占い師・真木あかりのブログ

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2020年11月14日、火星順行。年をまたぐ「全力疾走」を応援してくれるフェーズに。

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2020年11月14日、おひつじ座の火星が順行に転じます。火星は6月末におひつじ座に入り、2021年1月7日まで滞在します。これはかなりイレギュラーなことで、通常はひとつの星座に1ヵ月半程度しか滞在しないのです。さらにいえば、火星はおひつじ座の守護星。もう絶好調の状態でいられる場所ですから、大変に強いわけですね。なんでしょう、北斗の拳でいえばラオウ様が……ってあの人はだいたいどこでも絶好調か。例えを完全に間違えましたが、とにかく強いのです(雑なまとめ)。

 

火星は「情熱と闘いの星」です。また北斗の拳みというか修羅な感じが出ておりますが、自分の人生は自分で切り開く、欲しいものは自らもぎ取りに行く、勝負では必ず勝ちたいと思う、そうした意欲を後押ししてくれる星です。こういうものを見ると「うへえ」と思う方もおられるでしょうか。まあ血湧き肉躍る人ばかりだといろいろ大変な世の中だろうと思うので、どう思ってもいけないことはありません。大事なのはこういうオラついた生き方をすることではなく、「自分なりのサイズの火をほどよく燃やす」ことだろうと思います。

 

ご存知の通り、火というものは強ければ強いほど良い、というわけではありません。金属加工であればぼうぼうに燃やすことが必要ですし、料理であれば強火もとろ火も大事です。マッチの火があまりにぼうぼうでは困ります。あれはさっと短時間、つくものでなくては。そんな感じで、それぞれのシチュエーションに合わせたサイズの火を使えることが、大事なんですね。ちなみに北斗の拳では腹に溜めたガソリンで火を吹く「火闘術」というものがあるのですが、そういう物騒なのはちょっとどうかと思います。あぶないだろ。

 

で(気を取り直して)、順行に戻る火星です。11月14日から来年1月7日まで、火星は全力でその役割をまっとうしてくれます。もし2020年6月末頃から急に「なぜかやる気が出た」「ライバルに勝ちたいと思った」といった感情を呼び覚ましたテーマで、9月半ばから11月半ばの逆行期間に迷いや停滞感を覚えていたことがあるのなら、ここからガツンと頑張っていけるはずです。具体的なテーマを、念のため星座ごとに挙げておきます。

 

★おひつじ座…自分自身のこと、アイデンティティに関すること
★おうし座…秘密、目に見えないもの、見ないふりをしてきたもの、過去
★ふたご座…友人・仲間、自由、未来に関すること、“みんな”のなかで何をするか
★かに座…仕事や所属している組織における役割、責任、キャリア
★しし座…高度な勉強、精神的な鍛錬、遠方に赴くこと
おとめ座…相続、パートナーの収入・資産、ローン、責任ある立場を受け継ぐこと、教わること
★てんびん座…対人関係、結婚、パートナーシップ、共同でやっていることの責任
★さそり座…健康、生活習慣、仕事、自分の役割を果たすこと
★いて座…恋愛、子ども、投資、クリエイティブワーク
★やぎ座…家族、不動産、拠って立つ場所、居場所(自宅が多いが、会社という人も)
みずがめ座…コミュニケーション、基礎的な学び、移動
うお座…才能、お金、収入アップのための努力

 

このテーマでなくちゃダメということはありませんが、思い当たることがあればぜひ深堀りしてみてはいかがでしょうか。いつも以上に、エネルギーを与えてくれるだろうと思います。

まあ、火の星座であるおひつじ座・しし座・いて座のみなさんは、調子に乗りすぎたり頑張りすぎたり、「しすぎ」に注意ではあるのですが(言って思いとどまる星座でもないんですけれど……そして、そういうとこがまた魅力のひとつですね・笑)。

 

なお「今はとても元気がなくて無理」「そんな気分になれない」という人は、頑張る必要なんてまったくありません。自分のペースを無視してまでやるべきことなんて、あっていいはずがありません。自分をいじめるようなことをしたら、自分がかわいそうです。その場合は、何よりもまず自分の心が「元気出ないよ」「無理だよ」と言っている、それにとことん付き合ってやりましょう。やる気などというものは元気になったらいくらでも出ますから。そのときこそ、アクションを起こすときです。

 

ただ、もし「元気が出ない」という状態の根底に、怒りや不満がいっぱい溜まっているならば、ちょっと問題を切り分けたほうが楽になりやすいです。小さなちいさな火で十分なので、ちょっと燃やしてやったほうがいいんですね。怒りや不満を抱え続けるというのは、いってみれば「良くない状態で火を燃やし続ける」ようなもの。それがおひつじ座火星というテンションMAXな火星だと、自分に負担がかかる一方です。そんなことになれば、自分はどんどん弱っていきます。それよりは、マッチほどの小さな火でもいいのでいっぺん燃やしてみるといいです。

具体的には、小さくてもいいので行動を起こす。やるだけやってみる。ダメなら他の小さなことをする。運というものは、停滞を嫌います。停滞感が強いときも、動けるなら動いたほうがいいんですね。1ミリでもいいから。

 

惑星というものはどれも、人を不幸にするために巡っているわけではありません。むしろ、星々を「使おう」と思いさえすれば、より良く生きようとする姿勢を応援してくれる存在なんですね。だから、まずはご自分のなかに怒りや不満がくすぶっていないか、振り返ってみられると素敵です。そういったものがカスほどもないなら、まずは美味しいごはんを食べてよく寝て、体力をつけましょう。それは、火星を使う「準備」になりますから。

 

火星は2020年1月7日まで、テンションMAXでいられる場所に滞在します。ここからはもう、逆行することはありません。2ヵ月に満たない期間ですが、全力疾走したいテーマがある人は、“強い”ですよ。アツくなりすぎてケンカしたり、アツくやりすぎてダウンしたりはしないように、どなたも今の自分に合ったサイズの火を、すこやかに燃やしていきましょう。私も、頑張ります。

 

 

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