2017年9月29日、冥王星が順行に戻ります。冥王星は4月20日から逆行を続けていました。この頃から「本当はこう思うのだけど、どうしても一歩踏み出せない」「自分が進みたい道に、どうしても自信が持てない」といった、自分の心の深く暗いところの“欲”でモヤモヤを抱えていた人は、この順行を機に、「ええい」と思い切れることも多いのではないでしょうか。自分がこうしたいと思うことに、ストレートに向き合うこと。マインドセットを変えてみようじゃないかと思うこと。前に進めなかった自分を責めることはありません。回り道をするだけの理由があった、心が動くためにはその時間が必要だった。そういうことなのだろうと思います。
動くのは怖い、と思う人もいるかもしれません。行動したら百発百中でうまくいく、という保証なんてありませんものね。失敗するかもしれないし、大切な人やものを失うかもしれない。誰かとの関係が変わってしまうことも、あるかもしれません。(まあ占い師はそのご不安を取り払うことを、少しだけお力添えするために存在しているわけですが)
これについて、大宮エリーさんが『思いを伝えるということ』という本で、こんなふうに書いておられます。
「飛び立てずに困っている人へ
たとえ飛び立った先が
残念なものであったとしても
飛び立てたという感覚は
すばらしい戦利品だと思うのです」
(大宮エリー『思いを伝えるということ』文春文庫)
そう、たとえ残念な結果が出ても、かえってよくない状態になってしまったとしても、得るものがまったくないわけではないのです。「なにくそ」とさらなる意欲が湧くかもしれませんし、飛び立ったときは見えていなかった本当の望みが見えてくるかもしれません。運動すれば筋肉がつくように、心も強く育ちます。何もないってことは、絶対にない。
何度も痛い目を見てきた人は、もやもやもひとしおでしょう。「今までだめだったんだから、これからもだめだろう」なんて気持ちがあるなら、この冥王星順行のタイミングだけでもちょっとその思考回路を、オフにしてみたりしませんか。「自分の可能性にふたをするのをやめる」というのもまた、「ええい」と思い切ることのひとつのかたちであるように、私には思われますよ。
何も人間性あふれるすばらしい行動をするとかじゃなくていいんです。悩みや迷いは人ぞれぞれ、大きさは異なるもの。どうでもいい飲み会にはもう行かないぞとか、転職エージェントに登録しちゃうもんねとか、カスとの縁は切るぞとか、なんだって大切。悩んできた自分が報われるカギを作るのは、ほかならぬ自分なのだろうと思います。遠い星ですから、影響を感じない人も多いかもしれませんけれども、モヤモヤを抱えた方のきっかけになれたらいいな。
Twitterアカウントは@makiakariです。よろしければぜひフォローしていただけると嬉しいです。
noteでは主に日記とか日々のつれづれを書いています。しょーもないことも多いのですが、よかったらぜひご覧ください。
note.mu
【宣伝】
どのようなお悩みでも詳しくご相談いただける個人鑑定(メール鑑定)を、BASEで承っております。仕事運など悩んで行き詰まってしまった折には、いつでも頼ってくださいね。
※最近ご依頼が多くいただけるようになり、時折SOLD OUTとなってしまっています。が、毎日20時に枠を追加しておりますので、恐縮ですがタイミングをみてアクセスいただけますと幸いです。
アプリ「LINE占い」では無料メニューもあります。ログインでコインもたまりますので、ぜひ有料メニューなどもお試しください。