占い師・真木あかりのブログ

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2018年12月23日、かに座満月。胸に抱いた気持ちが大きく膨らむ、心ゆたかな時間。

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2018年12月23日、かに座で満月が起こります。振り返ってみると、2018年最初の満月は1月2日、かに座で起こりました。そして今回、2018年最後の満月がふたたびかに座で起こります。年末というタイミングはどうにも今年1年を振り返り振り返りして残り数日を惜しむようにして過ごすことも多いものですが、今年は1年間、ご自分がどんな気持ちでいたかを振り返ってみると発見があるかもしれません。

満月は毎月の大きな節目ですが、かに座の月は満月のなかでも特別なものであり、感情が大きく膨らむ人が多いでしょう。その感情は「わかってくれる人」に共有することで満たされる、というのがかに座の月のポイントです。大切に思い合える人がいらっしゃるならば、どうぞその思いをまっすぐに伝えてみてはいかがでしょうか。折しも、この満月のタイミングは月、木星土星海王星という星々がそれぞれオウンサインに入っているときでもあります。あなたがあなたでいること、あなたがあなたとして考えることができやすいときです。私はよく「自分の人生を生きる」ということを書いているのですが、まさにそれができる、という方は多いはず。そのうえであなたのお気持ちを示し、他者を大切にすることで、いつも以上に絆を強めていけるのだろうと思います。

 

一方、どなたにも打ち明けられない思いを抱えている方もおられることでしょう。現実問題として、思ってはいても共有できない、相手のために言葉を心にしまっておくという方もいらっしゃいますよね。優しい人ほど、こういうときは心に負担がかかります。

我慢を頑張っている方は、お気持ちを相手にわーっとぶちまけてしまわないようにしたいところです。せっかくの優しさを、優しさのままで持ち続けていられるようにしたほうが、自分にとってもいいのですよね。とはいえ「ぶちまけちゃダメ!」と思うと心の抵抗は余計に強まります、辛さもエッジが立ってくるでしょう。だから、少しエネルギーを分散しておくとよろしいだろうと思います。私であればこうしたときは、ジョギングなど何も考えずにできることをするか、アマゾンプライムで映画鑑賞をしてわーっと泣きます。無理せず、やっていきましょう。

 

抱えたものが大きすぎて、ひとりでは持ちきれなくなってしまった方は、私でよければ共有していただいて大丈夫ですよ。このブログのコメント欄は承認制ですから、書き込んだだけでは公開されません。ですから「非公開希望」とお書き添えのうえ、お気持ちを書き込んでください。ひとつひとつにお返事はできませんが、すべて大切にお預かりし、読ませていただきます。言葉にすることで、整理できるお気持ちもあります。「大切な人に伝えるんじゃなきゃ意味がない」と思われたらごめんなさい。さみしさをこじらせた経験を持つお姉さんのおせっかいと思って、スルーしてください。

 

いろんな気持ちがあります、美しいばかりの気持ちではないこともあるでしょう。ただ、どんな感情も本来、否定されるべきものではありません。自分がそう思っている、それが事実であり生きるということなのです。ただ、出すか出さないか、誰に伝えて誰に伝えないかは意志をもって選択することが必要です。だからまずは、自分のどんな気持ちも肯定すること。しっかりと目を向けてあげること。そして、選択する。「自分の人生を生きる」というのは高尚なことでもなんでもなくて、こういった地味な心の営みの延長線上にあるのだと、私は考えています。

どなたにとっても、良い満月でありますように。

 

(以下余談です)

クリスマスシーズンですね。先ほど立ち寄ったお店でB'zの「いつかのメリークリスマス」が流れていて、思わず立ち尽くして終わりまで聴き入ってしまいました。胸に詞を染み込ませるように、脳裏に浮かぶ思い出をはみ返すように。記憶は色褪せ輪郭がぼんやりすることで、私たちを生きやすくしてくれているのかもしれない、そんなことを思います。

この「いつかのメリークリスマス」には主人公が、恋人の欲しがっていた椅子を買って電車で持ち帰るというシーンが出てきます。実は私も電車で椅子を運んだことがあるので、つい自分を重ねてしまうのですよね。数年前の晩秋のことです。夕闇があたりを染める時間帯、私は都営三田線に椅子を持ち込んだのでした。古びたダイニングチェア、それは今しがた出た部屋の最後の荷物であり、引っ越しに際して別れた恋人の所有物でした。

邪魔にならないよう最後尾車両を選んで空きスペースに置いた椅子は、見れば見るほど奇妙な眺めでした。都会の公共空間に突如現れる自宅。思わず二度見するミスマッチ。1脚とはいえ、長い距離を歩くとそこそこ疲れるものです。ハーやれやれと思って電車のシートに座り、ふと我が椅子を見たらおじさんが座っているではないか。わあ誰。しかしくたびれた様子のおじさんを立たせるのも哀れに思い、おじさんが立った間隙をついて代わりに着席しました。何十年ぶりの椅子取りゲーム、遊びじゃないんだぞ真剣にやれ俺。とはいえこれでもう何者にも占拠はされぬ、わが人生に一片の悔いなしと思っていたら到着した大手町。プスーと間の抜けた音を立ててドアが開いた瞬間、なだれ込んでくる企業戦士たち。夕方の疲弊した彼らを迎え撃つのがダイニングチェアに腰掛けた女である。ギョッとしないはずがない。ええそうですよねお気持ちはわかります、でも違うんです私は変な女ではなくただ椅子を運んでいるだけの善良な一市民なんです。日比谷、内幸町、御成門と人が増えるごとに視線も感じる。どうして私がこんな目に。「いつかのメリークリスマス」では「荷物抱え 電車のなか ひとりで幸せだった」なんて歌っているけど「荷物抱え 電車のなか ひとりで冷や汗だった」でしかない。

 

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例の様子↑

(このあともうちょっと邪魔にならない位置に置きました)

 

まあそんなこんなで(←いきなり全部話題を片付けた奴)今年もクリスマスです。今年の私は椅子ではなく肉を運ぶ予定です。これをご覧になっているあなたが、どうかあたたかなお気持ちで過ごせますように、と願っています。

 

(以下宣伝です)

2019年上半期の運勢が本になりました。電子書籍です。Kindleなど電子書籍リーダーがない方でも、PCやスマホから読むことができます。まるっと12星座が1冊につまったものと、お手頃な分冊版があります。

幻冬舎plusで公開しているバージョンとの違いは、総合的な動きと月ごとの運勢、そして恋愛運と仕事運それぞれに月ごとの運勢と「今が辛いという人へのアドバイス」がある点です。詳細に書かせていただきました。

2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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上記の2019年上半期の運勢は、総合運と恋愛運、仕事運の一部が幻冬舎plusで公開されています。

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