占い師・真木あかりのブログ

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2022年7月14日、やぎ座満月。社会のなかで「わたし」を生きていく。

2022年7月14日、やぎ座で満月が起こります。やぎ座の満月は、「社会的成功」において物事が満ち、「振り返りと調整」を行うタイミングです。詳しくは、VOGUE様で書かせていただきましたので、よろしければぜひご覧ください。

www.vogue.co.jp

さて、例によって例のごとく「記事におおかた書いてしまい、ブログのネタがなくなる」という状態でもう近況でも書いてしまいそうな気分になっているのですが(早まるな俺)、この「社会的成功」、タイトルにある「キャリア形成」についてもう少し深堀りしてまいりましょう。こういったキーワードを使うと「別に成功したいわけでは……」「キャリアを追い求めたいわけでは……」という方もいらっしゃるだろうと思います。今は仕事から離れている方は、当てはまらないとがっかりしてしまうかもしれません。でも、その必要はありません。誰も、仲間はずれなんかじゃないです。

 

この部分、もう少し大きくとらえて「『社会人として』と言われるできごと」について、ここまで頑張ってきたことが満ちる、そして「振り返りと調整を行うタイミングと言ってみたいと思います。満ちて欲しいと願いながら頑張ってきたこと──それが、社会的成功という人もいるでしょう。理想とするキャリアである人もいるでしょう。そして「社会人として」という意味から広げてみると、「組織の一員として」「子どもを育てる親として」「地域の担い手として」、それぞれ頑張ってきたことが満ちるという人もいるでしょう。そして、無理をしている部分があれば調整をする。社会のなかでは「すべてを自分らしく」というのは無理としても、あまりにも自分らしくないぞ、おかしいぞと思った部分も調整をする。そういう日です。頑張ったことはちゃんと認めて、うんと自分を褒めて、よりよい未来のために調整をする。これがワンセットです。

 

「満ちるどころか、こうなりたいと思っていた未来に1ミリも近づけていないぞ」という人もいるでしょうか。「満ちるはずではないのか、自分だけがツイていないのか」「努力が足りなかったということか」などと、がっかりする必要はまったくありません。その場合は、ちょっぴり自分を丁寧に見つめてみると良いだろうと思います。考えてみたいのは、

  1. なりたい姿が、本心からなりたい姿なのか?
  2. 違うアプローチはないか?

ということです。

1については「いや本心だよ!」と思われると思うのですが、人って不思議なもので「本当はなりたくないけど、社会的にそうあるべきだ」と思っていることがあるのです。わかりやすい例として、ちょっと仕事から離れてしまって恐縮ですが、この例を挙げましょう。「本当は結婚や子どもを持つことには抵抗しかないけれど、この年齢になるとみんな結婚するから」と婚活をしているといったケースです。「本当はのんびり自分のペースで働きたいけど、親が出世を望むから」とかもあるでしょうか。

2は、望みは本心に従っていても、アプローチが違うケースです。満月は頑張ってきたことが「満ちる」のですが、それは良いことばかりが満ちるわけではありません。コップがどんな液体もひとしく満たしていくように、自分に合わないアプローチをしていれば、それはそれで満ちて「なんかちょっと違うな」という実感につながります。要は、この満月のタイミングは「違うアプローチを試してみるといいよ!」というサインなんですよね。1の課題が、2によって解決する人もいるでしょう。

 

キャリアということばは、「轍」が語源なのだそうです。自分が通った後につくものです、なんなら、繰り返し繰り返し刻むことで、より深くなります。そう考えると、この満月の「振り返り」という意味合いがとても味わい深いもののように思えてきます。自分はどんな轍を刻んできたのか。そしてこれから、どんな大地に轍を刻みたいのか。もしも叶うなら、それが希望に満ちたものであって欲しいものです。あなたも、私も。ぜひ、そうしていこうではありませんか。

 

どなたにとっても、良い満月にしていかれますように。

 

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(近況)

私の夫はなんでも洗濯機に入れてしまうワイルドな人で、鍵・財布・ベルトと、およそズボンまわりのものはだいたいINした実績があります。しかしあるとき乾燥が終わったタオルとともにホカホカのキッチンタイマーが出てきたときは仰天しました。数字のパネルが取れ、変わり果てた姿に。洗濯槽を覗くと1と4と7が……。最期はもとの姿で見送ってやろうとパネルをはめ直してみたら、ピッと言うので腰を抜かしました。タイマー生きとったんかワレェ!

水攻め・熱波を乗り越えてから2年。さすがの彼(彼なのか)も、少し弱ってきました。タイムアップ時に鳴るイッツ・ア・スモールワールドがいつしか「ピピピ…!」というただの電子音に。入力音も徐々に弱々しくなりついに消え、反応も鈍く、液晶はモヤがかかったように薄くなってきました。そしてある日のこと、ついに無言でタイムアップをするという事件が起こったのです。歯という歯が割れそうな……と言ったら言い過ぎですが、ものすごい固茹で卵を前に「もはやこれまで」としんみりしておりました。しかし、ふと思いついて電池交換をしてみたらなんということでしょう。今まで聞いたこともないようなやる気に満ちた「ピッ!」の入力音。冴え冴えとした液晶。そしてキレのあるイッツ・ア・スモールワールド。タイマー生きとったんかワレェ(2年ぶり2回目)