占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2019年上半期 おひつじ座の運勢

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2019年上半期の運勢は総合運・恋愛運・仕事運を幻冬舎plusにてご掲載いただけることになりました。さらに全体の星回り、恋愛運の月ごとの運勢・仕事運の月ごとの運勢、恋愛・仕事それぞれに今が辛いという方へのアドバイス電子書籍2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)にて出させていただきます。それにともない、ブログでも総合運と恋愛運をご紹介させていただくのがこの記事です。とはいえまるまる同じ情報というのもしのびなく、ブログ限定で「2019年、運命のカギとなる日」というものを1ヵ月に1日ずつ選んでコメントを書きました。ご参考にしていただけますと幸いです。仕事運は幻冬舎plusでチェックしてみてくださいね。

2019年は「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がいて座に滞在する1年です。木星はいて座と結びつきが強い惑星なんですね。ですから木星がその力を例年以上に発揮しやすい、どの星座の方にとってもそれぞれに「幸運と拡大」が望みやすい星回りとなっています。

電子書籍のほうで、私は「自分の人生を信頼すること、自分の人生を愛すること」と、今年を総括しました。自分に厳しいがんばり屋さんほど「自分なんてまだまだだ」なんて思いがちですけれども、2019年は「自分だって報われていいはずだ、だってこんなにがんばってきたんだもの」くらいに思ったほうがいいときです。『幸福論』を書いたアランは「人は望まない限り幸福にはなれない、だから幸福を欲しなければならない」と述べています。まずは幸福であっていいはずだ、うまいこといっていいはずだと自分を信頼することで、世界は応えてくれるように思います。

とはいえ「幸福であっていいはずだ」と思うにもエネルギーは必要です。そのために、この占いがいくばくかの栄養になってくれますように。そんな願いをこめて、言葉を綴りました。

 

 

世界を広げていく探求と、野心を力に変える努力

 直観にしたがって新たな世界を切り開き、情熱を燃やす――おひつじ座の人が持つこうしたチャレンジ精神は、2019年は「世界を広げる」ということに向けられていくでしょう。この試みは、人によって大きく方法が分かれます。世界に飛び出るような形で、体を動かして文字通り世界を広げる人。留学や海外赴任、出張、視察などでさまざまなものを、体をはって吸収するのでしょう。

 一方、今いる場所をまったく動かない人もいます。その人の場合は、読書や研究、勉強などによって頭のなかの世界を広げているのです。教養や歴史、哲学など深い学びや専門知識を追いながら、ある意味で時空を超えた旅をするのです。どちらもこの時期ならではの欲求であり、得られるものは大きいはずです。

 もし、いつか行ってみたい・学んでみたいという場所やテーマがありましたら、ぜひ積極的に動いてみてください。おそらくは、仕事や恋愛などさまざまな局面で豊かに羽ばたいていく手助けとなってくれるでしょう。楽しみながら、やりたいことを探してみるといいかもしれませんね。

 

 一方、主に仕事や社会的な立場において、2017年末頃から強いプレッシャーを感じていた人は多かったことでしょう。特に2018年は、目上の人から重要な役割を受け継いだり、学んだりと期待を寄せられることも多かったはず。社会人として成長を感じられる一方で、どこか檻のなかに閉じ込められたような窮屈な気持ちを味わったこともあっただろうと思います。プライベートを少々、犠牲にしたり、立場上やりたいことを控えなければいけなかったりと、これまで通りにいかなくなったりもしがちです。頑張っていらっしゃいましたね。

 

 ここまで努力を続けてきた人なら、そろそろ持ち前の野心をフルに燃やし、上をめざす基礎体力もそなわっているはず。詳しくは仕事運のところで書きますが、世界を広げながら自分の強みを打ち出していくのもよろしいかと思います。

 このプレッシャーや閉塞感については、学生の方であればあまり意識なさる必要はありません。世界を広げる、というところだけ意識していただければ大丈夫です。

 

生きるとは、愛とは。人間性を成熟させていく旅の途中 

 おひつじ座の人についてよく語られる特徴として、勇気や積極性といったものがあります。ただ、おひつじ座の人はこうした説明にときどき疑問符を投げかけます。まわりの人はそう思っているのに、当の本人には自覚がないのですね。それは、確固たる自己肯定感を持っているがゆえに、他人と自分を比べることをしないからと言われています。いったん興味を持つと、脇目も振らずとことん集中して取り組むのもおひつじ座の人の特徴ですが、こうしたまっすぐなまなざしをすべてに向けているのが、おひつじ座の人たちなのです。

 ただ、それゆえに近視眼的になりがちなところもあるのは、きっとあなたもお気づきのことでしょう。

 

 2019年、あなたが木星の力を借りてたくさんの学びを得ることで、あなたは人としていっそう成熟することができるでしょう。なぜ生きるのか、なぜ人を愛するのか。妥協することなく考え抜く過程で、他人や社会への理解を深めていけるのです。

 こうしたテーマについては、おそらく3〜4年前にも一度、深くのめり込むように考えるタイミングがあったのではないかと思います。そのときは見つからなかった答えも、2019年には「わかる」瞬間が訪れるかもしれません。そして、自分の一部のような存在として心のなかに秘めている、消えることのない孤独感の理由や意義も、わかるようになるでしょう。

 

 そう考えると、おひつじ座の人の2019年は、「人生のなかでもかなり大きな目標を叶えるための旅の途中」といった見方もできるのかもしれません。道なき道を道にしていくような、そういった時間はあなたにとって、何より生きがいを感じられることでしょう。ときには先が見えなくなることもあるかもしれませんが、今年は前に進めば進むほど視野は広がりを見せていくでしょう。

 真っ暗なトンネルに迷い込んでしまうようなことも、ときにはあるのかもしれません。そのときはきっと、旅や本が力強く味方をしてくれるはずです。

 

「自分を変える」挑戦の終わり

 2011年3月から、おひつじ座の人は「自分を変えたい」という思いが強くなっていたのではないでしょうか。この時期、「自由と改革の星」と呼ばれる天王星が、おひつじ座のもとにやってきていたのです。天王星はひとつの星座に7年ほど滞在し、星座ごとにさまざまなテーマで「その人に不要になったものの改革」を促します。

 折しも天王星が移動したのは東日本大震災が起こった翌日でした。この日から、日本では多くの人がこれまで信じてきたものの脆弱さを知り、悲しみや痛みに触れ、自分のあり方を問い直してきただろうと思います。そんななか、7年間かけてアイデンティティのあり方や自分の価値観といったものを、まるごと作り変えてきたのがおひつじ座の人だったのですね。

 

 天王星はときに、ショックを伴うような“事件”をもって変革を促すことがあります。2011年3月以降にご相談をいただいた方の例を申し上げますと、慣れた職場を追われるようにして辞め独立した方がおられました。ほかには、地元のコミュニティで突然、無視をされるようになって孤立した方もおられました。どちらもおひつじ座の方です。本当に悲しくやりきれない気持ちを抱えておいででしたし、私も胸が痛む思いで鑑定させていただいたことを覚えています。

 

 こうした方々は一見すると、不幸に見舞われたように見えます。ただ前者の方は独立後、もともとの愛されキャラの性格を存分に活かし、会社員時代よりもイキイキと働いていらっしゃいます。後者の方はしばらく落ちこんでいましたが、あるときふと「そもそも、最初からそんなに行きたいコミュニティではなく、派閥などがあってむしろ嫌だった」と気づいたのだそうです。そこからは趣味を充実させて副業を始め、今ではたくさんのファンの方がいるそうです。おふたりが事件に屈することなくチャレンジを続けられて、本当に良かった。

 

 どちらのケースにも共通するのは、自分らしさを確立し、ときに慣れた場所を出て「自由」を手にするということです。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれますが、ただショッキングな出来事を起こすだけでなく、乗り越えれば必ずその人にとって「自由」という結果がついてくるようになっているのですね。

 

 きっと、あなたもさまざまな出来事から、ご自分を大きく変えてきたのだろうと思います。2011年春からの月日を振り返ってみてそうしたご自分に気づいたら、ぜひねぎらってあげてください。人は、並大抵のことでは変わることはありません。雑誌などではよく「今年こそ自分を変える!」なんて特集が組まれますが、そんなにコロコロ変わっていてはむしろ困るのです。部長が1日で豹変して出勤してきたりしたら、逆に「大丈夫か」心配になるはずです。

 それでも、あなたはコツコツと努力を重ね、自分を変えていらっしゃいました。7年前とは違う人と思えるほどに、大きく成長していらっしゃるだろうと思います。そして、周囲に流されず自分らしくいられる「自由」の力も、手にしておられるだろうと思います。

 

 この試みは、2019年3月6日で終わりを告げます。1月から2月くらいの間、過去の自分を思い出させるような出来事に見舞われるかもしれません。ただ、もう繰り返さずにいられるはずですし、そうするのがベストです。

 

お金やモノの価値観を変える7年間の始まり

 2019年3月以降、天王星が変革を求めてくるテーマは「お金とモノ」です。現代社会で生きていくためにはお金が必要ですが、そのお金が足かせとなって人の自由な生き方を阻んでしまうことがあります。たとえば「転職したいけど、年収ダウンが怖くてできない」とか「実家を出たいけれど、貯金がないのでできない」とか。そうした状況を変化させざるを得ない事態が訪れるかもしれません。会社勤めをやめてフリーランスになったり、趣味を活かして副業で収入を得たりと、稼ぎ方を大きく変える人もいるでしょう。

 お金を景気よく「使う」ほうに変わる人もいるかもしれませんが、生活が破綻しないよう自制心を大切になさってください。金運は停滞を嫌います、循環させてこそですから、使うことそのものは悪いことではありません。罪悪感を覚えることはありませんので、ご安心ください。

 

 こうした流れは、2026年まで続いていく気の長い話です。ですので、あまり気負いすぎずゆったりと構え、「お金に関する変化は自由への入り口」くらいに認識しておかれるのが健康的かもしれません。

 大きく潤ったり、一気に失ったりとさまざまなことが起こるはずです。心が揺れる日もあるでしょうが、目の前のことを短絡的に「良い」「悪い」と決めつけてしまうと、天王星の恩恵はやや受けにくいでしょう。それよりも「これによって自分が変わることで、どんな自由が手に入るのだろう」と考えてみると、起こったことにどのような対処をしていくか、目処も立てやすいだろうと思います。まあ突発的なことがあれば慌てるものです、落ち着いたらで大丈夫です。

 

 モノについても、価値観が大きく変わる予感です。モノが捨てられないタイプの人がある時期からミニマリストになったり、無趣味の人がいきなりコレクターになったりすることも。どちらの場合も、あなたにとってなんらかの「自由」がもたらされることでしょう。

 

<恋愛運>

 おひつじ座の人の恋愛運を振り返ってみると、2017年が出会い、そしてパートナーシップにスポットライトが当たる星回りとなっていました。2018年は、ディープな愛を交わせるとき。どこか秘密めいた関係を持った人も多かったかもしれません。この時期、スキンシップや性的なことに強い欲求を持つ人も多くなります。情熱的なおひつじ座の人らしい、ドラマティックな展開もあったのではないだろうかと私は想像しています。

 

 こうした日々を経て、おひつじ座の人は2019年、とても自分らしい恋をすることになりそうです。春頃、これまで恋愛を含む対人関係において、他人との間に立てていた見えない壁を、思い切りよく取り払うことができそうなのです。それは先程も書いたように、2011年からの自分との闘いによって、本当の意味で自由な自分を獲得できたからなんですね。

 おひつじ座の人は、自分の心が動かなければ決して恋を前に進めることはできない人です。揺らがない自分というものを手に入れてする恋というのは、きっと素晴らしいものになるでしょう。

 しばらく恋をすること、家族を作っていくことから腰が引け気味だった人は、自分に正直でいられて素晴らしかったですね。ここから先は、しっかりと自分の幸せのためにコミットしていきたいという気持ちになれるはずです。

 

 もうひとつ申し上げるならば、2019年は例年以上に「愛とは何か」を深く考えることになるでしょう。これはシングルの人も、カップルの人も共通です。人を愛する意味は、この人でなくてはいけない理由は、家族とはどういうことか。惚れたら一直線、といった今までのパターンとは少し違うアプローチですが、今のおひつじ座はそうした時間もまた、大切にしたくなるようです。

 

 

仕事運はぜひ、幻冬舎plusでご覧ください。

 

 ★ブログ限定:2019年、運命のカギとなる日(おひつじ座)
1月1日 やる気が爆上げ状態に。自分が自分でいられる素晴らしい1年のスタート
2月4日 仕事がおもしろくなってきそう。じっくり、でもそれが楽しめる。
3月21日 人間関係で嬉しいことがある。つながる喜びを感じられる。
4月5日 今年度取り組んでみたいことが、ピカーッと見えてくるかも。
5月19日 有形無形の「ギフト」を贈られるようなタイミング。言葉とか、思いとか。
6月3日 どうしても今、学んでおきたい!というテーマに出会えそう。

 

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2019年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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 SPUR2019年1月号にて、yujiさんと2019年の占いについて書いています。私は九星気学で来年を読んでいます。東洋占術がお好きな方はぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。

SPUR(シュプール) 2019年 01 月号 [雑誌]

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 Sweet特別編集 占いBOOK2019にて真木あかりの記事が掲載されております。

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