2023年2月20日、うお座新月。春の始まり、一瞬の光芒のもともたらされる「はじまり」のタイミング。

2023年2月20日夕方、うお座で新月が起こります。うお座に入ってすぐの場所で起こる新月であり、うお座には金星と海王星も滞在しています。金星も海王星も、うお座ではその持ち味がとてもよく活かされるとされているんですね。ただ、金星は新月の50分後、次のおひつじ座に移動します。愛と夢、イマジネーション、救済……そうしたものが渾然一体となって放つ最後の光芒のなか、新月の「はじまり」という意味合いがもたらされる。「ちょっと何言ってるかわからない」とサンドウィッチマン冨澤さんが脳内に登場した人もいらっしゃるかもしれませんが、うお座というサインの「境界線を作らない」という特性をよ〜〜〜〜〜〜〜くイメージしてですね、広〜〜〜〜〜〜〜い心で私の言葉を受け取っていただきたく思います。ここで「説明しないのかよ!」と言うサンドウィッチマン伊達さんが私の心の中に浮かんできますが、サンドウィッチマンに挟まれていったい私は何をしたいのでしょうか。知らんがなですねハイ。
さてうお座新月は、言葉に尽くせぬインスピレーションの部分での「はじまり」を意味します。私はあまりスピリチュアリティと心の親和性が高くはないのですが、うお座新月のときによく使われる「浄化」「救済」という言葉のほうがしっくり来る、という方も多いかもしれません。
言葉について掘り下げると長くなっちゃうのですが、「浄化」「救済」という言葉に対して、私は過去に期待しすぎてしまった経験があるのです。当時はこれらの言葉に対し「今まで抱いてきた悩みがすべて解消され、痛みも苦労もすべて報われる」といった感じを期待していました。今から思えば「なんて都合のいい想像をするんだ」でしかないのですけれども、しんどくて悲しくて、すがるようにしてうお座新月に賭けたのですね。うお座だから、新月だから、きっと救われるはず──と祈るようにその瞬間を待つのですが、心は真っ暗なままで全然“浄化”された気がしないし、悲しみも痛みもそのままで”救済”された気もしなかったのです。やけのやんぱちになって酒ばかりが進むという…「アルコールにおぼれること」もまたうお座サインの意味のひとつなのですが(笑)。ちなみにこれは「うお座サイン」のお話であり、うお座の人が飲んべえという意味合いではありません。
占星術を学んだ今となっては、「浄化」「救済」を他者からギフトのようにもたらされるもの、と思い込んでいたのが間違いだったとわかります。うお座は自他の境界線を作らないサインです。浄化とは、救済とはそうしてもらえるのを待つのではなく、他者をみずから完全に受け入れ、自己とそれを取り巻くものを深く見つめた上で、自分のなかで成り立つものなのですね。祈っても願っても、他人にも自分にも向き合わず他力本願でいては、新月の「はじまり」の意味は少し、弱くなってしまうのでしょう。人生そんな厳しいことばかりでもないし、自分でも意識しないうちにちゃんと向き合えている人だっていると思います。でも、もし「浄化」や「救済」という言葉そのものがしっくりこず、自分ひとりが置いてきぼりにされてしまったような気分になった方がいらっしゃいましたら、上記のようにうお座の新月を捉え直してみてもいいかもしれません。
あたたかな春が来る直前、12星座のラストの星座にもたらされる「はじまり」の暗示。今が元気いっぱいという人は、きっとおひつじ座で始まるラッキースターの競演が効いているでしょう。そう、金星と木星です。思い切りハッピーに、アクティブに、やりたいことを片っ端からやってみるといいだろうと思います。おひつじ座、しし座、いて座など火の星座の人はこちらが多いかな。そしてもし、ちょっとお気持ちがデリケートになってしまっている人は、きっと新月が効いているのでしょう。どんな自分も、まずは受け入れてあげられると素敵です。しょんぼりしていて、頭のなかがぐちゃぐちゃで……などといろいろあるかと思いますが、どんなあなたも頑張っていますね。一瞬たりとも自分を見捨てずに、ちゃんと悩めたのがまずはすごいことです。それを認めることが、「はじまり」につながっていくだろうと、私は思います。特に水の星座のかに座、さそり座、うお座のみなさんは、どうぞご自分に優しく過ごしてみてください。たまには甘やかして、あったかい飲み物でも飲んで「頑張ったね」とねぎらってあげられたりすると素敵だろうと思います。
どなたも、良い新月にしていかれますように。
(以下宣伝です)
\本が出ます/
私が西洋占星術の初学者だった頃、欲しかった本を書きました。当時理解しにくかったところを「なぜ、理解できなかったのか」と徹底的に掘り下げ、役立つように頑張ってみたつもりです。自分の星座を読みたい方には、「占いは振り回されるものではなく、使うもの」という自分のポリシーをそのまま盛り込み、実践的な内容としています。また「いつか雑誌で占い記事を書けるようになりたい」「ブログやSNSで日運や週運を発信してみたい」という方に対しては、個人鑑定と占い記事執筆から占い師としてのキャリアをスタートさせた私の経験から、必要な情報を網羅できたのではないかと思っています。たくさんの方にお手に取っていただけますと幸いです。
(近況)
完全リモートワークだった夫が突然出社の体制に変わりました。初の緊急事態宣言以降、3食作り続けた3年間……大変さよりも一緒に食事ができる楽しさが勝る日々でした。まあ夫は外食のほうが嬉しかったのかもしれませんがw。そんなこんなで、ひとりの食事は品数を作る気にもならず、料理とも言えないような雑ごはんで腑抜けたようになってしまっているのですが、空の巣症候群ってこういうことでしょうかね(違)
