2016年8月18日、みずがめ座で満月が起こります。今回はちょっとだけ欠ける半影月食ですね。18:27に満月となったあと、すぐにボイドタイムになります。満月感があるのは宵の口までです。
今回の満月ですが、おひつじ座の天王星とセクスタイル、つまりプラスの意味合いの角度をとります。天王星はみずがめ座の守護星ですから、ザ・みずがめ座的な雰囲気が非常に色濃くなる星回りです。みずがめ座の人なら一度ならずとも、占いのご自分の欄に「宇宙人」と書かれているのをご覧になったことがあるのではと思うのですが(笑)常識や普通にとらわれない、自由な空気が今回のみずがめ座満月の特徴です。天王星が加わるので、さらにダイナミックです。
「常識」とか、「当たり前」とか、「ふつう」とか。私たちは普段、意識的にせよ無意識的にせよ、とても多くの不文律にもとづいて生きています。もちろん、それが悪いことばかりだとは思いません。「常識」があるからこそ、社会の秩序が保たれている部分もあると思います。「当たり前」や「ふつう」があるからこそ、前向きに頑張れるときもあるでしょう。でも、ときどきは立ち止まって、それらが良い活かし方をされているかを振り返る時間が必要なのは確かです。そうでないと、ただの全体主義に陥ってしまう。人が人として、生き生きと命を謳歌できないならば……どうしてそれが人生と言えるでしょうか。
このみずがめ座満月のタイミングは、「常識」や「ふつう」を踏まえた上で「では、自分はどうしたいのだろうか」を考え、本当にしたいことを選びとる絶好のチャンスだと思います。折しも13日、土星が順行に戻りました。この5ヶ月ほど、ずっと行きつ戻りつしていたこと、答えを得られずに待つしかなかったこと、まるで修行のようにただひたすら耐えていたこと……そうしたことが、やっとスムーズに動き出す追い風が吹いています。向き合うべきは、世間の常識かもしれません。「これが私」と思い込んでいた自分のスタンダードかもしれません。「本心はこうだけど、普通はこっちだよね」と思った、あまのじゃくな心かもしれません。こうしたものがもし、自分のなかにあるようでしたら、「私はこうしたい」と思う道を選んでみてはいかがでしょうか。天王星と土星が、味方してくれますよ。
この人が好きだから、好きでいるのだ。
この仕事が好きだから、今がんばるのだ。
自分はこう生きたいから、この道をえらぶのだ。
とっても当たり前のことのようですが、人はいつの間にか「世間ではこれが良いとされているのだから」「常識ではこうだから」といった、あまりにも不安定な偏見に、意見をちょっぴり左右されてしまうことがあります。そんなときもあっていいのだと思います。ただ、もし現状に苦しいお気持ちを抱いているようなことがあったなら、「自分はこう思うから、こうしたい」というあなたの気持ちを大切にしていただければと思います。その状態になってみるとわかると思いますが、「自分がそう思うからそうする」というのって、周囲の状況に振り回されずに済むので、とても幸せでラクですよ。そして、運気も好転しやすくなります。
みずがめ座満月、星々の後押しが、あなたにもありますように。ううん、きっとあるはずと信じています。
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