占い師・真木あかりのブログ

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2023年9月15日、ととのう新月。誰にも足をすくわせない。

2023年9月15日10時40分、おとめ座新月が起こります。新月のすぐそばには逆行中の水星があり、その水星は翌16日に順行となる関係で、現在はほぼ動きを止めています。加えて、新月が起こるおとめ座の支配星は水星なんですね。おとめ座は「調整」が主な役割です。現実をよく見て整えていく星座であり、日々のルーティンワークや健康を管轄します。新月なので「スタート」の意味合いが強いのですが、「動きながらいろいろと整えていく」のではなく、「いったん歩みを止めて、自分をよく見て整える」というスタンスでいると、この星回りを有意義に使えるのではないかと思います。

 

たとえば、モーニングルーティンやナイトルーティンのリフレッシュを検討するのはいい選択となるでしょう。私?ええそうですね、ささやかなものですが「アーバンでエレガントな大人のファビュラス・モーニングルーティン」を毎朝実行していま……やめて!!ぶたないで!! えーと今書いたことは真っ赤な嘘で、「明け方まで原稿を書いていたのが裏目に出て、ヨボヨボのたぬきのような顔でベッドから這い出し、顔を洗って机に向かう」というのがモーニングルーティンであります。「であります」と偉そうに言っておりますが、こういうのは即、前世から悔い改めたほうがいいですね!!マジで!!おとめ座は「健康」を司る星座なので…ヨボ…

とまあ私のしょうもない話はどうでもいいのですが、新たに始めたいものを検討したり、憧れの人の真似をしてみたりして、ちょっと自分の生活を良くしよう、体にいいことをしようと画策するのはこの新月にぴったりです。猛暑が長く続いた夏でしたから、そろそろ無理が効かなくなってきた方も多いでしょう。ここで切り替えて、無理のない「モーニングルーティン2023秋」版を作ってみてもいいんじゃないでしょうか。

仕事や家事といったものも、調整をしていけます。無理をしなくても頑張れるペースややり方を見つけていけるので、8月下旬からあれこれイッパイイッパイになっていた方も、心機一転立て直しをはかってみるといいでしょう。「もうメチャクチャだ。どうにもできない。きっとずっとこうなんだ」などと、思い込まなくて大丈夫です。現実的な観点から、突破口を見つけられます。

 

今回の新月は、おうし座の天王星、やぎ座の冥王星とグランドトラインとなっています。いわば、「いったん変えると決めたら根本からとことんガチでいく」という星回りです。そのグランドトラインに対し、今回の新月の真向かいには海王星があり、「カイト」という複合アスペクトを組んでいます。ともすれば感情的な混乱を引き起こしがちな星回りですが、現実をしっかりと見据えるのがおとめ座新月です。どんな大きな変化の流れでも、誰にも足をすくわせずにいるぞ、決して邪魔させないぞと気持ちを固めることで、たやすくグラつくようなことはないでしょう。むしろ、不安がときに「背水の陣」として私たちをふんばらせてくれるように、混乱が新たな力に転化するのかもしれません。私たちは弱く、未来はいつも見えなくて、変化は突然です。それでも、不安は決して私たちをだめにするばかりではありません。「不安だから、やる」という力に、変わることもあります。

おそらくはこの新月のタイミングというよりも、水星が順行に戻ったあとに、大きく「流れが変わる」ようなことが起こるでしょう。新しいアクションを考えている人は、新月のタイミングではじっくりと調整や自己メンテナンスに励み、来週あたりから動き出してみるといいのかなと思います。

 

どなたにとっても、よい新月となりますように。

 

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(さして教訓のない近況)

事務作業をドチャクソに溜め込んでおり、アシスタント(さそり座)にめちゃんこ叱られた私(いて座)です。これは言い訳ですが、さすがに毎月やらなければいけない作業はキッチリやり仰せていましたよ? でも溜めてもいける作業が……引き出し2杯分くらい……その……。

彼女は会社員時代の部下で、かれこれ15年来の付き合いになります。聡明で気配り上手で、細かいところまで気がつき……えー非常に痛いところをネチネチと突いてくるわけですね。「あの頃と全ッ然変わってないじゃないですか!!いや、あの頃よりひどい!!あのときも✗✗で、そういえば△△のときも書類を溜めて」と、高速で手を動かしながらまるで昨日のことのように私すら忘れていたような過去の汚点を掘り起こし続けるのでした。生まれてすみません。ていうか、よく覚えてるな君。さそり座の執念深さと、「ひとつ前の星座には勝てない」という話を思い出しました。「今回のも一生ネタにされそうだなー」とぼやくと「一生?せいぜい5年ですよ!!!」とのこと。ヒィ思ったより長いな。

それにしても、10歳も年下なのに頼もしいのなんのって。私も「ハイ!ここにのり塗って!」「ハイ次!」と事務作業を進行してもらう中年になるとは思いませんでした。私のなかの國母が目覚めかけましたが、言ったらバチクソに叱られそうなので黙ってうなだれておきました。