占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2022年6月14日、いて座満月。理想に手を伸ばし続けることが、明日を生きる力につながる。

2022年6月14日、いて座で満月が起こります。満月は物事が満ちると同時に「振り返りと調整」を行うタイミング。いいことも、そうでないことも、積み重ねてきたことが満ちていく──ある程度の目処がついたり、結果が出たりということです。そして満ちたあとも、人生は続いていきます。だからこそ、現状を判断するだけでなく、ここまでの歩みがどうだったかを振り返って、よりよい方向に調整をする。だいたいにおいて、満月で全部カタがつくほど人生はシンプルでは、ないのですよね。「この積み重ねは良かった、よく頑張った。けれどこの積み重ねは自分らしくなかった。じゃあ、今度はこうしていくぞ」と自分の人生を選択していく。そうやって「使う」ということをしてこそ、占いを生かすことができるのだと私は思います。

 

例によって例のごとく前置きが長いわけですが、いて座の満月です。VOGUE様で記事が出ていますので、よろしければぜひご覧になってみてください。

www.vogue.co.jp

いて座は学びと遊びを愛する自由な星座です。「ここではないどこか」を常に目指すような、精神的にも知的にも広く、高い何かを求めます。そうしたものはときに「理想」と呼ばれるのですが、この満月でみずからの理想とする人生を改めて振り返り、良いことはそのままに、いらないものはスッと手放して前に進んでいける人が多いだろうと思います。今の自分よりももっと広く、もっと高く。たとえ今がどうであっても、理想に手を伸ばすのは自由です。そして、手を伸ばさずにつかめるものなんて、ないのですよね。たとえ誰かが「そんなの、無理だよ」と言おうとも、そいつが何かしてくれるわけでもありません。だから、おのれの心にしたがって手を伸ばし続けなくちゃいけないのです。

──もちろん、「そうしたければ」のお話です。今がちょっと、手を伸ばせないほどに弱っているのなら、まずは手を伸ばすだけの気力と体力をやしなうのが先です。うんと美味しいごはんを食べて、よく寝ましょう。だって、いて座の満月は、来年も来るんですもの。「今回はパス!」でもいいんじゃないでしょうか。もちろん、星回りは移ろい、今と同じ満月がふたたび起こるわけではありません。でも、「そのときが来たら、ちゃんと手を伸ばせる。未来だってちゃんとつかめる」と思っておくことが、明日を生きる力につながっていきます。

 

今回のいて座で起こる満月は夜9時少し前に起こるのですが、同じ日の日付が変わってすぐの頃、向かい側にあるふたご座に水星が入ります。水星はふたご座の支配星で、ふたご座では特別にその「知性とコミュニケーション」という意味合いがくっきりとストレートに発揮されることになっています。

水星は5月上旬、「逆行」という動きに入り、ふたご座からおうし座に戻っていました。その頃からストップしていることがあるのなら、この14日あたりからふたたびスムーズに進み始めるかもしれません。その後押しとして、「満ちる」感覚が訪れる人も、多いのだろうと思います。

どなたにとっても、良い満月となりますように。

 

 

生まれてこの方、冗談のひとつも言ったことがない人間なのでつい真面目に書いてしまいましたが、このまま怒涛のように告知・宣伝・近況のコンボに入ります。なぜならインスタライブがあるからです(唐突な理由)。

 

6月15日、アテニア様から私が監修させていただいた「フォーチュン コインジュエリー」が発売となります。幸運のモチーフをぎゅぎゅっと詰め込んだコインジュエリーで、肌なじみの良いK10YG、ペタルチェーンが繊細な光を添えて、素敵な仕上がりとなっています。ネックレス2種にブレスレットがあります。

prtimes.jp

上記の発売にともない、17日20時〜、アテニア様のインスタライブにお邪魔することとなりました。またTwitterでも告知しますが、下半期の運勢や開運についてお話させていただきます。コメントでご質問を投げていただいたら、随時回答させていただきます。ええもう緊張しておりますとも
滑舌悪すぎ&あがり症のド緊張トーク、ドキドキというよりハラハラしていただけること請け合いです。そしてこの日のために1ヵ月半前からコロナ禍でたくましく育ったわがままボディを絞ろうとしていたのですが、うん……ない知恵を絞っただけでしたね……(›´ω`‹ )

がんばりますので、もしよろしければちょっとだけでも覗いていただけますと幸いです。

 
 
 
 
 
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2022年5月30日、ふたご座新月。情熱が拡大していく、はじまりのとき。

 

2022年5月30日、ふたご座で新月が起こります。5月11日に「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がおひつじ座に移動し、25日には「情熱と闘いの星」と呼ばれる火星も後を追うようにしておひつじ座に入りました。そのふたつの星からエネルギーをもらうようなかたちで起こる新月です。

火星×木星で、情熱と闘いのムードは拡大中です。情熱と闘いというと『静かなるドン』を思い出す方も多いと思うのですが、ああいったカッとしたら発砲!ムッとしたら抜刀!という物騒な世界とは違うので、どうぞご安心ください。

<参考画像>

[新田 たつお]の静かなるドン107[新田 たつお]の静かなるドン59

 

この星回りにおいて、少なからず野心や負けん気が強まっていく人は多いでしょう。自分の意見をはっきりと主張すること、負けられないという気持ちをやる気に転化していくことが大事なタイミングです。ポイントは「整える」こと。あなたもわかっておられるとは思いますが、なんでもかんでも勝負に打って出ることがいいわけではありませんね。そもそも勝ち負けではない問題も、たくさんあります。熱量を上手にセーブして、建設的な議論にすることはとても大事です。ぶつかることを目的とするのではなく、自信を持ってぶつかっていけるだけの努力をすることを目的にしたほうが、本当の意味での実力アップにつながるでしょう。情熱を注いでいる物事があるときほど、闘ってでも手に入れたい物事があるときほど、自分が理想とする世界はどのようなものだったかを振り返る。社会的にどう振る舞うのがベストなのかを、冷静に判断する。そんなふうにしてみると、良いタイミングになるかと思います。

 

新月は「はじまり」のタイミングですが、ふたご座の支配星である水星は、ひとつ前のおうし座で「逆行」というイレギュラーな動きを見せています。今回は、フレッシュな感覚というのは薄めかもしれません。この新月ではどこか過去を振り返って、自分の情熱の源泉を見出す。そして水星逆行が終わる6月3日以降に、物事が奔流のごとく動き始める──そんなタイミングになるのではないかと、私は考えています。

だんだん暑くもなってきましたね。今回の新月は健康面においても整えることを意識したほうが良さそうなので、新月を前にちょっとお気持ちや体調が揺らいでいる感覚がある方は、どうぞご無理なきようにと思います。

 

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

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今月のSPURはSixTONESの田中樹さんが、語彙が絶滅するレベルで素晴らしいので、ぜひご覧ください!!!!!

なお、私の連載も後ろのほうのページに載っています。

 

(近況)

修羅場オブザイヤー2022の首位独走間違いなしレベルの修羅場を迎えております。今度こそ編集者さんに八つ裂きにされるかもしれません。

2022年5月16日、さそり座皆既月食。特別な満月に、「変容」はいつの間にか訪れるかもしれない。

2022年5月16日、さそり座皆既月食が起こります。月食は「特別な満月」。満月は物事が満ちた段階で「振り返りと調整」を行うタイミングなのですが、その意味合いがよりパワーアップするのが月食です。今回は、日本から観測はできないものの皆既月食となりますので、影響をビビッドに感じる人は多いかもしれません。

今回の月食については、VOGUEで書かせていただきました。ご参考にしていただけますと幸いです。

www.vogue.co.jp

書きたいことは先に書いたものに全部書いてしまう性分でして、すっかりブログがゼウスにいや違う手薄になってしまうわけですが(なんだこのタイプミスは)、今回の月食、なんとも深いです。さそり座の支配星は冥王星ですが、冥王星発見以前は火星が割り当てられていました。今回は冥王星も火星も、両方がこの月食に調和、つまり満月ならではの緊張感を和らげるサポートをしてくれるんですね。火星がまた、おひつじ座に入ったばかりの木星と良好な配置となっており、強みを発揮しやすい状態です。「いらなくなったこだわりや執着を手放す」ということ、自分が変容することに、あたたかい──いえ、熱いほどの追い風が吹く、そんなタイミングになると思います。

冥王星が絡んでいること、そしてうお座の火星は海王星の近くにありますから、少し先の未来で「気付いたら、変わっていた」「気付いたら、手放せていた」なんて思う人も多いのかもしれません。もしも今、どうしても、何をしてもどうにもできない「手放せないこと」「変われないこと」があったとしても、自分を責める必要なんてまったくないです。大事だからこそ、手放せない。あっさり「終わったこと」にできる気がしない。それでも、この皆既月食の日を起点として、遠い遠い声があなたの無意識に呼びかけるのです。大丈夫だよ、出ておいでよと。こわくないよと。意識のある私たちには、感じ取れないところで。

 

どなたも、よい月食にしていかれますように。

 

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幻冬舎plusの暗いエッセイ、2本目が公開されました。

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タロット本、ご好評いただいております!

 

 

アテニア様のKIREI Cruiseで月2回、星占いが公開されています。

kirei.attenir.co.jp

(さしたる教訓もない近況)

もはや魔窟 ハッいや違う、仕事部屋が壮絶に散らかっているという話くらいしか書くことがないのですが、なんとかして仕事のスピードを上げないと締切に間に合わないのです。というわけで「ものすごく集中できる本」的な本を買ったのです。賢明な読者の皆様のことです、タイトルをうろ覚えなところからお察しいただけると思うのですが、買ったばかりのこの本が現在、部屋のなかで行方不明になっております。すぐ手に取れる場所に置いたはずなのですが、はて……。私が集中できる日は来るのでしょうか。

 

 

 

2022年5月1日、部分日食。サンクコストにとらわれない、インパクトの強い転換点。

5月1日、おうし座で部分日食が起こります。星占いの世界では、日食は「スタート」の意味を持つ新月スペシャル版として判断されます。ただのスタートではない、「一度まっさらにして、ゼロからやろうぜ!」といった思い切りの良いやり方が向いています。人はどうしたって「ここまで頑張ったのだから、もったいない」とサンクコストにとらわれるものですが、それはいったん頭から外す!と思っておくと、日食のエネルギーの流れに乗っていけるでしょう。


今回はもともとおうし座に滞在している天王星と重なっての日食でもあり、インパクトの強い転換点を迎える方は多いと思われます。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれる星で、私たちが知らず知らずのうちにとらわれていた自分を縛る鎖を、バチーンと勢いよく叩き切ってくれたりします。「自分の殻を破る」という言い方もよく似合います。

↓イメージ画像

まあこの人の場合は殻というより、服をブチ破っているわけですが……

ちょっと北斗の拳から占いの話に戻ってきていただきたいのですが(まあ逸れたのは私のせいなのですが)、天王星によって引き起こされる出来事は「想定外」が多いのです。そのときは「え!?え!?え!?」となったりもするのですが、自分なりにその状況についていってみると、あとから「あそこで変なとらわれから抜けて、自由になれたな」と思えたりします。今回は自分でも気付いていなかったような思い込みを指摘されてハッとしたり、金銭や所有に関する価値観が一変したり……といったことが考えられます。


ちょうど大型連休中です、忙しい日常からちょっと離れて新年度の1ヵ月を振り返ってみるという方も多いでしょうか。新しく何かをスタートする人は、これまでの自分にとらわれず、思い切りよく本能に従って!!といったノリでやってみると、新しい世界が開けるかもしれません。まあ新しいことだけが良いことではありません、ずっと地道に同じことを続けるというのも価値があります。ただ、同じことを続けるにしても「惰性」「マンネリ」といった空気が生まれているならば、そこをビシッと変える価値はあるだろうと思います。

なお、この日食の影響はパワフルなだけに影響する期間もちょっと長め。5月いっぱいくらい、こうした「デカい転換点」が起こる、または起こす機会に恵まれる可能性は高いかなと思います。もし気配や予感を感じたら、表面上だけどうこうするのではなく「気合入れてゼロからやろう」と思ってみるとよろしいかと思います。

 

11日には、木星うお座からおひつじ座に居場所を移します。この5月は環境も心境も、「潮目が変わる」ようなことが多いだろうと思いますよ。こういうことを書くと「どうなっちゃうの?怖い!」という反応もよくいただきます。今、真摯に頑張っていることがあって、ギリギリの張り詰めた気持ちでいる方は、変化なんて怖いですよね。理屈ではきっと「確率論でいえば、良いほうに変化する可能性だってある」ということは、わかっているのだろうと思います。ただ、変化を恐れるのは人の脳の仕組み上、本能的なことなのです。何かが変われば、脳はその情報を処理しなければいけませんから、すごくエネルギーを使うことになります。脳はできるだけ省エネを意識して動いているので、それが変化を恐れる気持ちにつながっていくんだそうです。だから、怖いなと思ったら脳が頑張っているんだな、とでも思っておきましょう。そうやって肩の力を抜いてみると、目の前に起こっていることの良い部分も、ちゃんと見えてくるだろうと思います。

どなたにとっても、よい日食となりますように。

 

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幻冬舎でエッセイの連載が始まりました。「眠れぬ夜のひとりごと」をいろいろ書いていきます。どうしよう、ひとりごとがオヤジギャグばかりになったら……

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監修した書籍が出版されました。ココロアライグマ、かわいいです。ちなみに私はちょいワルなアシアライグマに強く惹かれています(お前いつもそのパターンやないか)

 

SPURで毎月、占いを連載しています。

 

 

(さして教訓のない近況)

魔窟と呼ばれし我が仕事部屋が、過去最大級に坂口安吾化しています。集めに集めた資料が増えすぎた。今で安吾度88%くらいでしょうか。掃除機をかけてくれた夫が「掃除のために運び出した椅子が戻せなくなった。この部屋は立体パズルか」と困り果てていました。うん……ひとりでは解けない愛のパズルを抱いてGet Wild&toughだから(意味不明)

 

なお坂口安吾

 

2022年4月17日、てんびん座満月。誰とつながるか、どうつながるか、誰とつながらずにいるか。

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2022年4月17日、てんびん座で満月が起こります。満月は、ここまで頑張ってきたこと、意識してきたことが一定のラインに到達するタイミング。夜闇に紛れる金のフープピアスのように細かった三日月が、だんだんと太くなってぱきっとした半月になり、たまご色の面積が優しい丸になっていく。日に日に満ちていく。ただ、満ちてみて初めてわかることもあれば、見えてくることもあります。ちょっとズレたものを満たしてしまったなあと思うことも、たまにはあるでしょう。体重とか……うん……そうね……ハッ何を言っているんだ俺は。ブログの雰囲気を暗くしてどうする。まあ私のわがままボディのわがままっぷりが大変なことになっているのはどうでもいいのですが(よくない)私はよく、満月は「振り返りと調整のとき」と申し上げています。物事が一定のラインに到達しても、人生は続いていきます。目の前のことが満足でも、そうでなかったとしても「さて、これからどうする?」と問いかける。ちょうど幻冬舎のエッセイでも書いたのですが、人間というのはときどき願いを間違えることがあると私は思っています。新月がスタートのときであるならば、満月はゴール。それと同時に、「さて、これからどうする?このままいく?それともちょっと軌道修正する?」と自分に細かく定期的に問いかけてやることで、私たちは最終的には望む方向へと向かっていけるのでしょう。小さく小さく、調整しながら。

 

さて、例によって例のごとく長い前置きで恐縮なのですが(永遠と書いてとわと読みます)、てんびん座の満月です。詳しい読み解きはVOGUEで書いてしまったので、よろしければご覧になってみてください。

www.vogue.co.jp

てんびん座の満月ということで、一対一の対人関係、パートナーシップにおける「振り返りと調整」のタイミングとなります。仕事でも、恋愛でも、家族との関係でも、一対一で向き合っている関係の相手が当てはまります。

この満月には「破壊と再生の星」と呼ばれ、私たちに根本的な変容を求める冥王星がスクエアという角度を取っています。これにより、「どうしても今、徹底的に、向き合わなければいけない課題」的なものが人間関係において浮かび上がってくる人は少なくないだろうと思います。放っておいて良くなるものでもないでしょう。情熱や時間をかけた努力、自分を変えるといった、向き合うための努力と具体的な努力こそが、人間関係においてプラスとなります。

なかには、つながりそのものを見直す人もいるのかもしれません。愛、それから期待、孤独の解消、経済的・心理的なメリット等、さまざまなことを期待して私たちは人とつながりを持ちます。ですが、仮に相手があなたを損なうようなことをする/続けるならば、その関係からは決然と距離を置かなければなりません。それでも、わかっていてもつながらずにはいられないのもまた人間というものなのですが、「誰とつながるか」と同じくらい、「誰とつながらずにいるか」も大事なのだろうと思います。自分を損なう人間から自分を守れるのは、自分だけなのですよね。

 

どなたもが、それぞれに、良い満月にしていかれますように。

 

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幻冬舎でエッセイの連載が始まりました。「眠れぬ夜のひとりごと」をいろいろ書いていきます。どうしよう、ひとりごとがオヤジギャグばかりになったら……

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監修した書籍が出版されました。ココロアライグマ、かわいいです。ちなみに私はちょいワルなアシアライグマに強く惹かれています(お前いつもそのパターンやないか)

 

 

(さして教訓のない近況)

ありがたいことに雑誌の連載が増え、掲載誌を毎月・毎週送っていただける関係で書斎の魔窟化が順調に進行しています。まあ送っていただく掲載誌よりも買う本の数のほうが多いというのは言わない約束です。思えば『静かなるドン』全108巻を紙で揃えようと血迷ったとき、夫が今まで見せたこともないような真剣な瞳で「ちょっと落ち着こうか」と説得してきたのでした。思い留まって本当によかったです。

なぜこんなことを書いているかというと、以前買った高田純次の『適当手帳』を探しているからです。しまったことは覚えているのですが、それがどこだったか……適当に入れたら見つけ出せなくなってしまいました。なんだかもうまさに『適当手帳』という名の通りの扱いをしているわけですが、私は果たして無事に純次を発掘できるのでしょうか。適当にやろう……。

2022年4月1日、おひつじ座新月。言葉の力がひときわ冴える、新しい日々。

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2022年4月1日、おひつじ座で新月が起こります。おひつじ座は12星座のトップバッター、「はじまりの星座」です。惑星はおひつじ座から始まってうお座で終わるサイクルを、それぞれのスピードで巡っては、ぎゅっとひとところに集まったり、特定の角度を作ったりします。そこに意味を見出すのが、占星術といういとなみにあたるのですね。

おひつじ座という「はじまりの場所」で、新月という「はじまりのタイミング」が訪れ、かつカレンダー上でも新年度のスタートとなるというわけで、今年の4月1日はとりわけフレッシュな気持ち! という方も多いかもしれません。おひつじ座の新月は毎年、3月から4月にかけて起こりますから、ある意味”いつもどおり”なのですが、やはりこうした節目にぴったり重なると、運としても強いと判断してしかるべきでしょう。新しい環境でスタートを切るみなさん、ご家族が転機を迎えるみなさん、どうぞ自信をもって新しい一歩を踏み出していかれてください。星が、あなたの背中を心地よく押してくれるはずです。特に変わったところはないよというみなさんも、生活のなかに何かひとつ、新しいものを取り入れてみるといい波に乗れそうです。新しいことを始めてみるのもいいですし、「新発売のお菓子を買ってみる」なんて気軽なことも、立派な「新しいこと」。楽しみながらやっていきましょう。

 

なんでもかんでも新しくするのがいいことだ、とは私は思いません。だいたい新月なんてほぼ毎月あるわけで、5月なんて暦の関係で2回もあるわけです。そのたびに「新しくなんかしろ」「スタートのとき!」なんて言われたら「落ち着かねえわ」と思わないでしょうか。そんなにスタートすることないだろ。ってあったらすみませんなのですが、「今日からYoutuber始めます」みたいなすごいのでなくて大丈夫です。たとえば「ノートの新しいページから書き始める」「社食の新メニューにチャレンジ」なんてのも十分、新しいこと。大事なのは、「よし、気持ち切り替えてまた頑張ってこ!」と思えることです。過去はどうあれ、未来は作っていくぞと。まわりはどうあれ、自分の人生をしっかり生きるぞと。人は慣れやすい生き物ですが、「昨日と同じような1日」をずっと続けていると運は鈍ってきます。ちょいちょい刺激を入れるつもりで、新月の運に乗っていけるとチャンスをつかみやすくなるというお話です。

 

さて今回の新月は、水星に重なるようなかたちで起こります。新たなコミュニケーションが生まれることを感じさせる星回りです。コミュニケーションのやり方を一新したり、これまでは使ったことがなかった言葉を使い始める人は多そうです。「新月のお願いごと」をしている人は、いつも以上に「言霊」の力を使いやすいかもしれません。

この新月では、ときに「皆の幸せ」を考えて毅然とした態度で交渉や話し合いを試みる人もいるのではないかと思います。強くて派手でカッコいいことばかりではない、心の深いところにもそっと触れるような優しさが、この新月にはあります。見過ごされてきた弱い人たちが救われるようなことも、あるかもしれません。

 

というわけで新年度。新型コロナウイルスも第7波に言及されるようになりましたが、コミュニケーションはそろそろ通常通りに戻す道が模索されていくのではないかと予測します。そして多くの人を死に追いやり、恐怖を与えている戦争の停戦交渉も、なんとか落とし所が見つかって欲しいです。戦いの星である火星と、制限の星である土星がすぐ近くにある今、土星の力がよりストレートに発揮されることを、願ってやみません。

 

どなたにとっても、よい新月にしていかれますように。

 

以下宣伝です。近況(今回のは本当にもう1ミリの教訓もない話)は宣伝の下です。

 

SPURにて、新生活の運気を底上げするラッキーアイテムについて書かせていただきました!

spur.hpplus.jp

CanCam5月号、とじ込みの「引き寄せ春恋BOOK」巻頭にて「あなたの恋愛性格の裏と表がわかる心理テスト」を書かせていただきました。

 

SPUR、巻末の占いコーナーで12星座占いを連載させていただいています!

 

(近況)

3Gのケータイが3/31でサービス終了とのニュースを見ました。これブログで100回くらい書いているのですが、3Gといえば会社員時代に「3Gのケータイで裸の写真を撮ると乳首のところに星が出る」という記事を読んだのですよ。その日の日付はやけに鮮明に覚えています。4月1日だったんですよね。で、「なんてすごいテクノロジーなんだ」と思った私は、仲良しのクライアントからの電話に出るたびに嬉々としてそのネタをシェア。あとでエイプリルフールのウソ記事とわかって気絶しそうになりました。まあ3Gが最新機種としてメディアに取り上げられていた時代ももはや太古のこと、あの頃のお客さんが忘れてくれていたらいいなあと思います。頼むから忘れてくれ。ちなみに去年、そのうちのひとりとやりとりする機会があったのですが ま だ 覚 え て た

 

 

2022年3月18日、おとめ座満月。変えるならば、徹底的に変えていく。

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2022年3月18日、おとめ座で満月が起こります。おとめ座の満月はだいたい2月下旬から春分の日あたりまでに起こるのですが、日本では年度が切り替わる3月末というタイミングを前に「個人の成長サイクル」のラストであるおとめ座での満月──振り返りと調整のタイミング──が来るというのは、たまたまタイミングが合ったということであれ面白いことだなと感じます。4月の満月はてんびん座。おひつじ座からスタートしておとめ座に至る、その「満ちる」タイミングがここに置かれているのです。やるべきことをやる、自分を管理する。そうした努力が満ちた、報われたと感じる人はとても多いことでしょう。特に今回は、おとめ座の終わり頃に起こる満月ということで、”シメ”の意味合いは強いでしょう。そのあたりを、VOGUEで書かせていただきました。よろしければぜひ、ご覧いただければと思います。

www.vogue.co.jp

上記でも書きましたが、今回の満月にはやぎ座の冥王星が「調停」という形で絡んできます。満月、つまり月と太陽が向き合う緊張状態を、冥王星が仲立ちする形で和らげてくれるのですね。冥王星は「破壊と再生の星」などと呼ばれ不穏でしかないわけですが、変化の早い月に絡むお話です。「徹底的に変える」くらいの受け止め方が妥当でしょう。

仮にこの満月のタイミングで「ここまでの努力が今ひとつ実っていない」と感じる方は、「徹底的にやり方を変えてみる」という形で、冥王星の力を借りてみると良いのではないでしょうか。

なかには自分自身で変わろうとしなくても「変わらされる」ようなタイミングが訪れている方もいらっしゃるかもしれません。人は本能的に変化を恐れる生き物です。無条件で「怖い」と思ってしまうのもおかしなことではないのですが、理屈で考えれば成功する確率だってあるわけですよね。ここでは、少なくとも現状を打開する「よいもの」と思ってみても、いいのではないかと思います。

 

「変わる」ということがポイントとなる星回りの場合、「自分が変わるしかないんだ……」と、少々シビアに考える方もいらっしゃるでしょうか。他人や環境に「変わって欲しい」という期待をいったんは止め、「変わろう」と思えるのも今なのかもしれません。ただ、間違っても「自分を徹底的に変えよう」と思わないでいただきたいのです。

自分ってそうそう変わらないですよ。ものすごいアクシデントが起きたというならまだしも、「変えよう!!」と思って変わるほど簡単な自我だったら、それはそれでちょっとまずい気がします。意思によって変えられるのは、せいぜい行動ではないでしょうか。まずは、やってみる。そして、続けてみる。その結果「ははあ、これのほうが自分に合っているのだな」というポイントを少しずつ見つけて、最終的に自分がちょっとだけ成長する。そういうものではないでしょうか。自分を変えようと決意するのは根源的な変化のようで、実はそうでもない。大事なのは、行動を変えることです。

 

ちなみに「自分を変える」という言葉を見るといつも思いだすのが、雑誌のことです。私は若い頃(そういう時期もあった)、ベンチャー企業勤務でかなりキレッキレの「意識高い系」だったのですが、あるとき手持ちの意識高い系のビジネス誌を整理していたのですよ。意識が高いから。言えば言うほど恥ずかしいなこれ。すると「自分を変える!」という文言が表紙に躍る雑誌が大量に出てきたではないか。ある女性向け意識高い系ビジネス誌なんて年に2回はやっている。そんなに変わって大丈夫なのか。第一目の前に6冊も「自分を変える!」という雑誌があったのに、それを読んだことすら忘れているではないか自分。これをきっかけに私は意識高い系をやめ

 

ということはなかったのですが(ズコー)、雑誌の内容を見ると事細かに行動変容のテクを解説しているのですね。でも「自分を変えたい!!!」というアタマになっていると、ありのままの自分を否定したりダメ出ししたりすることになる。具体的にどうこう、ではなく「新しい自分になる」的な結果にばかり目がいってしまう。それが、特集としてのニーズの高さにつながっているのではないかと思ったのでした。私自身も、何度も買ってしまうほどにw。そして私の意識が低くなるまでに、XX年かかりました(どうでもいい情報)。

 

個人的に、「変える」のなかでも運を変容させることが多いのは、お引越しだと考えています。次が卒業・入学や、キャリアチェンジといったもの。いつも目にする風景が変われば、マインドも変わるからです。この春にお引越しをする人は、変化をいい波に乗せていけるかもしれませんね。

 

現状がいい感じだという人は、ほんとうによく頑張っていらっしゃいました。今のまま、頑張っていけたら素敵です。変化させたい人、変化を目の前にした人はきっと、今の運を前向きに使っていけるはず。どなたも素敵な満月にしていかれますよう、願っています。

 

 

(お知らせ)

2022年上半期本、発売中です!

『タロットであの人の気持ちがわかる本』も好評発売中です。

 

 

雑誌「SPUR」で、「真木あかりのあなたを癒す星占い」連載中です。

 

(近況)

夫が繁忙期に入り、友人への連絡をことごとく怠っていたようで、共通の友人から私に「○○(夫)は元気か」とLINEが来るようになりました。やんわり返信を促すも、それでも連絡しない夫。すると友人から「俺たちもう寂しくて、心がゴビ砂漠みたいだよ……」と悲痛なLINEがwww 夫が連絡するまではさらに1ヵ月を要するわけですが、「心がゴビ砂漠だったのか……」と思うとなんだかおかしくなるのでした。何かの折に使ってみたいぞ。