占い師・真木あかりのブログ

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2016年11月後半、木星と冥王星のスクエア。ひととして大切なことを守るということ、たとえば愛において。

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秋が深まってきましたね。私は秋から冬にかけての季節が好きなのですが、なかでも紅葉の色と香りが好きです。はらはらと舞い落ちる赤や黄色に染まった桜の葉、視界を黄金色に染める銀杏、踏みしめるとざくざく音を立てるプラタナス。どれも大好きです。ちなみに人生はまだ枯れていないつもりです(誰も聞いてない)。

さて天体では、てんびん座の木星とやぎ座の冥王星がスクエアという配置になっています。やぎ座の冥王星には金星がコンジャンクション、つまり重なっていきます。この時期に大きな決断をして、人間関係において強く働きかけていく/働きかけられるという人は少なくないでしょう。強い意味合いを持つ約束、あるいは契約、ルールといったものに焦点が当たります。これまでの関係に意を決して終止符を打ったり、抜本的な見直しをはかったりする人は少なくないでしょう。いずれにしても、より良い人生を生きていくうえでの豊かさを願って行動を起こす、といった星回りです。人生の苦さというものを、敢えて選び取るなら今かもしれませんね。特に、愛においては顕著でしょう。

 

人と人が出会って心を通わせるとき、誰もが「この関係がずっと幸せなものであるように」と願っているだろうと思います。ただ、しばしばその思惑は温度差があったり、たくらみを内包していたりします。

約束、契約、ルール。こうしたものを交わしても、関係がアンバランスになることはよくあります。いつの間にか相手の顔色を伺うばかりになってしまったり、あからさまな嘘をつかれてもそれを問いただすことすらできなくなったり。それでも時折見えるやさしさだけを、希望としてつないでみたりしてーーお恥ずかしながら、これは過去の私だったわけですが(しょうもない暴露ですんません・笑)この木星冥王星スクエアの時期、こうしたアンバランスな人間関係には終止符が打たれたり、あるいは「もうやめよう」と見切りをつけることになる人は多いかもしれません。なかには、強制終了のようなかたちで終わることもあるだろうと思います。

 

ただ、傷みを伴うだけのタイミングではないのでしょう。

約束を守ること。相手を傷つけないこと。嘘をつかないことーーこうした、ひととして大切なことをともなわない関係というのは、どうしたって誰かが傷つくものです。それでも関係を続けていきたいと思うこともあるかもしれませんが、「大切にされていない」と毎日胸に刻みつけるような出来事が、どれだけ人の心を損なうことでしょうか。

 

もしもこの11月後半、終わりゆく関係があったなら、また別れを決意されたとしたら「ひととして大切なことをまっとうする」「ひととして大切なことをまっとうできる人のために時間を使う」ための良い機会、と考えてみるのはいかがでしょうか。

自分が誰かを傷つけて終わる関係なら、きちんと反省する。誰かに傷つけられて終わる関係なら、自分を守るためと考えて心をケアする。悩みが尽きることはありません、でもいつかどうでもよくなります。そのためには、自分が自分を幸せにする人生を選んでいるかどうかがカギになります。そのための良い機会と考えるならば、この星回りもきっと凶とばかりは言えないだろうと、かけがえのない星からのギフトとなりうるだろうと、私は信じています。

 

※スクエアというのは、いわゆる凶角です。そのため、こうしたことを書くと「不幸なことが起こる!!」と心配になってしまう方もいらっしゃるのですが、誰もが不幸になるわけではありませんよ。大丈夫です。ただ、これを機会に「ひととして大切なことをちゃんとできているか」と考えてみるのは、運気の追い風にうまく乗ることにつながると思いますよ。

 

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