基本的に、ポジティブな人のほうが運は良くなります。世の中、いいことがあっても「ここで運を使い果たしたかもしれない」なんてネガティブに受け止める人もいますが、これは運気を下げる考え方ですね。
ただ、ポジティブな人のなかには、たまに“えせポジティブ”な人もいます。たとえば、失敗したときに「この失敗を糧にしなければ！絶対に挑戦はやめない！あきらめない！根性だ！」なんて誰彼ともなく伝える人がよくいます。でも、見ていると定期的にこういう発言をしているんですね（笑）。威勢がよくて何よりですが、発展もして欲しいものです。
ビジネスや人間関係を中心に「ポジティブ＝良いこと」といった認識が広まっているからでしょうか、「悪いことが起きた」と感じたとき、反射的に「ポジティブに受け止めなければ！」と考える人が多くなってきたと感じています。で、無理やり「これは実はいいこと！」と思い込み、満足してしまうんですね。これを私は“えせポジティブ”と言っています。不安だからわざわざ口にするのでしょうが、内面の不安ときっちり向き合わなければ、永遠に運はよくなりません。
えせポジティブは、言ってみればただの思考停止状態に過ぎないんですよね。悪いことが起きたら、まずはしっかりと受け止めることです。そして、対策を立てて実行しなければいけません。それが、運を上げるやり方です。
ポジティブだけど運が悪い気がする……そんな人は、一度ポジティブ発想（と思っているもの）をやめて、「はー、凹むわ！」と素直に思ってみてもいいかもしれませんｗ そのうち「まあ、凹んでてもしょうがないし、やるか」という気分にもなってこようというものです。
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