占い師・真木あかりのブログ

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「重たい」と言われてしまったときは

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「重い女」と言われることって、世間一般では忌み嫌われることです。特に若いお嬢さんたちの間では心底避けたい出来事でしょう。そのレッテルを貼られてしまうと、ひとまず恋愛対象から外される。なんかまるで犯罪者みたいな扱いだなと思うことがあります。じゃあ軽ければいいのかよ!みたいなね(笑)

 

話がそれますが、よく「ケツの穴の小さい男」と言いますよね。私もこの言葉を使うたびに(まあそんなに頻度は高くありませんが)「いやデカければ良いってもんじゃないけど」と心の中で思います。言葉って難しいですね。

 

まあそんな話はどうでもいいのですが(ホントに)、重い女の話です。

もしも重い女と言われているなら、自分の性格を変えよう、治そうと思ったらいけません。苦しくなるばかりです。「こんなことしたら重いって思われる」と、何をするときでも考えてしまう。自分を責めて否定して、しまいには何をするときでも怖くなってしまって、

 

そしてある日、反動が来ます。

一生懸命我慢していたのに、おもいっきり“重い”行動や発言をしてしまう。当然ドン引きされます。

 

それで、また自己嫌悪に陥ってしまうのです。完全なる悪循環なんですね。がんばっているようで、自分で自分をいじめているようなものですよ。

 

重い/軽いというのは個人の価値観もあります。だから、まずは自分を責めないこと。悪いところを変えよう、なんて思わないことです。だって悪くありませんからね。直さなくていい。ただ、少しずつ相手と温度感を合わせていけばいい話です。

 

重いと言われる人って、だいたいが一生懸命で、がんばりやさんで、こわがりなんですよ。今まで、努力することで自分の人生を切り拓いてきた人が多いです。自分の人生に妥協を許さなかった人です。そして努力をしないときに訪れる失敗や不幸を恐れ、さらなる努力を続けるんです。とっても偉い人なんですよ。

 

誰でも成功法則をもっています。「こう頑張ったらこうなった」っていうやつですね。勝負下着みたいなもので、一度成功するとゲン担ぎみたいに、それをなぞりたくなるのは当然のことです。恋愛にだって適用したくなるでしょう。ただ、相手と温度差があれば「重たい」と言われてしまうだけの話なんです。相手に「直して」と言われたからといって、直そうとしたら自分の人生を否定するのと同じことです。失敗だけでなく成功までも。温度感だけ合わせていけばいい。

自分の良いところまで、変えたり否定したりしちゃいけません。そんなことがあっていいもんですか。

 

もしも「重い」と言われて辛いときは、彼に向き合っちゃダメです。向き合うのはまず、自分です。一生懸命だったんだよね。がんばってたよね。こわかったよね。確かな答えが欲しかったんだよね。そんなふうに自分を理解してあげると、すーっと「重たくなっちゃた自分」が救われていきます。重いと言われる行動を、とらずに済むようになります。

 

無理に変えても、いつか歪みがごまかしきれなくなるときがくるんです。だったら少しでも、自分が幸せでいられる道を探したほうが、人生はずっと楽しくなります。そりゃあ重くも軽くもなく、バランスがとれている人が一番なんでしょう。でも、そういう人ばっかりじゃきっと世界はつまらないものね。

 

うお座の日食だからでしょうか、ついそんなことを思ってしまう夜でした。

頑張り屋さんのあなたに届きますように。