占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

【お知らせ】体験型アート展『NAKED URANAI』監修&ホロスコープ鑑定つきチケット発売のお知らせ

2021年7月17日(土)~8月27日(金)、東京・渋谷のヒカリエホールにて、株式会社ネイキッドの体験型アート展『NAKED URANAI』が開催されます。こちらの西洋占星術・タロット・数秘術等の占い監修を私、真木あかりが行わせていただきました。ネイキッドといえば『FLOWERS BY NAKED』や『NAKED SAUNA & SPA』など、最新鋭の映像や空間演出で私たちを楽しませてくれるクリエイティブ集団。以前から素敵なものをお作りになるなと思っていただけあって、お声がけいただき大変光栄に感じております。楽しく、嬉しく、ワクワクしながら会場のテキストを書かせていただきました。

6月30日から発売されるプレミアムチケットは、私がおひとりおひとりのホロスコープを読み解くホロスコープ鑑定つきです。数量限定ですが、ぜひお楽しみいただけますと幸いです。

 

▼プレスリリース

prtimes.jp

▼チケットお申し込み等詳細

event.naked.works

▼ねとらぼさんで記事になっていました

nlab.itmedia.co.jp

『2021年下半期 12星座別あなたの運勢』が発売されます

2021年下半期本、おかげさまで今年も出させていただけることになりました。Amazonで6月30日発売、すでにご予約承っております。よろしければぜひ、ご覧ください。

Amazonリンクはこちらから

https://amzn.to/3vZdY8a

上記は12星座全部入りの本ですが、「自分の星座だけでOK」という方はおトクな分冊版もありますので、Amazonでご確認ください。1星座あたり10000文字程度、プラスまえがき+あとがきが6000文字程度つきます。これまで各星座におつけしていた「今がつらいあなたへ」というコーナーは、今回はあとがきに入れてみました。お友達やパートナー、ご家族、お仕事でご一緒される方などがお辛そうなとき、ご参考にしていただけることがあるかもしれないと考えたためです。占いは自分のためのもの、と基本的には考えておりますが、そうした使い方もできると思っています。

 

発売に先駆けて幻冬舎プラスのサイトでも、1星座あたり4000文字が無料公開されています。下半期を展望する際に、ご参考にしていただけますと幸いです。

www.gentosha.jp

幻冬舎プラスでは、例年総合運・恋愛運・仕事運それぞれ一部を抜粋してご掲載いただいていましたが、総合運を途中でぶつりと切ってしまうことが気になっておりました。このサイトでしかご覧にならない方も多いのに、不完全な伝え方でよいのだろうか」と考えていたのです。もしかして残り部分が、もっとも希望につながることもあるのかもしれません。

そのため、今回は総合運のみガツンと全文掲載し、恋愛運・仕事運の残り6000文字分を書籍のみ公開とさせていただきました。下半期をよりトータルにおさえていただくことが可能になったかなと思います。恋愛運だけ見たかった、という人はごめんなさい。これからも、より良いかたちを模索していくなかで、変えていくかもしれません。

 

こうしてまた出版ができるのも、いつもご覧いただいている皆様、そして何より本を買ってくださる皆様のおかげです。良い占いを書いていけるよう精進いたします。引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

(余談)

半期ごとの占いは自分のなかでこれ、というテーマを決めたり、心に繰り返し浮かぶBGMがあったりするのですが、今回は中島みゆきさん「命の別名」が心のなかにずっと流れていました。特にそれが文章に影響しているわけではないのですが、遠い呼び声のように、ずっと心にありました。だから何というわけでもないのですが。

2021年6月25日、やぎ座満月。人生の目標を振り返る、上半期最後の満月。

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2021年6月25日、やぎ座で満月が起こります。満月となる時間は25日3:40なので、まんまるなのは24日の月ですね。このブログを書いているのは24日夜なのですが、月を見上げている方も多いでしょうか。

 

このブログでは満月と新月のときは必ず記事をアップしてきたのですが、なんということでしょう。VOGUE様で公開された記事に、惜しみなく書きつくしてしまいました。「こっちのネタはブログ用に」とネタ配分をすることもできたはずですが、ご覧になる方からすれば何がブログで何が記事だなんて関係ないわけです。ああ、あれについても書いておきたい、この補足もしたいと思っていたところ、全部ぶっ込んでしもうた。というわけで、わざわざ薄めたり、本筋と異なるようなものを書くまでもございません。こちらをご覧ください!!!はいドーン↓ 

www.vogue.co.jp

今回の満月は、キャリアや仕事における振り返り&調整のタイミング……なのですが、今は仕事から離れている人は関係がないかというと、そんなことは絶対にありません。そのあたりも、まとまった記事としてご覧いただきたかったのでした。満月が地表をあまねく照らすように、関係がない人なんていない。記事を読んで、誰も悲しくなったりはしないように。自由に書かせてくださった編集者さんに感謝です。

 

そしてブログのネタを完全に失った私なのですが、まさか近況だけ書いてスベるわけにも参りません。芸人として、じゃない占い師として何か!と思いまして、ちょっとイレギュラーですがタロットでこの満月のテーマを星座ごとに出してみたいと思います。もし「おっ」と思うものがありましたら、ご参考にしてください。太陽星座別に書いておりますが、月星座で見ていただいても構いません。

 

★おひつじ座 カップのエース(正位置)
愛と癒やしの日。心を栄養で満たしましょう。自分のことを、うんと大切にしましょうね。

★おうし座 女教皇(逆位置)
気持ちを素直に出していきたい日。ストレスフルな状態にあるなら、頑張りすぎているのかも。少し休めるといいですね。

★ふたご座 ソード4(逆位置)
そろそろ動き出すときかも。準備はしっかり、整っているようですよ。

★かに座 ペンタクルのエース(逆位置)
精神的に満たされた気持ちになれること、というと何が連想されますか。一番に頭に浮かんだことをしてみると充実しそう。

★しし座 ペンタクルの8(正位置)
頑張っておられますね。今日は集中力がさらにアップする日。ここで力を尽くしたことは、必ず力になります。ファイトです!

おとめ座 魔術師(正位置)
自信を持って、行動を起こしましょう。大丈夫、必要なものは全部、ちゃんとあなたの前にあります。

★てんびん座 恋人たち(正位置)
選択のタイミング。自分がいいと思ったものだけを、ときめくものだけを、手にしていきましょう。

★さそり座 ソードのクイーン(逆位置)
大切なものを守るのに一生懸命に。持ち前の優しさを少しプラスしてみると、あなたのいいところが伝わりそうです。

★いて座 正義(正位置)
「中庸」を目指しましょう。頑張りすぎるところも、豊かな喜怒哀楽も、あなたの大いなる魅力だからこそ。

★やぎ座 太陽(正位置)
なんでも楽しみながらやってみるといい日。自分らしくのびのびと、あなたらしい熱意を燃やして。

みずがめ座 戦車(逆位置)
あなたを粗末にする関係や場からは離れる権利を、あなたは持っています。よく考えて。また、なんでも一気に進めなくても大丈夫。一歩一歩やっていきましょう。

うお座 力(逆位置)
強いときもあれば、弱いときもあります。大事なのは、弱い=悪いと思わないこと。弱さから学べることもあります。助けてもらうことで、成長することだってあるのですよね。

 

どなたも、良い満月にしていかれますように。

 

(以下宣伝です)

『タロットであの人の気持ちがわかる本』が説話社より発売されました。

 

SPUR8月号で、下半期占いが出ました!1星座あたり1ページ、みっちり書いております。

 

 マイカレ夏号、タロット特集で「新・タロット」というコーナー、「悪魔」の新解釈を書いております。誰が悪魔や!

 

「女性自身」で12星座占いの連載が始まりました。

 

 

「sweet特別編集 占いBOOK2021下半期」 にて、とじ込み付録として花言葉おみくじを書きました。お花のチョイスからやらせていただいています。ぜひご覧ください😊

sweet特別編集 占いBOOK2021 下半期 (TJMOOK)

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  • 発売日: 2021/05/10
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Oggi2021年6月号、「風の時代の働き方」特集にてインタビューが掲載されています。

Oggi (オッジ) 2021年 6月号 [雑誌]

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  • 発売日: 2021/04/27
  • メディア: Kindle
 

 

 (近況です)

上記にリンクを貼ったマイカレンダー夏号、タロット特集にて〈悪魔〉のカードの新解釈を書かせていただきました。このコーナーでは22枚の大アルカナを22人の先生がそれぞれ1枚ずつ担当するのですが、その配役もタロットを引いて決められたとのこと。そして私に割り当てていただいたのが〈悪魔〉だったわけです。いったいなぜ……思慮深く落ち着きがあり、知性にあふれた品格ある普段の振る舞いからして〈隠者〉とか〈女教皇〉が来ても良かったのではないかと思、あっすみません冗談です!ぶたないで!顔はやめて!!

 

思えば私と悪魔の関わりは深く、初著書は『悪魔の誕生日事典』だったのです。その後数年にわたり、何冊か『悪魔の誕生日事典20○○』を出し、『悪魔の手相占い』が出た頃には口さがない友人たちから「悪魔のような女」と呼ばれるハメに。『小悪魔あかりのドS占い』というあんまりなタイトルの本が出たときは、親バレした挙げ句父親(70代・植木屋)から「お前は小悪魔なの?」と言われてひっくり返りそうな気分になるわ(注:父が小悪魔の意味をわからずに聞いている点に注目)、友人たちからは「小悪魔というより大悪魔では」とツッコミを入れられるわ、こらアカン状態でしかなかったですね。そういえばアリシーという媒体で「悪魔の誕生日占い」を毎月連載していた時期もあったな。もう完全に悪魔ですありがとうございます。改めて「タロットって当たるな」と思った出来事でしたw

 

【更新・掲載情報】「SPUR」2021年8月号にて、下半期運勢が掲載されています

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下半期運勢の季節になりました!

というわけで6月23日発売の「SPUR」2021年8月号にて、下半期運勢が掲載されています。1ページ1星座、1600文字くらいかなと思います。

特集トップは水晶玉子先生と石井ゆかりさんの対談です。占い師としてあこがれのおふたりの対談とのことでしみじみと拝見したのですが、相変わらずの不安に包まれつつの上半期を優しく振り返り、下半期を展望するきっかけをいただいた気がします……って「君も占っとるやないかい」という感じですけれども(笑)自分で占うのとはまた違った気持ちで読んでいます。

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本文のページはこんな感じです。

今回の占い特集のテーマは「レジリエンス」。回復力、という意味で、心理学をかじったことがある方にはおなじみのキーワードであろうと思います。

レジリエンスを考えるとき、私はこのコピーを思い出すのですよね。

 

壊れないヤツより、立ち直るヤツのほうが強い。

トヨタ自動車 ポスター 2014年

(『毎日読みたい365日の広告コピー』ライツ社)

 

たった一行なのに、泣けて泣けてどうしようもなかった。どっちが強いとか弱いとかいう問題ではないのでしょう。それでも、壊れてもいいと言わんばかりに全力でぶっ込んでいって、壊れて、立ち上がるのに随分な時間がかかってしまった過去の自分が、少し救われたような気分になったのでした。

もちろん、「私も回復できたから大丈夫」などと申し上げるつもりは一切ありません。私は幸運にもたまたまサバイバーであるだけで、この経験を「だからあなたも」と言いたくはないのです。それは、占い師としてやってはいけないことだと考えています。ただ、このレジリエンス占いは、回復したいようと思って思って、でもちょっと浮上してはまた泥のなかに頭から突っ込んでいって、といった日々が栄養となっていることは確かです。

ってそんな暗い内容ではありませんので、どうぞご安心を。どなたもよい2021年下半期にしていかれますよう、願っています。

 

 

 

2021年6月10日、ふたご座日食。逆行がオーバーラップする、不思議な時間のなかで。

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2021年6月10日、ふたご座で日食が起こります。星占いでは、日食は新月の特別バージョンととらえます。つまり、新月が持つ「はじまりのとき」という意味合いがさらに強まり、物事をゼロベースからリブートさせるような、リセットされるような、強力なはじまりを指します。影響する期間も、通常の新月よりも長めです。新月のときは新しいことを始める、お願いごとをするという方も多いと思いますが、そこに「今までのものをいったんゼロに返して、まっさらの自分から始める」という意味合いをこめると、日食をうまく活かして行けるのかなと思います。

今回日食が起こるのは、風の星座であるふたご座。知性とコミュニケーションを司ることから、好奇心が刺激され、「知識や情報をできるだけたくさん獲得したい」「面白くてたまらない」とうずうずするような欲求が高まるところです。SNSやLINEなどを使って、ガンガンにコミュニケーションがはずみます。

そこで日食が起こるので「まっさらな気持ちでコミュニケーションを」「マンネリを打ち破る知的好奇心」などと考えることができるのですが、今回の日食が水星とぴたりと重なるところで起こる、という点にも注目しておきたいところです。水星はふたご座の守護星。さらには現在は逆行という流れのなかにあり、コミュニケーションは停滞し、勘違いは増え、過去に目が向かう時期となっています。

さらには、みずがめ座土星と120度の位置にあります。土星は時間と関わりが深い星。「試練と制限の星」と呼ばれるとき、その制限のなかには「時間的制限」も組み込まれています。この土星も逆行中で、私たちは「時間的制限」のある世界で生きつつも、運命論のなかでは解き放たれているような、ふわふわとした時間を生きています。

 

今回の日食は、時間と不思議な関わりがありそうだ、と私は読み取ります。過去から現在、未来へと地続きな時間の流れのなかにあって、日食から1ヵ月くらいのあいだは「時空を超えるようにして過去と現在が交錯し、不思議なかたちで未来に活かされていく」ということが起こりやすいだろうと思うのです。イメージするならば、過去というものが「終わったこと」の制約を離れて漂い、触れればかたちを変えられる。そんな感じでしょうか。

理解できずに繰り返し自分に問い続けたことが、今になってスッとわかるようになった。ずっと受け入れられなかったことが、ここに来て気持ちの整理がついた。心理学で「リフレーミング」と呼ばれるようなことが、起きる人は多いのかもしれません。そして、もはやいらなくなった発想を手放して未来に進む。そのなかには、過ぎ去った過去の世の中で信じられていた「当たり前」を手放すすがすがしさも、含まれているはずです。よく言われる「過去はやり直すことはできないけれど、解釈を変えることはできる」というフレーズのように。

元気な方は、「今までのものをいったんゼロに返して、まっさらの自分から始めるのにいいタイミング」という感じで、気になるテーマや今起こっていることを見返すくらいで問題ないでしょう。

 

ただ、また暗いことを書いちゃって恐縮なのですが、この「過去はやり直すことはできないけれど、解釈を変えることはできる」というフレーズって、私が過去に人生のズンドコ じゃない、何を言ってるんだ俺は。ええと人生のどん底にあるときは、なんて残酷な言葉だろうって思っていました。正論です。言ってることはわかります。なんなら「ははあ」と納得だってしちゃう。過去はやり直すことはできない、ハイそうですね。でも、解釈なんて変えたくないんですよズンドコ時には。ずっと願っていた、吐くほど望んでいた、あの解釈がよかった。それ意外の解釈なんてしたくなかった。それをもっともらしく、変えることができるとか言ってほしくないって思っていました。こんなわからず屋、私だけかもしれませんが(笑)。

今の私が、「解釈は変えることができる」なんて言うのは、すごく傲慢なことのように感じます。時間はかかったけど、できたから言えること。サバイバーの言い分なんです。結局あの頃の解釈が叶わなくてよかった、と今では思います。それでも、ズンドコの頃「この解釈がよかった」と泣いてうずくまっていた自分が、今も胸から離れません。

解釈なんて、変えようと思って変えたら痛みが伴うだけです。なかには「おうおう、変えるぜ」と勢いよくトライしてみることそのものが、心の治癒を後押しすることもあるでしょう。ただ、多くの場合は「変えられるなんて信じられない、でもいつの間にか、受け入れられていた」という感覚であることが、多いんじゃないでしょうか。

もしも今ズンドコな人がいたら、急がなくて大丈夫です。頑張らなくていいです。しんどい思いをしたんです。ケガは1日で治りません。心も一緒ですから。まあ治ってもいいですけど、「ま、ゆっくりやろうか」的な感じで、自分に付き合ってやるといいのかなと思います。

 

どなたにとっても、よい日食にしていかれますように。

 

(注)「ブログに書いてあった内容を全部忘れる」とほうぼうから絶賛される近況は、一番下に移動しました

 

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Oggi2021年6月号、「風の時代の働き方」特集にてインタビューが掲載されています。

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(近況)

ジョイマンの「感無量〜冴羽獠〜」見て笑っていた前回のブログからさらに状況は切羽詰まったものとなり、なんだかもう毎日朝から夜中の3時まで原稿を書いています。というわけで今回、「満月・新月の前日までにブログをアップする」という、5年ほど自分に課していたルールをやぶってしまいました。今日は日食、いまは午前3時です。というわけで今日はあまり面白いことが書けません。夫がシナモロールを指差しながら「ほら、クリームプリンがいるよ」と言ったことくらいでしょうか。いろいろ混ざりすぎだろう。まあ私もキキララを見て「どっちがルルだっけ」と言ったのでいい勝負なんですが。

 

今はレギュラーで17本ほど連載のお仕事をいただいていて、これとは別にイレギュラーなものが毎月5本くらい入ります。この時期は下半期占いが入ってくるので、それで完全に手一杯になってしまいました。4年ほど前は「締切当日に書くと精神衛生上よくないから、前倒しで書こう」と思っているうちにどんどん早まって、向こう3ヵ月先くらいの原稿まで送りつけては編集部を恐怖に陥れ「お願いですから原稿を止めてください。もう送ってこないでください」と言わしめた私はどこへ行ったのか(ちなみにその連載は、現在では締切当日に送っている)。まあ当時は連載5本程度だったのですが、良いものを書くためにも夜は寝て、コンスタントに書いていかなければと思う日々です。ブログも暗いnoteももっと書きたい。ネタは書き溜めているのに書けない状況がひどく悔しい日々です。本も読みたいし勉強もしたい。トーベ・ヤンソンのクルーヴ・ハル島みたいなところで、ひと夏くらいずっと。

 

 

2021年5月26日、いて座月食。ひとつの旅を終え、次の旅へ向かう特別な満月。

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2021年5月26日、いて座で月食が起こります。月に地球の影が映ることで欠けて見える、特別な満月です。今回は皆既月食で、日本からも観測できるとのこと。このブログを書いている25日時点では、東京は晴れの予報です。このままお天気がもってくれたら見えるかな。あなたがお住まいのところでは、いかがでしょうか。梅雨入りしているところもありますし、急な天候の変化も多い季節ですが、見えたら楽しいですね。

 

さて、星占いの世界のお話にまいりましょう。月食は満月のスペシャル版、エネルギーの強い満月ととらえます。年に2回程度起こるもので、今年は11月にもう1回起こることになっています。ちなみに日食は、特別な新月。今年は6月、12月に起こることになっています。これらの「食」は、半年から1年といった長いサイクルのテーマを扱います。

 

ちょっと前のお話になるのですが、半年ほど前の2020年12月15日、同じく射手座で日食が起こりました。日食というのは新月スペシャルバージョン、とてもエネルギーの強い新月です。ここからだいたい2021年1月半ばくらいまでの間に「よし」と思ってスタートしたことってないでしょうか。そのことがヒントになるかもしれません。

射手座は、「今ここ」に縛られることなく、遠い理想を求めて旅をするような意味合いを持つ星座です。道なき道をガンガンに行き、地に新しい轍を刻みます。誰かが通った埃っぽい轍のあとをそのまま行くなんて、つまらないわけです。旅は現実のみならず、物理的にも時間的にも成約のない、自由自在な「脳内の旅」をも含んでいます。自由に、そして果てなき旅路をまっすぐに。そこには絶対、何かわくわくするものがあるはずだから――そんなふうに、途方もない楽観性をもってちょっと長い旅を始めるのがいて座の日食です。

ただ、人は人生のある瞬間で目指したものが、本当に自分の生き方や思いにそぐうものかどうかとうのは、意外とわかっていなかったりします。私なんて「この人しかいない」と思った男はだいたい%$&#蠡●!でしたからね、ってあれ文字化けしてますねなぜでしょう。まあ当時は(バキューン)(バキューン)と思ったり(バキューン)(バキューン)したろかコラーとか思ったりしたものですが、あれ今度は効果音で消えてますね。という私の猿芝居はどうでもいいのですが、東海道を進んでいるつもりが中山道だったりするようなことは往々にしてあります。昔のカーナビのごとく、普通に道路を走っているのに画面上では湖の上を爆走しているということだってよくあるのです。

旅をすることに夢中で、果たすべき責任を少し、放り出してもきたかもしれません。

そうした必死さも、ちょっとおかしなところも、自分の甘さも勇敢さも含めた半年間の物語が一旦、到達という終わりを迎えるのがこの月食です。自分の幸せとは重ならないものを軌道修正し、今までとは違う装備でまた長い旅を始めることになります。そこには「ここを進めば絶対正解」という道があるわけではありません。今回はうお座木星が絡む形で、広く広く模索していくという意味合いが、より強まっているようにも見受けられます。自分の心の奥深くまで分け入って、自分だけの星を見つけるような。

 

頑張りましたよね、私たち。

ここからまた、新しい旅をやっていきましょう。自分だけの星を探して。

 

「人は自分だけの星をつかむべきなんだ。たとえそれがどのような星であっても」

(『銀河英雄伝説』)

 

満月前後はお気持ちが揺れやすい方も多くなるのですが、今回は月食に加え、スーパームーンでもあります。緊張感が高まったり、感情が出やすくなったりとアンバランスな状態に陥る方も多くなりかもしれませんね。

ただ、私はこのことを、あなたを怖がらせるために書いているわけではありません。「知っている」ことが精神をアンコントローラブルな状態から救い出してくれると考えているので、書いています。たとえ感情が鋭敏になる瞬間でも、「わけのわからない感情でもう胸がいっぱい」なんて思えてしまうときついだけですが、「月食なんだ、ひとつの到達点であり新しい旅の始まりなんだ。だから不安になったって当然なんだ」と思ってみるとちょっぴり落ち着きやすくはないでしょうか。身近な人が「わあー」となっていても、ちょっと優しい目で見られたりもするのかなと思います。

そんなふうに自分にも他人にも優しく、この半年くらいのあなたの「旅」を、振り返ってみてはどうだろうかと思います。欠けていく月が、ふたたび光を取り戻すさまとともに。

 

どなたにとっても、よい月食となりますように。

 

(注)「ブログに書いてあった内容を全部忘れる」とほうぼうから絶賛される近況は、一番下に移動しました

 

(以下宣伝です)

新刊『タロットであの人の気持ちがわかる本』が説話社より発売されました。

この本はタロット×ビブリオマンシーの本で、正位置で「あの人の気持ち」を、逆位置で「アドバイス」を占うことができる、というちょっと変わった仕掛けがあります。お相手は片思いのお相手でも、パートナーでも、上司や友達でも、誰でも大丈夫。くるくる回して、ぜひ使い倒してください。占いを「使う」というのは、私がずっと重視しているテーマであり、こうしてかたちにできたことをとても嬉しく思います。ぜひ、ご活用ください。

 

「sweet特別編集 占いBOOK2021下半期」 にて、とじ込み付録として花言葉おみくじを書きました。お花のチョイスからやらせていただいています。ぜひご覧ください😊

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Oggi2021年6月号、「風の時代の働き方」特集にてインタビューが掲載されています。

Oggi (オッジ) 2021年 6月号 [雑誌]

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(近況)

いろいろ同時進行で執筆を進め、もうまるで笑う余裕のなかった5月でした。というわけで書くべきことがひとつもありません。笑い方すら忘れてしまった私……歌い方を忘れたカナリア……なんとかせねばといろいろと元気が出てモチベーションも上がる方法を模索した結果、ジョイマンが好きだったことをふと思い出しました。検索して彼らの動画を見ると、なんということでしょう。体の奥から沸き上がる半笑い……Youtubeありがとうオリゴ糖。というわけで最近のルーティン(修羅場モード)はこうなっています。


  • X JAPANを聴いて気合を入れる。俺はやるぜ俺はやるぜ
  • 昼〜夜
    執筆に疲れジョイマンを見る。感無量〜冴羽遼〜
  • 空が白みすずめ達がチュンチュン鳴き始める頃
    007のダニエル・クレイグを10分ほど見て寝る。銃撃戦と筋肉最高

 

……「我が1日に死角なし」と思って書いてみたのですが、こうやって並べてみるとその、意味不明のセンスというか完全に人格が破綻してる感じのチョイスですね。なんかもっとこう、マインドフルネスとかクリスタルキング、じゃないクリスタルボウルを鳴らすとか、神秘的なアクションをしていないと占い師として格好がつかないのでは俺。まあいいんですけどね。というわけで今日も朝方まで書いて、ダニエル・クレイグを見て寝ることにします。今日はスペクターの銃撃戦のとこ見よっと。

2021年5月12日、おうし座新月。私たちがこれから手にする、すべての「やっとできた」のために。

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2021年5月12日、おうし座で新月が起こります。継続して頑張りたいこと、粘り強くやっていきたいことを始めるには、またとなく良いタイミングであろうと思います。

同じおうし座には天王星が入り、「はじまり」の意味を持つ新月に、革新のイメージを与えてくれています。新しく始める何かが思いっきり刺激を与えてくれるものとなる人もいるでしょうし、ずっと続けてきたことにさらにブーストをかけるような、ここまでの流れを刷新するようなことが起こる人もいるでしょう。ゴールは同じながら、まったく別のやり方を試してみるのも良いかもしれません。

それは、これまで続けてきたことが無駄だったということではないはずです。みんながビーチやBBQの写真をSNSにアップしているのを見ながら(コロナ以前のあたりのこと、ですね!)閉じこもって「くそう」と思いながらも頑張ったり、「こんなことをやって何になるんだろう」と暗澹たる気分になりつつも専念したことは、絶対になくならないのです。今の自分につながらない、ただの「点」のように見えることだって、ある瞬間にめきめきと有機的につながり始めたりするのですから。

努力や粘り強さについて考えるとき、思い出す言葉があります。

 

「やっとできた」は、

「やればできる」を教えてくれる。

 

日本教育大学院大学 2013年ポスター

 

この「やっとできた」の背後には、数え切れないほどの努力の継続があったはずです。呪文のような数式と格闘した授業中、問題集をいっぱい解いた日曜日、繰り返し唱えて暗記した公式や言葉の数々。だからこそ「やればできる」という自信につながるのでしょう。このコピーは勉強についてですが、きっと人生についても同じことでしょう。何度も何度も失敗して、やっとうまくいったと思ったら足をすくわれて無様に転んでしまったりもして。もちろんうまくいく「できた」もあるけれど、そうしたものは大抵「できた」全体のほんのかけらにすぎず、できないことが山のようにそびえ立っていることに気づいてしまう。そんななかで私たちの心を支えてくれるものは、それでも続けてきたことが与えてくれる「やればできる」の自信なんじゃないでしょうか。

この新月の翌々日、「拡大と幸運」を司る木星うお座に移動します。世の中の空気感が少し変わるなか、「皆のために」と行動を起こす人も多くなるでしょう。優しさは継続と努力があると、強いのです。自分に対しても、他人に対しても。このおうし座新月が、そうしたマインドを応援してくれるだろうと思います。

 

どなたも、よい新月にしていかれますように。

 

 

(お知らせ)

「これのせいでブログの内容がまったく頭に残らない」とご好評(?)をいただいていた近況ですが、本気で読みたくない方もおられるようで申し訳なく恐縮しております。そこで今回から、下記の宣伝の後ろに移動したいと思います(書くんかい)。

そもそも近況は、ほわっと気持ちをほぐしていただきたいなと思って書き始めました。このブログでも何度も引用したアランの『幸福論』に「深刻ぶるのはやめてのんきにやろう」という一文があるのですが、そんなメッセージを誰も傷つけない内容で、ゆるく表現していきたいと思ったのでした。ぎゅっと縮こまった気持ちよりも、半笑いのほうが「まあここは一発なんとかやろう」という気がしてくるのでは、と思いまして。本気でまじめなやつは幻冬舎さんで書いている半期ごとの占いなので(編集者さんからギャグ禁止令が出ました…)そちらをご覧いただけますと幸いです。

www.gentosha.jp

 

(以下宣伝です)

新刊『タロットであの人の気持ちがわかる本』が説話社より発売されました。

この本はタロット×ビブリオマンシーの本で、正位置で「あの人の気持ち」を、逆位置で「アドバイス」を占うことができる、というちょっと変わった仕掛けがあります。お相手は片思いのお相手でも、パートナーでも、上司や友達でも、誰でも大丈夫。くるくる回して、ぜひ使い倒してください。占いを「使う」というのは、私がずっと重視しているテーマであり、こうしてかたちにできたことをとても嬉しく思います。ぜひ、ご活用ください。

 

「sweet特別編集 占いBOOK2021下半期」 にて、とじ込み付録として花言葉おみくじを書きました。お花のチョイスからやらせていただいています。ぜひご覧ください😊

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  • 発売日: 2021/05/10
  • メディア: 大型本
 

 

Oggi2021年6月号、「風の時代の働き方」特集にてインタビューが掲載されています。

Oggi (オッジ) 2021年 6月号 [雑誌]

Oggi (オッジ) 2021年 6月号 [雑誌]

  • 発売日: 2021/04/27
  • メディア: Kindle
 

 

 

(近況)

わざわざ下に持ってきたわりに、仕事ばかりの日々で大して書くこともなく…そういえば先日、父からの電話で知ったのですが、中高と通っていた英語塾のY先生が真木あかりをご存知で、よく話題に出してくださるとのこと。いやなんかうっすらバレてんなと思っていたらコレ、本気でバレとるやないかい。完全にまずい。昔ブログかどっかで「もう鬼も泣いてチビるくらい怖い」「怒りにより静岡市街が丸焼けになった」(注:なってません)とか散々ネタにした気がするぞ。あれY先生に読まれてたらどうしよう。ってここに書いちゃってるけど。いやもう本当に恐怖でですね、一度なんて富士山噴火かと思いましたからねもう。まあそんなに怒らせたのは我々生徒なわけですが、おかげさまで大学に受かりましたw(Y先生ありがとう)