個人鑑定で「もう少し待ちましょう」と申し上げることがあります。
相談者さんが低迷期にあるとき。
お相手の状態があまり良くないとき。
お互いに「考えたい」という思考が先に立っているとき。
そういうときは、思いの強さよりも何よりも、まずは待つことが一番の選択肢なんですね。
でも、そう聞いてしまうと絶望的な気持ちのほうが先に立ってしまう人もいると思います。今すぐ白黒つけたいから、占いをするのですよね。この思いにケリをつけたいんです。安心したいし、もう泣き続けるのは嫌だから。前を向きたいから。
長く待ち続けている人なら「待っている間に終わってしまうのでは」と思うかもしれません。
でも、「待つ」ってことは、何もしないことではありませんよ。何もかもしちゃいけない、禁止だらけの執行猶予期間と受け止めてしまうとホントしんどいだけです。結局反動がきますから、長い目で見ても良くありません。
待つことは、相手に時間というギフトをあげることです。これはしょっちゅう鑑定のときに書いていますので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。目には見えなくても、あなたにしかあげることができない、とてもとても大切なギフトです。
待っているあなたも、何もしていないことはないですよね。
彼に言ってしまったこと、してしまったことを反省して自分の良くないところを直そうとしている人は多いと思います。「次に会ったら、もう絶対彼を責めたりしない」とか、そんなふうに考えることだって、待つことの効用です。
ていうか、待つってもっと忙しくしたほうが良いんですよ。
再会までにいい女になる。ひと目で「おっ、変わった!?」と思わせるような女になるチャンスなんです。そう考えると、見た目も内面も、することはいっぱいあるでしょう?
何もかも前向きに捉えろなんて言いません。そんなの無理です。好きな人とはやっぱり一緒に時間を過ごしたい、ラブラブであることを実感したいのが本音でしょう。でも、ただひたすら罰を受けているような気分になっていては、イイことはひとつもありません。そんなの、恋をする意味がないですもん。
いい女になりましょう。
待つことは、自分にとっても、ギフトなのだと思いますよ。