占い師・真木あかりのブログ

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2020年6月21日、かに座日食+夏至。原点回帰から始まる、あたらしい日々。

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2020年6月21日、かに座で日食が起こります。この日は夏至でもありますね、時間でいえば太陽が6:44にかに座に入り、夏至となります。夏至は1年のうち最も昼が長いタイミングであり、太陽はとても力強い状態です。その後、15:41に日食。日食はパワフルな新月で、「はじまり」の意味合いが強く表れます。もうこれは完全に「力こそパワー」ではないでしょうか。ブラックゼウス降臨、って最近の若いお嬢さんはビックリマンってあまりご存知ないでしょうか。すみません。おじさんが子供の頃はね(以下30行略)。

折しもかに座では6月18日から水星が逆行しており、「はじまり」でありつつも過去を振り返るような、過去と地続きの未来というものを感じさせるようなタイミングとなっています。どうしても忘れられない、心のなかでぎゅっと握りしめてきたことに、気持ちの折り合いをつけるところが「はじまり」となる人もいるのでしょう。

そうした意味合いで、この日食から私が読み解いたことをいくつか申し上げます。

 

1.原点回帰が「はじまり」

基本に立ち返る、という人は多いのではないかと思います。私たちは生きていくなかでいろいろと経験し、学び、世界を広げていきます。それは素敵な試みですが、ふと我に返ったとき、自分の足元が揺らぐような気持ちになることはままあります。絶対いけると思ったことが、立ち行かなくなったとき。誰かに強く否定されたとき。そうした困難に際し、「なんでこんなことをしているんだろう」と、呆然としてしまう。

こうしたことは、きっと悪いことじゃないんです。拡大や前進は良いことのようですが、そればかりでは空虚になってしまいます。さらに、人は必ず間違えますから、夢や願望を間違えることもあります。子どもの頃から憧れていた仕事にいざ就いてみたら全然合わなかったとか、大好きだったのにいつの間にか嫌悪感のほうが高まっていた、とか。でも、それはいけないことじゃないんです。経験しないとわからないことがありますし、その経験そのものも次に活かせます。いけないのは、自分の気持ちに気づかないふりをして、軌道修正をせずに進むこと。自分を無視していいことなんて、ひとつもないです。

この日食前後で、ふと考え込んでしまうようなことがあったなら「そもそも、私はどう思っていたんだろう」と、振り返ってみるといいです。どんな気持ちで生きていたいのか。どんな愛し方、愛され方を望んでいたのか、何をやりがいと感じるのか。「部長がいなくなりさえすれば」とか「あの人が変わってくれさえすれば」といったことは一切考えず、自分の原点に戻ってみると、これから進むべき方向も見えてくるかもしれません。

 

2.自分の軸足をどこに置くのか?

この日食においては「“ホーム”と呼べる場所」「自らが拠って立つ場所」に強いスポットライトが当たります。折しも、春分から夏至までの第1四半期は……ってなんか会社みたいな言い方をしておりますが、「STAY HOME」の大号令がかかり、多くの方がおうちで過ごされました。これまでにないくらい家にいた、という方も多いことでしょう。実は「“ホーム”と呼べる場所」「自らが拠って立つ場所」には、職場も含まれます。リモートワークで頑張った方もたくさんいらっしゃいましたね。

幸いにして緊急事態宣言は解除され、出勤日が増えた方も多いようです。19日にはすべての制限が解かれたわけですが、だんだん自由を取り戻すなかで「自分にとって本当に安心できる場所とは?」「自分はどこに軸足を置いていきたいのか?」といったことを真剣に考える人は多いでしょう。今の生活に満足しているという人も、ちょっと考えてみるとより、その満足感を維持しやすいかもしれません。

ホームと呼べる場所というのは、大きな安心感につながります。ひとりじゃないと思いたい人はそのように、安心できる人間関係のなかで働きたいという人はそのように、それぞれの「拠って立つ場所」を構築していく。この日食は、そうした「はじまり」にしていく良いきっかけになります。

 

3.「ルーツとなる考え方」をアップデートする

私たちは、子ども時代に多くの価値観を吸収しながら成長します。親がこう言っていた、家庭ではこういうルールだった。「あたりまえ」と思っていたことが、社会に出るとそうではなくて驚くことというのはよくあります。「シチューにごはんをかける/かけない」というのは「きのこ/たけのこ」と同じくらい論争の種になりますね。(うちはかけましたw)

ただ、そうした価値観のために自縄自縛の状態に陥ってしまっているのなら、そうした自分を認めて「これからは、こうしよう」と思っていくことで、自由になれるときであろうと思います。たとえば「男の子(女の子)はこういうもの」という思い込みだったり「勉強とは」「仕事とは」という価値観だったり。こうした、幼少期からインプットされた価値観というのは、すぐにパキッと変わることはありません。そもそも自分で意識もせず「当たり前」に思ってきたことですから、それが息をするように自然なことなのです。

最初は難しいかもしれない。いつもの思考のループにはまってしまうかもしれない。それでも、「もう、とらわれなくていいよ」と自分をやさしくトントンしてあげる。ちょっとずつアップデートしていく。そんなきっかけを得やすいでしょう。ちなみに私はたけのこ派です。きのこは(以下物騒な話題になるので削除)

 

長々と書きましたが、たとえばパジャマを新しいものにする、おうちでほっと一息いれるのに最高なマグカップを買う、思いっきり掃除をしてフレッシュな気分になるということも、この日食向きかなと思います。ちなみにお片付けをする方は、「昔の写真を見返したら懐かしくて1日が終了」「本を整理しようと思ったらうっかり読み始めてしまい、徹夜で読破」などといったことになりやすいかもしれません。まあ、それはそれで楽しいことですね。自分のまわりにあるものは、すべて過去の自分が集めたもの。自分のかけらなんですよね。そう思ってみると、残したいかけら・もう手放してもいいかけらも、見えてこようというものです。

さて私も魔窟と呼ばれる書斎を片付け(伝説の政治家×ヤクザマンガ『サンクチュアリ』を手にとりながら)

 

どなたにとっても、良い日食となりますように。

 

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