占い師・真木あかりのブログ

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2021年2月27日、おとめ座満月。春分に向かう今、自分の人生を生きるための「調整」のとき。

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2021年2月27日、おとめ座で満月が起こります。春分前、最後の満月ですね。昨年3月20日春分に、太陽が12星座のトップバッター・おひつじ座に移動してからの1年。多くの方が多かれ少なかれ生活に大きな変化が生まれ、未知のものへの不安と同居する時期を過ごされたことでしょう。直近の未来への不安、親しい人々との接点が減る孤独、価値観の違いからくる葛藤、そして死にまつわる想像。ご自身だけでなくご家族がリスクが高い場合など、ご心労がいかほどだったかと思うと胸が詰まる気持ちです。

満月は”満ちる”タイミング、そして振り返りと調整のときです。第三波が落ち着き、ワクチン接種への希望が見えつつある今、こうして振り返るタイミングが合致する、というのは非常に感慨深いことのように思えます。しかもおとめ座なので「調整してちょうどよくしていく」「こわれていたら修理する」といった意味合いも出てくるのですよね。先程、満月は「”満ちる”タイミング、そして振り返りと調整のとき」と書きました。ダブルの意味で調整期。頑張りすぎたところも、いまひとつ頑張りきれなかったことも、ここで一定の目処と考えて、ちょうどいいバランスにしていきましょう。春分に向けて、それから春分以降の1年の方針も立ちやすいはずです。天王星といい感じの角度にありますから、思い込みにとらわれず方向転換をしてみるのもよさそうです。

 

この「調整」ですが、自分を批判したり、叱咤激励したりしなくてもいい、というところはお気持ちの隅に留めておいていただきたいな、と思います。調整というのは、自分にとっての「ちょうどいい」を見つけることです。たとえ「友がみな我よりえらく見える」と石川啄木がやってきても、そのえらさを目指したり、誰かになろうとする必要は一切ない。自分は自分にしかなれないですし。そして、これまでの自分を「ダメだった」と否定もしなくていい。たとえ今はダメなように思えても、その時々で頑張ってきたわけです。そして長い人生、あとで振り返ったらこの時期の経験が生きてひとかどの人物になっているかもしれない。ここで召喚すべきは宮沢賢治、「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでも それがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから」(

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫))なのです。それなのに今からダメとジャッジしていては、自分がかわいそうです。

まあ私も週に8回くらいは自分が黒くくさった虫のように思う日々なのですが(虫に失礼)、ほんとうの意味での「調整」って自分にしかできないのですよね。誰かがどうかしてちょうどいい具合にしてくれる、ということは絶対にない。長年つきあってきた自分です、まあいろいろありますけれど、春分という1年の区切りに向けてうまいことやっていきましょう。満月前後というのはお気持ちが揺れやすい方も多い時期ですから、どうぞご無理なさらず。そのへんも「調整」ですから、今日なりの1日を生きましょう。

 

ちなみに昨年12月から、木星移動、正月、立春春分と4ヵ月にわたり毎月「1年の区切り」と言ってまして、「スペシャルっぽく言ってるけど毎月じゃねーか!」と思われた方、いらっしゃったらすみません。これで誕生日を加えたら年に何回区切るつもりなんだという感じですよね。あだ名が「区切りマン」とかになったらどうしようと思うと心配です。

 

さて今回のタイミング、対岸のうお座には金星がきらめいています。恋やパートナーシップにおいて、このままではいけないなと思うことがあるのなら改善していきやすいでしょう。ただし、「きちんとしたい」「はっきりしたい」といった真剣さが、相手を追い詰める雰囲気にすりかわってしまいやすい時期ではあります。また、「自分がわがままを言わなければ、好きでいてくれる」等と、抑え込みすぎるクセがもしあるなら見直しを。そのへんに気をつけながら「してもらう」でも「してあげる」でもなく、自分も相手も尊重する。そんなお気持ちで向き合うと、いい満月にしていけるのではないかと思います。

 

どなたにとっても、良い満月となりますように。

 

(お知らせ)

タロットであの人の気持ちがわかる本 (マイカレンダーの本)、おかげさまでたくさんの方に手にとっていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。思えばインスタとツイッターでタロットの1枚引きを始めたのが2017年10月でした(忘れ去っていたので今調べた)。日々の更新とはまた別に書き起こしたのがこの本になりますが、私が書いた言葉たちが本というかたちになって、手にとっていただけているということがときどき「夢なんじゃないか」と思えてくるほどです。ご興味を持ってくださったすべての方に感謝いたします。

3月21日までキャンペーンも実施中です。束見本+私物というマニアックすぎるブツまで当たるらしいのですが、果たしてこれは大丈夫なのでしょうか。よく鍛えられた私のネガティブ脳が「このままでは抽選するまでもなく全員プレゼントになるのでは」と言っておりますが、もし忘れてたという方がいらっしゃったらご応募、ぜひよろしくお願いいたします。

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ちなみに私の母はSBS(静岡放送)の牧野克彦さんの大ファンで、最近はもう電話をかけてきても牧野さんがいかにイケボでトークが上手いのかという話しかしないのですが(まあ事実なんですけど・笑)「発売おめでとう。牧野さんが本のタイトルを読み上げてくれたので、私も買いました」というメールが来ました。理由そこなんだw まあいいんですけど、親心がありがたい今日この頃です。

 

 くだんの本はこちらです。神保町の書泉グランデさんでは、4Fにて直筆メッセージつきのものを取り扱っていただいています。気持ちを知りたい“あの人”がいるすべての方のお気持ちが、届きますようにと願って書きました。