占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2021年12月29日、木星がうお座へ。2022年前半に続く「癒しと共感」の時期が始まる。

 

f:id:makiakari:20211228232139j:plain


2021年12月29日、13時過ぎに木星うお座へ移動します。木星というのは「幸運と拡大の星」と呼ばれ、ひとつの星座に約1年間滞在して、私たちに今、発展させていくべきテーマや今、追い求めると自分のためになる幸福について指し示してくれます。「拡大」というだけあって、関連したテーマは「メッッッッッッッッチャやることが増える」ということになりやすいのですが、そのときどきの自分なりに前向きに受け止めて食らいついていくと、1年経ったあたりで「あ、自分、成長したかも」と気付ける、というお話になります。約1年という大きな流れのお話なので、ピンポイントで見ると「こんなことが幸運であるわけない」なんて思う方も多い時期です。ただ、木星が過ぎ去ったあとに見ると「なるほど」と思えることがほとんどです。あそこで、あの出来事が起きてよかったのだと。あの出来事がなければ、きっと未来は違ったものになっていたと。──そして「すぐにジャッジする必要はなかったな」とわかる人もいるでしょう。こうした経験を毎年何らかのテーマで、私たちは繰り返して、少しずつ待つことの価値を覚えていくのかもしれません。

 

幼さは、若さは、すべて同じ弱点を持っている。待てないという弱点を。事を起こせば、すぐに結果を見たがる。人生とは要するに待つことの連続なのだという教訓は、平均寿命の半分以上を活きてみなければ体感できないものなのだ。そしてうんざりすることではあるけれど、その教訓は真実なのだと悟るには、たぶん、残りの人生すべてを費やすまでかかるのだ。

『ソロモンの偽証(一)』宮部みゆき新潮文庫

 

さて、この木星が29日、うお座に移るというお話でした。ここから2022年5月11日まで、木星うお座に滞在して、うお座が意味する「癒しと共感」という意味にスポットライトを当てていきます。木星は古典的にうお座の支配星であり、すでに滞在している海王星は現代の支配星です。つまりダブルの意味で「護られている」時期であり、「癒しと共感」という意味合いが深く、深く掘り下げられていくことになるでしょう。

この2年あまり、人類は誰もが特殊な時間を経験しました。見えないものに怯え、人とのつながりが分断され、思想の違いをあからさまに目の当たりにして、精神的にも物理的にも「個」を──人によっては「孤」だったかもしれません──生きてきたように私には感じられます。そういった日々のあと、私たちは木星うお座に滞在する時期を迎え、お互いの「個」や「孤」をいたわり合うような出来事を、多く起こしていくのではないかと思います。響き合うように、呼び合うようにして起こる不思議な共感が、そこにはあるのでしょう。

共感というと「あなたの気持ち、わかるよ」という言葉に対する嫌悪感がほんのりと、心に浮かぶ人もいるのかもしれません。人間の気持ちなんてどんなに想像してもわかるものではないのに、簡単にわかるなんて言わないで欲しい。そう感じると同時に、自分の悲しみや痛みや憤りといったさまざまな感情を軽く扱われたような気持ちになるのかもしれません。おそらくは相手が、決して偽善や思い上がりといった気持ちではなく、心からの「私はあなたのことをわかりたいと思っているし、今、できる全部の力を使ってあなたを理解しているつもりだよ」という意味で言ってくれているのだとわかっていても。それでも、わかるよなんて簡単には言って欲しくないのです。

こうした厳格さは、この木星うお座に滞在する間、ふっと緩みます。わかろうとする気持ちは真剣なものだし、一部はきっとわかってくれているのだろう、そんなふうに思えるようになる人は多いでしょう。また「わかるよ」という言葉を発する方も、真剣なのだろうと思います。単なる懐柔や同情だけで、そうした言葉を発することはないでしょう。それが、土星という「試練と制限の星」をみずがめ座に残しつつうお座に向かう、木星の贈り物であるような気がします。

 

木星海王星が、同時にうお座に滞在する。このフォーメーションは、おそらく私たちが生きているなかでは、二度と起こりません。あと10年のうちに寿命が300歳とかになったら別ですが、冷静に考えるとちょっとまだそこまで人体が追いつかないんじゃないかと思うのですよね。こうした、世界的な疫病の流行もそうそう起こるものではありません。それを考えると、今こうしてふたつの星とひとつの星座が「癒しと共感」という意味をクローズアップしていく意味が、たしかにあるのだろうと私には思えるのです。世界中を襲った大混乱により、まだ痛みのなかにある方もたくさんおられます。最前線で戦っておられる方も、リスクある中ベストを尽くさなければいけない方も。そして、普段の暮らしで社会を支えているたくさんの人々も、それぞれに「癒しと共感」を身近なところで実現し合っていく。そんな上半期になったらと思います。

 

うお座というのは12星座という1サイクルの、最後の星座にあたります。ひとつのサイクルを終え、またおひつじ座から始まる新しいサイクルに移行して、私たちは成長を促されることになります。それが5月11日。木星がおひつじ座に移行すると、世の中的に新たな挑戦をしたり現状を刷新していったりする動きが起こるでしょう。癒し、共感といった日々のなかで、私たちはそれぞれに傷を癒していくのかもしれません。ただ、「傷ついたままの自分」に価値を感じ続けていると、それも起こりにくくなるでしょう。「誰も共感してくれない」と思いすぎると、誰かの小さな共感にも気づきにくくなるかもしれません。できれば「癒されてもいい」「共感してもらえてもいい」なんて、思っておけると素敵です。

 

ちょっと横道にそれて個人的な経験をお話すると、私はかつて深く傷ついていたとき、「治るわけがない」と思ったことがあります。今だから冷静に考えられますけれども、当時はもうだめでした。深く傷ついて、いなくなりたいとまで思ったその経験が、簡単に治っていいわけがないと思ったのです。そんなに浅い経験じゃなかった。人生をひっくり返すような、自分を全否定するような出来事だった。それなのに、すぐに色あせたりするはずがない、忘れられるはずもない──そんなに浅い、愛じゃなかった。そうあるために、傷ついた思い出を心のなかで何度もリピートしては自分を傷つけ直していました。

その時間が無駄だったとは申しません。たぶんこのときの私はまだ幼くて、とことん自分を傷つけないうちは「もうこんな人生はいやだ」とまでは思えなかったでしょう。そして誰かに「『癒されてもいい』『共感してもらえてもいい』と思いましょう」とか言われても鼻くそをほじって聞き流していたと思います(セリフは「ケッ」)。いや鼻くそのくだりは忘れていただきたいのですが、あの頃の自分を思い出すと、決して簡単に「傷は癒えます」だなんて言う気がしないのですよね。ただ、どういう道をたどっても、必要なプロセスを踏んで治っていい。癒えていっていい。そうしたことが起こりやすい時期であろうと、私は思うのです。癒えながら次に進むことだってできます。私もまだ、その途中にあるように感じることがあります。傷はその人だけのもので、それぞれが、それぞれの事情を抱えながら、付き合っていくしかない部分もあります。癒えないからといって自分を責める必要はないです。誰かの共感をありがたく思えないことに、苦しまなくていいです。今はしんどいという人に、「癒し」「共感」という言葉を見ると「ほんとかよ」と思ってしまうほどくたびれ果てた人に、そのことだけはお伝えしておきたいなと思いました。

 

どなたも良い、うお座の時間を。

 

そんな木星が、星座ごとに及ぼすことについてはこちらで書きました。ぜひ、2022年上半期のお供にしていただけたらと思います。(すでにお手にとっていただいた皆様、ありがとうございます!)

 

SPURでも2022年の運勢を書かせていただきました!

 

おなじみマイカレンダーでは、四柱推命による仕事運を。向こう5年分の見通しをぜひ!

 

 

(近況)

おかげさまで翌年の占いをいろいろなところで書かせていただきまして、今年も見事に燃えカスのようになっております…(›´ω`‹ ) ありがたいことです。これもいつも、読んでくださるみなさまのおかげです。

しかしカスな私はもう面白いことのひとつも思い浮かばないので、最近一番笑ったものを貼ります。何度見てもゲラゲラ笑ってしまう……(今も貼りながら笑いましたw)

 

 

 

 

 

 

【更新・掲載情報】二子玉川東急フードショーさまにて、2022年占いが掲出されています

二子玉川東急フードショーのセンタースクエアにて、2022年占いが掲出されています。お近くの方、年末年始のお買い物に出られる際はぜひ、ご覧いただけますと幸いです😊

 

また、こちらの占いは二子玉川東急フードショーさまのサイトからもご覧いただけます。ぜひ覗いてみてくださいね😊

www.tokyu-dept.co.jp

 

(追記)現地のお写真を送っていただけました。私も期間中、お伺いします!

f:id:makiakari:20211228141844j:plain

f:id:makiakari:20211228141847j:plain

 

「SPUR」2022年2月号別冊付録「『改革と挑戦』の2022年占い」に掲載されています

雑誌「SPUR」2022年2月号別冊付録「『改革と挑戦』の2022年占い」に、12星座占いによる2022年の運勢を書かせていただきました。木星うお座からおひつじ座へ、つまり新しいサイクルに移動する節目の1年、どんなふうになるのか。1星座1ページ、みっちり書き下ろしております。ぜひご覧いただけますと幸いです!

画像

 

 

2021年12月19日、ふたご座満月+金星逆行開始。振り返りと見直し、そして愛のための「ぐらぐら」。

f:id:makiakari:20211218175235j:plain

2021年12月19日、ふたご座で満月が起こります。満月は「物事が満ちたタイミングでの、振り返りと調整のタイミング」なわけですが、今回の満月は2021年の総括、といった意味合いがある非常に”節目”感の強い日であるように感じます。

満月は太陽と月が真正面からバチッと向き合うことであり、「意思」と「感情」が向き合えばそこそこの緊張感も出るわけですが、今回の満月でそれを和らげる位置に巡っている星が木星です。そう、約1年というロングスパンで私たちに「幸運と拡大」のテーマを与えてくれる木星が絡んだ満月なんですね。木星の次のサイクルが始まるのは12月29日、つまり10日後です。この1年間で得たものや頑張ったことを自分なりに振り返り、見直すことで木星移動に備えることができます。つまり、2022年をより良くするための、心の準備を進めていくことができると言っていいでしょう。

自分を振り返るという行為をするとき、ひとりで「う〜ん」と眉間にシワを寄せる、そんなシーンを想像する人も多いでしょうか。もちろん、自分にとってそれがベストと思われるなら全力で眉間にシワを刻んでいただきたいと思うのですが、今回の満月は「言葉」が理解を助ける、いい味方となります。たとえば身近な人とメッセージをやりとりしたり話したりするのは、満月の話題でなくてもいい刺激をもらえ発見が生まれるでしょう。人と話すことに気が進まないなら、ピンときた本を手にとってみるのもいいかもしれません。誰ですか私が最近『静かなるドン』にクソはまりしたことを思い出したのは。

私がハマった本のことはどうでもいい(本当にどうでもいい)のですが、2021年はどなたにとっても、特別に印象深い年であろうと思います。混乱と病への恐怖に襲われ、経済の落ち込みを経験し、制限だらけの日々のなかで生活スタイルが大きく変化しました。信じるものが食い違い、人間関係に溝ができた人もいるかもしれません。そうしたなかで、誰もが頑張っていらっしゃいました。何を得たか、何を頑張ったかと問われても、具体的にコレとは挙げづらかったり、いまだ無我夢中で考える余裕がない人も多いかもしれません。それでも、自分の肯定できる部分を見つけて言葉にし、振り返ることは大きな価値を生みます。それを胸に抱きしめて、我々は2022年の扉をひらくからです。

 

得たものを振り返るとき、同時に得られなかったことにばかり目が向いてしまうこともあるでしょうか。そんなときは、そこに光る「可能性」を見ていただきたいと思います。できなかったことは、これからできるようになることです。失敗したことは、「成功しないパターンがひとつわかった」という成果です。単なる言葉遊びではありません。そうやって丁寧に可能性を見いだしていくことで、木星の力をうまく借り、運の波に乗って行けたりするのですよね。

 

この満月の日、もうひとつ起こる動きが「金星逆行」です。金星は1年半ごとに、40日ほど「逆行」という動きを見せることになっています。金星といえば「愛と美の星」。それが逆行することで、あなたが自分にとってベストな愛を手に入れる・作っていくための、大事な「迷い」が生まれやすくなります。

この人と一緒にいる私はこれから先、笑顔でいるだろうか。自分が幸せになれる恋愛とは、どういったものか。本当に、この決断に迷いはないか──迷いのかたちは人それぞれでしょう。でも、その迷いはあなたに、他の時期ではとうてい手にすることができない、大事な示唆を与えてくれるに違いありません。パートナーとの間に課題が持ち上がった場合は、乗り越えることで絆をより強くしていけます。2022年1月29日までに「ぐらぐら」を感じたのなら、金星逆行の影響かしらと思ってみるのもいいかもしれません。これは意味があることなんだ。愛を通じて幸せになるための、意味のある「ぐらぐら」なのだと。

こうした逆行期のことをお伝えすると「悪いことが起こるのか、怖い」と思われる方もときどき、いらっしゃいます。でも、そんな単純な話でもないので大丈夫。人によっては何も感じないまま過ぎていきますし、嬉しいことが起こる人もいます。それは生まれ持った星回りや、ここまでの生き方によって千差万別なんですね。悪いことが起こるんだと思いすぎると、物事のネガティブな側面にばかり目が向かい、占いを「呪い」として使ってしまうことになりかねません。怖い言葉を使ってしまってごめんなさい。でも、占いは振り回されるものではなく、「使う」ためのもの。自分が自分の人生を生きていくために、参考にするためのものです。不安になる人は、幸せになろうと一生懸命な方なのだと私は思います。今以上に悪くなりたくないし、少しでも良くしたい。だからこそ、望ましくない可能性が少しでもあるものには、警戒しておきたいのですよね。だからこそ、「そうか、そういう時期なのか。ならばこうしよう」と思ってみることが、きっと力になるだろうと思います。

 

どなたも、よき満月にしていかれますように。

 

(さして得るもののない近況は一番下です)

 

(宣伝)

2022年上半期運勢本、出ました!!今回も電子書籍です。電子書籍リーダーをお持ちでない方でも、スマホやPCでお読みいただけます。今年もこってり書かせていただきました。ご参考にしていただけますと幸いです。

出版にともない、個人鑑定やコラージュガリャルダガランテ様で販売されている、真木あかり監修のアクセサリーなどが抽選で当たるキャンペーンを実施しています。幻冬舎様の下記Tweetにて詳細をご覧ください。

 

書きたいことはすべてここに詰め込みました。たくさんの方に本をお手に取っていただけると嬉しいです。

 

 

(近況)

来年の原稿をもりもり書いていたらあっという間に12月後半。まだ2022年の運勢原稿を書ききっていないのに(注:締め切りを破っているわけではない)もうあと2週間もすれば新年だなんて。今年もそろそろこれを言うときが来たようだ……

\俺たちの2021年はこれからだ!/

 

去年からまったく成長してないな…

【2022年上半期運勢本】プレゼントキャンペーンがスタートしました

『2022年上半期 12星座別あなたの運勢』、おかげさまでたくさんの方にお読みいただき本当にありがとうございます。半期ごとに出し続けられるのも、読んでくださる皆様のおかげです。

感謝の気持ちをこめて、幻冬舎plus様のTwitterでプレゼントキャンペーンを行っていただいてます。フォロー&引用リツイートだけで応募できるそうなので、ぜひご応募ください。私のメール鑑定、あるいは先日監修させていただいた、コラージュガリャルダガランテ様のエレメント別2022年ラッキーカラーアクセサリーが抽選で11名様に当たります。たくさんのご応募、お待ちしています。

 

 

『2022年上半期 12星座別あなたの運勢』12月15日発売です!

f:id:makiakari:20211214003832j:plain


『2022年上半期 12星座別あなたの運勢』、おかげさまで今年も発売されます。これもひとえにいつも占いをご覧になってくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます!

 

総合運だけは幻冬舎plusで無料公開しており、書籍版では

 

・上半期の全体の見立て

・仕事運

・恋愛運

・今がつらいあなたへ

 

をご覧いただけます。ひとつの星座の記事だけをご覧いただける分冊版もありますが、今回は12星座全部入りのものにはご購入者様特典として「重要日カレンダー」をおつけしております。サクッと見たい方も、こってり読みたいという方も、ぜひご覧いただけますと幸いです。

 

いやしかし今年の1年の早さといったら……日々があっという間すぎて、自分が浦島太郎になったのではないかと錯覚したくらいです。奴はまだいいんですよ竜宮城に行き乙姫様にタイやヒラメの舞い踊りですから。私なんて行き先は仕事部屋、zoomの向こうには編集者様の渋面、舞い踊るものは資料やホコリ程度のもので……ウッ目から汗が。もう「うらしまきあかり」に改名するしかないのではないだろうか。まあそれはどうでもいいのですが、今年もこうして上半期運勢本を出させていただけることがとてもありがたいです。これも、読んでくださる皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

というわけでリピートアフターミー、\俺たちの2021年はこれからだ!/

2021年12月4日、いて座皆既日食。闇のあとには、光があるから。

f:id:makiakari:20211204000515j:plain

2021年12月4日、いて座で皆既日食が起こります。今回は南極で観測できるとのこと、壮大な天体ショーが写真などで見られたらいいですね。さて、日食というのは新月スペシャル版。新月が持つ「スタート」という意味がより強調されます。太陽という「自分がエネルギーを向けるもの」がいったん隠される、暗闇になることから「ゼロベースからの再出発」「スイッチを切り、再起動する」といった意味合いで受け取るといいのかなと思います。このキーワードから、何か思い当たることはあるでしょうか。ちょうど気持ちの区切りがつけられそうなことがあるのなら、まさにグッドタイミング。この日食から向こう1ヵ月くらいのあいだに、行動を起こしてみるといいきっかけにしていけます。

日食ということで、人との縁に関するテーマでもあるでしょう。この場合は、

  • お互いに高めあえない関係性になっている場合は、一度再出発することもプラスに
  • 大切にし、大切にされる間柄になれない人とのご縁は、手放していく
  • 過去をきちんと「終わったこと」にして、前を向く
  • 始める前に、まず終わらせる。気持ちの整理をつける

といったあたりが、重要なテーマになると考えます。これは単純に今だけの話ではなく、少なくとも半年スパンで「選んだことと、起こったこと」を見つめ、選択したことを自分になじませていくことになるのでしょう。いて座の日食です。選択の先にはどこまでも広く自由で、現状にとらわれることのない未来が待ち受けているのでしょう。自分だって幸せになっていいんだと、何の根拠もなく思えるようなタイミングも訪れるのでしょう。

 

私は皆既日食を観測したことがないのですが、太陽が完全に隠れた瞬間、あたりは暗くなり気温もスッと下がるのだそうですね。まあそれを教えてくれたのは以前、付き合っていた男でありまして「インドネシアで燃え盛る火を前に踊り狂いながら皆既日食を見るとすごい」という完全にいらない情報も同時にインプットされたわけですが、つい今しがたまで明るい光に満ちていた世界がにわかに暗くなり、ゾッとするような寒さが一瞬にして訪れる――太古の人々が凶兆と考えたのも実によくわかるように思います。ただ、太陽はほどなくして、必ず光を取り戻します。一度「無」になっても、必ず光は見えてくるわけです。

終わりがあるから、始まることもあります。終わらせるから、始められることもあります。この日食を経て何らかを「無」に返す選択をしたとしても、きっと新たな可能性を手にすることになるでしょう。失意のズンドコいや違うどん底にあるとき、人はとてもまた光が見えるようになるなどと信じられないものです。もう一生、暗闇のなかで過ごすのではないかと思ったりもするでしょう。それでも、暗闇の先にある光を信じていいのではないかと、日食のときは思ったりもするのです。

どなたにとっても、よい日食にしていかれますように。

 

(取るに足らない近況は最下部にあります)

 

以下宣伝です

 

私が監修させていただいたアクセサリーが、コラージュガリャルダガランテさまより発売されました。2022年のラッキーカラーを、エレメントごとにご提案しています。ご購入いただいた方には特設サイトより、来年の運勢をご覧いただけます。すべて通販でご購入いただけますが、店頭でもぜひチェックしてみてくださいね😊

www.palcloset.jp

f:id:makiakari:20211203234439p:plainf:id:makiakari:20211203234429p:plain

 

SPURさまで、2022年のラッキーアイテムをご提案しています!素敵なアイテムばかりなので、ぜひご覧になってみてください。

spur.hpplus.jp

 

(取るに足らない近況)

そろそろ「俺たちの2021年はこれからだ!」とツイートする季節がやってまいりました。まあそれはいいんですが(いいのか)今のマンションに住んで3回目の冬を迎えるわけですが、12月なのに暑いのです。以前のマンションでは、12月になろうものならもう大変でした。吐く息は白く手足はしびれ、暖房をつけているのに来訪した友人たちが全員コートを着始めるという有様。屋外だと言いたいのか。しかし引っ越してみると、急に暖冬になったのだろうかと疑うレベルで今の家が暑い。12月に入ってもまだ夫はTシャツ・短パン・素足で冷房をつけている有様です。暖房は入居して1年目の冬に試運転をしたところ、蒸し煮が2体できあがりそうになったのでそれ以来つけていません。夫は「ほら……うちパソコンがたくさんあるから……排熱で……」と言っていましたが本当か。まあ、かつて貧乏だった頃に寒くて寝られず、ジョギングをして温まったところで即寝るということをやっていたので、暖かいのは幸せなことではありますが。今ですか?もちろん半袖&裸足です。