
2025年3月29日、おひつじ座で新月が起こります。この新月は部分日食。新月は占星術では「スタート」のタイミングと読みますが、日食は「特別な新月」。よって新月のエネルギーは非常に強く、「まっさらの状態からの刷新」「リブート(再起動)」「再生」といった意味合いが生まれます。さらにいえば、部分日食が起こるのはおひつじ座です。おひつじ座は12星座のトップバッターであり、新たなサイクルの始まりとなる星座。他のどの星座で起こる日食よりも「刷新」感は強いのだろうと思います。
このあたりは今月もJUN様の新月占いにて書かせていただいていますので、よろしければご覧になってみてください。
折しも新年度直前。環境や取り組むことが大きく変わる人もいらっしゃるでしょうか。あなた自身に変化はなくとも、2025年度全般を見通して目標を立てたり、新たなメンバーを迎え入れたりと、今年の新年度はなかなか、感慨深いものとなりそうです。日食の影響は前後1ヵ月程度続くとされていますので、4月いっぱいくらいは目の前で起こっていること、自分の心境といったものを丁寧に注視しておくのもよろしいかなと思います。
なお、同じおひつじ座の0度キワキワのところにいる逆行中の水星は、翌30日にうお座へ戻ります。水星逆行中はちょいちょい、過去へとつながる回路が開けるのが特徴。過去を振り返りながら、「やっぱり、こういうのはもういいや」とリブート(再起動)を試みたり、「こんなことあったな。でも、自分はもう一度やり直すんだ」と再生への道を選択したりと、過去からヒントをもらう人も多いのでしょう。私は思うのですが、思い出されるのは美しい過去ばかりでもないのでしょう。後悔、自己憐憫、傷──目を背けたくなることだって、浮かび上がってきます。大事なのは、それで自分を責めすぎないことです。責めることに意味があるわけではありません。大事なのは、それを経験したうえでの今日を、明日を、少しでも善くできるよう生きていくことです。
いつからだって、生き直すことができるのですよね。それが早すぎる、遅すぎるといったことは、あまり問題ではないのでしょう。早すぎれば決断できなかったでしょうし、遅すぎた気がしたって、それだけの時間が必要だったのです。
ここから、自分はやっていくんだ──そう思うことが大事です。起こったことは変えることはできませんが、未来はこれから作っていけます。
ちなみに30日には、14年ぶりの海王星移動もあります。といっても10月22日にはまたうお座へ戻るのですが(戻るんか〜い)、スピリチュアルや詐欺、集団幻想などに性急な動きが生まれるかもしれません。今まではなあなあにされてきたことが、バキッと線引きされるようなこともあるかもしれません。世の中的にも「まだ見ぬ地平を開拓する」ようなムードに拍車がかかってきそうです。ちなみに個人的には、ファッションの流行も2025年から2026年を目処に潮流が変わりそうだと思っています。今まではルーズフィット、シアー素材、ロングスカート&パンツ、グラデーション、ゆめかわカラーという感じでしたが、2026年以降はタイトフィット、ミニ丈、原色といったものも増えてくるのかな、なんて思うのでした。
余談が過ぎましたね、恐縮です。どなたにとっても良い新月、そして部分日食となりますように。
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