2019年2月5日、みずがめ座で新月が起こります。この新月は水星のすぐ近くで起こり、火星や木星とゆるっとセクスタイル、土星や海王星とセミセクスタイルとなっています。
ところでこないだ正月だと思ったらあっという間に2月になっているのですが、私の1月はどこへ消えたのでしょうか。〆切に追われている間に、私の回りだけ時空の歪みが生じてしまったのでしょうか。このままでは今年も年末に「俺たちの2019年はこれからだ！」と雄叫びを上げるに違いありません。それどころか今際の際でも「俺たちの人生はこれからだ！」とか言ってしまいそうです。まあそんな話はどうでもよくて、とにもかくにもみずがめ座新月です。この新月ではいわゆる“ジョーシキ”や、自分が当たり前だと思ってきたことから解き放たれ、ブレイクスルーとも言えるような突き抜けた発想がしやすいタイミングです。
私たちは常日頃、心のなかでいろいろなことを考えます。のびのびと想像の翼を広げたり、いやもっと愚直に頑張らなければと自分を叱咤激励したり。そうした出口のない考えのなかでぐるぐるしつつも、問題を鋭く見据え行動する熱意を持ってブレイクスルーしていけるのが今なのです。
夢見るのも素敵です、地を這うような思いを自分に強いながら努力するのも尊いことです。ただ、それだけではもったいないのがこの新月です。知性をもって現状をより良くできるアイデアを見つけること、熱意をもって行動することが追い風となります。希望につながる動きも、見えやすいときです。
もしかして、誰かの「言葉」が、新たな一歩のためのヒントになるのかもしれません。
オスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇』という喜劇に出てくるセリフに「俺たちはみんなドブの中にいる。でもそこから星を見上げている者だっているんだ」という一文があります。私がとても好きな言葉のひとつです。ここでこれを引いたのは、決してあなたの今がドブの中である、と言いたいからではありません。どうみたって嬉しくない現状のなかにいるときであっても、頭上にはいつも星々がきらめきを放っています。知性や熱意といったって、ものすごいことばかりではないのですよね。星があるのだということに気づくことも知性ですし、見上げることは行動です。そうしたささやかなことこそが、人生を力強く変えていく転換点になるのかもしれません。そんなことを、ふと連想いたしました。これも、言葉がヒントになるということなのでしょうね。
どなたにとっても、良い新月となりますように。
現状を打開するブレイクスルー的発想といえば、私の場合は月末になって〆切や請求書発行が迫ってくると「朝起きたら2月32日くらいまで2月が伸びていないかな」と思ったりします。まだあわてるような時間じゃない。いやまあそういう低レベルすぎる突き抜けた発想をしていたら編集者さんに八つ裂きにされそうなので、ひとまず粛々と月初の〆切に向けて原稿を書きたいと思います（熱意と行動）。好きな四文字熟語は「一発OK」です。また下らないことを書いてしまった。
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noteで暗い日記を書いています。正直なところ、どうして自分がこんなに暗い日記を書いてしまうのかわかりませんｗ 多分暗いのでしょう。
