占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

【更新・掲載情報】「SPUR」2020年2月号の「“読む”5000字リボーン占い」を書かせていただきました

f:id:makiakari:20191225234705j:plain

雑誌「SPUR」2020年2月号の「“読む”5000字リボーン占い」にて、全体運と対人運を書かせていただきました。ほか、橙花さんによるキャリア指南、SUGARさんによる開運スモール・ショッピングと合わせておひとり5000文字と、なかなかのボリュームで2020年を概観できるようになっています。今年の私は幻冬舎2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)など、上半期の占いを多く書かせていただいたのですが、SPURのこの特集は1年まるごと。ロングスパンでの計画が、より立てやすくなるであろうと思います。ぜひ、2020年の指針にお役立てください。

 

こちら、SPURのウェブでのご紹介記事です。

spur.hpplus.jp

 

SPUR(シュプール) 2020年 2 月号 [雑誌]

SPUR(シュプール) 2020年 2 月号 [雑誌]

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/12/23
  • メディア: 雑誌
 

 

 

 

(以下宣伝です)

2020年上半期の運勢が本になりました。前に進もうとするあなたの、支えとなることができましたら幸いです。星座ごとの分冊版もあります。 

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

『2020年上半期 12星座別あなた運勢』の内容は、幻冬舎plusからお試しでお読みいただけます。

www.gentosha.jp

 

2019年12月26日、やぎ座日食。2020年という未来に触れてみよう。スタート地点は、いつも自分だから。

f:id:makiakari:20191225014549j:plain

12月26日、やぎ座で新月が起こります。この新月は日食で、午後に日本全国で日食が見られるとのこと。東京では残念ながら曇り→雨の予報が出ていますが、これはもしかして……雨女すぎて「大雨女」と呼ばれる私が呼んだ雨雲でしょうか(∪ ´ω` ) 旅行やキャンプに台風直撃とか、厄除けに出かけた先で記録的大雪になって立ち往生とか、実に豊富な実績がありまして……。しかしご安心ください、曇っても雨が降っても、占い的には日食のパワーはいかんなく発揮されます。でっでも、あなたがお住まいの場所ではご覧になれるといいですね。

 

さてこの日食によって、運勢的にはもう2020年に片足を突っ込んだような状態になる人が多いだろうと思います。いやもう全身でざぶんといく人もいるだろうと思うのですが、2020年を待たず行動を起こしたくなる、うずうずして起こしちゃうという感じです。とてもエネルギッシュで、パワフルな「はじまりのとき」です。

もともと、この12月はどこか、今を生きながら来年のことをあれこれ思い浮かべる時間が増えていた人は多いのではないでしょうか。これは年間テーマを司る木星が12月頭にやぎ座に巡り、2020年を通して実現していきたいテーマがスタートしていることと関係しています。この木星と重なり合うようにして起こるのが、「はじまり」を意味する新月。いつもの新月と比較すると、日食の場合は「スーパー新月」と言っても過言ではない強い力を持っているのですが、加えて今のやぎ座には土星冥王星も入って5星がぎゅっと固まっています。

  • 長いあいだコツコツと下積みを続けてきたことを、実行フェーズに移す
  • 世のため人のために何ができるかを考える
  • 生まれ変わったような気持ちで、新たに頑張る
  • 挫折や孤独など、暗い場所から這い上がっていく

ということが、揺るがない強さをもって実現されていく。そんな、日食のタイミングとなります。なかには、大きな挫折を経験し、ずっと立ち上がれずにいた人が「よし」と、自分らしい人生を取り戻していく決意をなさることも、あるかもしれません。

 

慌てなくて大丈夫です。日食の影響というのは、ピンポイントで感じる人は多いのですが、人によっては1ヵ月くらいかけてゆっくりと「よ〜〜〜〜〜〜し」と感じていく人もいます。今はちょっと無理、と思われるならばそれでも大丈夫。でもしばらくは、浮上しやすい時期であることは、心の隅に留めておいてみていただけたら、私はとても嬉しいです。「いつもいつも考えていなければいけない」なんてことはありません。あなたが必要とするときが訪れたら、必ず思い出せますからね。

 

『扉のかたちをした闇』という詩集があります。これは江國香織さんと森雪之丞さんが「連弾詩集」というかたちで、まるでピアノの連弾をするように1冊の本を編んだものです。そのなかの「未来に触れるなら」という詩がこの日食にぴったりだと思ったので、ご紹介しましょう。

 

「未来に触れるなら」

弱さは
それを認めた時
強さに変わることがあります

 

怖さは
それと闘ううち
勇気と呼ばれたりもします

 

だから逃げずに
壊さずに
もう少しだけ騙していましょうね
自分を

 

虚しさは
迷子のように抱きしめてやると
意外と夢に染まりやすいのです

 

醜さは
隠そうとさえしなければ
幾つかの困難からあなたを救います

 

だから恥じずに
暴れずに
もう一度だけ触れてみましょう
未来に

 

(『扉のかたちをした闇』より)

 

挫折はできたら味わいたくないものです。孤独も、できたら感じずにいたいものです。そうした経験も成長につながるよ、強くなれるよというのはよく言われることですが、そういうのは成功した人だからこそ言えることだったりもします。弱っているときには、強すぎる考え方というのはあるものです。正論とか、効率とか。

ただ、泥沼から立ち上がらせてくれるのは「誰か」ではないのですよね。たとえ人がきっかけをくれたとしても、その人の手をつかもうとするのは「自分」です。強いて言うなら、その人が自分のところに来てくれるように頑張ったのも「自分」なんです。なんでも自分がスタート地点です。

今がうまくいっている人も、今はしばしの迷子でいる人も、未来に触れてみませんか。元気な人はむんずと掴んでもぎゅっと抱きしめてもいいです。元気がない人は、そうっと撫でるだけでも、素敵ですよ。

そんな、日食です。

 

どなたにとっても、良い日食となりますように。

 

2020年上半期の運勢が本になりました。前に進もうとするあなたの、支えとなることができましたら幸いです。星座ごとの分冊版もあります。 

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

『2020年上半期 12星座別あなた運勢』の内容は、幻冬舎plusからお試しでお読みいただけます。

www.gentosha.jp

 

扉のかたちをした闇

扉のかたちをした闇

 

 

 

 

「超運ダイアリー2020」6月のところにひっそり生息しています(と、日記に関するとりとめもない思い出)

f:id:makiakari:20191220204832j:plain

ザッパラス様が発行なさっている「超運ダイアリー2020」に参加させていただきました。2020年盤の6月のところに小さ〜く生息していますので、ご購入された方はぜひ探してみていただけたらと思います。

 

 

ご紹介だけでは淋しいので私と手帳について。ってまあ淋しいのは私だけが感じる思いです。さらにいえば、私が手帳について語っても特に教訓めいたものはゼロなわけですが、村上春樹経由のサマセット・モームが言うところには「どんな髭剃りにも哲学はある」ということでちょっと書いてみたいと思います。

 

手帳はもともとモレスキンのものをずっと使っていたのですが、独立したときに卓上カレンダータイプにしたのでした。会議やMTGの機会が激減したので、締切とたまの打ち合わせさえ書けばよくなったからです。しかし本棚16本におさまりきらない本が山積みになった魔窟で頻繁に姿を消すのです。まあきれいに書いていますがしょっちゅうなくなるわけえして、いつでも締切が見えて便利だけれどこれはいかんと思ってGoogleカレンダーにしたのでした。アシスタントとも予定を共有できるし。

 

日記的なものを書いていたのは占いの勉強をしていた頃。星の運行を毎日読んではノートに書くということを3年ほどやっていて、そこに日記も書き記していたのでした。星とどんなふうにリンクしているのか、もしくはしていないのか、検証してみたかったんですね。というか、先が見えない不安がちょっとでもどうにかなるのか、必死だったんだと思います。そんなこんなで30冊くらい書いたでしょうか、先日の引っ越しでそのノートが出てきて仰天したのですが、頑張っていたんだなあ。。。と感慨深くなりました。当時の恋人の仕事が終わるのを待ちながら、カフェでちまちま綴っていたことを思い出します。私は彼が大好きでずっと一緒に生きていたくて、そのためならなんでもしたいと思っていて、でも彼はそうじゃなかった。それは、薄々わかっていたのですけれども。いえ、薄々なんてきれいに書かなくても、多分わかっていました。ないんだろなって。それでも、希望をつなぎたかったんです。

 

わかっていても――閉店間際のうすぐらいカフェのちいさなちいさなテーブルで、煮詰まったような味のコーヒーを飲みながら、私は星を読んでは日記を書き続けたのでした。あの侘しさというものは、たぶん一生忘れないでしょう。というか、今もたびたび思い出します。すがるような気持ちを。苦いだけの、コーヒーの味を。

 

結局、離れたのは私のほうでした。そしてプロになって、カレンダーはGoogleカレンダーで、日記はどこか避けるようにして今まで来ました。ただ今になって、また日記をつけたい気持ちがモリモリと湧いてきています。毎日一歩一歩大事に歩んでいるつもりで、過ぎた日は怒涛のように過去に向かって押し流されていく。そして「幸せな日もあった」という事実に、辛かった思い出のほうが勝って感じられたりすることが、長く生きていてわかったから。

 

忘れるぐらいの記憶なら、いらないのかもしれません。それでも、手のひらからどんどんこぼれ落ちていく日常の思い出を、今はひとつひとつ拾い上げて大切にとっておきたいような、そんな自分もいるのでした。

 

2020年上半期の運勢本、発売されました。幻冬舎plus様でも、かなりの分量をご覧いただけます。

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

www.gentosha.jp

ちょっとずつ、ひとつずつ、自分の軸をブラッシュアップしていく。2020年、ちょっと心がけてみたいこと

f:id:makiakari:20191216191841j:plain

2020年上半期の運勢本、発売されました!

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

詳しいことは本で書かせていただいたのですが、お読みいただくときの補足になりそうなことをブログで書いてまいります。

 

今回は、地の時代から風の時代へ向かう1年の「向き合い方」的なところです。「地の時代から風の時代へ」というのは2020年末、みずがめ座土星木星が同じ場所に巡る20年に一度の一大イベント、「グレートコンジャンクション」が起こるという話で、ここで詳しく書きました。

makiakari.hatenablog.com

で、けっこうな方が「1年以上あとの話を今されても……」と思われただろうと思うのです。そんなことより明日とか来週の見通しのほうが即戦力になるわけです。そもそも3日後くらいまでしか予定が頭に入っていない私が申し上げるのもナンですが、今書いている理由は

  1. 人は「今日から星がこうなります。だから変わりましょう」と言われても変われないから
  2. ギュインギュイン居場所を変える星ではないから
  3. 春からお試し期間があるから

ということになります。誰ですか「4.ブログに書くことがないから」と付け足そうとした人は(押入れから釘バットを出しながら)というのは冗談ですが、ちょっとご説明してまいりましょう。

 

1.人は「今日から星がこうなります。だから変わりましょう」と言われても変われないから
人はたやすく変わることはありません。それは意思が弱いとかやる気がないということではなく、そういうものだからです。長いあいだ培った性格や人格、考え方といったものは、ときどき人をこじらせてしまうこともあるにせよ、どれもが自分の一部であり宝物です。「今日から星回りが変わりますんで!」と言われてアッハイと変わることができたなら、すごいけどちょっと心配になります。変化といっても振る舞いは人それぞれ。大きな変化であるほど、自分という唯一無二の存在にぴったりの選択ができるよう時間をかけて「どう変わっていきたいか」を見きわめることが大事だと考えています。

 

2.ギュインギュイン居場所を変える星ではないから
これは星回りのお話になるのですが、地球に近い星ほど日々に与える影響を感じやすいのです。月や太陽、金星、水星、火星あたりは活かしていきやすいのですが、たとえば天王星海王星冥王星などは「あとになって振り返ってみれば、あの時期こうだったかも」くらいの影響であることが多いのです。木星は1年に一度、土星は2年半に一度居場所を移します。そうしたことから、「何か起きたら対応すればいいや」ではなく、ある程度見通しを立てて動いたほうが活用しやすいだろうと考えます。

 

3.春からお試し期間があるから
グレートコンジャンクションが起こるのは2020年12月22日ですが、実は3月22日に土星は居場所を移し、グレートコンジャンクションが起こる場所に向かいます。木星が巡っていませんが、2年半滞在したやぎ座を離れ「ほなお父さんちょっと行くわ」という感じでみずがめ座に移るのです。まあ7月頭に「やっぱ戻ってきたわ」とやぎ座に帰ってくるのですが、この間ちょっと「風の時代の難しさ」を垣間見るようなことが起こりやすいのです。通信。コミュニケーション、知性といったものについて「発展は必ずしもいいことばかりでもない」ということを、感じるような出来事が多くなりそうです。ここで、風の時代の本格始動を前にビシッと背筋を伸ばすようなことがあるのかもしれません。

 

といったわけで、くどくど書きましたがまとめると「2020年は1年かけて、来るべき風の時代に向けて自分をチューニングしていこうぜ!」という話になります。お金やモノをたくさん持つことや権威が重視される「地の時代」から、知性やコミュニケーション、シェア、流動性といった価値観が重視される「風の時代」へ。自分にとって何が「今」、大事なのか。そんなことはそのときになって初めて考えても、必ず取りこぼしや認識ミスが起こります。もちろん人生というものはどれだけ一生懸命考えても正解などというものはないのですが、自分以外に自分のことを考えてくれる人など、いないのです。

ひとつひとつ考えながら、自分を最適な状態にチューニングしていく。そのために占いを「使う」という姿勢が、私は占いとの健康的な付き合い方であろうと思います。「そういう時期なのか。ならばこうしよう」という、姿勢ですね。

 

基本方針として胸に刻んでおきたいのは、「自分の軸をブラッシュアップする」ということなのではないかなと思います。どなたも自分なりに軸を持って頑張っておられるはずです。それを、今の年齢と今の時代なりのベストなものに、磨き上げていくことが大事なんですね。

時代が変わったからといっていきなり「こうしよう」と思っても、軸のない状態ではどうにもブレやすいですし、何より不安でしょう。

自分に確固たる軸があるとは考えにくい人もおられるかもしれません。大丈夫、幸いにして2020年12月中旬くらいまでは自分のなかの「何があっても決して消えることがない火」を見出しやすいときです。その火をしっかり守っていく、ということを心がけてみると、自然と軸はできてくるのではないでしょうか。「軸を作るぞ!!!」と奮起して作れるものではありませんからね、そんなふうにしてゆったりやっていきましょう。なんせ、1年も先のお話ですから。

まあ毎年「このあいだ正月が来たと思ったらもう年末」と言っている私が申し上げるのも、本当にもうなんなんだって感じですけれどもね(※今年も言った)。

 

 2020年上半期の運勢は、こちらからご覧ください。

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

どんな内容なのか、見てから買いたい方はこちらをご参照ください😊

www.gentosha.jp

 

Twitterの「12星座別明日の占い」の扱い方について

f:id:makiakari:20191215125223j:plain

2017年1月1日にTwitterで「今日の占い」をつぶやき始めてまる3年が経とうとしています。

twitter.com

毎日ご覧いただいている皆様のおかげで、1日も休まず続けて来られました。実はこの占い、2回大きく変えておりまして、1年目は「12星座共通のその日の占い+今日のひとこと」、2年目〜3年目の途中までは「12星座共通のその日の占い」、2019年12月現在が「12星座別明日の占い」となっています。やってみたいなと思う方向性にかたちを変えてまいりましたが、受け入れていただけてとても感謝しております。

 

もうすぐ4年目、いろいろなご意見をいただくことも多くなりましたので、今更ながら「12星座別明日の占い」の扱い方を少し書いておきたいと思います。「自由に解釈し、活かしてもいいし活かさなくてもいい」といった感じにゆるくお楽しみいただくのが一番だと思っています。「あてはまることがあったらやってみよ」とか「まあ一応心がけとこ」といった感じでしょうか。

文章は書き手の手を離れた時点で、読み手のものです。スムーズに受け取っていただける表現に力を尽くす覚悟を持って取り組んでおります。ここに書く内容は「こうして」という強制の気持ちから記すものではありません。ただ、この記事の最後に個人的な体験を少し書いておきますが、私はどなたの気持ちもできるだけ、置いてけぼりにしたくはないのです。そのためのメモ、としてご覧いただければ嬉しいです。

 

Q.
月星座で読むほうがしっくり来るのだけど、それでもいい?

A.
基本的には太陽星座で、明日目指すとよい方向について書いています。が、月星座で読むのがフィットすると思われるならば月星座で読んでいただいても大丈夫です。太陽星座×月星座で楽しんでくださる方もいらっしゃいます。月星座の場合は、お気持ちの面で起こる動きと考えていただくのがよりフィットしやすいかなと思います。

 

Q.
(内容が)できないです/できそうにないです/無理です

A.
せっかくご覧いただいたのに、がっかりさせてごめんなさい。
私が書く占いすべてに当てはまることですが、「これをしなさい」と強制することは一切ありません。占いは修行でもなければ戒律でもありません。心理学でも、人は自分が決めたことしか頑張れないことがわかっていますし、占い師があれこれ指図するのもおこがましいと、私は自分自身について考えています。やるかどうか、受け入れるかどうか、すべて「選択」していただいて大丈夫です。「今日はスルーで!」も立派な選択ですから。

そもそも、できない、無理と感じることはいけないことではありません。どれも大事な本心であり「これは無理。じゃあ、本当は自分はどうしたいんだろう」と考えるきっかけになるからです。光だけを見て生きていこうとすれば物事の半分しか見ることはできません。自分のなかの決して明るくない部分に気づいたならば、ぜひそれを優しく見つめてあげてはどうだろうかと思います。

自分に厳しい方のなかには「無理」「難しい」と発言することで自分に呪いをかけてしまうこともあるので、つぶやく前に自分を見つめてみると、それ以上いやな気持ちを引きずらずに済むと思います。ただ、これも人それぞれなのでお気になさらずに。

単なる「ハードル高すぎ!」という意味合いで「難しい」と思われたならば、敢えて高いハードルにのぞむと良い星回りを意識して書いている可能性があります。当然ながら、できなくても構いません。「今日、あてはまるようなことがあったらやってみよ」くらいでOKです。

 

Q.
これはこういう意味ですか?/●●がどうなるんですか?/これは自分からですか?相手からですか?

A.
「自分について考える」ということが有用であろうと考える日は、少しふんわりと書くことがあります。できるだけ意味不明にはならないよう努力してはいますが、もし「どっちだろう」と思われたときは、自分の心に浮かんだものを採用してください。いくつかあるなら、それらを丸ごと視野に入れておくのもいいと思います。自分のなかで言葉がどう響いたのか、に注目してみてくださいね。
あまりにパーソナルなご質問にはご回答できません。個別の事象はきちんと占ってみないとわからないためです。

自分から/相手から、というのは、占いでは両方の解釈ができることがあります。どちらとも受け取れる、と思う日はそういう日なのですが、自分から少しそうしたアクションを起こしてみると、願ったようなことが起こりやすいと思います。

こういったリプライをいただいた際、ヒントをお返しすることもありますが、私が寝るなどしてタイムラインを追いきれずお返しできない場合もあるかと思います。その際は、上記のように考えていただけたら幸いです(多分、ご返答する場合も上記のような内容です)。

 

Q.
何時に更新される?

A.
スタート当初は前日23時〜翌9時としておりましたが、現状では前日23時〜24時頃で維持しています。一度執筆予定が立て込んで切羽詰まったときがあり、21時頃に更新しました。

 

Q.
まだ1日が終わっていないのに、前日に更新しないで欲しいです。

A.
すみません…
いろいろ考えたのですが、お仕事の関係により朝の更新だと読めない方がいらっしゃったり、寝る前にあれこれ考えるのが好きという方がおられたりします。「占いを通して考える」「占いを使う」という、私が考える占いとの付き合い方において前日更新のほうが理想だと思い、23時頃更新とさせていただきました。1時間だけ、目をつぶってやっていただけると幸いです。


(個人的な体験について)
もうずっと昔のこと、毎日の占いを心のよすがにしていたことがありました。精神的に辛い毎日を送っていました。たまにその占いがシステムトラブルや占い師さんのご都合で見られないときは、不安でいっぱいになってしまうこともありました。今から思えば、心の支えであったと同時に、「どうにかしてその占いをもって現状が良くなるという希望を見出したい」という願いーー今から思えば、執着だったかもしれませんーー祈るような気持ちで何度もリロードしては配信を待ちわび、こうも捉えられるああも捉えられると文字を追っていました。

私が「自由に緩やかに解釈して欲しい」と考えていても、思いつめていると「自由」や「緩やか」はとても難しくなることがあります。本来は「こう読んで」と読み手の方に強制するようなことは控えたいのですが、ひとりぼっちで辛さに耐え、暗闇のなかで手探りで文字を探していたかつての私のような方がいたならばと思って書きました。できたら占いに振り回されないように「使って」いただくのが占いとの健康的な付き合い方と思いますが、それはまた別のお話としましょう。真っ暗な穴の底でふるえているときには、使うほどのエネルギーも出にくいものですから。

 

(以下宣伝です)

2020年上半期の運勢、幻冬舎plus様で公開されています。無料でご覧いただけます。

www.gentosha.jp

2020年上半期の運勢は書籍でも出ます。これが一番くわしく書いています。12星座全部盛りのと、星座ごとの分冊版があります。 

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

MINE様でも、コンパクトにサクッと傾向を掴んでいただけるものを掲載いただきました。

www.mine-3m.com

 

【更新・掲載情報】MINE様にて2020年上半期の運勢が掲載されています

ファッション動画マガジン「MINE」様にて、真木あかりの2020年上半期の運勢が公開されております。

www.mine-3m.com

12星座ごとに総合運、恋愛運、金運・仕事運というジャンルでサクッと上半期の運勢の傾向をつかんでいただけると思いますので、ぜひお役立ていただけますと幸いです。と思いつつこなれ感ヘアの動画になるほどなるほどと……こういうのは動画が最高にわかりやすいな……って戻ってきて私!自分の占いに!

 

「人気」とついている記事を自分でご紹介するのも大変恐縮なのですが、せっかくつけていただいたのでしばし喜びにひたりたいと思います。こういうときこそ図々しくいかなくては!というのは冗談でゲフンゲフン、これもいつも読んでくださる皆様がおられるからこそ、添えていただけたお言葉です。初めて占い師として発信を始めたときの心細さを思うと、今こうしてたくさんの方がブログをご覧になってくださるのがまるで夢のようで。だからこそ、変に「そんなことないです」などと遠慮することなく、嬉しく受け取ることでたゆまぬ努力を続けることを再度、自分に課してまいります。

 

2020年、良い1年にしてまいりましょう。私も頑張ります。

 

www.mine-3m.com

2020年は時代の節目。何をどう考えていけば、運気の波に乗りやすくなるのか?

f:id:makiakari:20191213112922j:plain

前の記事で「地の時代から風の時代へ」といったことを書きました。グレートコンジャンクション、およびグランドミューテーションについてです。

地の時代的な、歴史を重ねたもの、手に取ることができる確かな豊かさは、素晴らしい価値を持っています。風の時代に移ったからといって、こうしたものが価値を持たなくなるわけではないです。ただ、長い時間を経ていつの間にか形骸化した制度や権威、立派に見えるけれどなかは虫食いだらけの組織、本質的でない考え方が生まれていたのであれば、それはドラスティックに変わっていくよというお話なのですね。芸術や哲学が全時代までの考え方を覆すようにして発展、進化、向上してきたように。そしてその変化というものは、どんどん加速してきています。「今では信じられないけれど、こういう時代がありました」ということが、2020年以降はさらに増えていくはずです。

 

個人としてできることは「大企業だから安心」とか「今までこうだったのだから大丈夫」といった発想は、しないでおくことですね。といっても観念というものは親譲りだったり周囲の環境しだいだったりと自分以外の影響によるところも大きいですから、ハッと「気付かされる」ようなこともあるのかもしれません。そのときにしがみついたり、根拠もなく今まで通りにあることにこだわったり、ということをしないでおくことです。しがみつきたいのなら、新しい時代のなかでどう古いものを守り通していくのか、確固たる信念とビジョンを持つことです。それはもはやしがみつくということではないでしょうね。「風の時代を生きる」ということの、立派な姿であろうと思います。

 

なんだか小難しい話をしてしまいました。

「今では信じられないけれど、こういう時代がありました」って、多いですよね。君は114106を知っているか。わからない子はお父さんやお母さんに聞いてみてくれたまえ、ってなぜいばっているのか意味不明ですが、今やサービスもろとも終了していますからね。そもそもスマホもネットもない時代によく生きていたなとすら思うのです。そんなことを言ったら昭和の民にボコられそうですが、ってそれ俺や!オレオレ!母さんオレだよ!(もはや何がなんだか)

 

時代の変化を肌で感じるとき、「若者についていけない」といった種類の焦りが生まれることがあります。メディアで報じられる若者言葉をひとつも知らないとか、「ワーオ」という感想しか思い浮かばないですよもう。かつては「うそ? 毎日使ってるけど!?」と思っていたのにですよ。まあそんなものは可愛い話ですが、「新しいものがいいことだというのか」という反発心のようなものも、生まれるかもしれません。そうじゃないです。変わらないものなんて世の中にはありません。不変のものがあるとしたら、死くらいじゃないでしょうか。私たちはいつも変化のさなかにあり、どうすればより良い人生を生きることができるのかと、誰かに寄りかかることなく考えぬいていく。それが生きるということなのだろうと思います。

 

変化といっても、おそらく2023年の春頃までは「いきすぎたテクノロジーの再考」のような出来事が多くなるでしょう。「この進化は人類にとって正しいことなのか?」と思わされることも多そうです。SF好きとしてはアンドロイドが知性を持ち愛という感情を獲得するなんて感じの未来にワクワクするわけですが、っていやそうではなくて、今もAIに関してはいろいろな議論がなされていますね。広く知性でつながり、コミュニケーションを取りながら「何が人間にとってベストなのか」を考え抜いていくことが、これからはより重視されていくのだろうと思います。

 

さて、私がなぜこういうことをくどくどと書いているのか。村上春樹が『ランゲルハンス島の午後』のなかで「拳銃をポケットに突っ込んで街を歩いていると街がいつもとはがらりと違って見える」ということを書いていましたが、それと似たようなことです。こういう時期なんだなあと思っていると、自分に関連のあることがパッと目に飛び込んでくるのでしょう。ピンチをチャンスにしようと思いやすいかもしれません。考えること、選択することがしやすくなる方も多いはずです。私は、占いというものはそうやって「使う」というのが健康的であると信じているのです。

 

(余談)
進化の産物は多種多様ですが、言葉でいえば「レトロニム」がありますね。私はこれに目がなくて、見つけるとつい喜んでしまうのですが、人と出し合いっこするとなかなか楽しいですよ。オススメ。

レトロニム一覧 - Wikipedia

 

(以下宣伝です)

2020年上半期の運勢本、今年も電子書籍になりました!

星座ごとの分冊版もあります。自分のところだけ読みたい、という方は分冊版がお手頃です。

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

幻冬舎plusでも一部(と言いつつそこそこモリモリ)をお読みいただけます。

www.gentosha.jp