占い師・真木あかりのブログ

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2020年は時代の節目。変化のときを、どう生きるかー『2020年上半期 12星座別あなたの運勢』発売されました

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にわかには信じがたいことですが2019年も終わりに近づいてまいりました。この間お正月が来たと思ったらもう、もうですよ奥さん。という愚かな発言を今年もしてしまったのですが、きっと来年もするのでしょう。けっこう長いことニンゲンをやっているのにまだ慣れない自分が不思議でなりませんが、ある意味「どの年も新鮮な気持ちで生きている」と言えるかも……ハッいえ愚か者でいいです。もう私のことは抜け作と呼んでいただければ。何はともあれ、どなたさまも1年間、ほんとうにおつかれさまでした。俺たちの2019年はこれからだ!(もう何がなんだか)

 

半年ごとに出版させていただいている『2020年上半期 12星座別あなたの運勢』、今年も無事発売に至りました。これも、いつもご覧になってくださっている皆様のおかげです。ありがとうございます。

全体運、恋愛運、仕事運については、幻冬舎plusから無料でご覧いただける部分もありますので、ぜひご参考にしていただけますと幸いです。書籍のほうでは2020年上半期の概観、星座ごとに恋愛運・仕事運それぞれの月ごとの運勢、「今がつらいという方へ」のアドバイスなど書かせていただいています。これまでの年よりも書きたいことが多く、若干のボリュームアップをしております。

ご紹介がてら、ブログでは2020年の概観について、本異常にくわしく紐解いてみたいと思います。

 

2020年の最大のポイントといえば、なんといっても12月22日に起こるグレートコンジャンクション(大会合)でしょう。ちなみにこの記事を公開するのは2019年12月12日。「1年後かよ!!!!!!!」と総ツッコミを食らいそうですが、私も自分で書いていてツッコミましたよね。なんなら1年以上ですしね。しかしそういう星の動きなのでどうかご勘弁いただきたいと思います。

グレートコンジャンクションというのは、土星木星が同じ場所に巡ることで、20年に一度のレアイベントです。もともと「時代が変わる節目」という意味合いを持つこのグレートコンジャンクションですが、今回はさらに、200年に一度という「グランドミューテーション」でもあり、レア中のレア、節目オブ節目、すごくすごいタイミングと思っていただければと思います(いろいろ不安になる語彙)。

 

このグレートコンジャンクション、およびグランドミューテーションによって起こる変化というのは、世の中の価値観や構造が大きく塗り替えられる変革のタイミングです。星占いの言葉でいえば「地の時代」から「風の時代」へと移り変わる時期なんですね。詳しく書いてみますと、

 

■2020年まで(地の時代)

  • お金を稼ぐこと、お金があることを重視
  • 資産をたくさん所有すること=良いこと
  • かたちあるものに価値がおかれる
  • 権威、歴史といったものが重要

■2020年以降(風の時代)

  • 知性、コミュニケーション、情報、ネットワークに重点が置かれる
  • 所有にこだわらない
  • 人々が自由に、お互いを縛ることなくつながるようになる

 

という感じになります。

星は移動した瞬間にぱっきりと切り替わるわけではなく、少しずつ「予兆」のようなものが現れます。ですから、すでに風の時代の感覚を感じている人も多いでしょう。たとえば地の時代で重視されていたモノやお金。モノについてはシェアリングエコノミーで車や自転車を所有しなくなったり、サブスクリプション系サービスで本や音楽、ソフトウェアなどを持たずに過ごしたりする人も増えてきていますよね。お金をめぐる環境もキャッシュレス決済やAIによる資産運用、ビットコインなどドラスティックに変化しています。

こうした流れがいよいよ本格的になってきて、今まで通りの価値観ではいられなくなるというのが2020年の動きなのです。時期的には3月下旬から7月にかけて「お試し」的な動きがあり、12月下旬から本格始動というかたちになるはずです。

 

「今まで通りの価値観ではいられなくなる」といっても、きっと「変わりなよ」と示唆されるようなことではないのでしょう。今までマイノリティだった風の要素が、いつの間にかマジョリティに移り変わっていく。普段からその分野にいる人であればすうっと波にのっていけるでしょうし、そうでない人は「あれ? あれ!?」と思って試行錯誤したり新しいものを試してみたりしながら、少しずつ当たり前にしていく。大事なのは「これまで」にこだわらず、「まずはやってみて、自分で良いかどうか、シフトするかしないかを決める」ということなのだろうと思います。「これまでこうだったから、こうする」といった発想は、つまずくことが多くなるかもしれません。

 

旧体制ーー地の時代に重視されていたものや世界ーーに安住するのも、選択肢として「いけないこと」ではないのです。その価値観が自分にとって大事だというのなら、尊重すべきと私は思います。非難されるようなものでは決してない。ただ、今後は「大手だから安心」「この会社にいれば安泰」「今まで通りやっていれば大丈夫」といった、誰かが築いた権威により掛かるような気持ちでいると、がらっとゲーム・チェンジが起こったときについていけなくなる、という可能性が高まってきているのです。もうすでに、そうした世の中になってきていますよね。旧体制に安住すると決めたなら、ゲーム・チェンジに怯えずにいられる行動もとる。自分を守るんです。単純に「守るぞ!」と思うだけでなく、その価値観をよく噛み砕いて自分が何に価値を見出しているのか、理解することが堅牢な鎧となるはずです。理解することは、愛することです。

自動思考で進化や成長を拒む、それが一番、自分を辛くするのですよね。

 

「変化」という言葉に触れるとき「何が起こるの、怖い」という人はたくさんいらっしゃいます。私はいろいろなところで書いているんですけれども、人間は本質的に、変化を嫌う生き物なんですよね。脳がそういう構造になっているのですから、ネガティブとか意思が弱いとか、そういう問題ばかりではないのです。ストイックとか努力とかいって、変に自分を責めたりしてはならんのです。そして実際に、変化というものは「悪いほうに変わっていく」ことばかりでもないのですよね。今までの人生を振り返ってみていただければ、それは明白ではないでしょうか。「人生の転機」と言えるような出来事のあと、良いほうに変わっていったこともたくさんあったはずです。脳に振り回されて、そういったものを「なかったこと」にしたら、自分がかわいそうです。よかったこと、大好きな人やもののこと、嬉しかったこと、ちゃんと数えていきましょう。それが、変化のときを生きるエネルギーになります。そう、エネルギーは自分で生み出せるんですね。

未来は、現在の選択の積み重ねです。決してどこかから投げ込まれる偶然の集積ではありません。だから、目の前の選択をひとつひとつ丁寧に「まずはやってみて、自分で良いかどうか、シフトするかしないかを決める」ことが、大事です。

 

風の時代、楽しいだろうと思いますよ。テクノロジーに携わる人は「自分の時代がきた!」なんて思うのかもしれませんし、新しいことを試すわくわくも得られるでしょう。私はぜひ自動運転がどんどん進化して、寝ているうちに打ち合わせ場所に着いていて欲しいですねえ。ハンコ自動捺印マシーンが話題の2019年末ですが、2020年以降は電子化されたりお役所関係の手続きが簡素化されたり、といった流れが顕著になると思います。結婚やイエ制度といったものの生き辛さを感じていた人なら、自由な関係性をそろそろ模索していけるようになるでしょう。ね、わくわくしませんか。

まずは「風の時代」のテーマを頭に入れつつ、自分は何に価値を置いているのか、それはこの時代において本当に大切なことなのか、といったことを考えていかれると追い風が吹きやすいだろうと思います。ときには向かい風もあるのかもしれません。でも、それはきっと、自分が成長や進化をしているからこそ感じられるものなのではなかろうかと、私は思うのです。

 

良い2020年にして参りましょう。私もこれをご覧になっているどなたかが胸のなかの火を絶やさずにいられるように、ここに書き記していきたいと思います。

 

2020年の概観については、まだまだもりもり書いていく予定です。

 

 

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2020年上半期の運勢本、今年も電子書籍になりました!幻冬舎plusでも一部(と言いつつそこそこモリモリ)をお読みいただけます。

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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