占い師・真木あかりのブログ

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2020年8月19日、しし座新月。自分が志すものに、まっすぐに突き進んでいける熱い夏。

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2020年8月19日、しし座で新月が起こります。新月は新たなスタートのタイミング。こう書くと「占い記事って“新たなスタート”とか”始まり”とか、はたまた”気持ち新たに”とか書きすぎでは?」と思ったり思わなかったりする方がいらっしゃるかもしれません。まあ例によって例のごとくそう思っていたのは私なのですが(笑)、占い師になる前は「こないだ始まりって言ったのにまたかい。そんなコロコロ変わったらまずいだろ」なんて、昔は思っていました。当時は「始まり」を「運気が何もかも変わる」レベル、「気持ち新たに」を「生まれ変わる」レベルにと、やたら大きく捉えていたのかなと、今となっては思ったりします。

新月は約28日ごとに訪れ、星座をわたっていきます。テーマは新月が起こる星座や他の惑星の配置によって変わりますが、毎月1〜2回、月替りの定食みたいな感じで何かのテーマが「始まり」を迎えるということになります。自分をブラッシュアップするタイミングが、12分割で訪れると考えてもいいかもしれません。

お正月になると「よーし今年もやるぞ」とこれから1年にやりたいことを頭に浮かべるように、新しいサイクルに入るタイミングというのは「よーし」と思いやすいものです。運がいいときにビシッと動いて、そうでないときは立ち止まって足元を固める。それが運の基本であり、占いで運の波をうまく把握して「よっしゃこのへんで動いておくか」とアクションを起こす、それが私がおすすめしている「占いを使う」ということです。

ただ、人はそれぞれがいろいろな事情を抱えて生きています。事情を「地獄」と書き換えることもできるだろうと思います。今は変わるのはしんどい、スタートとかダルいと思われるのであれば、無理をして占いを使おうとしなくても大丈夫です。そう感じる自分のことを、まずは尊重してやらないと開運もなにもないんです。ただ、その際に私からひとつだけお願いなのですが「スタートできない」とは、思わずにいらしてください。「今はスタートを選ばない」のです。能力の問題にするのは、自分に呪いをかけるようなもの。意思の問題にしておくと、心の元気が戻った頃に「よし」と、エンジンをかけやすくなります。自分の能力を、わざわざすり減らすことはありませんからね。「選ばない」と思うこともまた、大事にしてみていただけたらと思います。

 

そろそろ「しし座新月の話はいつ始まるのか」と心配になってきた人もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。ここからジャンジャンバリバリ進めてまいります。

今回の新月、非常にパワフルな配置で起こります。ちょっと専門的な話になりますが、しし座というのは占星術で「I create(私は創造する)」「I will(私は志す)」などと表現されます。自分のなかから、突き上げるようなエネルギーが湧いてくる場所なんですね。新月というのは太陽と月が同じ場所に巡ってくるイベントですが、その太陽はしし座の守護星で、持ち前のパワーを存分に発揮しやすい状態にあります。

さらに、月&太陽コンビといい角度にある火星もまた、滞在するおひつじ座の守護星です。「使える力は全部使うぜ。心燃やし尽くすぜ」くらいのノリでいるので、個人の「こうしたい」という力を純粋に、まっすぐ発揮することが非常にしやすくなっているのです。はっきり言う、何がなんでもやる。そうした意欲が単純にポッと出てくるわけではなく、自分を肯定するというかたちで現れやすいのです。やりたいことがある、そろそろ本気を出したいといったお気持ちがある人にとっては、この19日の新月は「点火!」といったノリで、心に情熱の炎を生み出すことができるでしょう。自己表現の意味合いもあるので、クリエイティブ関連のお仕事の人にとっては素晴らしいチャンスです。

他の誰かに「こうあってほしい」と望まれたことではなく、自分が「こうありたい」と望むこと。みんなにウケそうとかじゃなく、自分がやりたいからやること。自分自身を表現すること。そうした、何ものにもとらわれない「ただの自分」が志すテーマがある人は、この新月から8月26日あたりまでに行動を起こしてみてはいかがでしょうか。星々が、自分から動こうという人にとって強い味方となってくれます。火事場の馬鹿力、的なものも出しやすいでしょう(火星が絡んでいるだけに)。

 

情熱だの炎だの火事場だのと、ちょっと記事全体が暑苦しい感じになってきましたね……。ちなみに暑いといえば我が故郷・静岡県が、今年はやけに気温を頑張っておりまして、17日現在で全国歴代一位タイ。もはやお茶もみかんも蒸発しそうな勢いですが大丈夫なのでしょうか。県民の誇り・のっぽパンも乾き果ててポッキーになってしまうのではないか。全国的にまだまだ暑さは続くようですから、どなたも体力的な無理というのはしすぎないようにしましょうね。

 

なお、今があまり元気でないという方は、こういう「強いタイミング」という記事に心折れたりはしなくて大丈夫です。しんどいご状況にあると、こういったことを知るのがもうキツかったりしますよね。いい時期のはずなのにやる気が出ない自分がダメだと思えたり、自分だけがツイていないんじゃないかと感じたり。本当はそうじゃない、みんないろいろあるとわかっているから余計、辛いんです。でも、そんなふうに思う必要は一切ありません。それを申し上げたくって、今回は冒頭から長々と書かせていただいた次第です。人はそれぞれ、自分だけの地獄を抱えて生きています。だから、「今はスタートを選ばない」でも、いいんですね。それもまた「自分を肯定する」ということでもあるのです。立派な「I will」であり、十分、しし座新月を活かしていくことでもあります。

どんな自分であっても、大丈夫です。世界は人をいじめるためにあるわけではありません。たとえそうとしか思えない状況にあったとしても(私には、そういう時期がありました)自分だけは、自分をいじめてはいけないのですよね。

 

さて話を戻します、今回の新月は2020年のポイントである、やぎ座に集まっている星々と「クインカンクス」という角度をとっています。おそらくですが、長期的に自分が鍛えてきたものが「I create(私は創造する)」「I will(私は志す)」というテーマにおいて、これまでの自分には足りなかったものを強力にサポートしてくれるはずです。この2〜3年、ずっと「やだなあ」「気が重いなあ」と思いつつ頑張ってきたことはないでしょうか。あなたのなかで少しコンプレックスめいた気持ちも生まれているかもしれません。それが、あなたが「よし!」と腰を上げるときに、力強い筋肉となって支えてくれるだろうと思います。ときに心をきしませ、逃げたいという気持ちがあったものが、今は自分の力となっている。好きじゃないけど、平気になっている。「克服」呼ばれるようなことが、いつの間にかできていることに気づくのです。これはちょっと意外性をもって感じられるはずなので「自分はこういう人!!」と決めつけすぎずにいきましょう。そしてふとした瞬間に、「なんかできるようになってたわ、ハハハ」と思えるようなことがあったら、誇りとともに受け入れてみてはいかがでしょうか。

 

こういうタイミングですから「自分を信じる」ということも、しやすいのかなと思います。……とはいえ、ずいぶんモリモリと書いてしまいました。半分くらい脱線のせいのような気がしますが(すみません)。続きはまたとしましょう。明日にでも書きますね。

 

どなたにとっても、よい新月となりますように。

 

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