自分にとっての「あたりまえ」、つまり「無意識のうちにそうであったこと」である場合も考えられるでしょう。

では、いったいどんなテーマに関して「揺らぎ」や「変革」があるのか。ひろく世の中全体に目を向ければ、おうし座のテーマである「お金」「所有」「物質」といったものが変わっていくことが考えられます。今、ちょうどSDGsへの取り組みがひろく浸透しつつありますね。もう、大量消費社会への後戻りはしない。資源の無駄遣いはしない。長く続いた「モノや所有に関するスタンダード」が、この月食から抜本的に変化していくのかもしれません。そして「豊かさ」の意味も、「たくさん持っていること」から「適切に持つこと」が社会的に正しくなるのでしょう。木星のスクエア、冥王星のトラインあたりも含めて、そんなふうに感じました。

 

個人レベルではどうでしょうか。所有すること、豊かさといったことは「満ち足りた幸せ」に大きな影響を及ぼします。過去、ずっと無意識のうちに持ち続けてきた「満ち足りた幸せをもたらすもの」やその量が、この月食を境に変わっていくのかもしれません。そして、新たな価値観を獲得していきます。

星座ごとに、少しだけヒントを書いてみますね。向こう1ヵ月くらい、長く続くテーマとしてイメージを広げていただけたらと思います。

 

★おひつじ座
何をどれくらい持つか、考え方が自然と変わってくる。なんとなく断捨離を始めたら止まらなくなる人も。

★おうし座
「自分といえば、このモノ」と思えるような、西洋絵画でいう持物的なものの変化。これまで大事にしていたものが急に色あせて見え、別のものに代わることも。

★ふたご座
「時間ができたらいつかは」と思って先延ばししてきたモノと対峙する。もしくは「そろそろちゃんとしないとマズいな」と思っていたお金のこと。

★かに座
未来のプランニングをするとき。住まいなど大きなモノのみならず、これからの自分が持ちたいモノに見直し、変化があるかも。

★しし座
仕事で何を実現し、どのくらいの対価を得たいかという価値観に変化。稼げれば稼げるほどいいといった発想はフェードアウトしていくかも。

おとめ座
「自分の価値を高め、成長させてくれるもの」について関心が出てくるかも。モノではなく、学びなどかたちのないものに「自分への投資」を考える人も。

★てんびん座
有形無形のモノを「受け取る」予感。人のアドバイスにはよく耳を傾けて。ただ継承するだけでなくより今の時代に合ったかたちを模索していく人も。

★さそり座
タッグを組む相手が代わるなど対人関係に変化の兆し。モノではないけれど、満ちたりた気持ちになれる相手を丁寧に「選択」することは、モノの選択にもつながっていくはず。

★いて座
仕事や健康について、抜本的な見直しが必要かも。金銭的な豊かさと生活の豊かさのバランスをとっていく時期。

★やぎ座
恋愛や趣味など、プライベートにおける楽しみのあり方が変わってくるかも。これらについて本当の意味で「満たされる」ことが、お金やモノではないと気づいたりしそう。

みずがめ座
住まいや暮らしの豊かさ、満たされる感覚といったものを研ぎ澄ませていくとき。何が自分の安心感やくつろぎにつながるのかを考えると、モノとの向き合い方が変わってきたり、住む場所を再考したりするのかも。

うお座
情報との付き合い方が変わってくるのかも。フェイクニュース陰謀論などが渦巻く今の世の中で、価値ある情報にはお金をかけたり、インプットに使う情報源を減らしたりすることになるかも。

 

先ほども書きましたが、月食は通常の満月よりも影響するスパンが長く、向こう1ヵ月くらいこうしたテーマがちょくちょく、生活のなかで顔を出すかもしれません。もしそんなことがあったなら、あとあと「そういえばあのときの選択で、人生が変わったなあ」と思えるような出来事につながったりもしそうなので、ぜひ「お金」「モノ」「所有」について考える時間を持ってみていただけたらと思います。

また、満月前後というのは体調が揺れやすい方が多くなるのですが、月食ではさらにそれが顕著になります。あまり無理はなさらず、今ひとつだなと思ったら休息の時間を増やすとよろしいかと思います。私も昨日から眠くて眠くzzz(突然の寝オチ芸)、まあどうしようもないことは月食のせいにでもして、明日もボチボチ人生をやっていきましょう。

どなたもよい月食にしていかれますように。

(近況は宣伝の下です)

 

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(近況)

いやもう出る出ると申し上げたまま音沙汰がなくなっている2022年上半期占いですが、ようやく終わりが見えてきました。まだ書き終えていなかったのか!と驚愕した方も多いと思うのですが、私も大変に驚愕しています。実に難産でした。でも今までのどの本よりも言葉を吟味して書きました。世に出た折にはぜひお読みいただけたらと思います。面白いことのひとつも言えない程度には出がらし状態となっており恐縮ですが、なんとか年内乗り切りたいと思います。迷ったときは郷ひろみや(意味不明)

2021年11月5日、さそり座新月。変容せずにはいられない、濃密な愛の季節。

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2021年11月5日、さそり座で新月が起こります。新月というのは「スタート」のタイミングで、物事を新たに始めると軌道に乗りやすいとき。だいたい、新月から1週間以内くらいが始めどきです。といっても「何か始めないと災いが起こる」というわけではありません。私はもともと「新月だから新しいことを始めましょう」といった感じのことを毎月言われると「せわしないなあ」と感じてしまうタイプです。前に始めたことだってまだ続けているのに。このままだと300歳くらいになったらとんでもない数の「元・新しいこと」を並行していそうです。というわけで

  • 始めたいときに新月が巡ってきたらラッキー
  • 始める日を迷っているなら直近の新月スタートにしておく

くらいの運用ルールでいるのもいいんじゃないかな、と個人的には思っています。

とはいえせっかくの新月です、フレッシュな気持ちの切り替え、新たにいいことが到来するなどの幸運を期待するのなら「新しいもの」を買ったり、おろしたりするのはいいだろうと思います。たとえば新しいフレグランスを使うとか、ジュエリーをおろすとか。新しいノートを使い始めるのも、気分がよさそうです。そうしたものは、気分一新頑張れそうですよね。

 

さて永遠(とわ)に続くかと思われた前置きですが、そろそろ今回の新月のお話をしてまいりましょう。新月が起こるさそり座には、冥王星発見以前はさそり座の支配星だった火星が滞在しています。さらに新月は朝6時台に起こるのですが、同じ5日夜には金星がやぎ座に移動します。やぎ座には冥王星が滞在しており、これは現在のさそり座の支配星です。火星は「情熱と闘いの星」、冥王星は「破壊と再生の星」。この2つの星がさそり座にメッッッッッッッチャエールを送っているのですね。非常にさそりさそりした1日となっているわけです。

 

新月のお向かいでは、おうし座に滞在する天王星がぴったり180度の角度を取っています。天王星といえば「自由と改革の星」。それが180度の位置をとると「衝突」「緊迫」「出会い」などの意味合いが加わります。

 

上記を踏まえて読み解くに、この新月では

  • モノやお金に関する価値観が、思ってもみなかった形で新しくなりそう
  • 自分を丸ごと塗り替え、変容させていくような愛を経験するかも

といったふうに読めるかなと思います。特に愛に関しては真剣モードです。モテとか好きピとかそういうのはどうでもよくて、魂を預けるようにして誰かを愛する人が、この時期は多くなるのかもしれません。それは翌6日にジョインする水星も併せてぎゅっとさそり座に星が集まる季節ならではの、ホットチョコレートのように濃厚な季節なのだろうと思います。

わけあった体温が胸を離れないように、かたく抱擁したその感触がずっとずっと背中に刻まれたままになるように。どうか火傷などなさらぬようにと願いますが、この時期に恋をする人はもはや、苦痛すらも愛の肥やしにしていかれそうな気もいたします。変容、改革といったことは少なからず苦しみを伴いますから。

 私からひとつお願いしたいのは、苦しみと愛を結びつけすぎないでいただきたい、ということです。愛に苦しみや涙が伴うことは少なからずあります。ただ、「苦しみが深いからこの愛は自分にとって真実なのだ」「数え切れないほど泣いたから愛が強くなるのだ」ということではありません。思いたいですけど、信じたいですけど。あなたを損なうような扱いを、愛だと思い込もうとしないほうが、いいのですよね。全員に共通することではないとわかっていますが、もし今苦しんでいる方がおられたら、と思って書きました。ご参考にしていただけたら幸いです。

 

(近況は宣伝の下です)

 

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(近況)

2022年に向けた占いを書いている日々です。今年はいつにも増して濃厚、がっつり書いているのですが(毎年これ言ってますね)それだけに書いても書いても終わりません。もう書き終わらないまま2022年を迎えそうな気すらしてきましたが、こんなことを書いたのがバレたら編集者さんに108回くらい八つ裂きにされそうです。書籍、雑誌、Web等で今年も出る予定ですので(書き終われば…)、もしよろしければご覧になってみてください。

というわけであまり外にも出ておらず、たまに出かけたスーパーで尻のような形のトマトを見てフフッとくるような極限の生活なわけですが、夫のおかげでなんとか精神の安定が保たれているような気がします。面白いことは特にないので、私がネットの海から拾い集めて秘蔵しているお気に入り画像を貼ってお茶を濁そうと思います。辛くなるとこの画像フォルダを見るんだ。って気づいたらもう私、15年くらいこの画像で笑ってるんですよね。笑いすぎだろ。省エネか。

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2021年10月20日、おひつじ座満月。星々が織りなす節目の今、夏から秋の季節を振り返って。

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2021年10月20日、おひつじ座で満月が起こります。時間は23:57なのでド深夜ですね。この満月について、詳しくはVOGUEで書きましたのでご参考にしていただけたらと思います。

www.vogue.co.jp

今回の満月は、なかなかの節目感を伴っています。直前の18日に、6月下旬から逆行している木星が順行に転じます。そして19日に、9月末から逆行している水星が順行に。そして起こるのがこの満月です。満月は物事が「満ちる」時期。これは良い意味でも、逆の意味でも…です。頑張って積み重ねてきたことが大きく満ちる人はきっと多いです。そして逆の意味で、自分の心に裏腹に、積み重ねたくなかったものが「満ちる」こともあります。たとえば「長期的な挑戦においてストップしていたこと」「コミュニケーションにおいて、滞っていたこと」なども、その「満ちる」内容に加わってくるでしょう。そして、満月ならではのアクション「振り返りと調整」が行われていくこととなります。

 

自分にとってネガティブなものが積み重なっていたならば、それをひもとき改善するヒントとなるのが、「怒り」であろうと私は考えています。

この満月が起こるとき、対岸のてんびん座は太陽のすぐ近くに「情熱と戦いの星」と呼ばれる火星があかあかと輝いています。たとえば水星逆行中の10月、他人に苛立ちを感じたり、不安や不満がくすぶったりはしていなかったでしょうか。木星逆行中の夏から秋にかけて、思うように行動できない自分が嫌でたまらない、そんな気分になったりしなかったでしょうか。

 

こうした「怒り」は、最初から怒りだったわけではないことが多いのです。よくよく振り返ってみると、始めは小さな悲しみだったりする。大切にされなくて悲しいな。不安なのに一人ぼっちで、とてもつらい。あんなに頑張ろうと思ったのに一歩も前に進めなくて、泣きそう――そういった悲しみがたくさん折り重なって、怒りに変わることがあります。

もしもこの満月で、自分のなかに何らかの怒りが満ちているならば、「では、自分はどうしたいのか?」と自分に問いかけることをお勧めします。停滞のなかに、ヒントがあるかもしれません。怒りや停滞が、自分を見つめるヒントになるんですね。

 

そして仮に「どうしたいのか」がうまく浮かばないならば――浮かばないほどに疲れている場合も――、怒りの始まりに小さな悲しみがなかったか、振り返ってみるといいでしょう。過去のどこかの地点で、まだ涙が止まらずにいる自分を置き去りにしていないか。記憶の片隅の仄暗いところで、お願いだから助けて、と叫ぶこともできずにうずくまっている自分がいないかどうか。もしも見つけたなら、その子たちを迎えに行きましょう。彼ら、彼女らはきっと「本当は、こうしたい」ということを知っているはずです。満月の「振り返りと調整」において、重要なカギとなることは言うまでもありません。

 

逆行していた星々は、順行に戻ってもまだ動きがゆっくりしています。本領発揮!となるのはもうちょっと後なんですね。さらに木星は、時間をかけて物事に取り組んでいくことを良しとする土星の近くにいます。だから、ここに書いたようなことは急いでやらなくても大丈夫。ゆっくりやっていきましょう。なんでもスピードアップしていく時代ですけれど、心までもスピードアップできるわけではありませんから。

 

どなたにとっても、良い満月でありますように。

 

(以下宣伝です)

SPURで12星座別のカラージュエリーについて書きました。見ているだけでもうっとりのセレクション、ぜひご自分のジュエリーをご覧になってみてください。

spur.hpplus.jp

発売中の「マイカレンダー」はホロスコープ入門。私は青石ひかり先生、ルーシー・グリーン先生と一緒に「12星座IMAGE BOOK」という特集を書かせていただきました。ご参考にしていただけたらと思います。

 

ご好評をいただいておりますタロット本『タロットであの人の気持ちがわかる本』、発売中です。

 

アテニア様のサイト「KIREI Cruise」にて、金運アップの記事を書きました。

kirei.attenir.co.jp

 

(近況)

今まで人前でお話することをかたくなに拒み続けてきた私ですが、先日、ご縁があってCHIEさんのトークライブにお邪魔してきました。ご覧いただいた、起こしいただいたというお知らせもたくさんいただいております。皆様、本当にありがとうございました。CHIEさんのおかげでなんとか「5分で終了」「地蔵のごとく無言」という事態は避けられたのですが、なんというか自分のビジュアルに華がなさすぎてもう…(›´ω`‹ ) 以前から「神秘性がない」「オーラがない」と言われ続けては来ましたが、まさか華までとは。何もないやんけ!「華 ある 方法」で検索したりしている今日この頃です。とりあえず花柄の服でも買うか……(安直)

ちなみに過去、花柄の服を着ていたら「場末のスナックのチーママ」と言われ、ストライプの服を着ていたら「ローソンの店員」と言われ、水玉の服を着ていたら「昭和30年代の白黒写真に出てくる人」と言われる始末。いったい俺は何を着たらいいんだと悩んだ結果、ワードローブの7割が無地になりました。ちなみに一番好きな柄は迷彩で、残りの3割は迷彩柄ですw