占い師・真木あかりのブログ

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2021年2月12日、みずがめ座新月。過去を振り返りながら、のしのしと風の時代をゆこう。

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2021年2月12日、みずがめ座新月が起こります。みずがめ座といえば昨年末、グレート・コンジャクションが起こり、風の時代が勢いよく幕を開けた星座。そして現在、太陽・月・水星・金星・木星土星と6つの惑星が集結し、非常に「強い」状態になっています。新月とは、はじまりのタイミング。風の時代の様相がくっきりと濃くなっていく、土の時代――権威と所有が重視された200年――の、負の部分が払拭され始める、そんな印象的なタイミングとなるのでしょう。

ココロニプロロさんのコラムでも

風の時代は、知性とコミュニケーション、個性が重視される時代です。そのなかでも、自由や平等といった、水瓶座ならではの特性が強く打ち出されるでしょう。物質や所有、権力が重視された土の時代へのアンチテーゼとして、権力や差別に打ち勝とうとする力、不合理なルールに抗おうとする流れがここから起こっていくのかもしれません。個々がそれぞれに社会を良くしようと、行動を起こすことも目立ってくるはず。
(全文はこちらからご覧ください)

と書いたのですが、某氏の女性蔑視発言とリンクするような部分もありますね。(さらにいえば、誤解が誤解を呼ぶ水星逆行中でもあります…)

 

たくさんの星が集まっています。恋においても、仕事においても、これからの人生のあり方についても、互いの「個」を尊重し合いながら人と関わっていくという発想が必須の世の中になっていく、そんな空気を感じる人は少なくないでしょう。きっと、誰もがそうあるべきとわかっているんです。これから、周囲の誰かの一言によって心が救われたり、自分は自分としていてよかったんだという自己肯定感を得たりする人は、きっと多くなるだろうと思います。

ただ、人の価値観は驚くほどに、ひとりひとり異なります。誰かが「当たり前」と思ってやっていることが、誰かにとっては全然「当たり前」じゃなかったりする。ガンダムの「親父にもぶたれたことないのに!」が共通言語だと思ったら大間違いだし、美味しんぼごっこのつもりで「女将を呼べッ!!」と言ったらスベったりするわけです。しまった例えが微妙だ。まあそれはどうでもいいんですが、そうした違いのせいで傷つけたり、傷ついたりすることも当然あるのでしょう。ただ、「そんなのわかってるよね」という同調圧力の時代はもう、終わりました。「自分はこうしてきたから」と個を押し通すのも、これからは通用しません。意見を述べ、最適解を常に考え、互いを尊重することを求め続けていく。そうした姿勢を大切にしていきたいところです。

 

ただ、現在は水星逆行中です。変えていきたいこと、変わりたいことが頭に浮かんでも、もっちゃりとして「スタート!!」感は薄めなのではないかと思います。むしろ過去のことばかり振り返ってしまったり、まるで自覚がなかった思考の偏りに気付かされたりと、モヤモヤも多いのかも。でも、私たちは過去に学び、今とこれからを考えます。過去を振り返らずに夢見る未来は、現実味のない薄っぺらなものになってしまうこともあるでしょう。だからこの、強い新月のタイミングで水星が逆行しているのも、なんとも絶妙な天の采配、などと感じたりします。過去を振り返るのは、きっといいこと。そこに固執するのではなく、活かそうと思うならば――そんなふうに思う新月です。

 

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

(さして教訓のない近況)

わがままボディをなんとかしようと思って夜な夜なジョギング、もとい発作的に近所を走り回る行為をしています。緊急事態宣言を受けて飲食店が閉まっているからでしょうか、路上飲みを楽しむ皆さんがちらほらおられます。昨日など川べりの緑道で「まあこんもりとした植え込み」と思っていたら飲酒中のカップルで、思わず「ギャッ」と声が出てしまいました。すまん驚いたのはむしろ君たちだったよね……。そういえば昔、墓場の横に住んでいる恋人と付き合っていた頃、真夜中に彼の家に向かっていたら路地から黒い影が飛び出してきたんです。夜中の墓場、見えてはいけないものが見えてしまった。思わず「ギャッ」と叫んだところ、目の前でおじさんが固まっていました。うん、黒い影だと思ったのはおじさんが連れてたドーベルマンだったよね。渋谷で、おかっぱの子どもの生首を路上にこすりつけている老婆を見て腰を抜かしそうになったこともあります。よく見たらおばあちゃんが黒くて毛の長い犬を撫でてただけだったんですけど。うん眼鏡するわ。

 

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