占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2019年上半期 しし座の運勢

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2019年上半期の運勢は総合運・恋愛運・仕事運を幻冬舎plusにてご掲載いただけることになりました。さらに全体の星回り、恋愛運の月ごとの運勢・仕事運の月ごとの運勢、恋愛・仕事それぞれに今が辛いという方へのアドバイス電子書籍2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)にて出させていただきます。それにともない、ブログでも総合運と恋愛運をご紹介させていただくのがこの記事です。とはいえまるまる同じ情報というのもしのびなく、ブログ限定で「2019年、運命のカギとなる日」というものを1ヵ月に1日ずつ選んでコメントを書きました。ご参考にしていただけますと幸いです。仕事運は幻冬舎plusでチェックしてみてくださいね。

2019年は「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がいて座に滞在する1年です。木星はいて座と結びつきが強い惑星なんですね。ですから木星がその力を例年以上に発揮しやすい、どの星座の方にとってもそれぞれに「幸運と拡大」が望みやすい星回りとなっています。

電子書籍のほうで、私は「自分の人生を信頼すること、自分の人生を愛すること」と、今年を総括しました。自分に厳しいがんばり屋さんほど「自分なんてまだまだだ」なんて思いがちですけれども、2019年は「自分だって報われていいはずだ、だってこんなにがんばってきたんだもの」くらいに思ったほうがいいときです。『幸福論』を書いたアランは「人は望まない限り幸福にはなれない、だから幸福を欲しなければならない」と述べています。まずは幸福であっていいはずだ、うまいこといっていいはずだと自分を信頼することで、世界は応えてくれるように思います。

とはいえ「幸福であっていいはずだ」と思うにもエネルギーは必要です。そのために、この占いがいくばくかの栄養になってくれますように。そんな願いをこめて、言葉を綴りました。

 

 

おのれの道をパワフルに突き進める、本領発揮の1年

 2019年は、しし座の人にとっては恋も仕事もフルに楽しめる、とても充実した1年になるでしょう。これは「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星があなたの恋や自己表現を意味する場所に巡ってくるからです。幸運と一口に言ってもいろいろな種類がありますが、木星がもたらすのは「ただ待っているだけでラッキーなことが転がり込んでくる」というタイプの幸運ではなく、みずからつかみとってこそ得られる幸運です。しし座はもともと、自己肯定感をしっかりと持ち、パワフルに自分の人生を切り開いていく人たちです。待ってなどいられない人種ですから、この彩りゆたかな時期をきっとアグレッシブに楽しんでいかれることと思います。

 ちょっとさかのぼってここまでの歩みに目を向けると、2019年の開放感とは対照的に、2018年は“内向き”の時間という意味合いの強い年でした。どこか周囲との協調を最優先したり、自分を抑えて貢献することを強く意識したりすることが多かったのではないでしょうか。仕事や趣味よりも家庭に、社外のことよりも社内に軸足を置いてきた、という方もいらっしゃるでしょう。もちろん、しし座の人であればそういうときでさえ、自分なりの意義を見つけて真摯に取り組んでいらしたことと思います。あなたのような頼もしい人に支えられた周囲の人は、さぞかし心強かったことでしょう。堅実な努力や確かな心配り、ひとつひとつが絆となる時期だったのです。

 

 こうした“内向き”の1年間を経て、あなたの土台は今まで以上に確かで揺らがないものになっているはずです。そして2018年11月以降の1年間、その確かな土台の上で「愛」と「本当にやりたいことの実現」という2つのテーマに強いスポットライトが当たることになるのです。

 

 特に、過去3年くらいのあいだ、人を愛することや自由に自分を表現することにある種の抑制をかけていた人には、長いトンネルから抜け出たような嬉しさがもたらされることでしょう。

 この抑制というのは、自分の気持ちを抑えて頑張らざるを得ない環境だったかもしれません。あるいは強い自制心がはたらいていたり、乗り気になれなかったりと、自分の内面に起因することだったかもしれません。いずれにせよ、これらのテーマにおいて不完全燃焼気味だったりした人ほど、過去の苦悩が報われるような場面が多くなるでしょう。

 特に恋においては、大きな発展が見られます。カップルの人は楽しい気分で過ごせるはずですし、馴れ合って空気のようになった関係性にもフレッシュなムードが漂うでしょう。今は恋人を探しているという人も、ぴったりの人と巡り合える可能性は非常に高くなります。ぜひ楽しみにしていらしてください。

 

 自分が一番好きなことや、力を入れていることに全力投球できるということは、あなたにとって何より大きな喜びであるはずです。「自分がしたいことをする」というのは、しし座の人にとっては「生きる」ことと同じ意味を持っているのですね。ぜひその楽しさを、生きているんだという実感を、フルに味わっていただきたいと思います。それに見合うステージも、チャンスも、たくさん訪れるのが2019年という年です。好きなことが仕事につながっている人にとってはこれ以上に力を発揮できるときもないでしょうし、そうでない方もオン/オフをばりっと切り替えて、仕事とプライベートの両面で意気揚々と毎日を過ごせるだろうと思います。

 

「好きなことに夢中になる」と「義務を果たす」のあいだ

 とはいえ、ジャンジャンバリバリ好き放題できる、ということばかりでもないのが今年です。これは2017年の年末から2020年の春まで続く流れなのですが、しし座の人は果たすべき義務や役割がいつも以上にしっかりとのしかかってきます。逃げられない感じです。もちろん、これは決して悪いことばかりではなく、地道かつ誠実に務めを果たすことで身につくものは、今後の人生において必ず役に立ちます。仮にそうした義務から逃げても、おそらく別のところでまた同じ課題に取り組むことになります。むしろ「今は迎え撃つべき課題」と思って取り組まれたほうが良いでしょう。好きなことをしつつもやるべきことはコツコツと成し遂げる、そうしたバランス感覚が大切です。

 

 ただ、おそらくですが2019年春頃には、そうした「逃れられない義務」的なものも、変えようと思えば自分の手で変えていけるフェーズに入ります。義務のない環境を新しく選び取ったり、いやらしい言い方かもしれませんが外部に委託するなど“お金で解決”ということをしていけたりするかもしれません。自由な自分でいるために、立場や肩書を捨てる人もいると思います。

 ときには、自分で変化を起こす前に「強制終了」的な流れが起こる可能性もあるでしょうね。その場合は、できるだけ柔軟な発想で動かれることをお勧めします。しし座の人は自分が「こうだ」と思ったものはこだわって離さないガンコなところもあるのですが、現状にしがみついたり前例主義に陥ったりすれば状況はさらに混迷するでしょう。

 

 自分から変化を起こす場合も、環境が変化する場合も、いずれも「自分にとってベストな生き方はいつでも選べる」という発想でいらっしゃれば、あなたならしっかり乗り切っていかれるだろうと思います。

 

自分で自分をコントロールする必要性

 2019年は、メンタルでもフィジカルでも、自分が健やかでいるための取り組みを真剣に行っていく必要がありそうです。面白いと思うことに没頭する、仕事で大きな変化を迎えて意欲に燃える。こうしたアドレナリンがダバダバと出る場面というのが、とても多い年です。あなたのご性格であればまずは飛び込んで心血を注ぎたいと考えるはずですが、2020年3月まではあまり無理をすべき時期ではありません。

「自分は大丈夫」「気合があれば風邪は治る」といった思想を持っている人ほど、今年は自分の生活や健康をコントロールする意識を持っておられたほうがいいでしょう。たとえばスケジュールを立てるときに休息や休暇の予定は最初に入れておく、ストレス解消の手段をいくつか自分のなかで明確にしておくといったことですね。こういった配慮をしておくことで、あなたが本来持っているポテンシャルと運をばりっと発揮していけるようになるはずです。

 

 私も大概根性論の持ち主であり、過労で入院したこともありますので、書きながら「おまえが言うな」と思ってしまうのですが、年齢を重ねた方であれば特に、頑張りすぎないように自分をコントロールするのもまた仕事のうちなのですよね。仕事面における改革の時期は、2026年まで続いていきます。タフな取り組みが必要な7年間のスタートが2019年の春に据えられているのです。出だしからコケてしまったら幸先が良くありません。今後7年間の変革期にしっかり耐えうる体を作るつもりで、ご自分の体の声にしっかりと耳を傾けてあげてくださいね。

 

<恋愛運>

 2019年は年間を通して(正確に申し上げれば12月3日まで)恋愛運にあたたかい追い風が吹きます。ここ3年ほどのあいだ、自分らしい恋ができずにいた人も、ここから一気に本来の自分を取り戻していけるでしょう。うまくいかない時期というものはしんどいものですが、おそらくあなたは「こういう人は選んではだめなのだ」「こういう理由で恋をするのは控えたほうがいい」といったことを学んでいるだろうと思います。それを踏まえて、いい恋をしていけるときです。どきどきするような、ドラマティックな展開も期待できそうです。苦しい一時期を経た今だからこそ、人を好きになること、となりに温もりを感じることの嬉しさもひとしおでしょう。

 

 思えばしし座の人にとって、恋というものは人生に欠かすことのできない重要事項です。ドラマティックであればあるほど燃えるという一面もありますから、楽しい1年になることでしょう。子どもが欲しいと考えているカップルの場合、2019年に授かることになる可能性は高いです。

 

 ただし、どんな恋も必ずうまくいくかというとそうではありません。相手に依存するような恋、一方的に相手にワガママを押し付けるような子どもっぽい恋をなさっていると、2019年の間に破綻したり、短命に終わってしまったりするかもしれません。

 

 というのも、今年のしし座の恋愛運を左右する木星は「人を好きになることで人間的成長を遂げる」ことも求めてくるからです。ただ楽しいだけのモテ期とは少し違い、相手を理解し尊重する心、自立した自分であることなどが欠かせないのですね。

 もちろん、ワガママだけの愛や子どもっぽいお付き合いを、したくてする人はいないでしょう。誰もが幸せになりたくて、相手が本当に好きで、でも期待や欲求がないまぜになってこじれていくことがあるのも恋なのです。もし、過去3年くらいを振り返ってみて「あれは子どもっぽかったな」「今から思えば依存していたな」と思えることがありましたら、心に楔を刺しておきましょう。決して繰り返さないように、今度は幸せになれるように。それはあなた自身のためですし、あなたの大切な人や大切だった人のためにも、なるだろうと思うのです。

 

 

仕事運はぜひ、幻冬舎plusでご覧ください。

 

★ブログ限定:2019年、運命のカギとなる日(しし座)
1月7日 愛、という年間テーマにきらきらした光がさすかも。
2月5日 真剣な言葉を交わすことになりそう。あなたの言葉が口火を切る。
3月6日 仕事で気合が入る出来事がある。あなた以外の誰も実現できないこと。
4月19日 勉強の成果が出るタイミング。情報感度を高めておいて。
5月5日 仕事のターニングポイント。心機一転、みたいなことがあるかも。
6月17日 恋において、思いが通じるような出来事があるかも。 

 

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2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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2019年上半期 おとめ座の運勢

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2019年は「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がいて座に滞在する1年です。木星はいて座と結びつきが強い惑星なんですね。ですから木星がその力を例年以上に発揮しやすい、どの星座の方にとってもそれぞれに「幸運と拡大」が望みやすい星回りとなっています。

電子書籍のほうで、私は「自分の人生を信頼すること、自分の人生を愛すること」と、今年を総括しました。自分に厳しいがんばり屋さんほど「自分なんてまだまだだ」なんて思いがちですけれども、2019年は「自分だって報われていいはずだ、だってこんなにがんばってきたんだもの」くらいに思ったほうがいいときです。『幸福論』を書いたアランは「人は望まない限り幸福にはなれない、だから幸福を欲しなければならない」と述べています。まずは幸福であっていいはずだ、うまいこといっていいはずだと自分を信頼することで、世界は応えてくれるように思います。

とはいえ「幸福であっていいはずだ」と思うにもエネルギーは必要です。そのために、この占いがいくばくかの栄養になってくれますように。そんな願いをこめて、言葉を綴りました。

 

 

愛について深く掘り下げる旅の途中

 少し時間をさかのぼって振り返ると、2017年の終わり頃から「愛」の難しさに直面していたおとめ座の人は少なくないことでしょう。世の中を見渡せば、そこらじゅうカップルだらけです。ふたりでいるからといってすべてがカップルというわけではないのですが、それを差し引いても少なからぬ数のカップルが手をつなぎ、笑いあい、さざめくように会話をしています。心許しあえる恋人がなかなかできず苦しんでいるときは「世の中にはこんなにたくさんカップルがいるのに、どうして私だけ恋人ができないんだろう」と思ったりする人が多いものです。

 

 一方、恋人ができてみると、ふたりで歩いていても必ずしも幸せとは限らない、というケースが非常によくあることにも気づきます。ケンカをして気まずいままに歩いていたり、相手の不実を心のどこかで疑っていたり。はたまた、どこかで別れについて考えていることも、別の人の顔を思い浮かべていることだって、あるのですよね。

 

 2017年末からおとめ座の人の恋愛運にある種の難しさや厳しさを投げかけているのは、「制限と学びの星」と呼ばれる土星です。土星はしばし、多少手厳しい課題を持って私たちを立ち止まらせたり、自分のなかに眠っている見たくない部分を見せつけてきたりします。といっても、それは嫌がらせやいじめのようなものではありません。その人が成長するために、自分で直すべきところをわかりやすく示し、必要な学びを与えてくれる先生のような役割をしているのです。ありのままの自分でいることは大切ですが、それでも無軌道に自分勝手な振る舞いをしていては、社会や対人関係で摩擦が生まれてしまうでしょう。試練を与える星として警戒されることも多い星ですが、本当に優しい先生というのは、土星のような存在なのかもしれません。

 

 土星は位置する場所によってさまざまなテーマで課題を投げかけてくれますが、おとめ座の人には2020年3月まで「恋愛」というかたちで、さまざまな問題を投げかけてきます。ただ、はっきりと困難として現れるかどうかはその人の姿勢にもよります。詳しくは恋愛運のところで述べますが、お互いを尊重し、誠実にお付き合いをしているなら、そうそう大きなトラブルは起こらないでしょう。必ず辛い出来事が起こる! というほど理不尽な星ではありませんので、どうぞご安心ください。

 お子さんをお持ちの方であれば、子どもに関連した問題で時間を奪われたり、仕事やプライベートを制限されたりすることもあります。

 

自分の「ウチ」を作りながら、「ソト」に焦がれる

 恋愛についての課題を抱える一方で、2019年は自分が拠って立つ場をコツコツと作り、育てていく時期でもあります。これは「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星の影響であり、たとえば家族や家庭を大切にしたり、家を住み良くする工夫をしたり、といったことに目が向くことでしょう。環境を良くするために引っ越しをしたり、住宅を購入したりする人もいます。

 ただ、木星が司る意味に「拡大」があるように、費用面も膨らみがちという傾向は否めません。住宅のように高額な買い物は、つい気が大きくなって「一生に一度だから」「せっかくだから納得のいくものを」と金額が膨れ上がってしまうというケースが多いようですが、現実的な視点は忘れないようにしたいものです。

 

 自分が拠って立つ場所といえば、社会人の方などは家だけに限らず、職場を整えることで運気が底上げされるでしょう。よく、飲み会の席などで「ウチではね」と会社や自分が所属する部署のことを話題に出すように、帰属意識を持つ場所というのはその人にとって、第二の家のようなものです。同僚と良い関係を築いたり、こざっぱりと片付けて仕事をしやすくしたり、といった工夫はこの時期、対人運や仕事運をも上げてくれるでしょう。

 

 そうしながらも、2019年春以降はどこか、あなたの目は外へ向けられるようになるかもしれません。伝統や当たり前に背を向けて新しい生き方や仕事に目を向けたり、旅行や留学で新しい世界に飛び込んでいったりする人もいるかもしれません。これまで学んできたことを全部捨てて、新たな道を模索する。そうした、思い切った変化を自分に起こしたくもなるのです。

 

「ウチ」と呼べる拠り所を作ろうと促す木星に対し、この「ソト」に目を向けさせる流れは、天王星の影響で起こります。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれる惑星で、約7年という時間をかけて人の価値観を塗り替えたり精神的な足かせを外したりし、その人がより自分らしく生きるための手助けをしてくれます。その天王星が、おとめ座の「旅や学び」というテーマを刺激する配置が、この3月6日からスタートするのです。

 

 天王星はときにショッキングな体験を持って、私たちが知らずしらずの間に身に付けた既成概念や、不要な思い込みを取り払ってくれます。かなり手荒な体験をさせることも多いのですが、土星がただの意地悪な星ではないように、天王星もいたずらや災難だけを仕掛けてくる星ではありません。私たちがその体験と向き合い、乗り越えることで「自由」をもたらしてくれもします。

 

 ここから2026年までの7年間、天王星おとめ座の人の視野をぐっと自由にしてくれるはずです。遠く離れたところへの旅を通して、いかに狭いところで生きてきたのかを気づかせてくれることもあるでしょう。文化の違いから、価値観を塗り替えられるような思いをする人もいるはずです。はたまた、これまで学歴や知識量にそれなりの誇りを持ってきた人が、自分が学んできたことがもはや役に立たない、そのままでは使えないことに気づき「アンラーニング」をさせられるようなこともあるかもしれません。小さな世界での当たり前、文化の思い込み、狭い視野での勉強、それらはどれもが私たちの思考や行動を縛り付ける足かせになり得ます。天王星がもたらす出来事を通して示唆されることで、私たちはハッとするような新鮮な驚きをもって、自由になるのです。

 

 2018年5月から11月にかけて、すでにそうした旅の気配や学びにおける変化の兆しを感じていた方もいらっしゃるかもしれません。それも天王星の影響ですから、もし印象的だったことなどがありましたら、メモしておいてみてはいかがでしょうか。今後、どこかでハッとするようなヒントを与えてくれるかもしれません。

 

 いってみれば2019年は「ウチ」に目が向く時間と「ソト」に目が向く時間が重なって起こる、特別なのです。一見するとばらばらで二律背反的な構造に見えますが、世の中が黒と白だけ、昼と夜だけ、善と悪だけにはっきりと分かれてはいないように「ウチ」も「ソト」も、どちらか一方だけではあり得ないのでしょう。「ウチ」があるから見えてくる「ソト」もあります。「ソト」を見たからこそ作っていける「ウチ」もあるのでしょう。同時に起こっている愛の自問自答ももしかして、これらに影響を与えていくことは想像に難くありません。

 いくつもの星が投げかける出来事が絡み合いながら、複雑なメロディを奏でていくおとめ座の2019年。それはきっとあなただけの、優しく頼もしい音楽なのだろうと思います。

 

<恋愛運>

 前述したように、2020年3月まではおとめ座の人の恋愛運に「制限と学びの星」である土星が巡ってきています。といっても、お互いに尊重し、誠実な関係を築いている場合はさほど影響はないと考えていいでしょう。仮にトラブルが起きた場合でも、真剣に向きあうことでかえってお互いの絆を強めることができるはずです。

 折しも「幸運と拡大の星」と呼ばれるラッキースター木星が「家庭」「家族」を頼もしくサポートしてくれていますので、幸せな家庭を築いていこうとふたりが思っているならば結婚をして一緒に住み始めたり、子どもを授かったりする可能性はとても高いです。

 

 お互いに相手を縛り付ける関係ではなく、ふたりでいることでより人として自由に羽ばたけるような関係を、どこまでも妥協なく追求していかれると安心です。決して簡単なことではない、と思われる方も多いでしょうね。確かにそうなのですが、2019年は「難しいから求めない」と放り投げるよりも「難しくてもやってみよう」と敢えて考えてみたいとき。そうすることで、星々はおとめ座のあなたとあなたの大切な人を頼もしくサポートしてくれることでしょう。

 

 一方、問題なのは絆が強くないカップルです。たとえば絆を強めるよりも「結婚して安心したい」「この人を逃したら後がいない」といった空虚な理由や、打算でお付き合いをしている場合。もちろんこの場合だって「好き」という気持ちに嘘はないのでしょう。ただ、そのままではいずれ破綻が見えているような発想の場合は、土星はしっかりと向き合うべき課題を与えてきます。

 

 これから恋が始まる人の場合は一に人選、二に人選。これ以外に語るべきことはありません。といっても、恋は「する」ものではなく「落ちる」ものと言われるように、理性ではどうにもならないところがあるのも事実です。選ぶことで打算的になってしまってもまた、土星の鉄槌が下ります。ただ、この時期のおとめ座の人はなぜか、難しい人に惹かれやすいことは心の隅に留めておくとよろしいかなと思います。

 

 おとめ座の人は、恋に対しては非常に慎重な人です。一目惚れをすることはなく、相手をよく知ってから恋をしたいと考え、安定した関係を築ける人を理想としています。それなのになぜか、周囲から「えっ、なんで!?」と言われるような人を選んでしまったりすることが、ときどきあるのです。

 

 もちろん「だめんずホイホイ」とか失礼な呼び方をするつもりはまったくありませんが(すみません!!)、この時期はなぜか、インモラルな恋や不安定な恋を選んでしまいがちなことは事実です。敢えて困難なほうに意識が向かってしまう、ということもあります。その恋から「こういう人はやめておこう」と学びを得られることも事実なのですが――とはいえ、みずから傷つくような恋に頭から突っ込んでいくようなことは、なさらないほうが良いのです。どんな恋も、素敵なところはあります。それでも、自分を守れるのは自分だけですから、2020年3月までは本来の慎重なあなたの良さがしっかりと発揮されることを、願っています。

 

 

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★ブログ限定:2019年、運命のカギとなる日(おとめ座
1月6日 愛情面で嬉しい声やニュースが届きそう。
2月20日 「がんばってきてよかった」と自分を褒めてあげたくなる。
3月6日 ここからしばらく、人間関係において「取り戻す」ような行動を起こせる。
4月16日 4月は仕事を中心にやる気MAX。なかでも自分らしく力を発揮できそう。
5月21日 仕事関係で良いニュースが到来するかも。情報感度を上げてキャッチを。
6月3日 仕事で新しいチャレンジができるとき。難しいハードルも越えていける。

 

 

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2019年上半期 てんびん座の運勢

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とはいえ「幸福であっていいはずだ」と思うにもエネルギーは必要です。そのために、この占いがいくばくかの栄養になってくれますように。そんな願いをこめて、言葉を綴りました。

 

 

人間関係が華やかに成長する春

 てんびん座の人は常に気遣いを忘れることなく、相手を尊重することができる非常にスマートな性格の持ち主です。まさに「てんびん」という名前が象徴するとおり、バランスを取り合うことがとても上手です。ふたご座の人がいつも、ふたごの片割れを探して世界に手を差し伸べているように、てんびん座の人にとっては自分以外の誰かの存在があってこそ、自分が自分でいられるのですね。

 そうしたてんびん座の人にとって、2011年からの7年間というのはこれまで経験したことがないくらい、人間関係での厳しさや淋しさを覚えた年だったのではないでしょうか。

 

 2011年3月、てんびん座のパートナーシップや対人関係を象徴するエリアに、天王星という星が巡ってきました。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれる惑星で、ひとつのテーマをだいたい7年間、刺激しながら私たちに価値観や行動の改革を求めます。たとえば恋愛がテーマなら、突然の別れをもって恋愛依存から脱却させようとしたり、仕事がテーマなら意に沿わない異動をもってキャリアにおける成長を促したりします。そう、ときに少々手荒というかショッキングな方法で、私たちの目をハッと覚まさせてくれるのですね。

 

 てんびん座の人の場合は、パートナーシップや対人関係がテーマでした。この間、別れや立場の変化、不当な扱いなどによって自分の環境を大きく変えざるを得なかったり、辛い経験を乗り越えて自分を成長させていったりした方は非常に多かったことでしょう。

 この対人関係というのは恋愛や婚姻関係、友情といったプライベートはもちろんのこと、仕事上での顧客や上司・部下、同僚との関係など、広い関係性が該当します。およそ人間の悩みはほぼ全てが対人関係に集約されると言われていますが、そう考えるとオンでもオフでもご心労があったと推測されます。本当に、ここまでよく頑張っていらっしゃいましたね。

 

 といっても、悪いことばかりではなかったはずです。刺激を与えてくれるような面白い人と出会って、自分の視野を広げたり新しい楽しみを見つけたりしたことも多かったでしょう。また、天王星は単純にショッキングな災いをもたらすだけの凶星ではありません。その出来事を乗り越えて自分を変える努力をした人には、もれなく「自由」というギフトを与えてくれます。あなたは過去7年間かけて、あなたが大切にする「バランスのとれた人間関係」をこれまでより自由なかたちで実現する人間力や対応力を手に入れたのでしょう。

 

 てんびんを水平にするために我慢ばかりをしていた方なら、今では「我慢ばかりが水平にする手段ではない」と知っているかもしれません。かつては感情が出やすかった人も、今では穏やかに対応できるようになったかもしれません。あなたが何よりも大切にしている「目の前の人との関係性」を、本当の意味で大切にできるようになっているだろうと思います。そんなあなたに引き寄せられるようにして、あたたかな人間関係を築ける人が2019年春以降、たくさん現れるはずです。歌うように楽しいコミュニケーションが、あちこちで楽しめることでしょう。素敵な春が来ます。頑張った自分を、どうぞねぎらってあげてくださいね。

 

人には言わないできた、隠れた問題からの解放が始まる

 天王星は2019年3月6日に移動し、それ以降は「隠れた問題」をクローズアップするようになります。対人関係のように広い領域をカバーするものではなく、個人差が激しいテーマです。人によって起こることにはかなりバラつきがあるのですが、たとえばパートナーとの金銭的なパワーバランス、働き方のすり合わせ、相続問題、セックスに関する問題、借金問題などが挙げられます。

 これらに関して、一方がただ我慢するだけだったり、不当な仕打ちを受けたりといった問題がある場合は解消され、あなたがあなたらしく自分の生を生きるための自由を手に入れることになるでしょう。

 

 こうした問題について過渡期であると感じたときは、まずは自分自身の内面に光を当ててみると良いでしょう。難しい問題が多いことは確かですが、どのような状態であれば自分が自由でいられるのか、さまざまな観点から検討してみると方向性が見えやすいかもしれません。

 

 こうした傾向は、すでに2018年5月から11月の間に、前兆のような出来事が起きていたかもしれません。もし、人には話しにくい内容で迷ったり悩んだりされていたようであれば、その内容をメモしておくといいかもしれません。今後起こることについて、貴重なヒントとなるでしょう。

 

知的好奇心が刺激される、学びのタイミング

 てんびん座の2019年において重要なトピックスのひとつが「学び」です。おそらく2015年あたりから、読書をしたり外国語を学んだりといった必要性にかられ、積極的に学びの機会を設けてきた人は多いことでしょう。ただ、この時期はどこか「勉強しなくちゃいけない」と自分を圧迫するような気持ちが強くなるときでした。イヤイヤやっていたとは申しませんが、どこか義務的な発想もあったことでしょう。

 2019年は違います。あなたが心の底から「面白そうだな!」「うわ〜ものすごく興味ある!!」と思ったところがスタートラインの学びです。人によって学びたいと思うジャンルは違うでしょうが、語学や資格取得、専門知識、昇進試験など比較的すぐに役立つジャンルが楽しく感じられるはずです。

 

 また、この時期は「学び」といっても、教科書や授業だけとは限りません。好奇心がくすぐられる場所に出かけたり、会いたい人に会いに行ったりすることもラッキーアクションです。目で見て耳で聴いて、ときに手で触れたりして五感で学べるものも大切にできると素敵です。

 

家族や家庭に関する問題は、時期を意識して対応を 

 2017年の末頃から2020年春まで、てんびん座の人には家族間の問題が持ち上がりやすくなっています。もちろん必ず起こる! というわけはなく、何事もなければそれが一番です。が、これまでなんとなくやり過ごしていた問題が表面化したり、仲の良かったきょうだいが突然仲違いをしたり、といった出来事が起こりやすいのです。年齢を重ねれば病気も出ますし、結婚その他でステータスが変わったりすれば、いろいろと生の感情をぶつけ合うタイミングもありますよね。そういうことなんだろうと思います。

 ほか、不動産や住まいの環境に関してもトラブルが起きやすいので、注意したいところです。

 

 自分にとって安心できる場所であるべき家に不穏なムードが漂っているのは、なんとも安心しにくいことだと思います。てんびん座の人なら、すぐにでも調整をはかりたくなるかもしれません。ただ、この時期は病気や介護、法律問題などすぐに対処することが必要な問題以外は、抜本的解決をはかるのは難しいことが多いようです。慌てて問題を弄り回すよりは、今以上に悪化させないように手を尽くし、2020年春以降に解決をはかるのが近道といえるでしょう。これは決して問題の先送りというわけではなく、程よく冷やしてから対処するということでもあります。そう思って心のバランスをとっていかれることをおすすめします。

 

 成人した子どもさんについては、過剰な心配もまた軽めの執着につながります。「この子なら大丈夫」と信じてあげると、物事が良い方向に動きやすいはずですよ。

 

<恋愛運>

 前述したように、あなたの恋愛観やパートナーシップ観に影響を与え続けた天王星は、2019年春に移動します。それ以降、対人関係からは緊張感が薄れ、とてもあたたかく希望に満ちたものに変わっていくでしょう。出会う人もどことなく変わってくるはずですから、そうしたところに気づいたら「物事は良い方に向かっているのだ」と、自信を持っていらしてくださいね。ともに歩んでいけるパートナーも見つかりやすくなるはずです。今年のあなたはどこか、結婚を意識して異性と接することも多くなるでしょう。

 

 2019年はいつ恋が生まれてもおかしくない時期ではありますが、少し長期的にてんびん座の人の運勢を見ていきますと、結婚や幸せな恋といったものの可能性が最も高まるのは2021年のことです。早くて2021年という方もおられるかもしれません。可能性として、最もご結婚の可能性が高いのはこのあたりです。幸せになることは決まっているようなものですから、じっくりと自分にぴったりの人を探していけると良いだろうと思います。

 

 カップルは、そこまで結婚を待たなければいけないということはありません。ただ、2020年春くらいまではお互いの家族が双方、応援してくれるかたちになってからご結婚の話を進めるのがベストかと思います。親やきょうだいに反対している人がいる場合は、多少結婚を遅らせてでも、わかってもらえるまでお話を試みてみるといいですよ。「結婚は家と家の問題であり……」と堅苦しいことを申し上げるつもりはありませんが、ちょっと今は摩擦が起きやすい時期なのです。おふたりの未来を、わざわざ大変なほうに持っていかなくても大丈夫ではないだろうか、というのが私の見立てです。

 

 さて、7年間かけて成長するなかで、かつてとはずいぶん「好みのタイプ」が変わったという人も少なくないでしょうね。それはきっとご自身が成長し、本当に自分に合ったパートナーシップを見極める目を持てたことが背景にあるはずです。ぜひ、自信を持って幸せをつかんでいきましょう。

 

 セックスレスやひとりよがりの触れ合いなど、性的な問題を抱えているカップルは春頃から、抜本的解決をはかっていくことになるでしょう。ここでパートナーがきちんと向き合わない、改めるつもりがないといった場合、関係を解消するような動きも起こりそうです。関係を維持したまま、セカンドの恋人を持つという選択肢もあるのかもしれませんが、てんびん座の人はそれで満足できる人ではありません。正式なパートナーとのてんびんが均衡を保てないようでは、いくら別のところで帳尻を合わせようとしても無理が生じるためです。

 そうした不均衡をともなう関係性は、あなた自身も関わる人をも損ないます。あなたは、そうしたことを望む人ではありません。天王星によって真に自由なパートナーシップ観を手に入れる年、自分が納得のいく選択を、しっかりしていけるといいですね。

 

 

仕事運はぜひ、幻冬舎plusでご覧ください。

 

★ブログ限定:2019年、運命のカギとなる日(てんびん座)
1月26日 俺のターン!という感じの日。スマートにキメられる。
2月5日 新しく始まる恋心や愛情。マンネリな関係も会話でリフレッシュ。
3月21日 努力が報われるような出来事があるかも。がんばったね、と自分をいたわって。
4月21日 心があたたかくなるようなコミュニケーションが、ここから始まりそう。 
5月16日 ここからが頑張りどき。特に仕事は「受けて立つぜ」くらいに勇ましく。
6月22日 仕事運、上昇。やる気と行動がうまくリンクして頑張れる。

 

全体の星回り、恋愛運の月ごとの運勢・仕事運の月ごとの運勢、恋愛・仕事それぞれに今が辛いという方へのアドバイスも含めた電子書籍はこちらから。

2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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 SPUR2019年1月号にて、yujiさんと2019年の占いについて書いています。私は九星気学で来年を読んでいます。東洋占術がお好きな方はぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。

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2019年上半期 さそり座の運勢

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2019年上半期の運勢は総合運・恋愛運・仕事運を幻冬舎plusにてご掲載いただけることになりました。さらに全体の星回り、恋愛運の月ごとの運勢・仕事運の月ごとの運勢、恋愛・仕事それぞれに今が辛いという方へのアドバイス電子書籍2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)にて出させていただきます。それにともない、ブログでも総合運と恋愛運をご紹介させていただくのがこの記事です。とはいえまるまる同じ情報というのもしのびなく、ブログ限定で「2019年、運命のカギとなる日」というものを1ヵ月に1日ずつ選んでコメントを書きました。ご参考にしていただけますと幸いです。仕事運は幻冬舎plusでチェックしてみてくださいね。

2019年は「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がいて座に滞在する1年です。木星はいて座と結びつきが強い惑星なんですね。ですから木星がその力を例年以上に発揮しやすい、どの星座の方にとってもそれぞれに「幸運と拡大」が望みやすい星回りとなっています。

電子書籍のほうで、私は「自分の人生を信頼すること、自分の人生を愛すること」と、今年を総括しました。自分に厳しいがんばり屋さんほど「自分なんてまだまだだ」なんて思いがちですけれども、2019年は「自分だって報われていいはずだ、だってこんなにがんばってきたんだもの」くらいに思ったほうがいいときです。『幸福論』を書いたアランは「人は望まない限り幸福にはなれない、だから幸福を欲しなければならない」と述べています。まずは幸福であっていいはずだ、うまいこといっていいはずだと自分を信頼することで、世界は応えてくれるように思います。

とはいえ「幸福であっていいはずだ」と思うにもエネルギーは必要です。そのために、この占いがいくばくかの栄養になってくれますように。そんな願いをこめて、言葉を綴りました。

 

 

2018年、幸運と拡大をもたらす転機の年

 2018年はいかがでしたか。私が思うに、あなたが生きてこられたなかでも一二を争うような大きな転機、心境の変化といったものがあったのではないかと思います。抗いようのない渦に巻き込まれたかのように夢中でもがき続けた方、環境の変化に慣れようとあっという間に日々が過ぎた方、どなたも頑張っていらっしゃいましたね。さそり座の人は、安易な方向に流されることを好みません。何事も中途半端にせずとことん力を注ぐ方です。ですからきっと、人一倍努力をしてこられたことでしょう。1年前の自分であれば想像もしなかったような遠くへ来た方、精神的に大きく成長を遂げた実感がある方も少なくないだろうと思います。

 

 少しだけ星の軌跡を振り返ってみると、こうした日々は2017年10月から2018年11月8日まで、さそり座に木星が巡ってきていたことに由来します。木星は「幸運と拡大の星」と呼ばれる惑星で、あなたに成長・拡大のための大きなチャンスをもたらしてくれる星。占いの本ではよく、木星が巡ってくる時期は「幸運期」と書かれていますが、単純に「天から幸運が降ってくる時期」といったイメージとは異なるでしょう。もちろんそうした、降って湧いたような幸運もあるとは思います。ただ、この時期の幸運というのは、自分でつかみに行って手に入れるもの。さらには少なからぬ努力や人間的成長も求められます。

 たとえば、木星が巡ってくる時期に結婚や転職をする人も多くなりますが、これらはひとつの物語のゴールであり、そしてまた別の物語のスタートでもあります。また違ったフェーズでの努力や成長を求められるわけです。一方、この時期は恋人との別れや離婚や離職といったかたちで転機を経験される方もいらっしゃいます。こうなるともう「幸運期どころか大変なことのほうが多いんだけど!?」と、占い師に文句のひとつでも言ってやりたくなるわけです。

 特に2018年5月から11月にかけては、人間関係やパートナーシップにおいて価値観を打ち砕かれたり、新しい関係性に振り回されたりといった星回りにありました。衝撃的な“大事件”を経験された方も、多かったかもしれません。

 

 ただ、木星が自分の星座に巡ってきたときに訪れた転機は、やっぱり「幸運と拡大」にほかなりません。のちの人生で必ず「あのときに経験しておいて良かった」「あの経験のおかげで、人間的に大切なものを手に入れることができた」と思えるはずです。私が今まで鑑定させていただいたケースでは「離婚はショックだったけれど、お互いの間に埋めようのない溝があることはわかっていた。お互いのために、別れはベストな選択だった」「仕事を辞めることになったけれど、転職をして本当にやりたかった仕事でリスタートできた」とおっしゃる方、たくさんいらっしゃいます。

 良い年だったと思える方は素晴らしいです。本当に、よくお力を尽くしていらっしゃいました。そして今はしんどいばかりだったような気がするという方も、どうぞしょんぼりなさらないでいただけたらと思います。目の前のことを単純に善悪に分けるといった行動は、今はふさわしくありません。それよりも、あなたが2018年という年を通して胸のなかでぎゅっと結晶化させてきた宝石を、磨けば光る原石を、探してみてはいかがだろうかと思います。

 

2019年、頭と心をじっくりと満たしていく1年 

 2018年11月8日、さそり座に1年1ヵ月ほど滞在した木星は、いて座に移動します。ハードモードだった毎日も、ここから徐々に落ち着いてくることでしょう。どこかホッとリラックスできるようなムードのなか、自分の“持ち物”がずいぶん多くなっていることに気づく人もいらっしゃるかもしれません。1年前にはなかったスキル、経験、実力。どれもが、2018年に必死で頑張った自分からのギフトです。たくさん、ご自分を褒めてあげてくださいね。

 得意分野といえるものを確立したい人にとっては、2019年は紛れもない“当たり年”です。この時期は、小手先の技術や知識といったものはあまり似合いません。じっくりと時間と労力をかけてこそ習得できる、本物の技術や知識こそが自分の血肉となるのにふさわしい時期です。できれば1年くらい没頭するおつもりで、勉強計画を立ててみてはいかがでしょうか。

 金運にも、素晴らしい追い風が吹きます。おそらくは2018年の努力が認められるかたちで、収入アップが望めるでしょう。持ち前のスキルを活かして収入を増やせる方も多いはずです。ただ、受け身で得られるものには限界がありそうですから、収入アップを狙うなら数字など評価しやすい成果を揃え、交渉をすることです。それによって「勝ち取る」という姿勢でいらっしゃるのがベストです。

 ショッピング運に恵まれ、希望にぴったりかなうアイテムを手に入れる方も多いでしょうね。住宅など、大きな買い物も今であれば良い選択ができるでしょう。

 そこまで大きなものを購入されない方でも、「好きなものに囲まれて暮らす」ということを2019年は特に大切になさってください。日常的に触れるもの、目にするものはあなたの運を作ります。今年は特に、そうした日常的な環境からもたらされる精神的な豊かさが、運気の底上げをしてくれるだろうと思うのです。

 

対人関係とパートナーシップにおける「自由と改革」が始まる

 2019年3月から2026年にかけて、天王星がおうし座に滞在することでさそり座の人は対人関係やパートナーシップにおいて非常に印象的な経験をすることになります。7年間というかなり長いスパンの話であり、日々何かを感じるというよりは、対人面での試練や事件、ハプニングを通して揉まれる、自分を大きく変えていくことになると思っておかれると良いでしょう。

 2019年は7年間のなかでも、特に粘り強いコミュニケーションがカギとなるときです。あなたは対人関係に深さを求める方であり、一度なんらかのご縁が生まれたならば、多少の困難はあっても短絡的に切ることはありません。ですから、苦しいことというよりはむしろ「心の底から納得してそうする」という意味合いが強いと思いますが、3月以降は公私ともに、人との関わりにおいて「自分が変わらざるを得ない」という体験をなさるだろうと思います。それは単純にアプローチを変えるということに留まりません。あなたの内側にある甘えや依存心、コンプレックスなど、人と接するうえで関係性を歪ませる原因となるものを、矯正させられるような出来事があるはずです。

 

 ただ、木星が与える「幸運」が決して幸運ばかりには見えないように、天王星がもたらす出来事も決して良いものとは思えないことも多いでしょう。こんなにハードな思いをして、いったい何の得になるんだろうーーどちらかというと、そんな印象を抱く人が大半かもしれません。ただ、ここで対人関係やパートナーシップの課題に向き合い、問題をひとつひとつ解決していくなかであなたが得られるものは「自由」です。あなたがあなたらしく生きるための、自由を得られるのです。視野が広がり、世界がより色鮮やかに見えてくる。そんな自由を、ぜひ楽しみにしてらしてください。

 

 ポイントとしては「思い込みや経験にとらわれず、発想の転換をはかる」こと。「普通はこうだから」「みんなこうしているから」といった発想で選択したことは、この時期は必ず行き詰まります。場合によっては、より強いショックを伴う出来事が「それで、あなたはどうしたいの?」と問いかけてくることになるかもしれません。

 パートナーシップにおいて、従来の結婚制度にとらわれない「ふたりにとってベストな暮らし方」を作り上げていく人もいるかもしれません。恋人同士でも、既成概念にとらわれない愛を築き上げていくことも考えられるでしょう。仕事上での人との関わり方を、話し合いながらコツコツとチューニングしていくことになるかもしれません。

 大切なのは、これまでのやり方にこだわらず、「私とあなたにとってのベスト」を探していくことです。大切な人から決して目を、そして心をそらすことなく、粘り強く接していかれてください。それはふたりの関係を良くするだけでなく、あなたという人をとても魅力的に、成長させることにもなるだろうと思います。人とのつながりを大切にするあなたであれば、きっとおできになります。大丈夫です。

 

<恋愛運>

 2019年のあなたの恋愛運を語るうえで、最もインパクトの強いイベントは3月6日の天王星の移動です。刺激的な出会いや人との関わり、恋愛観をまるごと塗り替えられるような愛を通して、あなたが本当に自分らしいパートナーシップを築いていける7年間がスタートするのです。ひとことで表現するなら「対人関係やパートナーシップにおける自由と改革の時期」、って全然ひとことじゃなくて恐縮です。

 この流れは2018年5月からすでに始まっており、激動の展開に揉まれた方も多かったかもしれません。パートナーがいる方も、あらためてパートナーシップについて深く考えることになったり、別れを経験したりと、「なんだか今までと違う」という感覚を覚えていたりしたのではないでしょうか。

 離別だけではありません。これまで好きになったことがないような人に惹かれたり、びっくりするようなご縁でお付き合いが始まったりと、胸が高鳴るような経験が多く巡ってくる時期に入っています。

 2018年11月、そうした流れは一旦ストップします。ここまでが前哨戦のようなものであり、2019年3月6日以降にふたたび愛を巡る冒険が、本格的にアツく盛り上がっていくことになります。

 出会いを求める方にとっては、チャンスは多いでしょう。ただし、あなたは少なからず、価値観やお付き合いのスタイルを「変える」ことを求められる恋愛が多くなります。あなたの今の恋愛観に問題があるとか、直すべきところがあると申し上げたいわけではありません。そうではなく、知らず知らずのうちに自分をがんじがらめにしていた思い込みという名の鎖や、あなたが自分らしく生きるために必要のないこだわりを、勢いよく打ち破るような恋が多いということです。もしも「うまくいかないな」と思うときは、あなたと大切な人の間に「世界でひとつだけの、特別な関わり方」を構築することを目指してみてください。そうした模索の向こうに、あなたがあなたらしい人生を歩んでいくためのカギが見つかると思います。うまくいかないことってできれば避けたいものです、でもあなたにとってとても大切なメッセージの役割も果たしてくれますから、嫌いすぎないであげてくださいね。

 とはいえ長丁場のお話です。7年っていったら小学生が中学生になるくらいの年月ですから、じっくりと自分の運命に付き合ってまいりましょう。きっと良くしていけます。

 

 

仕事運はぜひ、幻冬舎plusでご覧ください。

 

★ブログ限定:2019年、運命のカギとなる日(さそり座)
1月6日 愛されたり、愛を感じたりする日。自分を愛することも大事。 
2月14日 情熱のシーズン。特定の人と深く深く関わっていく喜び。
3月7日 印象的な出会いがあるかも。思い通りにいきにくい時期だけど冷静に。
4月20日 慌ただしい新年度もここから落ち着いてきそう。自分にごほうびを。
5月19日 自分に自信を持ってOK。あなたはすごく頑張っています。 
6月3日 信頼関係があらたに結ばれるようなタイミング。心の深いところでつながる。

 

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2019年上半期 いて座の運勢

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2019年上半期の運勢は総合運・恋愛運・仕事運を幻冬舎plusにてご掲載いただけることになりました。さらに全体の星回り、恋愛運の月ごとの運勢・仕事運の月ごとの運勢、恋愛・仕事それぞれに今が辛いという方へのアドバイス電子書籍2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)にて出させていただきます。それにともない、ブログでも総合運と恋愛運をご紹介させていただくのがこの記事です。とはいえまるまる同じ情報というのもしのびなく、ブログ限定で「2019年、運命のカギとなる日」というものを1ヵ月に1日ずつ選んでコメントを書きました。ご参考にしていただけますと幸いです。仕事運は幻冬舎plusでチェックしてみてくださいね。

2019年は「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がいて座に滞在する1年です。木星はいて座と結びつきが強い惑星なんですね。ですから木星がその力を例年以上に発揮しやすい、どの星座の方にとってもそれぞれに「幸運と拡大」が望みやすい星回りとなっています。

電子書籍のほうで、私は「自分の人生を信頼すること、自分の人生を愛すること」と、今年を総括しました。自分に厳しいがんばり屋さんほど「自分なんてまだまだだ」なんて思いがちですけれども、2019年は「自分だって報われていいはずだ、だってこんなにがんばってきたんだもの」くらいに思ったほうがいいときです。『幸福論』を書いたアランは「人は望まない限り幸福にはなれない、だから幸福を欲しなければならない」と述べています。まずは幸福であっていいはずだ、うまいこといっていいはずだと自分を信頼することで、世界は応えてくれるように思います。

とはいえ「幸福であっていいはずだ」と思うにもエネルギーは必要です。そのために、この占いがいくばくかの栄養になってくれますように。そんな願いをこめて、言葉を綴りました。

 

 

長いトンネルを抜けて、どこへでも歩いていける 

 2019年のいて座の人の星回りを拝見して、私は「長いトンネルを抜け出て、自由にどこへでも行ける年」というイメージを抱いています。出口なんかないんじゃないか、歩くだけ無駄ではないのかと思う日々もあったことでしょう。それでもなんとか前を向いて、あなたは少しずつ出口を目指してきたのです。現実のトンネルは出口があれば光が見えますが、人生で時折さまよい込んでしまうトンネルは、目をこらしても何も見えないことが多いものです。不安な夜も多かったことでしょう、頑張っていらっしゃいましたね。

 

 少しいて座の人の運命を振り返ってみますと、2014年12月から2017年12月にかけて、いて座には土星が滞在していました。土星は「学びと制限の星」であり、自分をぐっと押さえつけてそのときどきの自分に必要な学びを得る、というような出来事が起こりやすくなります。この時期、まるで両足を縛り付けられたかのように持ち前の自分らしさを出せなかったり、自分をまるごと否定されたような気持ちになっていたりする時期です。あなたはひとりで行動するのも大好きな人ですが、それでもこの時期の孤独はひときわ、強く感じられたかもしれません。どれほど、淋しかったことでしょうか。

 

 もちろん、あなたもおそらくわかっておいでだと思いますが、そういう時期も必要なのです。人生の苦さや暗さを味わった人がやわらかな眼差しを手に入れるように、土星の時間を経ることで大人として成熟した振る舞いや考え方、人との向き合い方を身に着けていく人は非常に多いのです。ただいやな出来事があるだけの無駄な時間では決してありません。

 

 ただ、2018年は確かに土星が抜けて足取りは軽くなったものの、まだまだすっきりした感覚を得られなかった方もいらっしゃるかもしれません。土星の時間とつながるようにして、2017年10月から2018年11月まで、星回り的に“内にこもる”ような時間が続いていたためです。土星が巡ってきていた頃よりもずいぶん心は楽であったことでしょうが、ガンガンいくよりも自分自身と対話する、自分はどうしたいかを問い続けるという時間は、自由を愛するいて座の人にとっては「自分らしくない」と思うときもあったかもしれません。ただ、いて座はもともと精神的な探求を愛する人でもあります。人が「そんなに深く考えなくてもいいのではないか」と言うようなことでも、どこまでものめり込むように思考実験を繰り返したりしています。そのためときどきやばいほどの理想論者になりがち、というユニークな一面もあるのですが、まあそれは別のお話ですね。何はともあれ、土星というおのれを律する期間のあとに探求の時間が巡ってきたことで、あなたは本当に深い「自分」を味わい尽くしたのであろうと思います。

 

 過去の振り返りがずいぶん長くなってしまいました、未来について語ってまいりましょう。2018年11月8日、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がいて座に巡ってきます。木星はさまざまな幸運を投げかけてくれる吉星で、さらに言えばいて座の支配星でもあります。木星がつかさどる意味合いがスムーズに発揮されやすいので、どの星座の人にもわかりやすい形で星の恩恵があるでしょう。もちろん、いて座の人においては言うまでもありません。この時期は、2019年12月3日まで続きます。

 

 長い長いトンネルを抜けて見えるのは青い空でしょうか、きれいな花畑でしょうか。緑の平野を貫く確かな道である人も多いだろうと思います。ずっとずっと自分と向き合ってきたからこそ見ることができる「本当の意味で自分らしく生きていける世界」が広がっているはずです。

 

 といっても、あなたはこれまで、どんなときも自分らしく生きていらっしゃっただろうと思います。楽しいときはとことん、そうでないときもそれなりに。だから「自分らしく」と言われても「今更そんな」と思われるかもしれませんが、ここから先はぐっと選択肢が広がります。求めさえすれば、あなたはたくさんのものを手にすることができるでしょう。かたちはなくともそこにあると信じられる、本物の希望はすぐそこに座っています。

 

 長くトンネルのなかにいて、世界がまだ少し怖いものに思える人もいらっしゃるかもしれません。怖くても大丈夫。世界はあなたの味方であることを、いつも忘れずにいてくださいね。

 

お金や仕事との向き合い方を、粘り強くドラスティックにチューニングする

 いて座の人にとって全体的に明るい光がさしているような2019年、仕事やお金に対する向き合い方も変化が訪れそうです。自分にとって「当たり前」だったことを見直し、より自分らしく生きるためにチューニングしていくような出来事があるでしょう。

 

 たとえば今、仕事について窮屈だと感じられていることがあるなら、改善や脱却を試みることになるでしょう。職や働き方を変えることにどうしても気が進まずズルズルと同じ場所にいたような人も、今の環境に自分を置き続けることはもう選ばないだろうと思います。しがらみ、未練、情、そういったものもスッパリと置いて、新しい自分を選ぶことができます。この流れは決して今年だけに限った話ではなく、2019年春から2026年にかけて起こる長いスパンでのチャレンジになります。未来を思い描くときや迷ったとき、折々でこのことを思い出していただけると、良い選択ができるだろうと思います。

 

 ちなみに、自分から変化を起こす可能性は高いのですが、人によっては思いもよらない出来事をきっかけに突然、変化を迫られることになるかもしれません。人は基本的に変化を嫌う生き物です。突拍子もないことであればなおさらで「これは悪いことだ!」と思ってしまうかもしれません。ただ、向こう7年間はできるだけ「この変化は自分にどう活かせるだろうか?」と考える時間を持ってみるとよろしいかと思います。そして、できれば流れに乗ってみること。これまでの仕事観からは想像もしなかったような自由な世界にめぐりあう可能性が高いです。現状にしがみついていては、きっと見えない世界だろうと思います。

 

 仕事と深く関わりがあるのがお金です。2018年からすでに堅実モードになっている人は多いかと思いますが、2019年はここまでに書いた通り、仕事で大きな変革が起こる可能性がある時期がスタートします。そのとき、お金まわりについてはあまり無謀なチャレンジにならないようご注意いただけたらと思います。ハイリスク・ハイリターンは向きません。ローリスク・ローリターンでコツコツと堅実にいける道を、できるだけ模索しましょう。買い物では直感による衝動買いは避けること。時間をかけてじっくりと、自分に必要なものを検討なさるといいでしょう。

 

固定観念から自由になれる

 いて座の人は根っからの自由人です。世間が言う「当たり前」や「普通」は特に気にしないほうですが、それでも自分のなかの理想を追い求めているうちに「女性ならこうあるべき」「会社員ならこうあるべき」「父親ならこうしないと」といった、基準のようなものができているものです。こうした基準によって自分自身を美しく、理性的にコントロールするのも素晴らしいことです。ただ、もし自分らしさを失わせている基準があるならば、2019年春以降はひとつひとつ、それを手放していけるでしょう。

 

 素敵な出会いや経験によって、自分にはもう必要がないと気づくのかもしれません。その基準によって誰かを傷つけたり、批判されたりして「封印」するのかもしれません。ときに自分が信じてきたものが打ち砕かれて少なからぬ衝撃を受けるかもしれませんが、大丈夫です。きっと、あなたにとってはより自分らしく生きていくために必要なステップのひとつなのだろうと思います。

 

<恋愛運>

 いて座の人は2011年春から7年間ほどのあいだ、恋愛において大きく成長を遂げたのではないでしょうか。7年もあれば小学生は中学生になるわけです、そりゃあ成長もするだろうよと思われるむきもあるかもしれませんが、それを踏まえてもかつてとは別人のように、恋愛観が変わったという方は少なくないだろうと思います。想像もしなかったような刺激的な恋をしたり、ずっとそばにいると信じた人と関係をぱつんと断ち切ったり、まさに「嵐」という言葉そのものの日々を過ごす、という時期が訪れていたのでした。いて座はもともと、スリリングな恋愛は大好物です。できたらドラマのような恋愛を経験したいと思う人も多いのです。それでもなお疲弊するような恋の嵐のなかで、人生のなかで最も愛について考えて考えて、悩み抜いた日々だったのではないでしょうか。

 

 こうした影響をもたらしたのは、「自由と改革の星」と呼ばれる天王星です。凝り固まった価値観やいらない常識を打ち破ってくれるのですが、ときにそれが大きなショックを伴う大事件として起こることが多いのがこの星の特徴です。ただ、その経験をしたあとは、人は幼稚さや身勝手さ、とらわれのようなものをいくばくか捨て、とても自由になることができるのです。人を愛する感情をどうしても素直に出せなかった人や、なぜか自分に我慢を強いていたような人も、自分なりの愛し方を獲得できることもあります。どちらにせよ自分らしく、自分の人生を生きられるようになるのです。

 

 自由を愛するいて座が、本当の意味で愛の自由を得られる道のりだった7年。それが終わりを告げるのは2019年3月6日です。あなたはすっかり塗り替えられた、成熟した「愛する能力」を持ってこれからの人生を生きていくことになります。嵐のような経験も決して無駄ではなかったと思えるようなタイミングも、感じられるようになるでしょう。

 

 折しも、木星がいて座に巡ってくる時期は愛もあなたの味方をしてくれます。ともに長く歩めるパートナーを見つけることができる人は多いでしょう。パートナーとの関係を深め、問題を解決していける人も多いはずです。ただし、もし恋人同士や夫婦の間に埋めることのできない溝ができて改善が見込めない場合、お互いがただズルズルと依存し合っているような場合などにおいては、関係を終わらせようという話にもなるかもしれません。一度は愛し合ったふたりがお別れになるのは淋しいものです。ただ、それは決して凶というわけではなく、あなたがあなたらしく生きるためのスタートラインであろうと思います。

 

 

仕事運はぜひ、幻冬舎plusでご覧ください。

★ブログ限定:2019年、運命のカギとなる日(いて座)
1月7日 自信を持てるような、明るい展望がここから広がっていく。 
2月26日 直感が冴える日。「こっちに進もう」と思った道が、いい道。
3月2日 あなたのキャラが愛される時期が始まる。行動範囲を広げてみたい。
4月5日 恋において何かが芽生える気配。パートナーに惚れ直す可能性も。
5月21日 大切な人とさわやかなコミュニケーションを楽しめそう。満たされるはず。
6月17日 努力が報われるとき。昨年11月頃からの頑張りに目処がつく。

 

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2019年上半期 やぎ座の運勢

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2019年上半期の運勢は総合運・恋愛運・仕事運を幻冬舎plusにてご掲載いただけることになりました。さらに全体の星回り、恋愛運の月ごとの運勢・仕事運の月ごとの運勢、恋愛・仕事それぞれに今が辛いという方へのアドバイス電子書籍2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)にて出させていただきます。それにともない、ブログでも総合運と恋愛運をご紹介させていただくのがこの記事です。とはいえまるまる同じ情報というのもしのびなく、ブログ限定で「2019年、運命のカギとなる日」というものを1ヵ月に1日ずつ選んでコメントを書きました。ご参考にしていただけますと幸いです。仕事運は幻冬舎plusでチェックしてみてくださいね。

2019年は「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がいて座に滞在する1年です。木星はいて座と結びつきが強い惑星なんですね。ですから木星がその力を例年以上に発揮しやすい、どの星座の方にとってもそれぞれに「幸運と拡大」が望みやすい星回りとなっています。

電子書籍のほうで、私は「自分の人生を信頼すること、自分の人生を愛すること」と、今年を総括しました。自分に厳しいがんばり屋さんほど「自分なんてまだまだだ」なんて思いがちですけれども、2019年は「自分だって報われていいはずだ、だってこんなにがんばってきたんだもの」くらいに思ったほうがいいときです。『幸福論』を書いたアランは「人は望まない限り幸福にはなれない、だから幸福を欲しなければならない」と述べています。まずは幸福であっていいはずだ、うまいこといっていいはずだと自分を信頼することで、世界は応えてくれるように思います。

とはいえ「幸福であっていいはずだ」と思うにもエネルギーは必要です。そのために、この占いがいくばくかの栄養になってくれますように。そんな願いをこめて、言葉を綴りました。

 

 

"ひとりで進む道のり”で得るもの

 2018年はいかがお過ごしでしたか。星占いでは、やぎ座の人は「人に恵まれる」運勢となっていました。特に、同僚や親しい友達など、仲間と呼べる関係の人との交流が、けっこうな熱量で行われていたのではないでしょうか。損得を抜きにして語り合える人、何も言わなくても信頼できる人。そうした関係が、あなたの周りにはたくさんあったのだろうと思います。

 

 こうした賑やかな雰囲気に包まれる一方で、あなたはどこか、自分を「ひとり」にしたいという思いが強まっていたのではないでしょうか。それは決して、人の関わりを断つとか、放り出すといった身勝手なものではありません。どちらかというと「今の自分にとってムダなものはできる限り削ぎ落として、自分のために時間を使いたい」という前向きな思いでしょう。自分が自分に納得のいくように前に進むための、必要なプロセスなのですね。

 

 あなたの「ひとりで進む道のり」は、2020年の春まで続いていくことになっています。その年はあなたにとって、とても華やかな光が降り注ぐ年なのですが、その途中である2019年は自分の内面と向き合う、自問自答するという“内向き”の時間となるでしょう。自分はどう生きるのが自分らしい道なのだろう。自分はどのような愛を求めているのだろう。哲学で扱うような深いテーマが、この時期に繰り返し胸に去来するというやぎ座の人は少なくないだろうと思います。

 もしもこうした問いが胸に浮かんだなら、安易な答えに甘んじるべきではありません。といっても、やぎ座は基本的に、本質を追求しようと考えるスタンスで暮らしている人たちです。私が野暮なアドバイスをしなくとも、自然と深くじっくり考えるスタンスをとっていかれることでしょうね。その調子で大丈夫です。あなたが大切に思うことに、しっかりとあなたの時間を使っていかれてください。自分のなかに眠る宝石のような「ほんとうのこと」を、たくさん見つけていきましょうね。それは今後、あなたが生きていくうえで長きにわたり、あなたを守ってくれるだろうと思います。

 

「孤独」というキーワードに、ちょっと嫌だなあ、淋しいなあと2019年が心配になった方もいらっしゃるでしょうか。ごめんなさいね、心配させるつもりはないのです。

 孤独を感じたり、「ぼっち」と呼ばれたりする状況はできるだけ味わいたくない、という方はたくさんいらっしゃいます。「他人と一緒だと疲れてしまう。でもひとりは淋しいから嫌だ」と悩まれる方もいらっしゃいます。ただ、本当に大切なことはひとりの時間でしか突き詰められないのですよね。人と接していて学べることも、見出せることもたくさんあります。それでも、学んだことを咀嚼して自分のものにする時間は、やはりひとりの時間にしかできないことなのですよね。

 

 もし「いやだなあ」としか思えない方は、できる範囲で大丈夫ですからご自分の「ひとりでいる時間」に意味づけをしてあげると、2019年という年を能動的に生きていくことができるでしょう。決して、淋しいだけだったり寂寞とした悲しみに満ちていたりする時期ではありません。人生がそんなにも厳しいものだと思わなくても大丈夫です。むしろ「自分の心に優しい光を投げかけてあげる」という解釈もできる、あたたかで慈愛に満ちた時間であろうと思います。

 

「自分らしくいられる」ことのメリット、デメリット

 2019年は、やぎ座の人にとって「自分らしさ」を大切にしていける年です。これは「自分らしくしよう!!!!!」と強く決意するというよりも、ハッと気づいたら肩肘はらず、リラックスして物事に取り組める状況ができている、という表現が正しいでしょう。仕事でもプライベートでも、堅実さや安定を重視する姿勢が信頼を集めることにもなります。何か大きなものに守られているような安心感から、パフォーマンスを発揮しやすくなる人もいそうです。

 

 ただ、その一方で「失敗を恐れて新しいことへのチャレンジを避ける」「前例にとらわれすぎて行動できない」といった側面までも強調されてしまいがちなのは少々心配なところ。その姿勢のままでは、2019年以降は通用しないことが多くありそうだからです。少々ショッキングなかたちで「できる方法を考える」という行動を強いられるようなこともありそうです。

 

 無謀なことを敢えてやれとか炎のなかに突っ込んでいけとは申しません。ただ、保守的な姿勢が強く出すぎるとチャンスを逃すこともあります。じっくり堅実に、という基本姿勢はそのままに、チャレンジ精神を発揮できると心強いでしょう。

 

 おそらくですが、カラ元気やインスタントなやる気ではやぎ座の人は頑張り続けることはできません。それどころか、薄っぺらい発想に嫌気がさすばかりでしょう。それよりも、挑む対象のことをしっかり調べ上げ、分析し、興味をじっくりと育てることでチャレンジングな状況に向き合いやすいはずです。迷いや悩みを紙に書き出して整理するのも良いでしょう。

 

家族関係はホッとする時間が訪れる

 家族に関する問題で、ここ数年間はなかなか落ち着かない気持ちを抱えておられたという方は多かったでしょう。思いもよらない出来事に翻弄されたり、家族がばらばらになるのではと危惧したり。それでも、その時期を経て良い意味で親離れ、子離れができたという方は多いのではないでしょうか。あるいは、一般的な「家族」とは違うかたちの、「自分にとっての家族」のかたちを模索して来られた方もいらっしゃるかもしれません。物理的・精神的両面で距離を置いた方は、葛藤も多かったことでしょう。頑張っていらっしゃいましたね。

 

 2019年春頃から、家族の問題については次第に落ち着いてきます。緊張がとれ、ホッとするようなムードが到来したり「おさまるべきところにおさまる」感覚を覚えたりすることが多くなるでしょう。

 

 振り返ってみると、数年前とは比べ物にならないほどの自由なムードが、家族のあいだに漂っているのではないかと思います。ご自分が築いて来られたものに、どうぞ自信をお持ちになってくださいね。

 

<恋愛運>

 どこか自分を抑制するような気分が強くなりがちな時期ですが、2019年のやぎ座の恋愛運において最もインパクトの強い転機は3月6日です。この日、天王星がやぎ座の恋愛運を司る場所に移動してくるのです。

 天王星は「自由と改革の星」と呼ばれる惑星で、人が自分らしく自由に生きるために不要になった、さまざまな重荷を手放すきっかけを作ってくれます。……というよりは「ぶち壊す」「打ち破る」といったものものしい表現のほうがぴったりくるでしょう。トントンと肩を叩くのではなく、いきなり耳元でワッとやるような少々荒っぽい、ショッキングな出来事によって、私たちに不要なものを知らせてくれたりします。やぎ座の人の場合は、恋愛観をまるごと打ち砕く、塗り替えるといった動きが起こってくるでしょう。この動きは、2026年まで続いていきます。

 

 ただ、ショッキングな出来事とはいっても、それはただの不運や悲劇あるいは喜劇といったものではありません。そこにきちんと意味があるのが、天王星が巡ってくる時期なのです。

 たとえば、依存や甘え、人を愛するうえで必要のないこだわりを手放す機会が「別れ」という形でもたらされたりします。愛することの意味や深さを考えるきっかけが、「これまで付き合ったことがないタイプの人との、嵐のように激しい恋愛」において得られたりします。いずれの場合も、あなたがこれまで生きてきたなかで築き上げた「恋愛とはこういうもの」という価値観を、打ち砕いてくれるでしょう。

 

「まさか自分がこんな恋を」と信じられないような、放埒な恋愛をする人もいるでしょう。安定した関係から飛び出して、自分と恋愛を見つめ直したくなる人もいるでしょう。いずれの場合も、意味があります。ショックを長く引きずってしまった場合でも、おそらく7年後には「これで良かったのだ」と思える自分がいるでしょう。そして、よりあなたらしく人を愛せるようになるのです。ちょっと先すぎてイメージがわかないという人も、愛に翻弄されたときほどこのことを思い出していらしてください。きっと良くなる、きっと意味がわかる日がくる。そう思っていさえすれば、どんな大きな渦に飲み込まれそうになっても、希望を持ち続けることができます。それでこそ、そのときどきでベストな選択ができるのではないかと、私は考えています。

 

 天王星がこうした、やや物騒な手段をとってくるのはなぜでしょうか。私見としては、それだけ「人間はたやすく変わらない」ということなのではないかと考えています。雑誌やWebではよく「今年こそ変わる!」「今日から変わる!」といった文字が躍っていますが、よくよく考えるとそんなに簡単に変わったら大変です。恋人が急に意識高いイキり系になったら、私は困惑します。まあそれはそれでしばらく半笑いで観察してしまいそうな気がするのですが、そこまでたやすく感化されていたら、あっという間に変な勧誘の餌食になりそうです。

 というのは冗談として、意思や習慣化で変えられるのは表層的な部分に過ぎないでしょう。心理学を勉強していた頃、授業を受け持ってくれていた先生もおっしゃっていました。「よく性格を変えたいという人がいるが、そんなのは無理。優秀なカウンセラーをつけて2年ほどガッツリと取り組みでもしない限り、変わることはない」と。

 

 人の価値観や信念、こう生きていきたいという思いといったものは、ショッキングな出来事でもないととても変わりません。ましてや恋愛という、生の欲望が出やすく不確実性の高い問題においてはなおさらでしょう。ただ、そうした自分でい続けても、本当に幸せな人生からは遠のいてしまうのです。だからこそ、天王星は「変えざるを得ない状況」を作り出して、「そっちじゃないよ、こっちだよ」と、導いてくれているように思えるのです。

 

 なお、人によっては2018年5月から11月頭にかけて、すでにショッキングな出来事があったという人もいらっしゃるかもしれません。もちろんやぎ座の人全員に必ず起こるというわけではありませんので、何もなかったという人も心配しすぎる必要はありません。ただ、もし「!」と思われた出来事があったならぜひ心に留めておかれてください。あなたが2019年以降の愛をより良いものにしていくヒントが、そこに眠っているかもしれません。

 

 

仕事運はぜひ、幻冬舎plusでご覧ください。

 

★ブログ限定:2019年、運命のカギとなる日(やぎ座)
1月6日 良いニュースが届いたり、新しいことが始まったりするかも。
2月4日 ここから2月いっぱい、すばらしい恋愛運。愛されていい、と覚悟を決めて。
3月6日 愛において、自分を変えていく。新しい愛の概念をつくる、ような気持ちで。
4月19日 仕事でひとつのマイルストーンに到達できそう。あなたの努力の成果です。
5月16日 仕事でも愛でも、人から刺激をもらえるとき。心をオープンに! 
6月5日 強い味方、分かり合える友、といった嬉しい対人関係に恵まれそう。 

 

全体の星回り、恋愛運の月ごとの運勢・仕事運の月ごとの運勢、恋愛・仕事それぞれに今が辛いという方へのアドバイスも含めた電子書籍はこちらから。

2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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 SPUR2019年1月号にて、yujiさんと2019年の占いについて書いています。私は九星気学で来年を読んでいます。東洋占術がお好きな方はぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。

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 Sweet特別編集 占いBOOK2019にて真木あかりの記事が掲載されております。

sweet特別編集 占いBOOK 2019 (TJMOOK)

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2019年上半期 みずがめ座の運勢

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2019年上半期の運勢は総合運・恋愛運・仕事運を幻冬舎plusにてご掲載いただけることになりました。さらに全体の星回り、恋愛運の月ごとの運勢・仕事運の月ごとの運勢、恋愛・仕事それぞれに今が辛いという方へのアドバイス電子書籍2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)にて出させていただきます。それにともない、ブログでも総合運と恋愛運をご紹介させていただくのがこの記事です。とはいえまるまる同じ情報というのもしのびなく、ブログ限定で「2019年、運命のカギとなる日」というものを1ヵ月に1日ずつ選んでコメントを書きました。ご参考にしていただけますと幸いです。仕事運は幻冬舎plusでチェックしてみてくださいね。

2019年は「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がいて座に滞在する1年です。木星はいて座と結びつきが強い惑星なんですね。ですから木星がその力を例年以上に発揮しやすい、どの星座の方にとってもそれぞれに「幸運と拡大」が望みやすい星回りとなっています。

電子書籍のほうで、私は「自分の人生を信頼すること、自分の人生を愛すること」と、今年を総括しました。自分に厳しいがんばり屋さんほど「自分なんてまだまだだ」なんて思いがちですけれども、2019年は「自分だって報われていいはずだ、だってこんなにがんばってきたんだもの」くらいに思ったほうがいいときです。『幸福論』を書いたアランは「人は望まない限り幸福にはなれない、だから幸福を欲しなければならない」と述べています。まずは幸福であっていいはずだ、うまいこといっていいはずだと自分を信頼することで、世界は応えてくれるように思います。

とはいえ「幸福であっていいはずだ」と思うにもエネルギーは必要です。そのために、この占いがいくばくかの栄養になってくれますように。そんな願いをこめて、言葉を綴りました。

 

 

賑やかに交友関係が広がっていく、とても楽しい1年

 ユニークな感性と合理的思考が持ち味で、超マイペース。そうした性格から「宇宙人」などと呼ばれて愛される(愛されています!!)みずがめ座の人ですが、今年は特に人との関わりが強調される1年になりそうです。友人や知人、同僚など心の距離が近い“仲間”が年間を通してあなたの周りに集まり、楽しい交流が繰り広げられていくでしょう。

 

 みずがめ座の人は2017年の終わり頃から「制限と学びの星」と呼ばれる土星が心のなかの暗い部分に影響する星回りに入っています。2018年は仕事やキャリアにおいて大きく成長できる時期であり、想像もしなかったほど大きな舞台でチャレンジした方も多かったことでしょう。人から「すごいね!」「がんばってるね!」と言われる場面も、たくさんあったのだろうなと私は想像しています。それはもちろんあなたが力を尽くしてきた当然の対価なわけですが、こうした華やかさの裏側でどこか、お気持ちがしょんぼりと暗いほうに向かってしまうことも、あったかもしれません。プライベートで起こった、気持ちがふさぐような出来事が原因となることもありますが、多くの場合は“わけもなくしょんぼり”です。みずがめ座の人はもともと非常に合理的であり、矛盾を嫌います。そのことから、余計にしんどくなってしまったむきもあったかもしれません。頑張ってこられましたね。

 

 このしょんぼりしがちな傾向は、2020年3月まで続いていきます。ですから、もし落ちこんだときは「今はそういう時期」と割り切って、矛盾する心をいけないものだと思ったり、さらにしょんぼりしたりしないようにしていただくことも大事かなと思います。それで気が済んで多少なりとも前を向くことができるなら、ときに星のせいにしてしまったほうが良いのです。それもまた、健康的な占いの使い方だと私は考えています。

 

 そして2019年においては、しょんぼりしたときもできるだけ、まわりの大切な人たちと関わっていただけたらと思います。大好きな友達に会いに行ったり、交流会に顔を出したりすることで「人に助けられる」という動きが起こります。

 そうでなくとも、2019年は不思議といろいろな人が、あなたの名前を呼ぶ声が聞こえてくるだろうと思うのです。「あなたが好きそうなものがあるから遊びに来ない?」とか「あなたの力が必要だから、手伝ってくれない?」といったこと――あるいはもっとストレートに「あなたに会いたい」といった声が届くのですね。ずっと交流が絶えていた人がメッセンジャーで呼びかけてきたり、意外な人があなたの頑張りを見てくれていたことがわかったり、といったこともありそうです。友達っていいものだ、と改めて実感することも、多いだろうと思います。

 

 仕事もプライベートも、いろいろな人と接点を持っていきましょう。「こんなお願いをしたら迷惑かな」「私が受け入れてもらえるだろうか」などという心配はいりませんし、いろいろな出来事がそれを教えてくれもするはずです。1年が終わる頃には、あなたは以前よりもずっと自信を持って、明るいお気持ちになれていることでしょう。ひとりでいても、たくさんの人とつながっているのだという確信とともに。どうぞ、2019年を楽しんでいっていただけたらと思います。

 

「家族」というもののあり方、考え方を変えていく“はじめの一歩”

 冒頭で「人との関わりが強調される1年」と書きましたが、これは何も友人・知人との関わりだけに留まりません。一番身近な他人、家族についてもグッとフォーカスする流れが巡ってきています。

 

 2019年3月6日、天王星があなたの「家族・家庭」を意味する場所に巡ってきます。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれる惑星で、人が知らず知らずのうちに自分のなかに作り上げていた足かせのような思考を打ち破る働きをします。ときに驚きやショックを伴うような出来事を伴って「心の改革」を求めることも多く、まさに「人生が変わる」ような感覚になる方もいらっしゃいます。

 

 もうちょっと穏便に運命を示唆してくれてもいいような気がするんですけれども、人はもともと変化を嫌う生き物です。簡単には変わりません。そもそもちょっとしたことで発想や主張が変わってしまったらそれはそれで問題な気がします。それでも、人は生きているうちに少しずつ、本来の自分らしくない発想や概念を自分のなかに降り積もらせていくことがあります。それがあまりにも溜まりすぎると、いつか自分自身を歪ませていくことになるでしょう。天王星が改革を求めてくるのはそういった部分です。だからこそ、思わず変えずにはいられないほどの気分にさせるためにショッキングな出来事を起こすことがあるのかもしれません。

 

 2019年から2026年にかけて、みずがめ座の人は「家族・家庭」というテーマで大きな転機を迎えることになっています。あなたが今まで「家族とはこういうものだ」「家族はこういうかたちのものだ」と信じてきたことが、ガツンとひっくり返るような出来事が起こるかもしれません。

 たとえば、恋愛や結婚により自分にフィットした新しい家庭を作り上げていく人は多いことでしょう。逆に、自立して離れて暮らすことを選ばれる人もいるはずです。夫婦関係を維持しながらも、別居婚や遠距離婚、事実婚など自分たちらしい暮らし方を模索する、といったパートナーシップのあり方に考えを巡らせる、といったこともこの時期らしいテーマです。

 嫁や姑、婿といった従来の役割から解放され、新しい家族のかたちを自分たちで定義していくというのも素敵です。みずがめ座の人はもともと、こうした逃れられない立場や役割に左右されるのは苦手なはずですから、ここから解放されることで得られる嬉しさというものははかりようがないほど大きいでしょう。

 

 インターネットやスマホは非常にみずがめ座的なアイテムですが、カレンダー機能を使って予定を共有したり、アプリで見守りサービスを利用したりといったテクノロジーを活用することで可能になる新しい家族のかたちもあろうと思います。

 

 7年という長丁場の取り組みになりますので、一朝一夕で「こうしよう」という方針が見えなくても大丈夫です。むしろ家族のなかでたくさん話し合ってアイデアを検討し、既成概念から脱却した家族のかたちに少しずつ仕上げていく、そうしたスタンスでおられるとこの時期を有効活用できるかもしれません。

 

 家族、家庭といったものはすこやかな恋愛や仕事の土台です。ここでショッキングな出来事がもたらされると、お気持ちも大きく揺らぐことがあるかもしれません。ただ、先ほど私が天王星を「自由と改革の星」と呼んだこともぜひ同時に思い出していただきたいと思います。そう、改革だけではないのです。改革の先に「自由」があるのが、天王星の特徴です。自分や家族にとってベストな方向性を模索していこうと尽力することで、あなたやあなたの家族はずっと自由に自分の人生を生きられるようになるはずです。

 

 土地や血縁などにまつわる慣習や生まれついての身分の差といったものが少しずつ消えていった現代でも、家族や家庭を縛っているイメージや思考はたくさんあります。子育てや介護など、我慢や制限もときに生まれます。それでもより良い人生を求めるための気付きを、天王星は与えてくれるはずです。もし、驚くようなことが起きたときにはぜひ、「この問題に向き合うことで、何が改革できるだろう」と考えるのも占いをうまく使っていく、ということにつながっていくと思いますよ。

 

人生をかけて叶えたい夢を追い求めていける

 子どもの頃の「夢」といえば、何かの職業を挙げるのが普通でした。今だとYouTuberが人気ということですが、私が子どもの頃は男の子ならサッカー選手や野球選手、パイロットあたり。女の子なら花屋さんやケーキ屋さんなどが多かったように思います。ちなみに私は漫画家でしたね。中学の頃になるとだんだんヒネてきたのか「一生楽しいことばかり考えて生きていきたい」と答え、親や先生をずいぶん心配させたものでした。でも今となっては「だいたい叶ったな!」と思っています。

 

 さてしょうもない私の夢の話はともかく、大人になってから描く夢というものもあります。それは子どもの夢のように、現在の自分とぱっきり分離しているものではなく、これまで生きてきたなかでたくさんの経験や気付きを得て生まれた、生きた夢であるように思います。独立をしたい、旅をしたい、趣味を発展させたい……既成の何かに当てはめるのではなく、自分の手で未来を創っていく希望がいっぱいに詰まった「夢」なのですね。

 

 2019年は、そうした残りの人生で叶えたい夢が、とても身近になります。叶えるきっかけを見つけられる人もいるでしょうし、仲間の存在が後押しとなるのかもしれません。もしそうした予兆のようなものがありましたら、ぜひ手を伸ばしてみていただけたらと思います。もちろんできる範囲で大丈夫なのですが、「今は仕事に力を注ぐべきだ」「大人のくせに、そんな夢物語に没頭するのは良くない」といった発想は、この時期は持たないほうが良いようです。むしろ、貪欲に手を伸ばしてみたほうが、仕事やプライベートにも前向きで勢いのある流れを起こせるのではないかと、私は考えています。

 あなたが、あなたらしい人生を生きていくための夢を、つかんでいけますように。

 

<恋愛運> 

 2019年の恋愛は、大きくふたつの方向性に分かれそうです。ひとつは、さばさばとした風通しの良い「友愛」のパターン。べったりと互いに寄りかかり合うのではなく、互いに同じ方向を向いて並んで歩いていくような恋を求める人が多いでしょう。年間を通して人との接点が多い時期ですから、友達がそのまま恋人になったり、友達が友達を紹介してくれたりと、出会いのチャンスもいっぱいあります。

 なかなか出会いに恵まれない、異性がいても既婚者ばかりという環境なら、自分から動けるといいですね。2019年は「人が集まる場所」と「あなたが興味がある分野」を掛け合わせるのが最大のカギです。趣味の活動やボランティア、団体で行うスポーツなど、好きで参加したいものを探してみるといいでしょう。

 

 ただ、今年はいささか「友達か恋人かはっきりしない」という状態になりやすい傾向もあるので注意したいところです。それは望ましくないと思うなら、体の関係からスタートするのは控えておくとよろしいかと思います。盛り上がるとつい順番をすっ飛ばしたくなることもあるかもしれませんが、そこは押さえておくと良いでしょうね。

 

 一方で、「家族になること」を強く意識して恋をする人も多くなるでしょう。結婚はもちろんのこと、ともに暮らす老後までも想像しながら、それにかなう相手を求めるようになるでしょう。すでに恋人がいる方であれば、相手との結婚を具体的にしようと思われる方も多そうです。前述の通り、家族の関係を新しく作っていけるときでもありますから非常に良い流れです。パートナーと話し合いながら一致点を見つけていけると素敵です。

 

 

仕事運はぜひ、幻冬舎plusでご覧ください。

★ブログ限定:2019年、運命のカギとなる日(みずがめ座
1月25日 自由に自分の歌を歌えるような、とても晴れ晴れとした状況に。
2月5日 心に新しく生まれるものがある。愛や勇気ややる気といったもの。
3月2日 モテ期到来。内面や発言は素直なありのままの自分で、外見は磨いておくと◎。
4月27日 「自分、なかなかイケてる」と思えそう。誰かがそう教えてくれる可能性も。
5月21日 好きな人には好きと言って、会いたかったら会いたいと言う、そんな時期。 
6月9日 恋において、ものすごーーーく嬉しいことがあるかも。もしくは子どものこと。

 

 

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2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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 SPUR2019年1月号にて、yujiさんと2019年の占いについて書いています。私は九星気学で来年を読んでいます。東洋占術がお好きな方はぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。

SPUR(シュプール) 2019年 01 月号 [雑誌]

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 Sweet特別編集 占いBOOK2019にて真木あかりの記事が掲載されております。

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