占い師・真木あかりのブログ

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2020年は時代の節目。何をどう考えていけば、運気の波に乗りやすくなるのか?

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前の記事で「地の時代から風の時代へ」といったことを書きました。グレートコンジャンクション、およびグランドミューテーションについてです。

地の時代的な、歴史を重ねたもの、手に取ることができる確かな豊かさは、素晴らしい価値を持っています。風の時代に移ったからといって、こうしたものが価値を持たなくなるわけではないです。ただ、長い時間を経ていつの間にか形骸化した制度や権威、立派に見えるけれどなかは虫食いだらけの組織、本質的でない考え方が生まれていたのであれば、それはドラスティックに変わっていくよというお話なのですね。芸術や哲学が全時代までの考え方を覆すようにして発展、進化、向上してきたように。そしてその変化というものは、どんどん加速してきています。「今では信じられないけれど、こういう時代がありました」ということが、2020年以降はさらに増えていくはずです。

 

個人としてできることは「大企業だから安心」とか「今までこうだったのだから大丈夫」といった発想は、しないでおくことですね。といっても観念というものは親譲りだったり周囲の環境しだいだったりと自分以外の影響によるところも大きいですから、ハッと「気付かされる」ようなこともあるのかもしれません。そのときにしがみついたり、根拠もなく今まで通りにあることにこだわったり、ということをしないでおくことです。しがみつきたいのなら、新しい時代のなかでどう古いものを守り通していくのか、確固たる信念とビジョンを持つことです。それはもはやしがみつくということではないでしょうね。「風の時代を生きる」ということの、立派な姿であろうと思います。

 

なんだか小難しい話をしてしまいました。

「今では信じられないけれど、こういう時代がありました」って、多いですよね。君は114106を知っているか。わからない子はお父さんやお母さんに聞いてみてくれたまえ、ってなぜいばっているのか意味不明ですが、今やサービスもろとも終了していますからね。そもそもスマホもネットもない時代によく生きていたなとすら思うのです。そんなことを言ったら昭和の民にボコられそうですが、ってそれ俺や!オレオレ!母さんオレだよ!(もはや何がなんだか)

 

時代の変化を肌で感じるとき、「若者についていけない」といった種類の焦りが生まれることがあります。メディアで報じられる若者言葉をひとつも知らないとか、「ワーオ」という感想しか思い浮かばないですよもう。かつては「うそ? 毎日使ってるけど!?」と思っていたのにですよ。まあそんなものは可愛い話ですが、「新しいものがいいことだというのか」という反発心のようなものも、生まれるかもしれません。そうじゃないです。変わらないものなんて世の中にはありません。不変のものがあるとしたら、死くらいじゃないでしょうか。私たちはいつも変化のさなかにあり、どうすればより良い人生を生きることができるのかと、誰かに寄りかかることなく考えぬいていく。それが生きるということなのだろうと思います。

 

変化といっても、おそらく2023年の春頃までは「いきすぎたテクノロジーの再考」のような出来事が多くなるでしょう。「この進化は人類にとって正しいことなのか?」と思わされることも多そうです。SF好きとしてはアンドロイドが知性を持ち愛という感情を獲得するなんて感じの未来にワクワクするわけですが、っていやそうではなくて、今もAIに関してはいろいろな議論がなされていますね。広く知性でつながり、コミュニケーションを取りながら「何が人間にとってベストなのか」を考え抜いていくことが、これからはより重視されていくのだろうと思います。

 

さて、私がなぜこういうことをくどくどと書いているのか。村上春樹が『ランゲルハンス島の午後』のなかで「拳銃をポケットに突っ込んで街を歩いていると街がいつもとはがらりと違って見える」ということを書いていましたが、それと似たようなことです。こういう時期なんだなあと思っていると、自分に関連のあることがパッと目に飛び込んでくるのでしょう。ピンチをチャンスにしようと思いやすいかもしれません。考えること、選択することがしやすくなる方も多いはずです。私は、占いというものはそうやって「使う」というのが健康的であると信じているのです。

 

(余談)
進化の産物は多種多様ですが、言葉でいえば「レトロニム」がありますね。私はこれに目がなくて、見つけるとつい喜んでしまうのですが、人と出し合いっこするとなかなか楽しいですよ。オススメ。

レトロニム一覧 - Wikipedia

 

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