2018年3月17日、うお座で新月が起こります。もうすぐ春分、星占いでは1年のはじまりのときと解釈しますが、その直前の新月なんですね。ここのところグッとあたたかくなって季節の移ろいを感じている方も多いのではと思いますが、そして「こないだ正月だと思ったのにもう3月…」とショックを受けている方も多…
俺!俺!母さん俺だよ!(∪ ´ω` )
ハッいえ、多いと思うのですが、はじまりのときに向けて粛々と物事が移り変わっていく過渡期における「はじまりのはじまり」のようなものを感じます。自分の心の深い深い場所に目を向けるような、無意識からの声に耳を済ませるような、そうしたスタンスでおられると良いかもしれません。
思えば私たちは、人生における大きなイベントの直前にはどことなく、しんみりした静けさに満たされる瞬間があるのではないでしょうか。引っ越し前日の、この部屋で過ごした思い出を振り返る時間。結婚式の前日の、静かな感謝と愛。入学式の前日の、不安と期待が入り交じったような気分。来たるべき「大きなはじまり」を前に、静かに内省と振り返りを行いつつはじまりに備える、どこか祈りにも似た「小さなはじまり」の時間を持つのですよね。
うお座の新月は、この時間に似ているなと思うのです。もりもりと未来の幸福を祈るのとは違って、愛する人が幸せであるように、好きなものごとが存在をまっとうできるようにと、感謝とともに気持ちの整理をつけるようなやりかたで。悲しいことは消えなくても、平気にしようと思えるようなやさしいまなざしで。今の自分にできるぶんだけ心の整理をつけること、これもまた「はじまり」なのですよね。
できればそうした「小さなはじまり」を意識してみると、きっと21日の春分も「いったるで!」と思い切りよくスタートが切れるのではないかと思います。音楽を聴いたり、映画を観たり、心に残った風景を写真におさめたりするのも、この日はとりわけ心の栄養になるでしょう。
誰もが心に小さな火をくべるような、やわらかな新月でありますように。そんなことを願う春の夜です。
(以下宣伝です)
幻冬舎Plus様でコラムと占いの連載をしています。3月のコラムは「縁が切れて、よかった」。少し淋しいエピソードも含みますが、痛みに耐えなければならないとき、少しでもご参考になればと思っております。
幻冬舎plus様でブログの2018年が拡大版で掲載されています。ブログにない「良縁日」を出しています。
Instagramで毎朝、タロットの1枚引きで占いを更新しています。Twitterの毎朝の占いとはちょっと違う、今日をよりよく過ごすヒントとしてメッセージを書いています。
2017年は9冊目、10冊目の本が出ました。『辛口誕生日事典2018』、どうぞお役立てください。
個人鑑定のご依頼はこちらから。毎日20時に、翌日鑑定させていただける分の枠を追加しております。SOLD OUTとなっていることが多いのですが、鑑定は毎日しておりますのでご安心くださいね。