占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

占いがあまり良い結果でなかったとき、どうするか?

今年の目標は「新月・満月以外でもブログ書く」(今決めた)なのでちょっと雑ネタを…

1月5日、毎朝占いを読んでいただいているSBSラジオ「IPPO」に出演させていただきました。IPPOに出させていただくのはもう5回目か6回目くらいかと思うのですが、それが本当か疑わしくなるような、驚くほどの噛みっぷりを披露(私は疲労)しましたよね…そろそろ慣れてうまくなる頃かと思っていたのですが、もうこういう芸風でいいかなと思い始めた今日この頃です。お聴きいただいた皆様、ありがとうございました。毎日の占いはパーソナリティーの方が読んでくださっていますので、静岡方面の方はどうぞお聴きになってみてください。

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当日お話したことは、こちらで記事になっています。

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さて、そのなかで「占いの結果があまり良くないときはどうするか?」というご質問をいただきました。番組内の「真木あかりの星読み」について言及いただいたので、「(今日の)占いの結果があまり良くないとき」というお話なのですが、私はふたつのご提案をしています。

  1. 「今日は占いはハズレの日」ということにして気にしない
  2. その良くないと思った結果を踏まえて「じゃあ、どうしよう?」と考える

ということです。今回以外でも、ご質問いただいたときはだいたいこの回答をすることが多いです。で、びっくりされるのが1ですね。

占い師としては「当たってる」と言われたほうが嬉しいのは確かですが、「占いを使う」という観点からすると、1日中「結果……良くなかったな……」と思って過ごすのは、あまりにもったいないと思うのです。その発想でいると、まず積極的になんてなれませんし、何か自分にとって都合がよくないことが起こるたびに「あ〜コレのことかな?もっと大きな凶事が起きたらやだな……」と思っては、自然と良くないほうに引っ張られていくような状況になりやすいです。それは、良くないですよね。しまいには、占いなんて聞かなきゃよかったと朝の自分を恨んだりもするわけです……って、テレビの12星座ランキングで7位までにランクインしていなかったらチャンネルを変え「今日は8位か〜、まあまあだな」と思うことにしている私が言うのもナンですが、朝からそんな心の負担を増やすことはないです。それだったら「今聞いちゃったのナシ!元気にいこう!」とでも思ったほうがよっぽどいい1日になる、というわけです。

 

2に関しては、そう思えるならこれがベターだと思います。占いは振り回されるものではなく、使うもの。良くても悪くても、「じゃあ、今日はどうしようか?」と思うことが大事になります。

たとえば1の場合も、その日1日の占いという短期間のものであれば「今のなし!」でいけると思うのですが、1ヵ月とか1年の占いになると多少は気にしてしまうでしょう。だからこそ、「じゃあ、どうしよう?」というふうに意識を持っていくクセをつけておくと、人生もいささかしのぎやすいものになるのではないでしょうか。

 

ちょっと真面目に申し上げるなら、ってここまでも真面目に書いていたわけですが、「良い結果でない」と思ったときほど、そう感じた自分の心と丁寧に向き合うことも大事なのかもしれません。たとえば私は「誤字脱字で大恥をかくかも」という占い結果が出たら(※「お前にしか刺さらない占いなのでは」というツッコミは言わない約束)「うへぇ」と思うわけですが、これは自分がうっかりしていること、確認する目がザルというか「枠」であることを自覚しているわりに、注意深くなるための根本的な努力をしていないから「うへぇ」なわけです。そこに着目し「ああ、そういうところあったな……『五感を大事に』と書こうとして『ごはんを大事に』と書いて、食いしん坊みたいな原稿になったことあったよな……どうすればなくしていけるかな」と考えていくことが、おそらくは大事なことなんですね。

 

どんな日にも意味があります。嫌だなあ、良くないなあという結果が出ても、そこから得るものがあるんですね。嫌だなあ、と思う自分と向き合ってみるというのも、何かしら成長のきっかけになるかもしれません。

でもまあ毎日そんなに真剣に生きていても疲れますから、ほどほどでいいと思います。人生は実に雑多な「やるべきこと」で溢れており、我々は常に何かに追われています。すべてを学びにするなんてきっと無理で、学ぶべきときには学ぶと思ってイージーにやっていっても、それはそれで実りある人生なんじゃないかと思います。軽く私の恥をさらした気がいたしますが、ご参考になりましたら幸いです。

 

 

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(近況というか補足)

これは特定の方や媒体を否定するつもりで書くわけではないのですが、私は占いでのランキング形式の記事のご依頼はすべて辞退申し上げています。昔、ご依頼を受けて書いたこともあったのですが、ランキングという形式がすごくモヤモヤしてしまって。読んだ方が1日中「12位か……」と思って過ごすのは、あまりにかわいそうだと思うのです。運というものは行動次第で良くしていけますし、たとえ1位でもそれに甘んじて何もしなければ、怠惰な1日になるかもしれません。順位なんてとてもつけられないなと思ったら、とても作れなくなってしまいました。

ただ、ランキング形式の記事ってすごく人気があって、話題になるのですよね。バズっているのを見ると「いいなあ」と指をくわえて見ています笑 エンタメとして割り切って、良くても悪くても楽しんでいるんですよね。きっと私は考えすぎで、読者さんのほうが占いとの付き合い方をしっかり心得ておられるんだろうなとも思う今日このごろです。

 

2023年1月7日、かに座満月。水星逆行中の満月、いつもと違う道も見えてくるのかも。

2023年1月7日、満月が起こります。時間は朝8時過ぎなので、6日夜が最もまんまるでしょうね。この満月はかに座で起こり、アメリカ原住民の暦によればウルフムーンと呼ばれたりしているそうです。VOGUE様で満月の記事を書きましたので、よろしければ参考にしていただけたらと思います。

www.vogue.co.jp

社会のなかでこう生きていくんだという強い意志と、自分の本心。このふたつが向き合う今回の満月ですが、今回は本心、飾らない気持ちといったものがいつも以上に強く出るでしょう。意志の力はちょっと働きにくい予感です。太陽のすぐそばで、水性が逆行しているためです。満月は満ちる力であり、「振り返りと調整」のタイミングです。何が満ちたのかは、自分の心に聞いてみるといいでしょう。そして振り返りや調整のヒントは、過去や自分の「土台」と呼べる部分、「ホーム」と思える場所や人にあるはずです。

この水星に加え火星がダブルで逆行している最中で、この満月に調停となっている天王星も逆行中です。いつもは見えない道が見えていたり、いつもなら選ばないやり方が打開策となったり、なんてこともあるのかもしれません。心は安心・安全を求めながら、そのために「とらわれない、さまざまなやり方を試していく」というのはいい選択であろうと思います。

かに座では月の働きがストレートに出ます。満月のとき、メンタル面でちょっと揺れがちな傾向がある人は、あまり無理せずゆっくりと安寧に過ごせるといいですね。こういう日もあります。大事なのは、揺れる自分をだめだと思ったり、揺れることを否定したりするのではなく、「知って、最適な行動をとる」ことです。

バスタイムをゆったりと楽しんだり、あたたかい飲み物を飲んだりして、ゆったり過ごせるといいですね。

どなたも、良い満月にしていかれますように。

 

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2023年上半期運勢本、発売中です!すでにお読みいただいた皆様、今まさに読むぞフンヌッと思っている皆様、ありがとうございます。スタートダッシュをきかせるお供として、ぜひお役立ていただけたらと思います。

タロット本もまだ発売中です。

燃え殻さんと二村ヒトシさんの『深夜、生命線をそっと足す』のブックレビューを書かせていただいたりもしました。じんわり沁みる、そしてちょっとエッチでフフッとくる素敵な本です。心の栄養になる本って、こんな1冊ですね。

magazinehousebooks.jp

 

(近況)
寒いのでかっこいい柄のネックウォーマーを編んでいるんですが、これが「巨人用かな!?」って思うくらいデカいんですよね。編み図を読み間違えたか、もしくは私が急に縮んだのかしらと思いましたが、どちらもそうではないようです。編めば編むほど不安がモリモリ高まっていくので、ちょっと編み棒の先を押さえてかぶってみたんですよ。すると的中も的中というか、デカすぎて首元スースーやないかい。まるでウォーマーらない。希望としてはもっとこう……包み込まれるというか(←自分で自分を抱きしめるポーズで表現)、らしいポテンシャルを期待していたんですよね……寒いから……(ほどいています)

※去年編んだキャスケットも微妙にデカくて「巨頭オ」と思ったので(なつかしすぎるネタだしそういう意味ではない)私の手がゆるいんだと思います。模様を減らして編み直してみよう。

そこそこ長くニンゲンをやって見えてきた、金運アップのカギをちょっとゆるめに書いてみる。

私は普段、なんらかの占術に基づいて運気を上げるためのご提案を書いたり話したりしているのですが、そこそこ長くニンゲンをやってきて、占い師としていろいろな方とお付き合いさせていただくうちに「ははあ、金運がいい人というのはこういう傾向があるのだな」という体感的なものが蓄積してきたりします。年末なので、ゆるくブログを書いてみたいと思います。まあ「年末だからどうなんだ」と言われたらアレなわけですが、VOGUE様で金運と、開運につながるお財布ネタを書いたのですよね。この件がなんとなく私のなかで残っており、「もっとお伝えできることがあるのではないか?」と思うに至ったのです。

もしよろしければご覧になってみてください。

www.vogue.co.jp

本記事は占星術を用いた記事なので、カラーやアドバイス占星術によるものです。オススメの行動やお財布はきっといい運を運んでくれるはずなので、ぜひ実践してみていただけたらと思います。個人的には2023年は金運底上げにはかなりいい年だと思うのです。というのも5月中盤以降、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が、おうし座という、「所有」を意味する場所に入ります。加えて6月から10月、愛とお金の星である金星がしし座という「自己表現」を意味する場所に入ります。世の中で多くの人が、個人としての充足感や、自分の力でお金を獲得することに意識が向くはずなんですね。

そういう時期だけに、個人的には「金運アップを願って何かする」という、想像を超えた神様的な存在に力を借りるのもいいと思うのですが、できたら自分の行動も変えてみると、神様ではなく現世でお金をつかむ力がつくと思います。スポット的な金運ではなく、恒常的な金運も形成していきやすいでしょう。このふたつの掛け合わせでこそ、金運は良くなるのではないでしょうか。

 

ここでちょっと金運そのものについて考えてみたいんですが、金運ってつまるところ、生活です。仕事をしてお金を得て、ものを買って行きていく。自分が自由にできるお金のサイズで暮らす。石油王とかBig Techの社長といったレベルになると話が違ってきますが(そりゃそうだ)、だいたいの人は得るお金と生活のバランスを取って暮らしています。そして生活は対人運や仕事運、恋愛運と密接な関係があります。そうなると、「神様に祈願」「お守りを買う」といったピンポイントのアクションだと、幸福感としてはどうしたって、限定的になってしまうのではないでしょうか。

慶応大学大学院の前野隆司先生がおっしゃる幸福学でいえば、幸福に必要な2種類の要素、「ハピネス(お金で変えるもの、数値化できるもの)」と「ウェルビーイング(利他心によって体感できるもの、数値化しにくいもの)」となると、金運アップだけやるのは「ハピネス」のほうです。でも実際、我々が生きている社会は人とつながり相互に思いやり合ってできているもので、金運もそこを目指していくと持続可能性の高いものになるのではないかなというのが、私の考えです。

 

……というわけで、永遠に続くかのような前置き(平常運転)を経てタイトルの「そこそこ長くニンゲンをやって見えてきた、金運アップのカギ」になるわけですが、いくつか挙げてみます。

 

  • 社会をきれいに使う
    たとえば病院でスリッパを使ったらきちんともとの所に返すとか、ゴミは指定の場所に捨てるとか。洗面所を使ったら水しぶきは拭いて落ちた髪の毛は拾っておくとか。お花見やバーベキューのゴミは指定の場所で処分するか持ち帰る、といったことです。
    こうしたものを維持するにも、お金がかかります。自分のちょっとした手間を惜しまないことで、維持は幾分しやすくなるでしょう。そうした部分に想像力が働く人は、生活を運用するコストや周りの人の負担にも気が回り、結果的に金運が良くなるのではないでしょうか。
  • 無料にはお礼をする
    これは「社会をきれいに使う」にも関連してくるのですが、たとえばコンビニのトイレを使わせてもらったら缶コーヒーでも買っていく。お正月に神社で振る舞い酒があったら、お賽銭を多めにする。お店で実物を見たあとネットで買うなら、そのお店のECサイトで買う。無料券を使うなら利用分プラス1回は行く。無料のものにも、必ずコストはかかっています。そこに思いを馳せられる人は、人間関係でも必ずお礼をしています。ギフトをもらったら、お返しをする。おごってもらったら、旅行をしたときにお土産を買ってくる。「もらいっぱなし」の人は、まず対人運をなくし、金運をなくしていきやすいと思います。
    規模の大きなものにフリーライダー的なビジネスがありますが、その組織は最終的にあまり幸運につながらないなと感じています。やりがい搾取的なものも同様です。
  • 地域のためにお金や労力を使う
    ふるさと納税や旅行先でお金を使って経済を回すのも良いと思いますが、自分が住んでいる場所にも意識してお金を使う、これが基本かなと思います。お金を使わなくとも、たとえばゴミを拾ったり、バザーに物を持ち寄ったりするのもいいことだろうと思います。
  • 幸運はふりまく
    なんらかのサービスやお店をネットで予約すると、レビューを書くことを勧められるサイトは多いです。書いて何かトクをするわけではなくとも、よかったなと思う気持ちがあるなら書いたほうが金運は良くなります。そのお店なり個人なりがより認知され儲かったなら、身近な社会がひとつまた豊かになるためです。人に勧めたり、シェアしたりするのもいいですね。嬉しかったこと、幸せな気分になったことは、振りまける分だけ振りまいておくといいです。
  • 正規ルートにお金を使う
    何かを手に入れる場合は、正規ルートにダイレクトにお金が届くようにするといいです。「転売ヤー経由で高値で買ったものでも、運営元には結局同じお金がわたっている」等の見方もできると思うのですが、転売ヤーに追加で払ったお金を正規ルートに使えば、”推し”はさらに活動できますね。これは漫画や音楽の海賊版サイト、ソフトウェアの海賊版のものについても同じです。安いからと海賊版に流され、あまつさえ広めるような行為は、巡り巡って良い結果をもたらしません。一時的には儲かったつもりになっていても、あとで帳尻合わせのようなことが起こります。産業も死にます。
  • ズルをしない
    「おひとり様ひとつまで」の商品に何度も並んだことはあるでしょうか……お恥ずかしながら私はあります。すごく若い頃に貧乏で食うに困って、区による「大根無料配布」の列に3回並びました……ごめんなさい。ありがたく食べ、なんとか生活を立て直したあとにこの区を訪れて募金したりしましたが、20年経ってもだめだったなと思います。このブログを読んでいる方でこんなセコい人はいないと思うのですが、こういうズルは絶対にやめたほうがいいです。無料だからとビニール袋をたくさん持っていくようなのもやめたほうがいいです。ここまで理屈っぽく書いておいていきなりスピっぽいことを書きますが、「あの人、あんなことをして、嫌ねえ」と言われるようなことは、小さな恨みを背負うのと同じことなんですね。金運以前の問題です。大根1本を大事に食べて「よかったねえ」と笑い合えるほうが、よっぽど未来につながります。
  • 「お金がない」と言わない(雑ネタ)
    これはそんなに大したことではないのですが、「金ねーから無理」「あ〜お金がないよー」といった、「お金がない」発言は全般的に、なくしていったほうがいいです。お金がないと言うことは、深層心理に「お前はお金がないんだよ」と呼びかけ続けるようなもの。周りの空気も、良くすることはありません。それはマイナスにしかなりませんから、控えたほうがいいですね(※困窮し、救済を求める場合ははっきり言うべきです。運より前に生きることが大事です)。

 

以上、メチャクチャな感じの貧乏をしたり、男関係で大損したりもしつつ、仕事運にはメチャクチャ恵まれたおかげでなんとか生きているニンゲンとしてちょっと書いて見た次第です。こうやって書いてみると当たり前のことばかりですね。自分のみならず、まわりの大切な人や社会も幸福であるお金の使い方をしていきたいですね。

 

大事なことですけれども、明日の生活もどうしようと思っているような状態なら、まずは運より現実です。生きてこその運です。私も若い頃の一時期メチャクチャな感じの貧乏をしたのですが、社会のためなんて何ひとつできませんでした。今になってようやく、お返しできるように頑張ろうと思えている次第です。いろいろなものが値上がりして、さらなる増税もあるかもという話も出てきて不安な時代です。こうした開運記事を読んで「自分はできないからダメだ」なんて思ったりしなくても大丈夫。開運につながる何かをせずに運が下がるほど、人生というのは意地悪なものではないと、私は信じています。

 

 

ブログをのんびり書いていたら、mi-molletさんでも金運記事が公開になりました。こちらは九星気学です。東洋占いのほうが当たる感じがする…!という方は、こちらもぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

mi-mollet.com

 

※途中で出て来た幸福学の話は、こちらの本で非常にわかりやすく解説されています。前野先生のご本は何冊か拝読しましたが、身近でわかりやすい例を挙げてくださっている本です。もしご興味がありましたら、お手にとってみてください。

 

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2022年12月29日、水星逆行開始。年末年始は時間とおさいふと心に余裕を。

2022年12月29日、水星が逆行を開始します。水星が見た目上、逆向きに進むように見える現象であり、そのあいだ水星が管轄するコミュニケーション、移動といったテーマの出来事が遅れたり想定外の動きを見せたりしやすいとされています。

水星逆行は年に3回程度、それぞれ20日ばかり起こるイベントで、今回は2023年1月18日、つまり我が母・てるみの誕生日まで継続します。って謎情報が入りましたが(なぜ入れた)、水星が移動に関連することから、公共交通機関で遅延が発生したり、行こうと思っていた場所が臨時休業していたり、といったことが普段よりも起こりやすい時期と言えるでしょう。同行者が待ち合わせ時間を間違えていたり、予約が取れていなかったりといったこともあるかもしれません。折しも年末年始で帰省や旅行をなさる方も多いことでしょう。普段は馴染みのない場所にお出かけしたりもするかもしれません。そんなときはどうぞ、時間とおさいふと心に余裕を持って、十分に下調べをしてお出かけください。PC、スマホ、ネットの不調も起こりやすいときなのでバックアップをしっかりして、別の連絡先を控えるなど代替手段を考えておきましょう。そしてもし、ハプニングが起こったら楽しんでしまうこと。そうすることで、普段は見えない風景が見えてきたりします。それは、水星逆行のプラスの部分です。

惑星の逆行は、「過去」ともかかわりが深い時期とされています。もう終わったと思っていた出来事、過去に出会った人々。そうしたものと不思議なルートでアクセスできるときで、思わぬタイミングで過去にやり残したことを完遂したり、会いたかった人に会えたりするかもしれません。何に、そして誰と再会するかはアンコントローラブルではありますが、そうした出来事が起こったら、前向きに向き合ってみるといいだろうと思います。今だからできることも、たくさんあるはずです。

なお、仕事始めはちょっとバタバタする人が多いと予測されます。情報が錯綜しやすい時期なので、「念のための確認」はいつも以上にしっかりと。そしてプライベートでは、返信がなかなか返ってこなかったり、連絡が取りにくかったりする場合は「そういう時期だから」である可能性大です。不安になりすぎなくても大丈夫。期間限定と思って、自分らしくない行動は控えたいものです。

 

ちょっと話が脇にそれるので、ここからあとはご興味がある方向けに……

水星逆行は「怖い」という人も多いのが事実です。確か10年ほど前に水星逆行がいやに注目された時期がありまして、その頃は水星逆行がもうすぐ始まると書いただけで反射的に怖い、嫌だといったコメントをお寄せいただくことが多かったように思います。最近では「水星逆行はそこまで恐れるべきものでもない。年に3回程度は必ずある、よくあるイベント」という見方が主流となってきているように思います。どちらの意見もアリと思いますが、私個人の意見としては「気になっているならば、できる準備はしておくことで人生がしのぎやすいものになる」というのが2022年末での安定した見解です。「そんなもの、気にするのおかしいよ。年に3回くらい起こるし」と言われたって、気になる以上は「リアル」です。気になるほど、大事に思っているテーマがあるということです。それなら、大事なものを大事にする自分でいたほうが、納得がいきますよね。気になる以上は、気になる自分を尊重する。そして、できることをする。それでこそ、人生はしのぎやすいものになるように思います。

過去を振り返れば、会いたくて会いたくて全身がしわしわになるんじゃないかと思うくらい泣いた人と水星逆行時に再会できたこともあります。過去にやり残したことに、整理をつけられたこともあります。連絡を待って待って、心底つらかった逆行期もありました。でも「ほ〜ん、今逆行なんだ」といったモードの時期もあったことも事実です。そのときどきの、水星以外の惑星とも関連するので、単純につらいばかりの時期でもないんですね。怖がりすぎる必要もないです。でも「気にしなくていい」なんて断言できるばかりの時期でもないと、思っています。気になるならば、大事なことです。

どなたも、どうぞご無理なさらず。

 

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2023年上半期運勢本、発売中です!いやまあ電子書籍なのでずっと売っているわけですが……12星座全部入りと、星座ごとの分冊版があります。全部入りのほうは巻末に特典つきです。

SPURでの西野七瀬さんとの対談が、WEBでもご覧いただけるようになりました。

spur.hpplus.jp

誕生日占いのコンテンツがリリースされました。無料メニューもあるので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。

unkoi.com

(近況)

毎年この時期になると、かつての年末年始を思い出します。年末年始って、いつも以上に「家族」がクローズアップされるんですよね。広告は団らんのシーンばかりで、ご馳走は大きなパックばかり。その時点ですでにバツ2であり、嫁としての気詰まりなお正月も経験し、「家族」が必ずしも幸せでないということはよくわかっていました。ひとり気ままに過ごせることが、幸せであることも。それでもどうしようもなく寂寥感に襲われたあの年末のことは、ずっと忘れないと思います。だから何ということでもないのですが、1年が終わりゆくこの時期に必ず思い出すのです。あーなんかしんみりしちゃいましたね! 

仕事がまるでおさまらないこと以外は元気です。家に缶詰になっているのであまりおもしろい話もありませんで、2022年が終わっていきます。うう……

2022年12月23日、やぎ座新月。新年を先取りするように、「始まる」ものがあるかも。

2022年12月23日、やぎ座に月が入ったすぐあとに新月となります。2022年、最後の新月ですね。まあ個人的には「俺たちの2022年はこれからだ!」と手をメガホンにして言いたいくらいには往生際がBAD(毎年恒例)なわけですが、とにかく最後なのであります。

新月というのは、星占いでは「スタート」のタイミングです。カレンダー的な1年のスタートはもうちょっと先なのですが、この新月のあたりからすでにジャカジャカと”いろいろと新しいことが始まっている”感があるかもしれません。というのも、この新月20日におひつじ座に入った「幸運と拡大の星」、木星とスクエア(90度)の角度をとっています。スクエアはフラストレーションや葛藤を生む角度ですから、木星の持つ「拡大」という意味合いが、ちょっとアンコントローラブルになりやすいのかなと思います。楽観主義がいきすぎて「いける!いける!」と安易に信じてしまったり、見通しは甘く自分にも甘くという状態になったりと、危なっかしいのです。

ただ、「こういう時期だからもうどうしようもないッス」といった、壊滅的な状態というわけではありません。「そういう時期なのか、ならばこうしよう」と乗り越える余地があるのがスクエア(90度)という角度なのですね。過剰よりもほどほどを、いけると思ったときは確認を、「これは絶対真実だ」と確信したときほど立ち止まることを、意識してみるといいのかなと思います。おのれを疑うのは難しいこと。心のひらめきには従いたくなるもの。それでも「ちょ待てよ」と自分にブレーキをかけることの大事さを、心に留めておくといいでしょう。いつも心にキムタクを。

※「ちょ待てよ」がわからない人は、おうちに帰ってお母さんに聞いてください

 

でも、おそらくはきっと、自動的にキムタクが来る「ちょ待てよ」が来ると思うのですよ。新月が起こるやぎ座には「知性とコミュニケーションの星」と呼ばれる水星が滞在し、29日から「逆行」というフェーズに入ることになっています。物事が滞りやすくなる逆行です。そこに向けて、少しずつ物事がゆっくりになっていきます。それにより、こう、キムタクがうっすらと来るんじゃないかと思うんですよね。そろそろ怒られそうな気がするので控えますが、スッキリとスタートが進まないことで「考える余地」が生まれるでしょう。そして、それはきっといいことだろうと思うのです。そして、考えても「よしっ」と思えることは、お正月を待たず始めてみると新月のいい流れに乗れるでしょう。

 

もう頭のなかがキムタクにもっていかれてしまった人のために(ホントすんません)ちょっとまとめますと、

  • お正月に先駆けて、いろいろとスタートの兆候がありそう
  • 「やりすぎ」な傾向が出やすいかも
  • ただ、何かと立ち止まって考えるので大丈夫
  • 良い年末年始にしましょう

という感じです。

新月の影響は日曜あたりまで続くので、その間はいつも心にキムタクを住まわせつつ、どなたも良い新月にしましょうね。

 

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2023年上半期本、発売中です!

 

JUN様でクリスマスホリデー占いが出ています🎄

advent calendar-12/10 ホリデー限定占い | J'aDoRe JUN ONLINE(ジャドール ジュン オンライン)

 

 

(近況)

今年の漢字」が発表されましたね。昨年が「金」。今年は何になるかなと思いを巡らし、その前日あたりでサッカーのワールドカップが盛り上がっていたことをニュースで見ていた私は雷鳴に打たれたように「まさか……球!?」とひらめいたのですよ。「金のあとが球だと、字は違うけどちょっといろいろ大変なことになるわね」と気が気じゃない時間を過ごしたのですが、外れてホッとしました。

結果は「戦」だったわけですが、もう二度とこの時が選ばれることのないように、平和を強く願います。自分はちっぽけな存在で何ができるわけでもないのですが、それでもこの字が筆頭に挙げられるような時代を作らないよう、微力ながら頑張りたいと思うのです。

『2023年上半期 12星座別あなたの運勢』が発売になりました

今年もおかげさまで、『2023年上半期 12星座別あなたの運勢』を出させていただきました。ご予約いただいた皆様、お読みいただいた皆様、ありがとうございます。12星座全部入りのものと星座ごとの分冊版があり、12星座全部入りのものには特典「重要日カレンダー」が巻末についております。自分の星座だけささっと見られればいいよ!という方には分冊版が、お友達やパートナーの方の分もご覧になりたい場合は12星座全部入りがぴったりかなと思います。

2023年上半期のあなたのお守りになりますように、と思って言葉を尽くしました。お役に立てるようであれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

 

2022年12月8日、ふたご座満月。情熱は情熱のままに、賢く燃やしたい「振り返りと調整のとき」。

2022年12月8日、ふたご座で満月が起こります。満月みがあるのはだいたい9日の15時頃までですね。この満月は「情熱と闘いの星」と呼ばれる火星とぴったり重なっていることから、怒りの導火線がほぼないくらいの方も多いかと思うんですが、ゆるっと「制限と試練の星」と呼ばれる土星が緩和する角度に入ってもいます。うまく冷静さを効かせることができるでしょう。火星も火星で、まったり長期滞在中のうえに逆行中です。ムッときたら即爆発、カッときたら丸焼けなんてこともないのでしょうね。

怒りの炎も賢く燃やせば情熱になります。満月というのは物事が一定のレベルまで到達する段階であり、「それで、どうしようか」と振り返りと調整を行うまでがワンセットなのですが、うまく熱を活用できる方が多いのだろうと私は思います。

なんてことを、VOGUE様で書かせていただいておりますので、よろしければ参考になさってください。

www.vogue.co.jp

ふたご座の満月&火星なので、言葉が強くなりすぎないようにできるといいですね。カチンときたときに発する言葉は、たいていどうしようもないことです。私など愚かな人間なんで、10年も前に感情的に放った言葉をいまだに恥じています。相手を困らせるだけの、自分が言いたいだけの。ちなみにその言葉は「私の時間を返してよ」でした。言って時間が戻るなら10万回でも言いますが(そして10万歳若返るのだワハハハハ)なんて愚かだったんだろうって思いますね。

 

「ひとこと言ってやらないと気がすまない」「釘を刺しておかないと腹の虫がおさまらない」などと思うときは、だいたいが自分がスカッとするためだけに何か言おうとしているときです。そしてスカッとするなんて一瞬で、関係も現実も良くなることなどありません。カチンとくるようなことをされた自分もその程度、見合う程度の人間と思ったほうがまだ”この先”があります。うん、この2段落はだいぶ土星っぽさが出ていますね笑

 そういえば「私の時間を返してよ」の相手もふたご座でいやがったな!!!あの野郎!あのときもふたご座満月だったじゃねえか!!←怒りに翻弄される愚かな人間

 

とまあ私の怒りはどうでもいいのですが(本当にどうでもいい、見せつけてすみません)今年もまあ愚かな人生でありました。今年最後の満月です、どうせアツくなるなら、振り返りと調整にアツくなりたいものですね。怒りにしても熱にしても、人生は続いていきます。どんな経験も、活かしてこそなのですよね。

 

というわけで宣伝です!

『2023年上半期 12星座別あなたの運勢』、今年も幻冬舎より出ることになりました。9日、日付が変わると同時に配信となります。いつもどおりたっぷり書き下ろしております。来年のお供にしていただけるよう、言葉を尽くしました。ぜひともご覧いただければと思います。装丁もかわいいでしょう。めちゃめちゃお気に入りです。5月中旬からの木星おうし座期を先取りしたローズピンクを入れて、みなさまが運を先取りしていい波に乗れるように、と願いをこめました。

12星座全部入りと星座ごとの分冊版があり、12星座全部入りのほうには巻末に6000文字程度の特典「重要日カレンダー」がついています。

 

いつものように、総合運に関しては幻冬舎plusより無料でご覧いただけます。どの星座もだいたい4000文字くらいあるので、ここだけでも大分、傾向をつかんでいただけるんじゃないかなと思います。恋愛運、仕事運、それぞれの月ごとの運勢、世の中全体の運気については電子書籍版でご覧ください。

www.gentosha.jp

 

(たっぷり宣伝したあとの近況)

最近聞いた話なのですが、ショートスリーパーロングスリーパーってよく言われるじゃないですか。私はよく鍛えられた社畜時代の習慣が染み付いているのでしょうか、何かをやる際に「睡眠時間を削ればできる!!!」と元気よく考えてしまったりするのですが(そりゃできるだろうよ)、よく「ショートスリーパーなんだね」と言われます。しかし本当の意味でのショートスリーパーは1000人にひとりくらいのものなのだそうで、あとの自称ショートスリーパーは「眠いけど頑張っているだけの人」なのだそう。私は完全にこっちな気がします。でもちょっと、「そんなぁ……」と思いました笑

 

最近は年末で締切が立て込んでしまっているのに、よせばいいのにコッテリと日記を書き始めてしまい──これはヤマシタトモコさん『異国日記』の影響です。1巻に、日記についてこんな一文があるのです。

日記を…つけはじめるといいかも知れない

この先 誰があなたに何を言って…誰が何を言わなかったか

あなたが今…何を感じて何を感じないのか

 

たとえ二度と開かなくても

いつか悲しくなったとき

それがあなたの灯台になる

 

違国日記(1) (FEEL COMICS swing)

 

noteででも書こうかなと思ったのですが、あまりネット向きではない暗い文章の蓄積になっております。1ヵ月分で1万字くらい溜まってきました。いつか同人誌にでもしようかな。同人誌、出してみたいのですよ。いいから早く寝ろと思った方、私もそう思います。しょうがないな、ここは一発、酒飲んで寝るか(本当に早く寝ろ)