占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

【更新・掲載情報】ViVi「2020年上半期 真木あかりのセルフブランディング占い」と、ひとが輝くことについて

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ViVi「2020年上半期 真木あかりのセルフブランディング占い」が公開されています。2020年はグレート・コンジャンクションに向けた「本物の努力」の年、ということはほうぼうで書いている通りですが、星占いの観点から見るとどんなところにフォーカスしていくと良いのか? ということについて触れてみました。ご参考にしていただけますと幸いです😊

 

www.vivi.tv

といっても、私は人というものは本来、ありのままでも輝いているものだと考えています。ただ、成長して人生の難問に立ち向かい、人と関わり、社会の一員として生きるなかで「ありのまま」ではいられないシーンが必ず出てきます。「ありのまま」を磨いて、「ありのまま2.0」とか「ありのまま3.0」にしていってこそ自分も、自分が大切な人も幸せにしていけます。新しいことにチャレンジして新しい発見をしたり、勉強をしたりというアクションが「輝き」につながるのは、そうした理由によります。もしよろしければ、記事をご覧になるとき、アクションそのものだけでなく「これによってどんな『ありのままネクストバージョン』になれるだろう?」と、楽しく想像を広げていただければ、とっても嬉しいです。もちろん、記事というものは私の手を離れた時点で、読み手のみなさんのもの。好きに受け取っていただければ、それが一番なのですが。

 

理屈っぽいことばかり申し上げて恐縮ですが、「今の自分がダメだから何かしなければいけない」「今は輝いていないからプラスアルファでやらなきゃいけない」ということではありません。これまで一生懸命生きてきた自分がダメなんてことは、決してありません。私は誰かを傷つけようと意図して情報発信をすることはありませんので、心配なさらないでくださいね。

 

 

(ここから先に書くことは当てはまらない人も多いだろうと思いますが、念のため)

こういった「輝く」系のお話を読むと、違和感だけが募っていってしまうという人も少なからずいらっしゃいます。たとえばこんな感じです。

 

1.輝く輝くと連呼されると、辛くなってしまう

2.「(輝くために)こうして」と書かれていることがまるでピンとこない。たとえば「お茶を丁寧に淹れるようなゆとりをもって」といったテキストを見ると「いやお茶、好きじゃないし」と感じてしまうとか。

 

せっかく幸せになりたいと思って占いを読んでいるのに、これではしんどいですよね。

もしもそうしたことを感じてしまったのなら、まずはそう感じた自分を大事にしたいところです。ノれない自分を責めたり、何かが足りないと思ったりしなくて大丈夫です。輝けないと価値がないわけでもありません。人生には時折そういう時期があって、それは悪いことでもなんでもないのです。ただそういう時期である、というだけです。そして自分が輝いていないと思えるときでも、人間の魂というものは輝きを失うことはありません。たとえくすんで色を失っていても、磨けばまた光るのですよね。

 

1のように、輝こうぜ的な記事が痛みとして感じられたなら、ご自分でも自覚のないうちにお疲れが溜まっているのかもしれません。まずはごはんを食べてよく寝るといいです。自分をいたわって、通常レベルまで元気を取り戻してやることが一番です。そうすれば、自然な輝きが戻ります。占いを意識していただくのは、それからで十分です。

 

2の場合は、ご自分が本当に輝ける手段を見つけるチャンスを手にされましたね。こうした占いで「たとえば〜」と書かれているおすすめアクションがはまらない人は、一定数いらっしゃいます。もちろん占い師としては精一杯心を尽くして提案しているわけですが、それでもさまざまな背景と趣味嗜好を持っている限り、はまる人ばかりではないでしょう。でも「違うな」「面白いと思えないな」と感じられるということは、ひとつのスタートです。

先日、noteでも河合隼雄先生の『こころとお話のゆくえ』の一節を引いてご紹介したのですが、

「同一視」とは、誰か他の人に対して、自分も「あの人のようになろう」と思ったり、その人の真似ばかりしたり、するような状態をいう。「なんだ、そんなことか」と思う人があるかもしれないが、これは人間の成長にとっては非常に大切なことだ。もちろん、人間は一人一人異なるのだから、他人と同じになることなどできない。しかし、そこまで思いこんで努力してみることによって、「やっぱり、自分はこの人と違う」ということがわかり、自分自身の生き方というものがわかってくる。

河合隼雄『こころとお話のゆくえ』河出文庫) 

 ということがあるんですね。違う、面白くないと感じることはひとつのスタートです。じゃあ自分は、何なら面白いと感じるのだろう。そんなところを、占いを参考に探していただけると、私としてはとても嬉しいです。

 

輝くというのも、いろんなものがありますね。きらきら、ぴかぴか、つやつや。ギラギラとかテカテカだとちょっと方向性が違う気がしますが、太陽のような生命力に満ちた輝きもあれば、イルミネーションのように周囲をハッピーにする輝きもあるでしょう。暗い夜をも明るく照らすキャンドルの輝きもあれば、家族を迎える玄関灯のような安心する輝きもあります。どんな輝きが、今の自分にしっくり来るのか。そんなことを考えてみられると、自分の価値や生き方の方向性というものも見えてきやすいのかなと思います。

 

 

サクッとご紹介記事を書こうと思ったら随分長くなってしまった。そして雪を見ようと思って窓から外を覗いたら、随分窓が汚れているのに気づいてしまったぜ……(∪ ´ω` ) まず磨くのはこれだな!!(そういうオチかい)

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全惑星順行期間スタート。アクションを起こしたい人が、いい波に乗るチャンスの時期。

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1月11日から2月16日まで、星占いで使う惑星がすべて「順行」という動きをする全惑星順行期間に入ります。月と太陽以外の8惑星はすべて、「逆行」という動きを見せることがあります。たとえば水星の場合は年に3回程度逆行し、通信やコミュニケーション、移動といった水星が司るテーマが全般的に滞るケースが多く見られます。通信なら「スマホやPCが壊れる」、コミュニケーションなら「LINEが既読のまま返ってこない」、移動なら「電車遅延で遅刻する」といった感じですね。当然ながら百発百中でそうなるわけではなく「そういう傾向が強くなる」ということです。

 

全天体が順行に入ることで、惑星たちはのびのびとそれぞれが持つ力を発揮していけることになります。つまり、この時期に始めたことは星の恩恵を受けるかたちでスムーズに進みやすいのです。ダメだったらダメではっきり出るので、次のアクションを取りやすいでしょう。恋でも仕事でも、何かアクションを起こしたいと思っている人にとっては「波に乗りやすいチャンス」と言えるでしょう。

ダメだと決めつけずにやってみること。ダメだとわかったら「よし、次いこう!」と考えること。そんなマインドセットでいることで追い風は頼もしく吹いてくれるでしょう。挑戦したい、行動したいという人には願ってもないチャンスになるはずですから、ぜひ活用していただけたらと思います。


特定の願いごとがある人は「絶対こうなってもらわなくちゃ困る」と、執着めいた状態になってしまうと状況が動きにくいです。「私にとってベストな状態におさまる」といった感じに、少し肩の力を抜いてみたほうが星の恩恵を取り入れやすいだろうと思います。頑張るのは素敵なこと。でも、頑張り過ぎたらいろいろと、無理が出るのですよね。私が申し上げなくてもわかっているとは思いますが、一生懸命なときほど自分の状態に気づきにくいこともあるので、念のため書かせていただきました。お気に障ったらごめんなさい。


★逆行について、大事なこと
惑星の逆行は蛇蝎のごとく嫌う方も多いのですが、決して悪いことばかりの低迷期ではない、ということは強く主張しておきたいと思います。なつかしい面々と再会したり、心残りだったことをリベンジしたり噛み砕いて納得するに至ったり、といったことも起こるからです。過去にちょっと戻るような出来事が、思わぬ恵みをもたらしてくれることもあるのですね。「怖い時期」と思って過ごせば良くないことにばかり目が向き、運は余計に停滞します。「そういう時期」と思って、つとめてフラットに、柔軟に物事に対峙することで、「想定外だったけどよかった」と思えることも増えます。

 

また、長く解決に至らない悩みを抱えているときはえてして逆行のネガティブな部分を強く感じる人が多いです。何度か書いているのですが、悩むのは「逃げずに頑張っているから」。放り出してしまえたら楽なんです、でも放り出さずに一生懸命向き合っているからこそ、ああでもないこうでもないと悩むわけですね。だから逆行っぽい出来事が起きたときは、しんどく思う自分を否定しないことです。「しんどいよう……こんな自分大嫌い……ネガティブになっちゃダメだ……」なんて思ったら自分がかわいそうです。やるべきは「頑張っているね、ちょっとゆるやかにいこうね」と自分をねぎらってあげること。そしておいしいごはんを食べてよく寝ることです。

占いに振り回されてはなりません。占いはあくまで「参考にする」「使う」という姿勢でいてこそ、上手に活かしていけます。自分が自分の人生を生きるために。だから、これから逆行が訪れたとしても、うまく使っていきましょうね。

 

 

 

今日は真面目に締めます!(いや生まれてこのかた冗談のひとつも言ったことがなく「真面目が服を着ているようだ」と言われるほど真面目な私なのですが)

 

 

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望むものを「選択し直す」とはどういうことか?(おまけ:X JAPANおすすめリスト)

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昨日の記事で「うまくいっていないかな」と思ったら「気づけた自分は偉いぞ!!」と思ってこれからを選択し直すほうがいいと書きました。
この「選択し直す」ということですが、言葉尻だけを見ると「AをやめてBにする」というイメージに受け取られることが多いものの、やり方はいろいろあります。たとえとして「バナナが欲しいと思って探しているが、うまくいっていない」という状態にしましょうウホ🍌。まあゴリラが混ざるのはどうでもいいんですが、ざっとこんな感じのことが挙げられるかなと思います。

  1. 違うやり方を選択する
  2. ずれた目標を元に戻す
  3. 本当に欲しいものに定め直す
  4. ハードルを選択し直す
  5. 解釈を広げる
  6. 「バナナを探し続ける」以外の道を選択する

といったあたりでしょうか。ひとつひとつ詳述します。

 

1.違うやり方を選択する
探している場所が違ったり、探し方が違うのかもしれません。今の自分を冷静に見つめて「バナナが欲しくてタワレコに行った」「バナナが欲しくてしまむらに行った」という状態になっていないか、といったことを検証します。「八百屋に行ってみよう」「スーパーに行ってみよう」という別のやり方を選択すればOKです。今までタワレコしまむらしかない町に住んでいたのなら「町の外に出ていろいろな店を覗いてみる」というのもアリかもしれません。バナナはスタバやコンビニ、喫茶店のパフェの上にもありますからね。

 

2.ずれた目標を元に戻す
「バナナが欲しいからバナナを探す」と選択し直すことです。しっかり望むんんです。なんのこっちゃという感じですが、バナナが欲しいのに「自分には分不相応だから」「手に入らなくて傷つくことを考えると怖いから」と、グレードの低いものを求めてしまう人はとても多いのです。「(バナナが欲しいけど…………)なんでもいいからセールの果物買うぞ〜!!!」といった妥協案を無意識に選択してしまうんですね。自分に厳しかったりネガティブ思考が強まっていたりするとき、強く抑圧される期間が長くあった人などは特に、しっかり望むことが大事です。
本当は欲しいと思っているけれど、自分の気持ちにフタをして目は別のものを探している。それではバナナは見つかりませんよね。「全然なんでもよくない!私はバナナが欲しい!」と思ってバナナを目指せばいいのです。

 

3.本当に欲しいものに定め直す
「バナナ探してたけどちゃうわ!りんごや!」というパターンです。人はときどき、本当の望みではなくとも望みとして抱くことがあります。ほんとうはりんごが欲しいのに、みんなが「バナナ最高!」「バナナこそクール!」と言っているのを聞くと「バナナを選んどいたほうがいいだろう」とバナナを選んでしまう。そのときは自分の意思で選んだようでも、人は環境から大きな影響を受けます。未成熟ゆえに、判断基準がフンワリしていることもあるでしょう。でも、本当に欲しいと思っていないものは、見つけるチャンスにも頑張り続けるモチベーションにもつながりにくいのですよね。違和感がぬぐえないのなら再度、定め直すのは大事です。それまでのプロセスだって決して間違いではありません。それがあったからこそ、本当の望みにたどり着くわけで、無駄ではないのです。
「誰がなんと言おうと、欲しいのはりんごだ!」と、いさましく定め直すことが大事です。

 

4.ハードルを選択し直す
「今まで見たどんなバナナよりも大きく甘く、素晴らしくセクシーで美しいかたちをしていて、見た瞬間にハッピーになれるような黄色のバナナ。房は7本が至高」などとハードルを上げすぎて「見つからない」と感じてしまうことも多いです。より上を目指して頑張るのは悪いことではありませんが、それで失望したり無力感を高めてしまうのであれば意味がありません。モチベーションが維持できるバランスで高めること、自分が充足できることが大事なのです。「おいしいバナナ」というだけでよかったなら、それを選び直せばきっとたくさんのバナナが見つかります。

 

5.解釈を広げる
黄色い皮に包まれたバナナのみがバナナではありません。スライスされてパフェに乗っているバナナもあれば、お祭りで売られているバナナチョコだってあります。揚げられてバナナチップになったバナナもいます。バナナ味のチョコもありますね。まあどれよりも手に入りやすいのが普通のバナナなわけですが、人生の目標においては「まずはとっかかりをつかんで、本物を目指す」というのも有効なことがあります。

 

6.「バナナを探し続ける」以外の道を選ぶ
「やめる」こともひとつの選択です。もう本当はバナナが欲しいと思っていないのに、意地で探し続けてしまうこともあるほどには人間は不合理な生き物です。でも、何かを頑張ることだけが選択ではありません。やめることだって、選択なのですよね。


選択し直すときに重要なのは、「これまでの自分がダメだったから選択し直す」ではなく「これまでの自分も良かったけど、これからの自分をもっと良くしたいから選択する」ということです。「うまくいかない」と思いながらも頑張ってきたのに、ダメだなんて思ったら自分がかわいそうです。これまでもよくやってきたけど、これからのために。そんなふうにして、自分の道をひとつひとつ、選んでいけるといいですよね。

 

 

(以下は占いと関係のない内容です)

 

さて昨日の記事で「We are Xということではしょります」と雑なまとめをしたところ「明日の記事はX JAPANについて書くんだな!?」という圧をほうぼうから受けましたので、本日の私のBGMについて書きました。もうこれであなたもWe are Xなのでひとつよろしくお願いいたします。



最初に何を持ってこようか迷ったが紅白で歌われ球場でも流され、もはや君が代レベルで愛される「みんなで盛り上がれる曲」と言っても過言ではないだろう。静かなギターの音色で始まり、ToshIのボーカルが重なり、一瞬の静寂が張り詰めたような緊張感をもたらしたのち、一転してYOSHIKIの怒涛のドラミングが嵐のように襲ってくる。総毛立つほどのエクスタシーが一気に、否応なしに、嵐吹くこの街に抱かれることになるわけである。ライブでは「紅だァーーーーーーー!!!」という煽りの言葉も全身の血が沸騰するような興奮を与えてくれる。

DAHLIA
世界デビューのために作られた曲であり、初っ端から唸りをあげるギターサウンドに陶酔できる1曲。X JAPANドキュメンタリー映画「WE ARE X」で印象的に使われた。鑑賞後から全身がたぎるような思いにとりつかれ、この曲を聴くたびに奮い立たせられる。自分は死ぬ間際に「やれることはやった」と言えるように生きているのか。生まれた意味は何か。そうしたことをガンガンに問い直し、また立ち上がるのである。どんなに冷たい雨に打たれようとも、追い求めたものをつかみたい気持ちにさせてくれる。X JAPANの曲はその瞬間、刹那を感じさせてくれるものが多いと思っているのだが、これはある程度のロングスパンでの視野を与えてくれたと感じている。

Rusty Nail
J-POP寄りで長く好きになれなかったが、発売から20年以上経って突然好きになった1曲。BLUE BLOOD、Jealousyのアルバム2作のときと比較し、ToshIの声が鋭利な薄氷のような緊張感をはらんでいるのは気のせいだろうか。この曲の最も好きなところはラスト、5:00あたりに一瞬訪れる静寂である。言葉の途中で訪れるこの間が、切々と歌い上げられる空虚さを何よりも物語っているようで、聴くたびにはっとさせられるのだ。人生にはときおりこうした「無」が訪れる。何も聴こえない、何も見えない、生きている感覚すら感じられない無の空間。それを散々思い知った今だからこそ、この曲が好きになれたのかもしれない。

Desperate Angel
作詞ToshI、作曲TAIJIによるノリのいい1曲。仕事で単純作業をしているときなどに聴くとサクサク終わることは確実であろう。歌詞の一部が「ハゲたらツルピカ」と聴こえるのでぜひ聴いてみていただきたい。

Es Durのピアノ線
2分にも満たない短い曲ながら鮮烈な印象を残すインストゥルメンタル曲。Es Durとはドイツ語で変ホ長調のこと。わずかに緊張感を含む美しい序盤から豊かな春の泉のように流れる穏やかなメロディにたゆたっていると突然、奈落の底に突き落とされる。大口玲子の短歌「房総へ花摘みにゆきそののちにつきとばさるるように別れき」という歌を連想する。偶然ではあるがX JAPANYOSHIKI、ToshIも房総出身である。人生の折に触れ思い出す旋律である。

Silent Jealousy
Es Durのピアノ線につながるようにして始まる1曲。メロディアスに響くピアノと怒涛のごとく降り注ぐドラム、絡み合うように魂をほとばしらせるツインギター、ToshIのハイトーンボイス、YOSHIKIの生そのものを結晶化した詞、すべてが完璧である。人生で最も多く聴いた曲にして今後も聴き続けるであろう永遠の名曲。4:35あたりからのツインギターの競演、特に5:07、5:22、6:23あたりは思わず正座して聴きたくなるほどの緊張をたたえている。ちなみにドラムについては6:04あたり、もう鼓動も同じビートを刻んでいるのかと錯覚するほど。

Say Anything
YOSHIKIが身を捩るようにして演奏するピアノの美しさ、ToshIが切なく歌い上げる声色もさることながらツインギターの競演はSilent Jealousyと同じく魂を響かせてくれるものがある。特に3:40以降、なかでも4:11からのツインギターの共演は必聴。もうこのギターは聴けない。HIDEとTAIJIに生きていて欲しかった。HEATHとSUGIZOには心から感謝している。6:40あたり、ToshIの悲鳴にも似た絶唱に圧倒されたままYOSHIKIのモノローグに移行する。アルバム「Jealousy」の最終曲だが、最後の言葉はアルバム「BLUE BLOOD」のUnfinishedを思わせるようで実に切ない。
ジャケットはずぶ濡れで水に浸かるYOSHIKI。この世のものとは思えない凄絶なまでの艶めかしさなのでぜひ見ていただきたい。ちなみにこの撮影で風邪を引き、翌日の横浜アリーナ講演が延期になったという逸話もある。中学生だった私は「そんなになるまで表現の究極を追い求めるとはさすがプロだ」と思った。完全にどうかしている。しかし倒れるまでドラムを叩く姿に心酔して自分もそうしたプロ根性を貫きたいと思い、20代では過労で入院するハメになった。今でもどうかと思うがやっぱり彼らの仕事への姿勢に多くを学んだのは事実であり、「倒れるほどにやらねば」と思ってしまう。

Endless rain
しとしとと降る雨がこの世のすべてを静かに濡らしていくように、悲しみと無力感が胸に募る。大切な人を失った、幸せはただの幻にすぎなかったのだと一度でも感じたことがある人なら、共感せずにはいられないだろうと思う。

Joker
ただひたすらHIDEをしのんで聴く。この頃のHIDEはビジュアルも衣装もギターも最高だった。ROCKET DIVEも続けて聴きたくなるよね。

オルガスム
このへんからスピードを上げていきたい。人の息遣いという斬新な序盤、それをドラムが追い上げ咆哮を上げるという血湧き肉躍り命ほとばしる1曲である。BPM197(1分間に4分音符が197回鳴るスピード)とも言われ、発売当時は「このスピードに着いて来れるか!?」というキャッチコピーがつけられていた。ついて行く以外に選択肢があろうはずがない。

Stab Me In The Back
オルガスムのBPM197を超える、BPM200というX最速の曲。怒涛のドラミングにToshIのボーカルが煽りを入れ、ギターは野太く唸りを上げながらも透徹した美学がある。男たちの咆哮も含め、生き急いでいる感じがたまらない。これを聞きながらジョギングをするとハイペースで走りすぎ必ずバテる。このテンポでタイピングをしたい。
Sadistic desire
HIDEが横須賀サーベルタイガー時代に演奏していた曲をYOSHIKIがアレンジしXの曲となった初期の名曲。なかなかの刺激的な歌詞ゆえに、ブルートゥースが外れたイヤホンで聴くとなかなかのワーオなことになるが、初期の荒ぶるエネルギーとYOSHIKIの華麗なドラミングがもっと本能に従って生きろ、すべて脱ぎ捨てろ、魂を燃やし尽くせと煽ってきているような気がして思わず身が引き締まる思いがする。

Voiceless screaming
TAIJIの穏やかなギターの調べにのせてToshIが切々と歌い上げるバラード。暗闇のなかにいるとき、何度この曲を聴いたことか。優しく切なく響く弦の調べ。HIDEにもPATAにも出せないこの音色を奏でたTAIJIもすでに泉下の人となった。1992年に行われた東京ドーム3DAYS 〜破滅に向かって〜は、TAIJIが参加した最後のライブである。このときの映像で、TAIJIが真っ白なドレスを着たYOSHIKIにじゃれつくようにして抱きついていた様子があった。当時は彼らの問題点がすでに顕在化していた頃だったのに、映像のなかではこの5人のストーリーが永遠に続くかのようにスポットライトが、笑顔が、流れる汗が輝いていたのだった。彼らが何を思っていたのだろう。未来をどう見ていたのだろう。繰り返し映像を見ながら、人前で最高の「X」を演じきる5人のプロ意識に学ばされた。
この数年後、ToshIは洗脳事件に巻き込まれ、X JAPANにも大きなヒビが入る。この歌を歌い上げてもなお満たされない何かがあったのだろうかと、胸が締め付けられる思いがする。考えても詮無きことながら、人の心を考えるきっかけをくれた歌でもある。

Unfinished
真っ暗なステージの上、小さなスポットライトを浴びてすうっと息を吸い込むToshIの姿が脳裏に浮かぶような独唱から始まる静かなバラード。津田直士はアルバムのライナーノーツにて「疑いを知らない美少女のようなメロディー」と評した。最後の一音まで悲哀がギリギリの表面張力を保ち続けるような、張り詰めた印象がある。これをアルバム「BLUE BLOOD」のラストに持ってくるところがいかにも、Xらしいと思わされるのである。

X
1985年という初期の作品にして、ライブのラストナンバーとしておなじみの曲。コーラスには弟分のレディースルームらが参加するなど初期ビジュアル系のアツさがムンムンに漂う名曲。仕事を始める前に聞くとレッドブルより翼が授けられる。
この曲でXジャンプをするのがライブの定番だったが、東京ドームで5万人がジャンプして震度3を記録し、文京区役所からお咎めがきたという逸話がある。演奏ダメって言われたけどやっちゃったんだよねw

 

というわけで以上よろしくお願いいたします。

Jealousy

Jealousy

 

 

BLUE BLOOD

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2020年1月11日、かに座月食。初心にかえって「これから」を見つめるとき。

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2020年1月11日、かに座で月食が起こります。月食というのは1年あまりの長い期間における努力が実を結ぶ、目処が見えてくる時期であり、もしうまくいってないならば再度やり方を変えてリトライを誓ってみるのにも向いているタイミングです。

「うまくいっていない」というのはしんどいです、もう人生でいいことなんてひとつもないんじゃないかと思えたりするものですけれども、視点を変えれば「うまくいく方法を見つけて、選択するチャンス」でもあるんですね。時折「生き方を間違えたのでしょうか」というご相談をいただくことがあるのですが、どんな方であっても「生き方を間違える」などということはありません。でもそのときどきの選択を間違えることはあります。どんなに賢く立派な人であっても、選択ミスはあります。

でも間違ったなら「あっ違ったな」と思ってまた選択し直せばいい。「うまくいっていないかな」と思ったら「気づけた自分は偉いぞ!!」と思ったほうがいいのです。まあこの選択というのもいろいろあって……と書き始めるといつまでも月食の話に至らないのでここはひとつWe are Xということで(意味不明)はしょります。明日、ブログで書きますね。

 

さてこの月食のタイミングで振り返ってみるのといいのは、「あの頃の思いを忘れていないか?」ということ。何かをしたいと思い立ったときの、純粋な心のベクトル。損得なしに「こういうものが欲しい」と思った気持ち。そうした「初心」や「原点」といったものをもう一度振り返ってみたい、そうしたタイミングになっています。自分のなかの高まる感情や、「もっともっと」と上を目指す気持ちがトリガーとなって振り返る人も多いでしょう。

誰もが毎日、それぞれにできるぶんだけ頑張っています。チャンスだけでなく試練も訪れ、ときに報われたり報われなかったりもします。明日が見えない、寄る辺ない思いを抱えるようなこともあるでしょう。そうした日々が重なるなかで、いつか初心は擦り切れてしまったり、肥え太ったり、幾重にも鎧をつけたりすることがあります。

詩人の吉野弘さんの「くらしとことば」というエッセイ集に「初心所望」という一篇があります。そこには公園の一角にある祠でのちょっとしたエピソードを引き合いに

 「初心には欠けない美を貫こうとする力がそなわっているのではないか」

(『吉野弘エッセイ集 くらしとことば』吉野弘 河出文庫

 と語られています。美、とありますが、「凛とした自分の姿」等と言い換えても良いかと思います。ときどき振り返ると、過去の自分の純粋なまなざしにハッとするように、強い思いに思わず背筋を正すように、初心はあとあとまで長く、私たちを力づけてくれるのでしょう。

仕事でも、愛情でも、純粋に「こうしたい」と思った日に立ち戻ってみる。自分が目指した自分にまっすぐ向かえているかどうか振り返ってみる。そんなふうにしてみると、良いタイミングになります。

 

ただ、人間は常に成長しています。かつてベストだと思っていた道が真に自分にフィットしたものとは感じられなくなることも、次のフェーズに進みたくなることもあるでしょう。そんなときは初心にこだわりすぎず、貫くことだけを良いこととせず、新たな初心をここから作っていけば良いのだろうと思います。そのときは「今までの自分は間違っていた」と思わないことが大事です。「選択してみたが、自分の求めるものではないことがわかった」だけです。間違えたのは選択であって、いつでも選び直せます。人生というものを正解/不正解でとらえてしまうと、日々は砂を噛むように味気なく、もろいものになります。そこだけは気をつけて、新たな初心を抱けるといいですね。その「ニュー初心」(もう何がなんだか)だって、過去の初心あってこそ抱けるものなので。

 

折しも、11日は2019年8月12日に逆行をスタートした天王星が巡行に戻る日でもあり、「自分を変える」ということでこのテーマを実現するのは素晴らしい選択です。何かしら変化が起きたら「自分らしく自由に生きられるようになるチャンス!」と思っておくと良いですよ。自分にたくさんのチャンスを、もたらしてやろうではありませんか。

 

ただ、この月食前後はいつにも増してセンシティブになりやすく、心が揺れる方も多いだろうと思います。お気持ち的に無理をしないことです。そういう時期であって、何かが悪いわけではないです。あまり心配しすぎずに、下記を意識していらしてください。

  • 「傷つきやすい時期」と自覚しておく。傷ついたら「傷ついたよね」と自分を認めてあげる
  • 自尊心がキープしにくくなる人は多いかもしれない。「自分はダメだ」と思うとき用に「自分のいいところリスト」「過去に褒められたことリスト」を作ってしんどくなったら眺めると良い。
  • 嫌いな人への感情がいつも以上に強くなるかも(ムカつくことをされる、等で)。「そんなこと考えちゃダメだ」と押し込めない。相手にぶつけない。「どうでもええわ」「知らんがな」といったワードで受け流す。
  • 想像力が高まるので、ネガティブなことを考え始めると止まらなくなりそう。「ネガティブスイッチ入った!」等と自分を客観視することでまずはそれ以上の泥沼化をストップする。「そういう時期だからしゃーないわ」と自分を安心させる。
  • 不安になったら「まあ、でも今日も生きてて偉いわな」と考える

 

といった感じです。特に何も感じないという方は、わざわざ不安にならなくても大丈夫。私が書くのは「もしもこうなったら」という場合の問題解決の方法です。悪い未来を予言して、不安にさせることを目指しているわけではありません。不安になったらその不安をそのままにせず、「ならばこうしよう」と考えることが、解消につながっていきます。なるがままに不安で居続けなくても、いいのですよね。

 

どなたにとっても、良い月食の日となりますように。

 

くらしとことば: 吉野弘エッセイ集 (河出文庫)

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(しょうもない感じの近況です)

そういえばここ数年、初詣で大吉を引いたことがないと気づきました。2020は小吉、2019は吉、2018は凶、2017は凶。神様の「調子こいたらアカン」という強い圧(失礼)を感じますが、今年も粛々と頑張っていこうと思います。ひとまず毎日10km走るor歩く、ブログかnoteを書くというのは継続中。締切に追われるとガタガタになる目標ですが、適宜仕切り直しつつ頑張ってみたい所存です。

2020年1月3日、火星移動。2月16日まで続く「やる気」の傾向と対策。

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2020年1月3日夕方、火星がさそり座からいて座に移動しました。火星がいて座に滞在するのは2月16日まで。傾向についてはこの記事で詳しく書いているのですが、

cocoloni.jp

もう少し掘り下げて書いてみたのでご紹介します。よろしければ、ご参考にしていただけますと幸いです。

 

★おひつじ座
自分の世界をグイグイと広げていけるときです。おそらくですが、「すぐに役に立つわけではないけれど、今の自分にとって大事なこと」を学びたくなったら、ぜひ積極的にトライしてみるといいでしょう。努力をコスパばかりではからないことが、この時期は特に大事になるかもしれません。

 

★おうし座
誰かに対し、情熱的にコミットしたくなるでしょう。「深入りする」「関係を深める」などといった表現がよく似合います。ただし、「からだの関係を持つ」「おせっかいをする」ということについては、よく考えてから行動に出たほうが後悔せずに済むでしょう。「最近、この人に依存しすぎかな」と思っている相手がいるならば、大切に思う気持ちはそのままに、ゆっくりと依存心を減らしていくきっかけとするといいかもしれません。

 

★ふたご座
刺激を与えてくれる人との出会いがあったり、誰かとアツく議論を交わすようなことになったりしそうです。おそらく、ふたご座のあなたにとってはさほど難しいことではないはずです。衝突を恐れずホンネを言うことが大事なのですが、それについてもまったく問題ないでしょう。強いていうなら

・「お互いの一致点を見つける」という目的を、お互いに持ちあった上で話す
・皮肉や理屈はいきすぎない程度に
・反骨精神はおさえる

ということで、良い結果につなげられるはずです。

 

★かに座
仕事をムチャクチャ頑張ることになりそうです。こう書くと「今だって忙しいのに、これ以上頑張らなければいけないのか」と嫌な気持ちでいっぱいになる方も多いのは存じ上げているのですが、嫌な忙しさではないと思うのです。「頑張らされる」というのではなく、自分から仕事をもぎ取るようにして忙しくしていく、という傾向にあり、どちらかというと「成長していく自分をびしばしと感じられる、タフなチャレンジ期」と思える人が多いでしょう。とはいえ「成長はどうでもいいや」というフェーズにある方だと、やはりハードに感じられるかもしれません。今の自分のスタンスや、やりがいをどこに見出すかということを振り返るにはいい機会と言えそうであるとも思います。
オーバーワークになりがちなのですが、自分ではまるで自覚がないでしょう。2月中盤まではそうした傾向が続くので、頑張りすぎてダウンしないよう「そんな気はしないが超がんばっているのだ!」と自覚しておくといいでしょう。

 

★しし座
少しムリめなチャレンジをしてみるといい時期。テーマは「自分が自分であるために大事なこと」。期間は2月中盤を目処として、趣味でちょっと高めの目標を立ててみる、筋トレを頑張る、といったことに取り組むと思った以上のリターンがあるでしょう。クリエイティブワークの人は、この時期にガツンと成果を出せます。自分の名前と顔を売り込むために、いつもの1.5〜2倍くらい欲張りに動いてみるとチャンスを増やせるでしょう。そう、チャンスって増やせるんですよね。

 

おとめ座
家や職場を快適にするために、ガチで取り組むといいとき。徹底的に掃除をしたり、レイアウト変更をしたりといったことは良い運を招いてくれます。まずは「モノを減らす」というところから取り組むといいです。家族と相容れない問題を抱えている人は、2月の中盤まではぶつかる可能性が高まるかも。変に丸くおさめようとせず、衝突も恐れずに向き合うといいかも。

 

★てんびん座
アクティブに行動できる楽しい時期。気になったところにはどんどん出かけてみるといい刺激をもらえそう。勉強もはかどる時期ながら、ここでの意欲は短期集中型。太く短く!というのが特徴なので、2月中盤までに一段落するくらいのボリュームのことを頑張ると効率よく頭に入るはず。2月中盤をひとつのゴールとして、逆算して予定を立てるのも◎。頑張れる時期!と思って予定を組むと、ちょっと詰め込むかたちになっても頑張れますよね。そういうエンジンのかけ方が向いています。

 

★さそり座
「稼ぐ力」が高まるとき。お買い物で散財する人も少なくないのですが、「いっぱい買った〜!!よーし仕事がんばるぞ、なんなら副業もしちゃおうかな」といった具合に、意欲を高めることになるでしょう。ただし一気呵成にやってしまいたい、という気持ちが強まるので、無理をしすぎたりリスクが高い金融商品に手を出したりしないよう気をつけたいところ。

 

★いて座
パワーアップのとき。ただし強く出すぎて周囲とぶつかったり、知らず知らずのうちに攻撃的な気持ちになりやすかったりするので「そういう時期」と思って、常にセルフチェックする余裕を持つといいでしょう。エネルギーを他人に向けるのではなく、自分を高めることに向けるならば大いに成長の時期とできるはず。なかには、2019年を彷彿とさせるような成長の機会をみずからつかみ取る人もいそうです。

 

★やぎ座
コンプレックスや自責の念が若干強くなりそう。自分を否定し始めるときりがないので、考えが浮かぶたびに「これから頑張っていけばいい」というマインドセットを自分のなかに持つといいでしょう。もちろん、もともとそうした発想ができているのであればそのままで全く問題ありません。なお、ネットにクソはまりしやすい時期でもあるので、「Netflixアマゾンプライム一気見」「オンラインゲームにどハマり」「ハッと気づいたら仕事もせずネットサーフィン」的な状況になりがちな人は、時間を区切って楽しむなどハマりすぎない工夫ができると安心です。

 

みずがめ座
未来のために、現状でボトルネックと感じていることを、ひっくり返したいという思いが強まるかもしれません。権威や権力といったものには反発したくなりますし、「誰もやっていないことをしてアッと言わせたい」なんて願望も強まります。やるべきことが急につまらないように感じて、サブの用事に全力投球する人も。ガツンと大きなことをやるよりも、1ヵ月〜1ヵ月半くらいでどうにか目処がつくような見通しを立てるといいでしょう。

 

うお座
今、自分が力を尽くしていることに全力でコミットしていくことになります。仕事である方が多いだろうと思いますが、なんらかの組織に所属している人であれば、そこでの役割も含まれるでしょう。人によっては、子育てが「力を尽くしていること」にあてはまる人もいそうです。その際ですが、「みんなのなかで、どう自分の立場や意見を示していくか」を重視すると良いと思います。他者に迎合するでも、強く出過ぎるのでもなく、どうしたら自分がすべきことにベストを尽くせるのか、を探っていくんですね。うお座の人は面倒なことをするよりは周囲に合わせる、ということのほうが楽と感じるかもしれませんが、それで苦労することも多いはず。そうした状況のゲーム・チェンジのしどき、と言えるかもしれません。

 

 

 

ちなみに前回、火星がいて座に巡ってきたのは2018年2月〜3月中盤でした。このあたりに起きたことを思い返してみると、ヒントや反省材料が見つかるかもしれません。私の場合はまるで覚えていなかったので(もうだめだ)、素直にGoogleカレンダーを見返してみたところ、出張が立て続けにあってばたばたの頃でした。京都やら愛知やら、とにかく必死で回って仕事をこなしつつ、知らない街のカフェやホテルで原稿を書いていました。仕事の配分を調整して時間を確保しないと、といったことをずっと考えていたのですよね。今年は出張の予定はないのですが、何にフォーカスしていくかを考える必要は感じていました。そして、これって火星のテーマと一致するのですよねえ。

あの頃の自分よりは成長できていると自分を肯定しながら、この時期を目一杯に生きていきたいと思います。ちなみにこれを書いているのは3日の夜ですが、「2020年は日記をつけよう」と思っていたことを今、思い出しました。すっかりきれいさっぱり忘れていた。もうだめだ(∪ ´ω` )

 

 

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2020年上半期の運勢が本になりました。前に進もうとするあなたの、支えとなることができましたら幸いです。星座ごとの分冊版もあります。 

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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 mi-molletにて、九星気学版の2020年上半期の運勢が公開されています。

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2020年、開運メークを「効かせる」ちょっとしたコツ〜開運メーク特集、監修しました〜

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光文社「STORY」2020年2月号「40代には、40代の開運メークがある!」という特集にて監修させていただきました。今年の運を味方につけるメイクやコスメ、心構え等についてコメントしております。取材いただいたライターさん、同席いただいた編集者さんがもう美人すぎて「ファー!」となった私ですが、2020年に目指すことで美しさも運も底上げするメークについて、思う存分語らせていただきました。ぜひご覧いただけますと幸いです。

STORY(ストーリィ) 2020年 02 月号 [雑誌]

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2019/12/28
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この特集でも触れさせていただいていますが、その年に開運に導いてくれるカラーやメイクパターンというものは確かにあるのです。その色をつけたりメイクを取り入れたりすることでラッキーに恵まれることもあるはずですが「よくわかんなかったな」「気分がアガるくらいだったな」で終わらせないためには、「意識して使う」ことが大事になると私は考えています。

 

「よし、この色をつけて、今日はベストなパフォーマンスでいくぞ」
「メイク、キマったな! よし、今日もいい選択ができそう」

 

などといった感じで、「よし!」と自分に運を入れ込んでいく。アイラインの線一本に、アイシャドウのひと塗りひと塗りに、チークをぱふっとするたびに、自分に「よし!」という肯定を入れていくんですね。それでこそ表情にも行動にも変化が現れ、良い運を引き寄せられるというわけです。STORYでオススメさせていただいたカラーやメイクパターンも、その調子でお使いいただければと思います。きっと、良いお守りになるはずです。

 

ちなみにこの開運カラー、開運メイクといったものは「しないと運気が下がる」というものではありません。運に何かが足りなくなるわけでもないですよ。しんどい思いをしているのに、わざわざ占いを「呪い」にしたら余計にしんどいです。自分がかわいそうですから。

昔の自分を振り返ってすごく心当たりがあるのですが、いろいろ悩んでいるときって、すごく「開運○○」にすがりたくなったりします。でも、心のなかはネガティブでいっぱいだったりするのです。「これさえつければ恋愛運がアップするはず…!お願いだから、もう限界だから……」「メイクごときで運命が変わるとか、あるわけないじゃん…」とか。あまり好きじゃない色をつけては鏡を見るたびに違和感を覚えて、運気が上がった感なんてまるでなくて、期待した分がっかりして使わないコスメばかりがたまっていく。余計にわびしい気持ちが募ってしまいます。

悩みがあるのは、生きていれば仕方のないこと。煩悩も嫉妬も自己否定も、人生にしっかりコミットしている証拠なんです。でも、そのままで良いというわけでもなくて、なんとかあがいて良い方向を目指すことが、心や人間性の充実につながります。コスメは悩みを消す魔法の道具ではないけれど、あれこれ考えずに「よし!」と運を入れ込んでいくことはできる。これが、大人の私たちに必要な魔法なのではないかなと思います。

 

特に2020年は、単に身につけるだけの“ラッキー○○”よりも、持つことで「よし!」と思えることが重要になってきますから、しっかり運を入れ込んでいきましょう。メイクはしないという方(男性も含めて)でも、化粧水や乳液を塗り込みながら「よし!」、していきましょうね。自分はいつだって自分のそばにいる、一番の味方ですから。

 

あとは、2020年は「上辺ではない、本物の努力が重視される年」ということを考えると、栄養と運動は今年の美の必須条件かなと思います。良いものを食べて、体をつくる。適度に運動し、血の巡りを良くする。それでこそ、運の蓄積・巡りも良くなるというものです。私も引きこもって原稿ばかり書いていないで、運動しないとな。箱根駅伝を見たので、今日はジョギングでもしようかなw←影響を受けやすいタイプ

 

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 mi-molletにて、九星気学版の2020年上半期の運勢が公開されています。

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2020年の運勢記事まとめ

2020年がスタートしました。「本物の努力」が確実に自分の力となる1年、どなたも充実の日々でありますように。1月1日時点で公開/発売されている記事をまとめました。ご参考にしていただけますと幸いです!
※ネット上で無料でお読みいただけるものと、電子書籍と、雑誌と、手帳への参加(少しだけ)があります。

 

『2020年上半期 12星座別あなたの運勢』

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幻冬舎plus「2020年上半期の星占い」

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SPUR(雑誌)2020年2月号「リボーン占い」

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SPUR(シュプール) 2020年 2 月号 [雑誌]

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  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/12/23
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SPUR エナジーウォレット特集

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mi-mollet「【真木あかりの九星気学占い】2020年上半期 幸せをつむぐ、つなげる、つくりだす」

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mi-mollet特集「2020年、運気が上がる”開運財布”の選び方とは?【真木あかりの九星気学占い付き】」

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STORY(雑誌)2020年2月号「40代には40代の開運メークがある!」

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  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2019/12/28
  • メディア: Kindle
 

 

 

MINE「真木あかり 2020年上半期運勢」

www.mine-3m.com

伊勢丹新宿店マ・ランジェリー 2020年占い

www.isetan.mistore.jp

『超運ダイアリー2020』※6月におります!

 

Ameba SATORI

ameblo.jp