占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

【お知らせ】『2020年上半期 12星座別あなたの運勢』が半額になりました

幻冬舎より出版しておりました『2020年上半期 12星座別あなたの運勢』が、半額になりましたのでお知らせします。もしよろしければ、ご覧になってみてくださいね。 

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

 

お知らせだけではそっけないので近況でも。占いとはまるで関係のない話題で恐縮ですが。

 

半月に一度、コーヒー豆屋さんに行きます。小さなかばんに財布と文庫本、スマホを入れてぶらぶらと路地を歩き、ドアを開ければ香ばしい焙煎の香りと穏やかなマスターの顔。30種類ほども並ぶ生豆のなかから2種類選んで、店内でコーヒー片手にのんびり焼き上がりを待っていると、原稿を書き疲れた頭もやわらかくほぐれてくるように思います。

待っている間、店内にある「Coffee Break」という冊子を読むこともあります。全日本コーヒー協会が発行しているもので、海外のコーヒー事情レポート、コーヒーに関するエッセイやインタビューなどがていねいに綴られています。今日、そこで読んだ国語学者金田一秀穂先生のエッセイがもう、なんとも素敵で何度も読み返してしまいました。格好をつけたところがまるでなく、日常としてコーヒーを愛するご様子が伝わってくる知的なユーモアにあふれた文章。そのシーンが鮮やかにイメージされるような、的確な表現。お金の余裕からはじまって、時間の余裕へと見事に伏線が回収される構成、そこに心の余裕をも感じさせるラスト一文が効いているのです。さすがは金田一先生、素敵…!と何度も読み返して、ほくほくした気持ちで帰路につきました。家に帰ってコーヒーを飲みながらまた思い出しては、ああなんて素敵な文章だったのだろうと思いだしたりして。

 

で、検索してみたらあっさり見つかったという…笑

しみじみ素敵な文章。読めてよかったです。

coffee.ajca.or.jp

【更新・掲載情報】CanCam2020年2月号「12星座で見る娘と母の相性診断」監修・執筆いたしました

占いを書くときは可能な限りジェンダーレスでいきたいと考えている私ですが、母と娘の関係性はやはり特別なものがあると思います。友達のようであったり、ライバル関係のようであったり、最近では「毒親」というキーワードもかなり広まってきました。

円満でも不仲でも、一時的にぎくしゃくしていても、どれもそれぞれの母娘が努力の結果、そういう状態であるのですよね。少しでも良くしていきたいと考えたとき、星座占いの立場から考えられるヒントを監修・執筆させていただきました。本誌にご掲載いただいたほか、Web版では詳細版をご覧いただけます。ぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。

 

CanCam(キャンキャン) 2020年 02 月号 [雑誌]

CanCam(キャンキャン) 2020年 02 月号 [雑誌]

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/12/23
  • メディア: 雑誌
 

 

Web版はこちらにてご覧いただけます。

cancam.jp

【セルフヘルプ】他人の内面的成長まで、あなたが背負おうとしなくてもいい

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Twitterで書いたこちらのテーマ、反響をたくさんいただいたので補足記事を書いてみたいと思います。

 

職場や交友関係において「あの人なんでああなんだろう」と思ってしまうことは少なくありません。理解しよう、歩み寄ろうと心を砕いても身勝手な振る舞いをされたり、嫌なことを言われたりすることもあります。正直たまったものではありませんが、このとき「なぜこんな態度を取るのだろう」とその人の心を推し量るあまり顔色ばかりを伺うようになると、心には大きなストレスがかかります。コミュニケーションのあり方を模索するのは大事なことですが、問題が起きたときにまず「私が悪いのかな!?」と考えるタイプの人は、次第にコミュニケーションをするのが怖くなっていきます。これでは、しんどいばかりですよね。

 

ただ、世の中にはほんとうに、ほんとうに、いろいろな人がいて、今は良くない状態にある人に出会ってしまうことも少なくありません。たとえば、すぐに感情を爆発させるタイプの人。アドラーが指摘しているように、怒りっぽい人はそういう性質なのではなく、怒りという感情を「人を支配するため」に利用しているということが往々にしてあります。怒鳴りつけることによって相手を怯えさせ、従わせようとするのですね。ものを乱暴に置いたり、投げたりすることによって、周囲の人が自分に気を使うように仕向ける人もいます。

それを自覚し、感情の使い方を変えれば性格を変えることができるとも、アドラーは指摘しています。ただ、多くの人がお気づきかと思いますが、これって他人がどうこう言って変わるものでもありません。内面的成長は本人しかできないのです。萎縮したり顔色を伺ったり、しんどい思いをしてまで背負ってあげなくてもいいのですよね。いえ、背負いたくても背負えるものでもないのです。本人が自分で解決すべき課題だから。本人が気づかないと、物語は始まらないから。

 

友達であれば助言をしてあげたり、部下であれば優しく促してあげたりするのはとても素敵なことです。寛大な友や上司のおかげで成長できた経験を持つ人も、少なくないでしょう。

それでも、相手が心を砕いてあげるまでもない関係性の人だったなら、そこまで聖人のごとく接しなくてもいいのではないかと私は考えます。慈悲深く我慢強く、というのは心身に余裕があるときにすれば十分です。人生を楽しむ余裕をなくして、辛い思いで胸のなかを真っ黒に塗りつぶして、自分を否定してまで、わがままや子供っぽい感情表現の原因を一生懸命想像したり、自分に原因があるのではと自分ばかりを責めたりしなくて大丈夫なのです。やるべきことは、自分がそこで果たすべき役割を遂行することに絞る。たとえば毅然と伝えるべきことを伝える、仕事を進めるといったことです。それでOKとする勇気も、必要なのではないでしょうか。その人が成長しないうえに、自分までも心砕け散ってしまったら、いいことはひとつもありません。自分を守れるのは、自分だけです。

 

偉そうに書いておりますが、冒頭の2パターンは長く私の定番でした。どうして、どうしてと不安で眠れなくなったり、相手の顔色ばかり見て怯えたりしていました。「自分はだめな人間だからこうなってしまうのだ」と自分を責めてもいました。その後、アドラーをはじめとして心理学を学んだことにより――自尊心を徹底的に損なわれるような、ひどい目に遭ったりしたこともあって――何年もかけて、上記のような発想をするに至りました。本当は、自分はもうちょっと、優しく忍耐強い人間だと思っていたんです。でも、私が心を砕いて接していた人たちはどんどん意地悪になるばかりで、モラハラはいっそう助長していっただけのように感じられました。私は、自分をぼろぼろにしながら、その人の内面的成長の機会を奪っていただけだったのかもしれません。これはただの不幸な例であり、世の中はもっと希望に満ちていることがほとんどでしょう。希望のために、心と時間を使っていきたいですよね。

 

人生にはしばしば、気づいたら理不尽な迷路に入り込んでしまっているときがあります。もしも今、かつての私のような辛さのなかにある人がおられたらと思い、このテキストを書きました。

 

※当然ながら、危害や損害を与えられている場合、パワハラやセクハラに該当する場合は毅然と対応すべきと考えます。スルーしてエスカレートしたり、精神的に損なわれる前に然るべき窓口なり機関なりに相談してくださいね。ひとりで闘わず、味方につけられそうな人をすべて活用して、ベストな結果を導きましょう。

 

 

なんだか暗くなってしまったので、会社員生活10年で経験したツッコミどころ満載の思い出ベスト(ワーストか?)3を書いておきましょう。わけのわからない人も多かったが楽しいこともあった。悲しいことばかりでなく笑えることも数えていくのは、人生において大事なことかと思う次第です。

 

3位「ヒゲバトル」

ヒゲが濃く、朝きれいに剃っても夕方にはカールおじさん状態になることを自慢にしていた営業S。社内のヒゲカーストではトップの座をほしいままにしていたが、あるときさらにヒゲが濃い営業Yが入社したではないか。ライバル認定したSは「レモンがズルむけになる」「わさびもおろせる」と謎アピールをするも「かみそりが負ける」「電気シェーバーが止まる」と金属をも凌駕するYのヒゲエピソードには敗色濃厚であった。当時の私は「ラップバトルみたい」と思っていたが、ラップに失礼な話である。

 

2位「インフルエンザになったので」

普段から素行不良だった営業T。直行の連絡はただの怠惰ではなかろうかと、誰もがうっすら思っていた。そんなある朝Tから電話が入り「インフルエンザになったので、皆さんにうつすわけにはいかないと思い今日は外回りをしてきます」とのたまうではないか。全力で止めた。というか回れるほど元気なわけないだろ!

 

1位「起床の遅れ」

新人N。若干ナルシストではあるがピュアで真面目な性格の男であった。ある朝、連絡もなく出社しないので皆で心配していたところ電話があった。出るとNで、どうやら走りながら電話をしている様子である。「大変申し訳ありません!起床の遅れにより、○時頃に出社いたします!!」そうかそうか、ひとまずは無事でよかった安心したわと受話器を置いたが、よく考えたらそれはただの寝坊だろ!!!!!!

 

 

(以下宣伝です)

2020年上半期の運勢が本になりました。前に進もうとするあなたの、支えとなることができましたら幸いです。星座ごとの分冊版もあります。 

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

『2020年上半期 12星座別あなた運勢』の内容は、幻冬舎plusからお試しでお読みいただけます。

www.gentosha.jp

 mi-molletにて、九星気学版の2020年上半期の運勢が公開されています。

mi-mollet.com

 

 

 

 

雑誌「SPRING」の「真木あかりのポジティブ占い」、2年目に入りました

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宝島社から発行されている雑誌「SPRING」の「真木あかりのポジティブ占い」、おかげさまで連載2年目に入りました。ありがとうございます。読者のみなさまのお力になれるよう、内容をギュッと詰め込んで精一杯書いてまいりますので、ぜひお手にとってご覧いただけますと幸いです。

今月号からはイラストも刷新され、昨年とはまた違ったムードでのお届けとなります😊

 

SPRiNG(スプリング) 2020年 3月号

SPRiNG(スプリング) 2020年 3月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2020/01/23
  • メディア: 雑誌
 

 

 

 

2020年1月25日、みずがめ座新月。仕事や収入のブレイクスルーを狙っていける、特別なタイミング。

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2020年1月25日、みずがめ座新月が起こります。新月は「スタート」を意味するタイミング。対人関係や仕事においてここのところずっと停滞感を覚えていた、モヤモヤしていたという人にとっては突破口にしていける、ブレイクスルーのタイミングとなるでしょう。といっても「何が起こるんだろうな〜♪」と受け身のスタンスでいては、特に影響はなく「ちょっとおもしろいことがある普通の1日」程度で終わるのかなと思います。

でもまあそういうのもいいですよね。誰もが突破口やブレイクスルーを望んでいるわけではありません。普通の日だってあれこれやることはあり、自分にしかできないこともあり、努力の結果成り立っている貴重な1日です。必要と感じていないのにすごくしようと思ったり、何かしなければと強迫観念を抱く必要はありません。そんなふうに占いに振り回されなくてもいいんです。必要だと思ったら使う、その判断を自分でしていく。そうした発想が、占いの健康的な使い方であると私は考えています。ただ、変えるなりのメリットもあります。今日はそのへんも言及したいと思います。

 

では、停滞感をずっと心のなかに抱えてきた人はこの新月をどう使うか。「これまでの勝ちパターンを外してみる」「ジョーシキから外れてみる」といったことかな、というのが私の見立てです。自分なりに培ってきた「こうすればうまくいく」、あるいは上の世代から教わった「こうすべき」は、頼もしいものです。ただ、それらが時代に合わなくなるときというのは必ず来るわけで。「こういうのはもう、時代に合わないんじゃないか」的なことを感じられている人もいらっしゃるのではないでしょうか。「ナントカは失礼」的なルールとか。今は何も感じなくとも、おそらく2020年12月には世の中全体で変わっていく流れになります。

 

ただ、変革のタイミングで変わろうとしても、頭はすぐに慣れてくれるわけではありません。さきほど「普通の日で終わってもまあいいんじゃないか」的なことを書きましたが、ここで変革を選ぶメリットというのは、慣らし運転やシミュレーション、検討に時間を使えるということです。思い切ったアクションを取って、今の状況にフィットしたやり方を作り出して行くのはそれなりに負荷がかかりますが、長期的に見れば楽だったりするのですよね。

特に仕事や収入、稼ぎ方、キャリアアップに関連したテーマは、あなたの未来を切り開く重要な視点になるはずです。自分や自社の利益ばかりではなく「皆にとっての利益」を考えてみることで「新しい勝ちパターン」が見えてきます。

 

ちなみに、全員に当てはまる話ではないかと思いますが、もしも「会社のネームバリュー」「役職名がついている役得」といったものに頼って仕事をしている場合は、この新月前後でハッと目が覚めるような出来事があるかもしれません。こういうのってなかなか気づきにくくて、いつの間にかやっていたりするものですけれどもね。「で、ひとりの人間としてどう思うの?」「あなた個人は何ができるの?」と問いかけられるようなことが起きたなら、マインドセットをアップデートほうがいいよ! というサイン。ここでスルーしたとしても、おそらくまた同じ問題が突きつけられることになります。さらに大きなアクシデントとして影響を受けるよりは、今の段階でちょっとやっておく、というのは悪くない選択肢と思いますよ。

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

 

(以下、特に教訓のない近況です)

もう10年ほど友人関係を続けている同世代の男性たちがいるのですが、先日その5人が集まって我が家で男子会が行われました(私は彼らに「俺たちと同じおじさん」と思われているので男子会です)。まあ10年も付き合っていると変わることも変わらないことも面白いものです。ある人は10年前とまったく同じセリフ「いんたーねっつになりたい」を今でも言っているし、ある人は会社員のかたわらバンドを始めて「方向性の違いが」とか言ってるし、ある人は転勤になりある人はパパになり、ある人は飲んでいる途中で寝る。あっコラ人の本棚を舐め回すように見るのはやめなさい。『特攻の拓』ネタはもういいから。“不運(ハードラック)”と“踊(ダンス)”っちまわなくていいからもうね。全員異業種で趣味もバラバラ、有益な会話は皆無。集まるたびに「俺たちなんで集まってるんだろうね」と不思議がるのですが、会えばめちゃくちゃ楽しい関係性です。

皆で横浜のチ●チ●ラーメンに行ったり、池袋で羊の丸焼きをしたり、渋谷で謎のセンベロ中華に行ったりもしたなあ。用事もなくなんとなく集まる関係性、って大人になってからほとんどなかったので、こういう友人関係もあるのだなとしみじみした次第です。10年のあいだに渋谷も池袋もうそみたいに変わって、各々が手にするデバイスも使っているサービスも変わって、みんな外見がちょっとおじさんになって、ちょっといいコートを着始めたりなんかしちゃって、でも中身はみんなバカで好奇心旺盛で、やさしいまま。これからもきっと。私もいろいろなことを変えたり変わったりしていくのだろうけれど、でもできるだけずっと、やさしいままでありたいなと思ったりするのでした。

 

 

 

(以下宣伝です)

2020年上半期の運勢が本になりました。前に進もうとするあなたの、支えとなることができましたら幸いです。星座ごとの分冊版もあります。 

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

 

 

『2020年上半期 12星座別あなた運勢』の内容は、幻冬舎plusからお試しでお読みいただけます。

www.gentosha.jp

 mi-molletにて、九星気学版の2020年上半期の運勢が公開されています。

mi-mollet.com

 

【更新・掲載情報】MINE様 毎日占いがスタートしました

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ファッション動画マガジンのMINE様にて、毎日占いがスタートしました。Twitterでは毎日星を読んでおりますが、MINE様の毎日占いはもう少し長めのテキストですから「一言じゃなんとも判断できん」という方もきっとご満足いただけるだろうと思います。ぜひ、お楽しみいただけますと幸いです。

www.mine-3m.com

なお、この毎日占いでは、Twitterよりも細密なロジックで読んでいます。内容にずれがある場合でも、どちらもロジックに沿って正確性を期していますのでご安心ください。心にしっくりくる方をその日の指針として、ご参考にしていただけますと幸いです。

毎日頑張っているあなたの、お力になれますように。

 

なお、MINE様の2020年上半期運勢はこちらです。

www.mine-3m.com

【更新・掲載情報】ロイヤル・アッシャー様「ジュエリー占い」監修しました

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ロイヤル・アッシャー様「真木あかりのジュエリー診断2020」

1854年オランダ・アムステルダムで創業したダイヤモンドジュエラー「ROYAL ASSCHER」様の公式LINEアカウント「ROYAL ASSCHER」内で、お友達登録された方が無料で楽しめるコンテンツ「ジュエリー診断2020」が公開されました。2020年の占いがお楽しみいただけます。よろしければぜひ、ご覧になってみてくださいね。

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