占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2021年3月4日、火星移動。やる気のあり方が変わる。語ろう、学ぼう、軽やかに。

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2021年3月4日、火星がおうし座からふたご座に移動します。火星は今年1月7日、半年間のおひつじ座長期滞在を終え、おうし座に入りました。火星はおひつじ座の守護星です。半年くらい「俺はやるぜ俺はやるぜ」モードで来たところを

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1月7日におうし座入り。ここで「まったり行くべ」モードに転換しました。年明け早々からやる気のあり方が大きく変わった人も多かったことでしょう。急に減速したように感じられるなど、ままならない気持ちを抱えることもあったかもしれません。頑張っていらっしゃいましたね。

3月4日、ふたご座に居場所を移すことで、火星はふたたび勢いを取り戻します。また、やる気のあり方が変わってくるのです。ふたご座は知識と情報・コミュニケーション、それから移動などを操る星座です。一方、火星は「情熱と闘いの星」と呼ばれます。このふたご座に火星が巡ることで、話をすること、言葉を交わすこと、フットワーク軽く動くこと、好奇心に突き動かされるように学びにのめり込むこと……といった分野に前向きな動きが出てくるでしょう。

その一方で、たとえばゴリッゴリの反骨精神、理屈っぽさといったふたご座のもうひとつの側面が強く打ち出されるようなことも、十分に考えられます。変に同調したくない、従わない、合理的でないことは許せない。ケンカの火種になりやすいポイントです。ただ、そうしたオラついた部分を差し引いても、もりもりと表に出ていく、広く”外”に目を向けるなど、非常にエキサイティングな時期になるだろうと思うのです。

火星がふたご座から去るのは4月23日。コミュニケーションに力を入れたり、勉強したり、アツく話したり、そうしたことを誰もがきっと、熱心に楽しんでいけるのだろうと思います。なんだかとっても”春っぽい”感じがしませんか。軽やかでいたずらな、春の風のような。

 

どなたにとっても、素敵な日々でありますように。

 

(近況)

先日フォロワーさんに言われるまですっかり忘れていたのですが、我が仕事部屋(通称:魔窟)が今年の初め頃、坂口安吾度60%くらいになっていたのですね。それで正月に「1日1%片付ければ2ヵ月後には脱・坂口安吾」と吼えた気がするのですが、修羅場に次ぐ修羅場で3月を迎え、なんということでしょう。現在65%くらいです。しかし進歩がないわけではありません。先日、「本は本棚にしまうと便利」ということを発見しました。私の名誉のために申し上げておきますと、本棚は11本あるんです。しかしその収納量に対し150%くらいの本が…それで机の上に積み上げていたんですよね。本棚ってすごいわ。活用しようと思うよ、と夫に話したところ、ニコニコしながら「今度はあの壁を全部本棚にしようね」と言っていました。やべえ目が笑ってない。机の下に積んでる本のこと完全にバレてるな。

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(以下宣伝です)

2月22日、新刊『タロットであの人の気持ちがわかる本』が説話社より発売されました。タロット×ビブリオマンシーの本で、正位置で「あの人の気持ち」を、逆位置で「アドバイス」を占うことができる、というちょっと変わった仕掛けがあります。お相手は片思いのお相手でも、パートナーでも、上司や友達でも、誰でも大丈夫。くるくる回して、ぜひ使い倒してください。占いを「使う」というのは、私がずっと重視しているテーマであり、こうしてかたちにできたことをとても嬉しく思います。ぜひ、ご活用ください。

 上記の発売にあたって、プレゼントキャンペーンも実施中です。私の私物入り束見本が当たるという誰得な賞もあるのですが、ぜひふるってご応募ください。

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2021年2月27日、おとめ座満月。春分に向かう今、自分の人生を生きるための「調整」のとき。

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2021年2月27日、おとめ座で満月が起こります。春分前、最後の満月ですね。昨年3月20日春分に、太陽が12星座のトップバッター・おひつじ座に移動してからの1年。多くの方が多かれ少なかれ生活に大きな変化が生まれ、未知のものへの不安と同居する時期を過ごされたことでしょう。直近の未来への不安、親しい人々との接点が減る孤独、価値観の違いからくる葛藤、そして死にまつわる想像。ご自身だけでなくご家族がリスクが高い場合など、ご心労がいかほどだったかと思うと胸が詰まる気持ちです。

満月は”満ちる”タイミング、そして振り返りと調整のときです。第三波が落ち着き、ワクチン接種への希望が見えつつある今、こうして振り返るタイミングが合致する、というのは非常に感慨深いことのように思えます。しかもおとめ座なので「調整してちょうどよくしていく」「こわれていたら修理する」といった意味合いも出てくるのですよね。先程、満月は「”満ちる”タイミング、そして振り返りと調整のとき」と書きました。ダブルの意味で調整期。頑張りすぎたところも、いまひとつ頑張りきれなかったことも、ここで一定の目処と考えて、ちょうどいいバランスにしていきましょう。春分に向けて、それから春分以降の1年の方針も立ちやすいはずです。天王星といい感じの角度にありますから、思い込みにとらわれず方向転換をしてみるのもよさそうです。

 

この「調整」ですが、自分を批判したり、叱咤激励したりしなくてもいい、というところはお気持ちの隅に留めておいていただきたいな、と思います。調整というのは、自分にとっての「ちょうどいい」を見つけることです。たとえ「友がみな我よりえらく見える」と石川啄木がやってきても、そのえらさを目指したり、誰かになろうとする必要は一切ない。自分は自分にしかなれないですし。そして、これまでの自分を「ダメだった」と否定もしなくていい。たとえ今はダメなように思えても、その時々で頑張ってきたわけです。そして長い人生、あとで振り返ったらこの時期の経験が生きてひとかどの人物になっているかもしれない。ここで召喚すべきは宮沢賢治、「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでも それがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから」(

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫))なのです。それなのに今からダメとジャッジしていては、自分がかわいそうです。

まあ私も週に8回くらいは自分が黒くくさった虫のように思う日々なのですが(虫に失礼)、ほんとうの意味での「調整」って自分にしかできないのですよね。誰かがどうかしてちょうどいい具合にしてくれる、ということは絶対にない。長年つきあってきた自分です、まあいろいろありますけれど、春分という1年の区切りに向けてうまいことやっていきましょう。満月前後というのはお気持ちが揺れやすい方も多い時期ですから、どうぞご無理なさらず。そのへんも「調整」ですから、今日なりの1日を生きましょう。

 

ちなみに昨年12月から、木星移動、正月、立春春分と4ヵ月にわたり毎月「1年の区切り」と言ってまして、「スペシャルっぽく言ってるけど毎月じゃねーか!」と思われた方、いらっしゃったらすみません。これで誕生日を加えたら年に何回区切るつもりなんだという感じですよね。あだ名が「区切りマン」とかになったらどうしようと思うと心配です。

 

さて今回のタイミング、対岸のうお座には金星がきらめいています。恋やパートナーシップにおいて、このままではいけないなと思うことがあるのなら改善していきやすいでしょう。ただし、「きちんとしたい」「はっきりしたい」といった真剣さが、相手を追い詰める雰囲気にすりかわってしまいやすい時期ではあります。また、「自分がわがままを言わなければ、好きでいてくれる」等と、抑え込みすぎるクセがもしあるなら見直しを。そのへんに気をつけながら「してもらう」でも「してあげる」でもなく、自分も相手も尊重する。そんなお気持ちで向き合うと、いい満月にしていけるのではないかと思います。

 

どなたにとっても、良い満月となりますように。

 

(お知らせ)

タロットであの人の気持ちがわかる本 (マイカレンダーの本)、おかげさまでたくさんの方に手にとっていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。思えばインスタとツイッターでタロットの1枚引きを始めたのが2017年10月でした(忘れ去っていたので今調べた)。日々の更新とはまた別に書き起こしたのがこの本になりますが、私が書いた言葉たちが本というかたちになって、手にとっていただけているということがときどき「夢なんじゃないか」と思えてくるほどです。ご興味を持ってくださったすべての方に感謝いたします。

3月21日までキャンペーンも実施中です。束見本+私物というマニアックすぎるブツまで当たるらしいのですが、果たしてこれは大丈夫なのでしょうか。よく鍛えられた私のネガティブ脳が「このままでは抽選するまでもなく全員プレゼントになるのでは」と言っておりますが、もし忘れてたという方がいらっしゃったらご応募、ぜひよろしくお願いいたします。

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ちなみに私の母はSBS(静岡放送)の牧野克彦さんの大ファンで、最近はもう電話をかけてきても牧野さんがいかにイケボでトークが上手いのかという話しかしないのですが(まあ事実なんですけど・笑)「発売おめでとう。牧野さんが本のタイトルを読み上げてくれたので、私も買いました」というメールが来ました。理由そこなんだw まあいいんですけど、親心がありがたい今日この頃です。

 

 くだんの本はこちらです。神保町の書泉グランデさんでは、4Fにて直筆メッセージつきのものを取り扱っていただいています。気持ちを知りたい“あの人”がいるすべての方のお気持ちが、届きますようにと願って書きました。

 

 

『タロットであの人の気持ちがわかる本』ご購入者様キャンペーン実施中です

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タロットであの人の気持ちがわかる本 (マイカレンダーの本)、おかげさまで発売前重版となり、22日に発売に至りました。大型書店ではちょっぴり早く並び始めていたとのこと、伺っております。たくさんの方に手に取っていただき、本当にありがとうございます。

発売にあたりご購入者様キャンペーンが始まっております。説話社様のnoteに詳細がありますので、ぜひご覧ください。長いことお休みをいただいている(そして再開の見通しが全く立っていない…すみません)個人鑑定は、当初1枠でご想定いただいていたところ、お願いして3枠に増やしていただきました。キャンペーンという形ではありますが、通常7000円で承っているものと同じようになんでもご相談いただけるものです。

またこのキャンペーンのために作っていただいたポストカードのほか、唯一無二の束見本には私の私物をおつけしました(果たして喜んでいただけるのか…)

インスタまたはTwitterのフォロー&画像投稿で応募できるようです。余っちゃったら悲しいので、ぜひご応募ください……

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【ご報告】チャリティコンテンツ「2021年上半期 気になる日カレンダー」寄付いたしました

f:id:makiakari:20210205174647j:plainイラスト:吉田ユウスケさん

 

年末に公開したチャリティコンテンツ「2021年上半期 気になる日カレンダー」、たくさんの方にご購入いただきまして、本当にありがとうございました。(そのときのブログです)皆様からお預かりしたお金を無事、寄付させていただきましたのでご報告いたします。

おかげさまで236名様にご購入をいただき、2017年からnoteの記事へのサポート(投げ銭システム)いただいた分のお金もすべて合わせて¥181,888の売上となりました。ここからnote、WORDS各サービスのシステム使用料、¥33,945を引き、計¥147,943が寄付額となりました。個人的に¥2,057を加え、¥150,000ぴったりとして一般社団法人いのちの電話連盟に寄付させていただきました。

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以下、明細です。

 

●note

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noteからは1月末までに計222人の方にご購入いただき、売上は¥155,400でした。

また、10名の方から¥6,588のサポート(※)をいただきました。

今回、2017年5月から2020年11月までにいただいたサポートのお金、¥10,100も寄付することにいたしましたので、計¥172,088となりました。

手数料¥30,711を引いた¥141,377を寄付しました。

 

※サポートとは、noteの投げ銭システムです。お金を寄付していただけます。

 

 

●WORDS

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WORDSからは1月末までに計14人の方にご購入いただき、売上は¥9,800でした。

手数料¥3,234を引いた¥6,566を寄付しました。

 

2サービス合わせて¥147,943なのですが、私も¥2,057を出させていただき、¥150,000として寄付させていただきました。

 

 

購入してくださった皆様、サポートのお金をくださった皆様、このたびは本当にありがとうございました。「気になる日」は6月分まででございます、ぜひご活用いただけますと幸いです。

また本コンテンツのことをシェアしてくださった方にも、心より感謝申し上げます。ひとりでも多くの方に見ていただきたいと思っていましたので、お気持ち嬉しく感じておりました。公開している1月分をご覧いただいたたくさんの皆様、ありがとうございます。興味を示してくださって、ほんとうに嬉しかったです。

 

コンテンツそのものは引き続き販売しております。ありがたいことに 2月に入ってからも、購入してくださる方がいらっしゃいました。ありがとうございます。お預かりしたお金、それから今後サポートいただくお金はまた、いのちの電話に寄付いたします。そのときはまた、ご報告いたしますね。

 

最後になりますが、このコンテンツを作ろうとしたときに相談にのってくださったイラストレーター・吉田ユウスケさんと友人のフジイユウジさん、WORDSの利用を勧めてくださった石田さん、ありがとうございました。心強かったです。誰に対しても相談することが苦手で、ひとりで考え込んでしまいがちな私ですが、今回は思い切って相談させていただきました。信頼している人に肯定してもらうって、ほんとうに元気が出るのね。おかげさまでなんとか、書ききることができました。感謝しています。

 

 

 

(余談)

また暗いことを書いてしまうのですけれど、私は「ひとりじゃない」、あるいはそれに類似した言葉を言われるのが好きではありませんでした。そう、わかってはいるんです。友達はいますし、両親は健在です。SNSをひらけばつながっている人はたくさんいる。ひとりじゃない。それでも、誰にも言えずに悩みを抱えたとき、人は途方もなく「ひとり」なんですよね。誰にも話せない、誰にも頼れない。誰も「大丈夫?」なんて声をかけてくれたり、夜中に「やっほー」なんて会いに来てくれたり、朝まで一緒にいてくれたりはしない。漫画や映画では、あんなにいいタイミングで“誰か”が来てくれるのに。でも、SOSも出していないから誰も来ない、助けてくれないのは当然で。わかんないですもんね。それでも「ひとりじゃない」といった言葉を見るたびに、「そんなのわかってるけど、ひとりなんだよ」と叫び出したいような気持ちになりました。

でも、応援するほうはそうやって呼びかけるしかないんですよね。あの頃は辛く感じてしまったけれど、今となっては「ひとりじゃない」のメッセージには「誰かひとりでも、周りを頼ってみて。きっと力になってくれる人がいるから」とか「誰かに話してみるだけでも、気持ちがラクになることはあるよ」というねらいがあったのだろう、と思います。そうしたことが「ひとりじゃない」という言葉に集約されていることも、暗いほうへ暗いほうへと歩いていくようなあの日々のなかでは、気づくことができませんでした。客観視できなくなってしまうんです。相談することで、暗いほうへ向かう足を止めることができます。そして、自分を見つめることもできるのでしょう。

 

領収書と一緒に、いのちの電話の会報誌(?)が入っていました。コロナ禍において心に黄信号、赤信号が灯る方が増えるなか、「こういう時こそ実効性のある活動をしよう」と、フリーダイヤルを始めるなど活動の強化・充実をはかっているとのことでした。当初は2020年8月までの予定が、2021年3月まで継続することになったそうです。小さくとも、寄付を続けていきたいと思います。ふっ、と暗いほうへと向かってしまうことは、誰にでも起こりうることです。私にも、あなたにも。それは明日かもしれない。遠いいつかかもしれない。そのときに、足を止めてくれる先があるように。

 

私らの立っている地面というのはね、しっかりしているように見えて、ちょっと何かがあったら、すとーんと下まで抜けてしまうもんやねん。それでいったん抜けてしまったら、もうおしまい、二度と元には戻れん。

村上春樹 アフターダーク (講談社文庫)

 

 

 

新刊『タロットであの人の気持ちがわかる本』に関するご質問にお答えします

『タロットであの人の気持ちがわかる本』、2021年2月22日の発売日を前にしてさまざまなご質問をいただいております。Twitter等では個々にリプライさせていただきましたが、文字数制限もありますのでこちらにて、詳しくお答えいたしますね。

 

Q.相手は恋人以外でも占えますか?

A.はい、占えます。

パートナーや片思いのお相手、仕事仲間にお友達、上司など、“あの人”との関係性や性別を問わず占うことができます。生年月日等、パーソナルデータがわかっていなくても大丈夫です。

 

Q.タロットカードはついてきますか?

A.付属していません。

カードという形で付属しているわけではありませんが、この本そのものがタロット占いの「道具」です。タロットカードをお持ちでない方も、この本を手にとればすぐにタロット占いができます。出先など、カードが広げにくい場所でもパッと占える、といったメリットもあるかなと思います。

 

Q.どのくらい先までの気持ちを占えますか?

A.3ヵ月先くらいを目安にしてください。

たとえば「こんなふうに行動したら、あの人はどう思う?」などと占ったときは、行動をしたあとの気持ちになります。ただ、未来は質問者の行動や“あの人”の選択によって変わります。あまり先々のことと想定すると、不確定要素が多くなってしまうので長くても3ヵ月後くらいを目処にして、そこから先のことはまた改めて占っていただくとよろしいかと思います。

前述の質問でいうなら「来週会ったとき、こんなふうに行動したらあの人はどう思う?」などと細かな問いを立てて占うと、ピンとくる答えが得やすいと思います。

 

Q.過去の気持ちも占えますか?

A.占えます。

今この瞬間、あるいはこれからの気持ちという想定で書いていますが、「あのとき、××といったあの人の真意は?」といった問いを立てることも可能です。過去形で結果の文を読んでくださいね。

 

Q.使い方がちょっとわかりません。

A.下記のイラストをご参照ください。

『タロットであの人の気持ちがわかる本』は占いの「道具」です。正位置で“あの人”の気持ちを、逆位置であなたが“あの人”との関係性を良くするためのアドバイスを占うことができます。ワンセットにせず、気持ちだけでも、アドバイスだけでも占うことができます。

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Q.ビブリオマンシーとはなんですか?

A.書物占いです。

頭のなかに質問を思い浮かべて、本をパッと開く。するとそこに求めている答えがある……という占いです。ヨーロッパでは伝統的に聖書が用いられることが多いそうですが、信頼に足ると思える本であればなんでも……小説でも辞書でも、それこそ『美味しんぼ』でも『北斗の拳』でも構いませんが、ちょっと絵に占いが引っ張られそうな気もしますね笑。(私はアウレリウスの『自省録』を使うことが多いです)。文字がたくさんある本の場合は開いたとき、目を閉じて指差した一節など、ある程度場所を限定したほうがやりやすそうです。

『タロットであの人の気持ちがわかる本』は、気持ちを占う専用の本とお考えください。

 

Q.ピンと来ないと思ったら、占い直しはできますか?

A.同じ質問は、時間を置いて質問してください。

ピンとこない理由の要素はいくつかあると思います。たとえば「相手の気持ちはこうに違いない!!」という信念がある場合。その場合は、出た答えもお相手の気持ちの一面として、考える材料にしていただけたらと思います。人の気持ちは単純かつ一定ではなく複雑なものですから、他人には見せないようにしている一面が、占いで導き出されている可能性があります。

「なんかズレた回答だな」と思ったときは、問いの立て方を変えて占い直すということは可能です。たとえば「○○さんの気持ちは?」といった質問でピンと来なかったとして、「先週、私が××と言ったときの○○さんの気持ちは?」という問いを立てると、結果を参考にしやすくなるだろうと思います。

問いの立て方はとても大切ですので、いろいろな問いかけ方を試して心にしっくり来るものを探していただくと、この本がより使いやすくなるかと思います。

 

Q.自分の気持ちは占えますか?

A.占えます。

「あの人」をご自分に見立てて占っていただければ大丈夫です。自分のことは自分が一番わかっているようで、実はそうではないということはよくあります。自分の本音と向き合う、自分のなかの可能性を探るひとつのきっかけにしていただけたらと思います。

テキストは「あの人は〜」と書いているので、脳内で置き換えながらお読みください。なんか心に入ってこないな!という場合は、「あなた自身が占い師として、自分にいる自分を占う」というシチュエーションで想像してみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

現状(2月26日時点)でのご回答です。もし何かございましたら、Twitter等でお声がけください。

 

 

2021年2月12日、みずがめ座新月。過去を振り返りながら、のしのしと風の時代をゆこう。

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2021年2月12日、みずがめ座新月が起こります。みずがめ座といえば昨年末、グレート・コンジャクションが起こり、風の時代が勢いよく幕を開けた星座。そして現在、太陽・月・水星・金星・木星土星と6つの惑星が集結し、非常に「強い」状態になっています。新月とは、はじまりのタイミング。風の時代の様相がくっきりと濃くなっていく、土の時代――権威と所有が重視された200年――の、負の部分が払拭され始める、そんな印象的なタイミングとなるのでしょう。

ココロニプロロさんのコラムでも

風の時代は、知性とコミュニケーション、個性が重視される時代です。そのなかでも、自由や平等といった、水瓶座ならではの特性が強く打ち出されるでしょう。物質や所有、権力が重視された土の時代へのアンチテーゼとして、権力や差別に打ち勝とうとする力、不合理なルールに抗おうとする流れがここから起こっていくのかもしれません。個々がそれぞれに社会を良くしようと、行動を起こすことも目立ってくるはず。
(全文はこちらからご覧ください)

と書いたのですが、某氏の女性蔑視発言とリンクするような部分もありますね。(さらにいえば、誤解が誤解を呼ぶ水星逆行中でもあります…)

 

たくさんの星が集まっています。恋においても、仕事においても、これからの人生のあり方についても、互いの「個」を尊重し合いながら人と関わっていくという発想が必須の世の中になっていく、そんな空気を感じる人は少なくないでしょう。きっと、誰もがそうあるべきとわかっているんです。これから、周囲の誰かの一言によって心が救われたり、自分は自分としていてよかったんだという自己肯定感を得たりする人は、きっと多くなるだろうと思います。

ただ、人の価値観は驚くほどに、ひとりひとり異なります。誰かが「当たり前」と思ってやっていることが、誰かにとっては全然「当たり前」じゃなかったりする。ガンダムの「親父にもぶたれたことないのに!」が共通言語だと思ったら大間違いだし、美味しんぼごっこのつもりで「女将を呼べッ!!」と言ったらスベったりするわけです。しまった例えが微妙だ。まあそれはどうでもいいんですが、そうした違いのせいで傷つけたり、傷ついたりすることも当然あるのでしょう。ただ、「そんなのわかってるよね」という同調圧力の時代はもう、終わりました。「自分はこうしてきたから」と個を押し通すのも、これからは通用しません。意見を述べ、最適解を常に考え、互いを尊重することを求め続けていく。そうした姿勢を大切にしていきたいところです。

 

ただ、現在は水星逆行中です。変えていきたいこと、変わりたいことが頭に浮かんでも、もっちゃりとして「スタート!!」感は薄めなのではないかと思います。むしろ過去のことばかり振り返ってしまったり、まるで自覚がなかった思考の偏りに気付かされたりと、モヤモヤも多いのかも。でも、私たちは過去に学び、今とこれからを考えます。過去を振り返らずに夢見る未来は、現実味のない薄っぺらなものになってしまうこともあるでしょう。だからこの、強い新月のタイミングで水星が逆行しているのも、なんとも絶妙な天の采配、などと感じたりします。過去を振り返るのは、きっといいこと。そこに固執するのではなく、活かそうと思うならば――そんなふうに思う新月です。

 

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

(さして教訓のない近況)

わがままボディをなんとかしようと思って夜な夜なジョギング、もとい発作的に近所を走り回る行為をしています。緊急事態宣言を受けて飲食店が閉まっているからでしょうか、路上飲みを楽しむ皆さんがちらほらおられます。昨日など川べりの緑道で「まあこんもりとした植え込み」と思っていたら飲酒中のカップルで、思わず「ギャッ」と声が出てしまいました。すまん驚いたのはむしろ君たちだったよね……。そういえば昔、墓場の横に住んでいる恋人と付き合っていた頃、真夜中に彼の家に向かっていたら路地から黒い影が飛び出してきたんです。夜中の墓場、見えてはいけないものが見えてしまった。思わず「ギャッ」と叫んだところ、目の前でおじさんが固まっていました。うん、黒い影だと思ったのはおじさんが連れてたドーベルマンだったよね。渋谷で、おかっぱの子どもの生首を路上にこすりつけている老婆を見て腰を抜かしそうになったこともあります。よく見たらおばあちゃんが黒くて毛の長い犬を撫でてただけだったんですけど。うん眼鏡するわ。

 

(以下宣伝です)

2月22日、新刊『タロットであの人の気持ちがわかる本』が説話社より発売されます。タロット×ビブリオマンシーの本で、正位置で「あの人の気持ち」を、逆位置で「アドバイス」を占うことができる、というちょっと変わった仕掛けがあります。お相手は片思いのお相手でも、パートナーでも、上司や友達でも、誰でも大丈夫。くるくる回して、ぜひ使い倒してください。占いを「使う」というのは、私がずっと重視しているテーマであり、こうしてかたちにできたことをとても嬉しく思います。Amazonで詳しい使い方や占える内容などを解説していますので、ぜひご覧いただけますと幸いです(ご予約もできます)。

 

 

 

 

【出演情報】2/2、SBSラジオ「IPPO」に出演します

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2/2、SBSラジオ「IPPO」に出演します。8:25〜10分程度です。

IPPOは年末、グレート・コンジャンクションのタイミングにお邪魔したのですが、またこうしてお声がけをいただくことができました。今回は立春の前日ということで、お役に立てるような内容をお話ししたいと思います。

静岡のみなさん、そしてお時間の合う方、ぜひとも私の緊張ガチガチトーク(いいのか)を聴いていただけますと幸いです。radikoでも聴けるようです😊

 

www.at-s.com