講談社様が運営しているメディア「mi-mollet（ミモレ）」にて、「真木あかりの開運暦」の連載が始まりました。
毎週月曜日、九星気学による占いが更新されます。内容は仕事や恋愛、対人関係など広めに開運のヒントをご紹介。できるだけ多くの方の毎日お役立ていただけるよう、具体性をできるだけ意識しています。
mi-molletは「成熟に向かうミドルエイジ女性のためのwebマガジン」というコンセプトのメディアです。奇遇にも、私もここ2〜3年、「成熟」という言葉を意識して過ごすようになっておりましてーーというといかにもシックで知的なアーバンの女性という感じですが（なんだこの表現は）実際はじたばたと日々が過ぎていっております（笑）。ただ、年齢を重ねるなかで「年をとる」のではなく「成熟する」ということの価値を、強く意識するようになりました。
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「あかりさんの考える『成熟した大人』って、どういうもの？」
そう恋人に聞かれたのは昨年、秋のはじめのことでした。新宿のオーセンティックなバーに並んで、私はぶどうのカクテルを、彼は梨のカクテルを飲んでいたのでした。秋の果物らしい、こっくりとした蜜のような香り、ほのかな酔い。
「自分も他人も尊重して、自分の人生を生きている人のこと、かな」
そう答えると彼はしばし考え込んで「僕はまだまだそんなふうには生きられない気がする。経験も足りないし」とつぶやきました。なんだかとても偉そうなことを言ってしまったのが恥ずかしく思え、私は取り繕うように言葉を続けました。私だって、まだまだとても成熟した大人とは言えないよ。でも多分年齢じゃない、50になっても60になっても自分が成熟しただなんて思える日など来ないと思うんだよね。それでも、成熟するつもりで生きることが大切なんだと思うよ。
恋人とは寒くなる前に、別々の道を歩むことになりました。私が精一杯“成熟した大人”ぶってお別れしたことを、彼は気づいていたでしょうか。それともーー今となってはどちらでも良いことです。お互いの道が交わらなかったことも、14も年上の女に成熟について問うた彼があの晩、なにを思っていたのかも。ただ、私は別れに際して、喜びも悲しみも苦さも、すべてを善悪などなき「経験」として感じきることができました。そして私は皮肉にも、わずかながら成熟できたような気がしたのでした。だからこそ、今の恋人を大切にできているようにも感じます。
これからも「成熟」は私のなかで大切なテーマであり続けるでしょう。この連載でも、そうした核をもって、執筆にあたりたいと考えています。ぜひ、お楽しみいただけますと幸いです。
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noteで暗い日記を書いています。正直なところ、どうして自分がこんなに暗い日記を書いてしまうのかわかりませんｗ 多分暗いのでしょう。
